『霊気走破』の注目カードを語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
いよいよ2月7日(金)からプレリリース期間が始まり、WPN店舗では新セット『霊気走破』関連製品が買えるようになります!※正式な発売日は2月14日(金)
また、晴れる屋では本日からシングルカードの予約販売受付が始まってます。気になるカードがあれば、ぜひ、チェックしてみてくださいね!
「レース」がテーマとなる今セットは、「機体」「乗騎」など様々な乗り物がフィーチャーされ、新たなメカニズムとして「エンジン始動!」「速度(最高速度)」「消尽」が加わりました。
『霊気走破』のスピードに振り落とされないよう、晴れる屋メディアチームもフルスロットルで新カードを追いかけていきます!
メディアが選ぶシリーズ『霊気走破』編、はりきってどうぞ!
登場人物紹介
いってつ:ライター。好きなレース映画は「カーズ」。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。統率者戦フォーマット委員会も務める。
紳さん:長野県出身のライター。19歳のときにTOKIOの長瀬智也に憧れ、スズキのストリートマジックに乗っていた。ただし、普通自動車免許で運転できる50cc版だったので、信州の急な坂道を登るには厳しいものがあった。
やまお:編集担当。よく遊ぶフォーマットはキューブドラフトで《領事の旗艦、スカイソブリン》があると必ずピックしてしまう。好きなレースゲームは「マリオカート ダブルダッシュ!!」。
山口:デザインチーム所属。団結、精密、完璧。
いってつのオススメ
《霊気灯》
アーティファクトでもあるプレインズウォーカー!?
伝説のアーティファクト・プレインズウォーカー ― 装備品
霊気灯がクリーチャーについているかぎり、これを攻撃することはできず、これは「あなたのターンの間、装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい個数の忠誠カウンターを霊気灯の上に置く。」を持つ。
+1:あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。霊気灯をそれにつける。そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。
-5:カード2枚を引く。
-10:好きな色1色のマナ10点を加える。
いってつ:うおおおおお《Mishra’s Workshop》やパワーストーンのマナで唱えられる!《クラーク族の鉄工所》のループコンボで能力使い放題!?コジレックにつけて殴ったら毎ターン10マナ出たり2ドロー!?
いってつ:……とコジレック野郎的には考えてしまいますが、ほかの統率者ではどうでしょうか。
いってつ:これ自身は「装備」起動型能力を持っていませんが、[+1]能力でサイズアップしながら装備できます。クリーチャーに貼り付いている間はアタックされなくなるので、装備クリーチャーを守り続けることができれば、おのずとプレインズウォーカーも守られるわけです。
いってつ:ただ、一般的なプレインズウォーカーと異なり「アーティファクト」のカードタイプを持っているので《削剥》や《耐え抜くもの、母聖樹》などで直接破壊されやすくなっていることに注意しましょう。
いってつ:また、「装備」起動型能力を持たずとも、ほかのカードの能力で装備することは可能です。装備クリーチャーが戦闘ダメージを与えるとその点数分の忠誠度カウンターが乗るので、出したターンに即[-5]や[-10]の忠誠度能力を使うことだって不可能ではありません。
いってつ:戦闘ダメージを与えるたび……のテキストは追加戦闘や二段攻撃と非常に相性がいいですね!
いってつ:《霊気灯》をパワー10以上のクリーチャーに装備できれば、《追い討ち》ですぐに追加戦闘を得ることも可能です。
いってつ:また、パワー5以上のクリーチャーにつけられれば毎ターン2枚引ける……というだけでも手札が枯渇しがちな装備品デッキにとっては悪くありません。さらに大きなダメージを与え続けることができれば、ため込んだ手札を[-10]忠誠度能力で一気に吐き出すことも可能!
- 2025/01/16
- 統率者戦 の 装備品 【カードアーカイブ】
- いってつ
いってつ:また、プレインズウォーカーなのでもちろん「誓い破り」で統率領域に置くことだって可能!!
いってつ:うおおおおおお《Mishra’s Workshop》最強!!!!!!!!(《Mishra’s Workshop》のマナでトレードマーク呪文が唱えられなくてイライラしそう)
- 2023/04/09
- 誓い破り/オースブレイカーがやってきた!いけっコメット🐶
- いってつ
いってつ:総括すると、「装備品デッキ」「ハードパンチャー統率者」で上振れを狙える楽しいカードなのではないでしょうか。プレインズウォーカーというより、ちょっともろい装備品だと考えて使うのがいいでしょう。
いってつ:装備したクリーチャーになんらかの破壊耐性がないと除去+アタックでクリーチャーとプレインズウォーカーを同時に失いかねないぞ!《速足のブーツ》や《ルーンの母》などで装備クリーチャーを守るのもお忘れなく!
