メタゲームブレイクダウン
今年発売された『灯争大戦』、『モダンホライゾン』はモダン環境を激変させた。《時を解す者、テフェリー》や《最高工匠卿、ウルザ》といった強力なカードを使ったデッキが瞬く間にメタゲームの上位に食い込んできたのだ。
そして、最も大きいインパクトを環境に与えたのが最新セット『エルドレインの王権』で登場した《王冠泥棒、オーコ》である。
圧倒的なカードパワーを誇るこのカードは、スタンダードで猛威を振るい禁止カードに制定された。また、モダンやレガシー、さらにはヴィンテージにまで活躍の範囲を広げている。
さて、そんな《王冠泥棒、オーコ》は本大会でどれほど活躍しているだろうか。当イベントに参加した全プレイヤー(227名)のメタゲームブレイクダウンをご紹介しよう。
| アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
|---|---|---|
| ウルザオーコ | 26 | 11.45% |
| バント氷雪コントロール | 23 | 10.13% |
| トロン | 18 | 7.93% |
| バーン | 17 | 7.49% |
| エルドラージトロン | 15 | 6.61% |
| 《死の影》系 | 14 | 6.17% |
| タイタンシフト | 10 | 4.41% |
| ジャンド | 7 | 3.08% |
| ドルイドコンボ | 7 | 3.08% |
| 青単トロン | 6 | 2.64% |
| アミュレットタイタン | 5 | 2.20% |
| 赤単果敢 | 5 | 2.20% |
| バントエルドラージ | 5 | 2.20% |
| スゥルタイヴァイン | 4 | 1.76% |
| マーフォーク | 4 | 1.76% |
| 感染 | 4 | 1.76% |
| 《石鍛冶の神秘家》系 | 4 | 1.76% |
| 5色人間 | 4 | 1.76% |
| スピリット | 3 | 1.32% |
| リビングエンド | 3 | 1.32% |
| 親和 | 3 | 1.32% |
| 鱗親和 | 2 | 0.88% |
| 呪禁オーラ | 2 | 0.88% |
| リアニメイト | 2 | 0.88% |
| 《予言により》 | 2 | 0.88% |
| ヘイトベアー | 2 | 0.88% |
| 5色《白日の下に》 | 2 | 0.88% |
| 《ジェスカイの隆盛》 | 2 | 0.88% |
| 緑単 | 1 | 0.44% |
| ドレッジ | 1 | 0.44% |
| エルフ | 1 | 0.44% |
| ポンザ | 1 | 0.44% |
| ゴブリン | 1 | 0.44% |
| アドグレイス | 1 | 0.44% |
| 赤単プリズン | 1 | 0.44% |
| ラクドスポックス | 1 | 0.44% |
| ブルームーン | 1 | 0.44% |
| 白単エネルギー | 1 | 0.44% |
| イゼットデルバー | 1 | 0.44% |
| エターナルブルー | 1 | 0.44% |
| イゼットストーム | 1 | 0.44% |
| 《サヒーリ・ライ》コンボ | 1 | 0.44% |
| オルゾフエルドラージ | 1 | 0.44% |
| ラクドスエルドラージ | 1 | 0.44% |
| ゴルガリミッドレンジ | 1 | 0.44% |
| グルールストンピィ | 1 | 0.44% |
| スゥルタイライブラリーアウト | 1 | 0.44% |
| 多色コントロール | 1 | 0.44% |
| アゾリウスコントロール | 1 | 0.44% |
| グリクシスコントロール | 1 | 0.44% |
| マルドゥコントロール | 1 | 0.44% |
| ティムールコントロール | 1 | 0.44% |
| スゥルタイコントロール | 1 | 0.44% |
トップ2を《王冠泥棒、オーコ》デッキが独占!!!
モダンに置いても存在感を見せつける《王冠泥棒、オーコ》。使用者トップのウルザオーコは、《最高工匠卿、ウルザ》や《湖に潜む者、エムリー》などアーティファクトシナジーを盛り込んだデッキだ。
《王冠泥棒、オーコ》はアーティファクトを場に供給してくれるだけではなく、用済みとなった《オパールのモックス》や《アーカムの天測儀》を「大鹿」へと変身させクロックを形成してくれる。ウルザオーコは、モダンのデッキの中でも一番強く《王冠泥棒、オーコ》を使えるデッキであろう。
その次に使用者の多かったデッキがバント氷雪コントロールだ。最近行われた第15期モダン神決定戦では、高橋 優太選手がこのデッキを用いて見事神の座を防衛した。
序盤をカウンターや《流刑への道》、《氷牙のコアトル》などでコントロールしながら、《王冠泥棒、オーコ》、《精神を刻む者、ジェイス》といったプレインズウォーカーで蓋をする。《王冠泥棒、オーコ》が登場する前は、アゾリウスコントロールがモダン環境を代表するコントロールデッキだったが、いまやこのバント氷雪コントロールがモダンのコントロールデッキの王道となっている。
以上がThe Last Sun 2019のメタゲームだ。
ご紹介しきれなかったデッキも多数あるが、これからのイベントに向けて本記事がみなさんのデッキ選択の一助となれば幸いである。また、来月には『テーロス還魂記』が発売される。これからのメタゲームにも目が離せない。





