はじめに
環境の動きが激しすぎる!
毎週毎週、何かが変動しているスタンダード、みなさん追いついていますか?
追えていなくても大丈夫!今週も直近の変化をおさらいして、サクッと状況を把握していきましょう!
先週までのメタゲーム
先週は、「アゾリウスコントロール」の急増についてお伝えしました。
やや遅めになりつつあった環境で、ミッドレンジを全体除去で刈り取る動きが強く、その数が以前の倍以上に増えました。
- 2026/10/05
- あの王者「イゼット果敢」の帰還!?『リアリティ・フラクチャー』で環境動く -Just Nowスタンダード!vol.101-
- 晴れる屋メディアチーム
また、あの「イゼット果敢」も再びメタゲームに復帰しています。
速度に特化したこのデッキに追いつけるデッキはそうそうなく、今後のメタゲームの変化が気になる、そんな一週間の結果でした。
さて、こういった状況を踏まえ、今週は大型大会の結果を見ていきましょう!
大会結果
『Standard Championship Week Finals』
開催日:2026年10月9日
優勝 ディミーアミッドレンジ
準優勝 アゾリウスモモ
3位 イゼット果敢
4位 オルゾフライフゲイン
5位 ジャンドサクリファイス
6位 緑単上陸
7位 ディミーアミッドレンジ
10位 アゾリウスモモ
11位 赤単
13位 ディミーアミッドレンジ
14位 イゼットスペレメンタル
15位 アゾリウスアーティファクト
16位 イゼットスペレメンタル
参加者129名を制して優勝したのは、「ディミーアミッドレンジ」!
先週増えた「アゾリウスコントロール」にとても強いデッキで、それ以外にも数名が入賞しています。
ポジションの良さが結果に出た、といえるかもしれませんね。
それ以外には、久しぶりに名前を見かけたデッキが2つ。
2位の「アゾリウスモモ」は、「イゼット果敢」を追って再び登場したように見えます。
「アゾリウスアーティファクト」はトップ8に3名に入賞、さらに別の大会でも一気に数を増やしており、その激しい変化に注目したいところです。
今週は、この3つのデッキを見ていきましょう。
「ディミーアミッドレンジ」についていくどか話題に出しているためデッキ概要は割愛して、主にメタゲームのポジションについてを見ていきます。
- 2025/10/17
- ディミーアミッドレンジ -妨害しながら細かく動いて相手を翻弄-
- 晴れる屋メディアチーム
注目デッキ
ディミーアミッドレンジ
「ディミーアミッドレンジ」といえば飛行クロックからの「忍術」です。
しかし《遠眼鏡のセイレーン》は3枚に減っており、別の部分に比重が置かれ始めました。
今のトレンドは瞬速です。
《分派の説教者》のように盤面を重視したころもありましたが、今はコントロールやミッドレンジから飛んでくる、全体除去を意識した構成になっています。
コントロールが増えたことで、環境でのソーサリータイミングの動きが咎められやすくなっているのです。
全体除去以外でもソーサリータイミングの除去を環境で見かけるので、瞬速に寄せた副次効果として単体除去にも強くなりますね。
そうして動きをテンポ重視へと戻した「ディミーアミッドレンジ」は、現在かなり万能感あるポジションといえます。
晴れる屋のデータ上で使用率3%以上の苦手なデッキは、「ボロスドラゴン」「オルゾフライフゲイン」くらいです。
逆に得意なデッキは環境でメジャーなデッキばかり。
「イゼットスペレメンタル」こそ互角ですが、「ジャンドサクリファイス」に「緑単上陸」という上位3つのデッキのうち2つを得意とします。
最近増えたコントロールを加えれば、有利な相手は全体の約25%!
「25%が得意で、苦手なデッキは8%」というデータを見ると、今のポジションの良さが浮き彫りになりますね。
全国のディミーア使いは、今こそ活躍のチャンスですよ!
おまけ:盤面重視型
今大会12位の「ディミーアミッドレンジ」は、同じアーキタイプでもまったく異なるデッキです。
《欺瞞》や《ウルダロス・セオリクス》として《スーペリア・スパイダーマン》を唱え、コストパフォーマンスで有利に試合を進める盤面重視のミッドレンジでした。
世間の注目も高まってきているプレインズウォーカー《理論家、ジェイス・ベレレン》と全体除去というコントロールの動きも内包しており、ミッドレンジキラーなミッドレンジ、という印象です。
アゾリウスモモ
《空飛ぶ友だち、モモ》から飛行クリーチャーを唱え続けることで、継続的なプレッシャーを与えるデッキです。
《星原の番人》から《養育するピクシー》を出すことで、手札を消費せずに2/2飛行を出せる動きが単体除去に強いという特徴があります。
前環境では《大空の賢人》を最速2ターン目にコピー込みで唱えることで、「イゼット果敢」を圧迫していました。
「イゼット果敢」が復活したことで、この強みが再び価値を持ち始めたようです。
まだ使用率が低く情報が出そろっていないものの、前環境では「20点のライフを狙うデッキ」と「地上のミッドレンジ」に強いデッキとして活躍していました。
今回2位という結果を残したことで、使用率は上がってくるのではないでしょうか。今後の活躍にも期待できそうですね!
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アゾリウスアーティファクト
その日、スタンダード民は思い出した。
巨大構築物に盤面が埋め尽くされる恐怖を……
《身代わり合成機》で大量に巨大トークンを生成し、盤面を支配するデッキです。
キーカードに依存しているうえに2枚出すことでさらに出力が伸びるため、《再利用隔室》や《団結の最前線》を用いて、なんとしても《身代わり合成機》を探します。
このデッキで驚くべきは相性の良い相手の多さです。
5体を越える10/10トークン、なんてことも日常茶飯事なデッキであり、ミッドレンジとしてはたまったものではありません。
環境上位のデッキで、苦手なデッキはなし。もしや最強デッキか?
思い返せば、最近のスタンダードで《身代わり合成機》に触れるカードを見た記憶がありません!
これなら《身代わり合成機》でやりたい放題!!
数が増えてしまうと対策されてしまうデッキでもあります。
しかし、現環境は使用率トップですら約10%、これだけデッキがばらけていれば、ピンポイントなメタカードは採用しづらいでしょう。
このデッキほど戦場を支配できるデッキはありません。今が旬の圧倒的なデッキです。
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注目カード
《ピナクルの星檻》
「アゾリウスアーティファクト」「アゾリウスコントロール」が用いることで、環境に増えつつある全体除去です。
特に「ジャンドサクリファイス」に対して効果的で、コンボパーツを巻き込んだうえでアーティファクト・トークンもまとめて対処できます。
この現状が続けば、「ジャンドサクリファイス」側も黙ってはいないでしょう。
《削剥》《大渦の脈動》のような、置物対策がメイン採用されるようになるかもしれません。
《ピナクルの星檻》をめぐる戦いは、今後も注目していく必要がありそうです。
おわりに
以上、今週の動きを詳しく見てみました。
生物主体のミッドレンジ時代から、徐々にアドバンテージ・置物主体の戦い方へと主要戦略が動き始めており、様々なデッキが対応と選択を迫られています。
一週間でがらりと雰囲気が変わるスタンダードはめまぐるしい!来週も楽しみですね!
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