新環境の王者は「ジャンドサクリファイス」か!?-Just Nowスタンダード!vol.99-

晴れる屋メディアチーム

はじめに

9月12日と13日に、晴れる屋で『チャンピオンズカッププレミアム予選 シーズン5 ラウンド2』が始まりました!

2027年に日本でプロツアー開催されることもあってか、TC東京の参加者は168名と大盛況!

日本のプロツアーに関する公式記事も出ており、スタンダードの盛り上がりを感じますね!

そんな、気になるこの2大会を見ていくことにします!

先週までのメタゲーム

生体工学の専門家力を一つにベラドンナ・トゥック

先週は、様々なデッキが入賞しており、勝ち組の存在しない環境だとお伝えしました。

読めないメタゲームの中で、一体どのようなデッキが勝ち上がったのでしょうか。

お待たせしました、大会結果を見ていきましょう!

大会結果

生体工学の専門家サックビル=バギンズ一家妄執の追跡行

「ジャンドサクリファイス」がトップ3を独占!!

ですが『プレミアム予選』はもう1大会あります!そちらの結果も見てみましょう!

『チャンピオンズカッププレミアム予選 シーズン5 ラウンド2 in川崎店』

開催日:2026年9月14日

トップ4(権利獲得・掲載順不同)

ジャンドサクリファイス

ジャンドサクリファイス

緑単上陸

ティムールコーナ

トップ8(掲載順不同)

イゼットスペレメンタル

イゼットスペレメンタル

緑単上陸

ディミーアミッドレンジ

トップ8デッキリスト

生体工学の専門家サッズのヒナチョコボ救助のけだもの、コーナ

こちらでも「ジャンドサクリファイス」が権利獲得2名と最多!!

『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』が発売されて約1か月が経ち、ついに新デッキが環境トップに躍り出ました!

サッズのヒナチョコボ悪夢滅ぼし、魁渡刻み群れ

そのほかの入賞は「緑単上陸」「ディミーアミッドレンジ」「イゼットスペレメンタル」の3つが複数入賞しているものの、やはり様々なアーキタイプが勝ち上がっている印象があります。

とはいえ、今週注目すべきデッキはやはり「ジャンドサクリファイス」以外にあり得ません!

生体工学の専門家サックビル=バギンズ一家陽気な哀歌

Magic Onlineの『Standard Challenge』でも、名前を見る機会が増えてきました。

先週は軽い紹介のみでしたが、今週は「ジャンドサクリファイス」特集としゃれこみましょう!

注目デッキ

ジャンドサクリファイス

デッキリスト

▲『チャンピオンズカッププレミアム予選 シーズン5 ラウンド2 inTC 東京』優勝

デッキリストページ

なお、まだリストが固定化されていないため、本記事では特定の1つのリストではなく採用されうるカード全般について触れていきます。

役割ごとのカード紹介

強欲な掠め盗り無慈悲な監査官妄執の追跡行生けるスライム、ミュータンジェンマン

生け贄に捧げるための、パーマネント数を稼ぐカードです。

手掛かりのドローでコンボパーツを集めたり、ミュータンジェンで強化して攻撃できたりと、コンボ以外でも十分に活用できます

特に《強欲な掠め盗り》がもたらす宝物は、準備のためのマナとして使用できるのが強力なため、どのデッキにも4枚採用されていました。

サックビル=バギンズ一家生体工学の専門家スーパーシュレッダー

これらのカードの能力を、用意したトークンを生け贄に捧げて誘発させ、相手のライフを一気に減らします。

《サックビル=バギンズ一家》はライフを減らす能力こそ《生体工学の専門家》より一歩劣りますが、戦場に出たときの能力が有用です。《強欲な掠め盗り》を2ターン目に生け贄に捧げたときは、都合2つの宝物・トークンを生成できるため、圧倒的な速度を出してくれます。

それら2枚と比べると《スーパーシュレッダー》は攻撃を必要とするためやや優先度は落ちますが、ミッドレンジプランで頼れるカードです。

影の帯の盲信者生けるスライム、ミュータンジェンマン腐敗口のバイパー

マナを支払わずに一気に生け贄に捧げる手段もあれば完璧です!

《影の帯の盲信者》はインスタントタイミングで生け贄に捧げることができ、対処が困難なフィニッシュカードです。

《生けるスライム、ミュータンジェンマン》はマナ軽減能力で、各種トークンの生け贄起動を容易にします。確実性は劣りますが、パーマネント数を大量に稼ぐ役割を兼ねてくれる便利なカードです。

最後に《腐敗口のバイパー》奇襲性に秀でる生け贄手段です。追加コストとして生け贄に捧げるため、唱えたときには生け贄に捧げ終わっており、見えないところからコンボが決まります。ミッドレンジカードとしても優秀です。