紳さんのオススメ
《地区のマスコット》
紳さん:この犬は強すぎる!!
クリーチャー ― 犬・乗騎
このクリーチャーは+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
,このクリーチャーの上から+1/+1カウンター2個を取り除く:アーティファクトを1つを対象とする。それを破壊する。
このクリーチャーが騎乗された状態で攻撃するたび、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。
騎乗1
紳さん:「騎乗」する必要はあれど、攻撃するたびに+1/+1カウンターが乗るのは強力で、1ターン目に出ることを考えればかなり驚異的な成長をすることが予想されます。猛犬です。
紳さん:現スタンダードで使われているカードのなかでは、《悪意ある呪詛術士》とは相性が抜群です。《地区のマスコット》は素のスタッツが0/0のため、なんと呪われし者・役割・トークンがつくことで逆にスタッツが大きくなるんですね!
紳さん:ブン回ると、2ターン目にして犬+ 《悪意ある呪詛術士》+《悪意ある呪詛術士》を並べることも可能です。騎乗して3/3で攻撃しながら、さらに3/2が2体いる盤面は赤単より速いのでは?
紳さん:これから使われそうなカードに注目すると、《群れと話す者、ミリアム》とは最強タッグを結成します。騎乗せずに攻撃しても+1/+1カウンターが乗り、騎乗すれば+1/+1カウンターが2個乗る計算に!ミリアム株は爆上がりでは!?
紳さん:そのほか、「生存」を持つクリーチャーや《アティインの英雄、ワイリー・デューク》と組み合わせても強力ですよね!1マナの乗り物ってだけでも偉い!
紳さん:また、せっかく成長させた犬を弱体化させることにはなりますが、支払って+1/+1カウンターを2個取り除くとアーティファクトを破壊できるのは恐ろしいです。今後のアーティファクトデッキは、この1マナの犬に壊滅させられるかもしれませんよ?
紳さん:+1/+1カウンターにフィーチャーしたデッキに入れても面白そうです。スタンダードには《オゾリス》……はないけど《打ち砕かれた尖塔、オゾリス》があります!
紳さん:最近のトレンドである《脚当ての補充兵》や《収集家の檻》とは強力なシナジーを形成しますし、《蛇皮のヴェール》で除去を弾きながら+1/+1カウンターを乗せるのも地味ツヨムーブですね!
紳さん:また、「昂揚」デッキのサイドボードに忍ばせれば、犬と《雑食性ハエトリグサ》のコンビでアーティファクトデッキを爆散せしめることも可能です。
紳さん:『霊気走破』の登場によって《再利用隔室》を軸としたデッキや、新機械巨人・機体デッキ・親和(アーティファクト)が活躍する環境になるかもしれません。
紳さん:わずか1マナで超強力なアタッカーになる可能性を秘め、アーティファクトを破壊しまくる《地区のマスコット》。ただのマスコットには収まらないポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。
《沼地の晩餐会》
紳さん:『クリーチャーは除去する』。『墓地は肥やす』。「両方」やらなくっちゃあならないってのが「墓地利用デッキ」のつらいところだな。
紳さん:だが、《沼地の晩餐会》さえあれば、両方やるというのは、そうムズかしい事じゃあないな。
ソーサリー
クリーチャーやプレインズウォーカーや機体である1体を対象とする。カード2枚を切削し、その後、それのマナ総量があなたの墓地にあるカードの枚数以下なら、それを破壊する。
紳さん:墓地にカードがまったくなければ除去として機能しないケースもありますが、「昂揚」デッキや「リアニメイト」デッキならば問題ないでしょう。除去と墓地肥やしを1枚でテンポよくこなせるとか、最強では?
紳さん:また、最近のスタンダードでは《全知》を《アブエロの覚醒》で釣り上げるデッキが話題となりましたが、新カードの《機体整備》によって《ファイレクシアへの門》も簡単にリアニメイトできるようになりそうです。《復元》がちょっと強くなったようなデザインですね。
紳さん:これまでのリアニメイト系デッキは、墓地を肥やすカードと除去カードを別々に用意する必要がありましたが、今後は《沼地の晩餐会》を4枚採用することでかなりスロットに余裕が生まれるのではないでしょうか。ソーサリーであることは玉に瑕かもしれませんが。
紳さん:《第三の道の創設》のI章能力で唱えられる点もポイント高いですね。この使い方をすればソーサリーということも気になりませんし、2ターン目に除去をしながら3ターン目に合計7枚ものカードを墓地に落とせる計算となります。《忌まわしき眼魔》も問題なくプレイできそう!最強!
