ゼウスミッション: 蓋世の英雄となれ

晴れる屋

By Atsushi Ito

--「なんなんですかさっきの無茶苦茶な記事は」

浅原「よくやりきった。『ゼウスサイクリング』の供養にもなったことだろう」

--「ミッションはクリア (?) したし、これでもうゼウスになったってことでいいんでしょうか」

浅原「いや、まだまだ。次は『アモンケット』にちなんで『蓋世の英雄』になってもらう

--「『蓋世の英雄』ってなんですか?」

浅原「五つの試練を乗り越えてカルトーシュを揃えたものに与えられる称号だね。そして試練の内容だが、このプロツアーのスタンダードラウンドで『アモンケット』の5柱の神を探してきてもらう

--「また無茶振りを……」

 かくして実際に「神」をプレイしているプレイヤーを探すべく、プレイエリアを歩き回ることに。その結果……

激情の試練: 《熱烈の神ハゾレト》

 殿堂プレイヤー・藤田 剛史は白赤人間に《熱烈の神ハゾレト》を3枚も投入している

知識の試練: 《周到の神ケフネト》

 ゼウスサイクリングを駆る瀧村はサイドボードから《周到の神ケフネト》の力を借りる。パックから自分で引いたというマスターピースが眩しい

活力の試練: 《不屈の神ロナス》

 初日を全勝で終えたPierre Dagenは黒緑エネルギーアグロに《不屈の神ロナス》を採用した

野望の試練: 《栄光の神バントゥ》

 プロツアーチャンピオン・Joel Larssonの《謎の石の儀式》デッキにはフィニッシャーとして《栄光の神バントゥ》の姿が。

 順調に試練をクリアしていくまつがん。なんとプロツアーでも『アモンケット』の神々は活躍していたのだ。

 だが、例によって最後の試練が立ちはだかる。

結束の試練: 《信義の神オケチラ》

信義の神オケチラ

--「……いや、プロツアーでこれはさすがに無理なのでは……」

浅原「そうでもない。あれを見ろ!」

--「なんだ、ただの金子さんじゃないですか」

浅原「いや違う。よく考えろ、金子、かねこ、ねこ・・……つまりかねぴーこそがプロツアー会場に顕現したオケチラ神ということ」

--「な、なんだってー!?


金子神「何を求めているのです、まつがん・イオラ?」

 再び膝をつき、彼は問いかけた。

 回答を。意義を。安定を。信念を。心によぎったのはそれらの言葉だった。

--「貴方様を」

 その後、五つの試練を乗り越えたまつがんは金子神の槍で最高の栄誉ある死を与えられたのでした (参照: あなたの隣のプレインズウォーカー ~第56回 アモンケットへようこそ~) 。

蓋世の誉れ

-蓋世の英雄End-

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