第5期モダン神決定戦: 市川 ユウキ(Magic Online) vs. 佐藤 啓輔(東京)

晴れる屋

By Hiroshi Okubo


 挑戦者・佐藤 啓輔。

 過去には【GP静岡2014】トップ8に残った経歴を持つ強豪プレイヤーである。その実力を裏付けるかのように、【第5期モダン神挑戦者決定戦】では手に汗握る激戦の末、現役プロプレイヤーである行弘 賢を下して優勝を収めた。


 そして神・市川 ユウキ。

 もはやその名を知らないプレイヤーは国内において存在しないと言っても過言ではないのではないだろうか? ウィットに富んだ豪快な発言と、見るものを魅了するプレイ。そして輝かしい戦績の数々から、圧倒的な支持を受ける現在最注目のトッププロプレイヤーだ。


 両者が相見える舞台は、目の前の対戦相手を打倒せんと練り上げられた75枚のデッキを携え、栄光を懸けて火花を散らす神決定戦。

 殊にモダンは、神決定戦の特殊性が戦略的に大きな影響を及ぼすフォーマットだと言えるだろう。【市川 ユウキがインタビューでも述べていた通り】モダンはジャンケンのようなデッキ相性差が生まれやすく、互いのプレイスタイルや得意なデッキを知ったうえで繰り広げられる読み合いは熾烈を極める。

 うまく読みが噛み合えば、【第2期モダン神決定戦】での1ターン目《魂の管理人》あるいは【第4期モダン神決定戦】での1ターン目「サイクリング」のようなワンサイドゲームも発生し得るのだ。


 【事前インタビュー】で「デッキ選択が難しい」と苦笑を浮かべつつ語った佐藤だったが、はたして今日はどのような解答を以て挑むのか。

 そして前回、見事に0ターン目の読み合いを制して挑戦者を破った市川。今回、佐藤に対してはどういったアプローチで応じるのか。


 試合前の固い握手を交わし、神と挑戦者がゲームを開始する。はたして2人の運命は……







Game 1


 先攻は市川。もはや恒例(?)となった予告先発では『呪禁オーラ』を使用すると公言していたが、1ターン目にプレイされた土地は《沸騰する小湖》。ここから《繁殖池》をサーチして《ぬめるボーグル》……が出てくることはなく、そのままターンを終了する。


沸騰する小湖ぬめるボーグル


 対する佐藤は《森》から《明日への探索》を「待機」する。まずは自己紹介、とでも言わんばかりの初動。これによって佐藤の持ち込んだデッキが『《風景の変容》コンボ』であることが明らかとなる。


明日への探索


 それぞれの思惑が交錯する第1ターン。互いに動じる様子は見せず、ここから第2ターン、第3ターンと互いに土地を並べるのみで、青いデッキ同士の対決らしく静かな立ち上がりを見せる。

 先に沈黙を破ったのは市川だった。後手の佐藤の《明日への探索》の「待機」が明け、解決された後に優先権を得て《詐欺師の総督》! そのETB能力によって佐藤の《森》がタップされる。


詐欺師の総督


 ここで市川のデッキが『双子』であることが判明する。しかし、佐藤はそれにも動じず《踏み鳴らされる地》をアンタップイン。《沼》と合わせて2マナを立ててターンを明け渡すプレイから、手札に除去の存在が透けてくる。

 しかし、市川も1,2枚の除去に怯んで身動きが取れなくなるようなことはない。《詐欺師の総督》で攻撃を仕掛け、《よじれた映像》。これによって佐藤の手札から《突然の衰微》を引き出すことに成功する。

 さらに自分の《よじれた映像》《差し戻し》をプレイすることで、ディスアドバンテージもしっかりと回避した。


差し戻しよじれた映像


 優雅なプレイを見せる市川に対し、佐藤も堅実に土地を伸ばしていく。モダンに明るくない者にとっては、一見して佐藤のゲーム展開は地味に見えるかもしれない。しかし、ひとたび7枚の土地が並べれば《風景の変容》を1度通すだけでゲームを決めることが可能な『スケープシフト』にとって、毎ターン確実に土地をプレイしつつ対戦相手の脅威に対応できているこの状況は決して悪くない。


 市川ももちろん自身に迫るタイムリミットをしっかりと認識しており、すぐに2枚目の《詐欺師の総督》を戦場に投入する。

 すでに青マナも十分揃っており手札も潤沢な佐藤を相手にコンボを決めるのは容易ではない。クロックパーミッションとして動くプランも念頭に入れ、《詐欺師の総督》で攻勢をしかけつつ、《電解》でライフを削りに行く。