やまおのオススメ
《歴戦の獣騎兵》
クリーチャー ― 人間・騎士
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーをアンタップする。
:ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
やまお:アンコモンだからと適当にカードテキストを読んでいましたが、よく見ると結構強くないですか?
やまお:注目なのが、終了ステップに自分のクリーチャーをすべてアンタップできる点。これにより、実質こちらのクリーチャーが警戒のようになります。
やまお:同じくクリーチャーをアンタップできるカードに《絢爛たる劇場/小道具部屋》がありますが、このカード自体がクリーチャーでないため置いたターンが弱く、「召集」とも噛み合いがよくありませんでした。
やまお:《歴戦の獣騎兵》であれば盤面に展開しつつ、全体強化などクリーチャー関連の恩恵を受けられます。もちろん除去に当たってしまう弱点はありますが、攻撃的なデッキにおいてはクリーチャーである点のほうが嬉しいでしょう。
やまお:『霊気走破』では「機体」や「乗騎」を持つカードが多く収録されており、それらとの相性も抜群です。
やまお:これらは、「搭乗」や「騎乗」でクリーチャーをタップしてしまうので盤面が空いてしまう弱点がありましたが、アンタップすることで攻防一体を実現!《歴戦の獣騎兵》自身で搭乗や騎乗コストをまかなえるのもいいですね。
やまお:既存のカードでは《ラノワールのエルフ》などのマナクリーチャーとも相性が良く、終了ステップにアンタップすることで《乗り手を守れ》や《王のもてなし》などのスペルを構えてターンを渡せます。ほかにも、《内なる空の管理人》であれば気兼ねなく能力を起動できますし、《猛打者、タイヴァー》は破壊不能からの破壊不能でガチガチに。
やまお:起動型能力も全体+1/+1修正とクリーチャーデッキにとって嬉しい能力。緑白はトークンによる横並べも得意なので、ゲームを決定づける能力になるでしょう。《ラノワールのエルフ》と《跳び込め》が絡めば、3ターン目に《放浪する救い手》を出すことが可能!ついに日の目を浴びれるか!?
やまお:地味に「麻痺カウンター」を早く取り除けるのもいいですね。「督励」もし放題だぞ!!
やまお:と、このように組み合わせは無限大。パイオニアやモダン、統率者などでも活躍できると信じてます!
山口のオススメ
山口:こんにちは、こんばんは、5回目の登場となります山口です。今回は2枚のカードをご紹介したいと思います。
《憑りつかれた地獄車両》《推進力強化帆船》
山口:機体といえば「搭乗」するもの。そんな考えはもう周回遅れ。
山口:『霊気走破』で登場する機体の何台かは、「あなたが攻撃するたび」に誘発する能力を持っています。自身が攻撃に参加する必要がないところがポイントです。
山口: そのなかでも《憑りつかれた地獄車両》と《推進力強化帆船》は3マナという比較的軽いコストながら、かなり有用な効果を発揮するんです。
山口:《憑りつかれた地獄車両》は自分のクリーチャー1体に+1/+0と「接死」を与え、さらにアンタップまでさせちゃう優れもの。
山口:スタッツが小さいクリーチャーでも接死のおかげでブロックされにくく、《永劫の好奇心》がいればドローを許すかクリーチャーを差し出すかの最悪のニ択を迫ることもできます
山口:《推進力強化帆船》はルーティングを行うことができます。「攻撃するだけで手札の質を良くする」能力がどれだけ強いかというのは、《策謀の予見者、ラフィーン》が証明してくれました。
山口:また、おなじく『霊気走破』で新登場となった《略奪するアオザメ》と《たかり空エイ》は最高の相棒でしょう。
山口:《憑りつかれた地獄車両》と《推進力強化帆船》は両方とも、「搭乗1」とコストが軽く、《噴水港》や《ミレックス》から出るトークンでも搭乗することができます
山口:置物としても強力ですが、ゲーム終盤の打点が足りないときにはアタッカーとして最後の一押しをしてくれるかもしれませんね。
『霊気走破』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『霊気走破』、いかがでしたでしょうか。
今回の『霊気走破』はレースがテーマになっているだけあって、「速度」が徐々に上がって能力が向上するカードのデザインが素晴らしいと思いました。ゲームが進むにつれて高揚できる、ワクワクするセットですね!
初登場のカードが各フォーマットのメタゲームにどのような変化を与えるかも、気になるところです。新環境のマジックも楽しみましょう!それでは、また。