陽気な哀歌ウロボロイド

《陽気な哀歌》は、必要なパーツをライブラリーから墓地に置きつつ墓地から戦場に出すことで、ワイルドカードとしての役割を持ちます。

コンボが妨害が厳しいときには《ウロボロイド》などのミッドレンジクリーチャーを出すサブプランにすることも可能です。

これ1枚で何種類もの役割を兼ねられる、非常に便利なフィニッシュ呪文です。

デッキの安定性

全知救助のけだもの、コーナ

たとえば、《全知》のようなカードを踏み倒すコンボデッキがあるとして、スタンダードではほとんどの場合《全知》と踏み倒すカードは1種類しか入っていません。

そのため、貴重な1枚を対処されるともう一度揃えるのは難しく、コンボデッキは打ち消しや手札破壊に弱いとされます

スタンダードの「ティムールコーナ」であれば、この弱点をコンボ達成時の完走率や《北風の守護者》によるミッドレンジプランやサーチによる再現性で補っています。

サックビル=バギンズ一家生体工学の専門家陽気な哀歌

では、この「ジャンドサクリファイス」はどうでしょうか。

コンボパーツが2種類あるため、1枚対処されたとしても同じ役割のカードを引く確率は倍以上あります。

加えて《陽気な哀歌》も加えれば、各コンボパーツが3種類入っているようなもの。多少の妨害ならもう一度揃えればよいのです。

宝物トークン手掛かりトークン着陸船+ロボットトークン

実際にはアーティファクト・トークンを並べる必要があるため、コンボパーツが揃えば即勝利とはいきません。

とはいえ、そのトークンを並べる手段すらも複数枚存在しており、安定性がこのデッキの最大の強みといえるでしょう。

多少の妨害があっても6ターン目前後には致死量のダメージを与えられるので、環境のミッドレンジ系のデッキは苦しい立場となっています。

デッキの立ち位置

サッズのヒナチョコボ刻み群れ悪夢滅ぼし、魁渡

今の環境に多様なデッキがあるとはいえ、「緑単上陸」や「イゼットスペレメンタル」「ディミーアミッドレンジ」が今のメジャーな3デッキです。

これらとの相性を見てみましょう。

vs「緑単上陸」

サッズのヒナチョコボ強欲な掠め盗り正確無比

「緑単上陸」の巨大クリーチャーをチャンプブロックすれば時間を稼ぐことができ、その間にコンボを決められます。

さらに《正確無比》によるテンポの良い確定除去を使っていることも追い風で、巨大なクリーチャーで攻撃という「緑単上陸」の基本戦術に強いデッキ構成になっています。

vs「イゼットスペレメンタル」

渦泥の蟹刻み群れ陽気な哀歌

「イゼットスペレメンタル」は《渦泥の蟹》《刻み群れ》によって、クリーチャーの攻撃を妨害して逆転を狙うデッキです。

しかし、「ジャンドサクリファイス」は攻撃を必要としないため妨害が効きづらく、単純な速度勝負になります。

中盤から動き出す「イゼットスペレメンタル」の速度であれば、おおむねコンボが間に合うことでしょう。

vs「ディミーアミッドレンジ」

遠眼鏡のセイレーン妄執の追跡行我らは断じて許さぬ!

逆に、「ディミーアミッドレンジ」相手は苦しいようです。

飛行クリーチャーはチャンプブロックで時間を稼げず、ダメージがかさむとライフを支払うカードが重くのしかかります。

相手の妨害も厳しく、立て直そうにもその時間を与えてくれない相手です。

サッズのヒナチョコボ刻み群れ悪夢滅ぼし、魁渡

環境に多い3つのデッキのうち2つに強く、それ以外のデッキに対しても目立った不利なデッキはないことで、一躍環境上位に名乗りを上げた「ジャンドサクリファイス」。

今週の活躍によって広く存在が認知されたため、今後は多くのデッキが対策カードを増やしてくることでしょう。

環境上位となった「ジャンドサクリファイス」が今後王者となるのか、目が離せなくなってきました。

注目カード

《悪意ある競争心》&《古代魔法「アルテマ」》

悪意ある競争心古代魔法「アルテマ」

「ジャンドサクリファイス」が増えてきた際に、有効かもしれないカードです。

アーティファクトをため込む段階でこのカードをうたれると、準備がすべて水の泡になってしまいます。

手掛かりトークン着陸船+ロボットトークン

特に手掛かり・トークンや着陸船・トークンは起動にマナがかかるため、戦場に放置されがちです。

そういったタイミングでクリーチャーとアーティファクトをまとめてなぎ払うカードは、今後需要が高まってくるのではないでしょうか?

影の帯の盲信者

ただし、《影の帯の盲信者》が戦場にいる場合、対応して生け贄に捧げられてしまい、思うような効果がないことも考えられます。

全体除去で対策するというよりも、自分のデッキの動きを通すためのサイドボードを用意する方が有効かもしれませんね。

おわりに

生体工学の専門家サックビル=バギンズ一家陽気な哀歌

以上、一気に存在感を増した「ジャンドサクリファイス」の特集をお届けしました!

今後も目が離せないデッキが出てきたのに、そろそろ新セットが発売されます。

ここから数週間は、さらに激動の週となりそうですね!楽しみです!!

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