 キャントリップによるドローで《欠片の双子》を探しつつ、佐藤にプレッシャーを与える《電解》だったが、ここで最大の裏目を引いてしまう。


電解謎めいた命令


 佐藤の手から放たれたのは《謎めいた命令》

 《対抗呪文》のモードで《電解》が、《ブーメラン》のモードで《詐欺師の総督》が対象に取られると、市川はやむなしに手札に腐っていた《よじれた映像》《詐欺師の総督》に対してプレイし、キャントリップによってドローへと変換する。


 土地が4枚で止まってしまっている市川は思うように2アクションが取れず、続く佐藤のアップキープに《詐欺師の総督》を出し直そうとするが、再びの《謎めいた命令》によって打ち消されてしまう。

 この時点ですでに8枚の土地が並ぶ佐藤に対し、市川のアンタップ状態の土地はわずか1枚のみ。

 佐藤は市川のライフが致死圏にあることを確認すると、間髪置かず4枚の土地をタップ。


風景の変容


 会心の一撃、《風景の変容》




 苦笑を浮かべる市川は「一応(最後まで)見せてください」と《風景の変容》の解決を見届け、2枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》によって24点のダメージを浴びることとなった。


市川 0-1 佐藤



 「双子かー」と漏らす佐藤。1本目を先取したものの、その表情は険しい。

 『双子』対『スケープシフト』。そのデッキ相性はほぼ五分だが、純正の『青赤双子』デッキはサイドボードに対土地コンボデッキに対する必殺兵器である《血染めの月》を仕込んでいることが多い。

 つまり、サイドボード後の対戦では『スケープシフト』側は《欠片の双子》コンボに加えて《血染めの月》も警戒して動くことを強いられるということだ。


血染めの月


 とはいえ【読み合い】にもあるとおり、佐藤は市川のデッキ選択を当てている。サイドボード後のゲーム展開に関しても織り込み済みだろう。




 さらに佐藤は今回の神決定戦のために、自身の出身地である新潟の盟友・木原 惇希(初代スタンダード神)と調整をしたという。(木原は【第5期モダン神挑戦者決定戦】で『スケープシフト』を使用している)

 このまま市川を打ち破り、ジャイアントキリング成るか? 第2ゲームの幕が開ける。



Game 2


 先攻の市川は1ターン目に《汚染された三角州》から《蒸気孔》をプレイし、《血清の幻視》へと繋ぐ。占術2によって確認したデッキトップは望ましいものだったようで、これらはライブラリートップに残された。

 対する佐藤の初動は2ターン目の《桜族の長老》。これに少し悩むそぶりを見せるも、これを通す市川。《呪文嵌め》の存在を匂わせる、何気ないブラフだ。


呪文嵌め


 市川が動きを見せる。3ターン目の佐藤のアップキープに《詐欺師の総督》をプレイし佐藤の《マナ漏出》を誘い出すと、返すターンにタップアウトの隙を突いて《ピア・ナラーとキラン・ナラー》を呼び出した!


ピア・ナラーとキラン・ナラー


 突如現れた4点クロックを前に、解答を持たない佐藤は《木霊の手の内》で土地を伸ばすのみ。市川が殴りきるのが先か、佐藤がコンボを決めるのが先かといったゲームになりそうだ。


 しばしドロー・ゴーを続ける佐藤に対し、市川は《電解》《ザルファーの魔道士、テフェリー》と次々にインスタントタイミングで脅威となる呪文をプレイしていく。


電解ザルファーの魔道士、テフェリー


 佐藤からすればたまったものではないだろうが、能動的にゲームに干渉できるカードを引いていない分手札には打ち消しが十分ある。前者には《否認》、後者には《謎めいた命令》でしっかりと対処していく。




 しかし、《電解》《ザルファーの魔道士、テフェリー》で佐藤を牽制している間にも《ピア・ナラーとキラン・ナラー》と飛行機械トークンによる猛攻は佐藤のライフを8まで消耗させていた。


仕組まれた爆薬


 佐藤はようやく盤面に触れることができる《仕組まれた爆薬》を引き込み、「X=0」で設置したが、市川の土地はすでに7枚に達しており、《ピア・ナラーとキラン・ナラー》の能力を起動するのに十分なマナが残されている。佐藤のターン終了の宣言を聞くと、市川は1体、また1体と佐藤の身に飛行機械トークンを投げ込んでいった。


 さらに続くターン、市川は《ピア・ナラーとキラン・ナラー》《欠片の双子》をエンチャントしにいく。これが通ってしまえばこのターン中の敗北は必至。佐藤に選択肢はなく、これにはノータイムで《差し戻し》




 ここから壮絶な《差し戻し》合戦が巻き起こる。佐藤としては、手札にダブついた《差し戻し》を無事に解決させ、ドローに変えたい。もちろん市川も佐藤の目論見は察しており、トップ《風景の変容》に備えるよりも優先して佐藤の《差し戻し》を対象不適正にさせようと画策する。


 最終的に、《欠片の双子》の分だけマナを多く支払っている市川が《マナ漏出》に刺されてしまい、打ち消し合戦に敗北。《欠片の双子》は佐藤の《差し戻し》によって打ち消され、佐藤はこのターン2枚の《差し戻し》をドローへと変換することに成功する。

 タップアウトでターンを明け渡すことになってしまった市川は《風景の変容》を引かれていないことを祈るのみ。返す佐藤のターンにプレイされたのは……


白日の下に


 《白日の下に》

 『戦乱のゼンディカー』がモダン環境にもたらした“5枚目以降の《風景の変容》。この呪文が公開された瞬間、ギャラリーの誰の目にも勝負あったかのように思われただろう。


 だが、このゲームで《謎めいた命令》のために青マナを優先的に揃えていた佐藤には、4色目の色マナである黒マナが捻出できない状態だったのだ。

 やむなしに3色でプレイされる《白日の下に》が探してきたのは《桜族の長老》。これで《ピア・ナラーとキラン・ナラー》をブロックをし、1ターン稼ごうという算段だが、市川の手には先ほど《差し戻し》された《欠片の双子》がある。




 4マナを立てている佐藤に対し、念のためお伺いを立てつつ《欠片の双子》をプレイする市川。しかし、前のターンの全力の《差し戻し》合戦ですべての干渉手段を使い果たした佐藤はこれを通す。

 コピーされた《ピア・ナラーとキラン・ナラー》のETB能力が解決され、2体のトークンが戦場に現れると、その後佐藤に優先権が戻ることはなく飛行機械による爆撃が残り2点のライフを削り取った。


市川 1-1 佐藤



 第2ゲームはコンボデッキでありながら、クロックパーミッションとしての側面も併せ持つ『双子』デッキの真骨頂を見せつけるような試合の運びであった。

 佐藤も要所はしっかりと打ち消しによって対応できていたものの、一度着地を許した《ピア・ナラーとキラン・ナラー》に手も足も出せずにライフを削りきられてしまった。《稲妻》をサイドアウトしたことが完全に裏目に出てしまった。


ピア・ナラーとキラン・ナラー


 さらに、このゲームで佐藤は4色目の色マナを揃えるのを失念するというミスを犯している。

 ゲームカウント上は1-1と五分に戻っただけだが、佐藤がこの失敗に引っ張られてしまうか、しっかりと気持ちを切り替えられるかが第3ゲーム以降の焦点となるだろう。


Game 3


 1ターン目に《硫黄の滝》をタップインでスタートした市川。芳しくないスタートかと思いきや、2ターン目におかれた土地は《魂の洞窟》

 「ウィザード」指定でプレイされたこの土地から色マナを得て、2ターン目に打ち消されない《ヴリンの神童、ジェイス》、さらに3ターン目には《ヴェンディリオン三人衆》が登場する。


魂の洞窟ヴリンの神童、ジェイスヴェンディリオン三人衆


 対する佐藤は第1ゲーム、第2ゲームと変わらず土地を並べ続ける。市川の《ヴェンディリオン三人衆》によってその手札が明かされることとなったが、《差し戻し》《謎めいた命令》などカウンタースペルを抱え込んだその手札は盤面に《魂の洞窟》と手札に《払拭》を持つ市川には脅威とみなされず、「そのままで」と言われてしまう。




 《ヴェンディリオン三人衆》が佐藤のライフを削り、《ヴリンの神童、ジェイス》が着実に手札を整えていく。黙って見つめる事しかできなかった佐藤だったが、(青)(青)(青)のトリプルシンボルが揃うと、いつまでも好き放題にさせるわけにいかないと《謎めいた命令》をプレイする。

 しかし、すでに佐藤の手札を見ている市川はこれに《差し戻し》。大きくテンポアドバンテージを稼ぐ。ならばと返す佐藤のターン、メインフェイズに再びの《謎めいた命令》


払拭


 だが、佐藤の《謎めいた命令》に無情な《払拭》が突き刺さる。


 これが勝負の分水領だった。フルタップでターンを明け渡すこととなってしまった佐藤の前に、ついに《ヴリンの神童、ジェイス》が「変身」。早速「-3」能力で墓地にある《血清の幻視》を唱えてアドバンテージを確定させると、さらに《やっかい児》をプレイし、ETB能力で自分の土地をアンタップして《稲妻》。一気に佐藤を追い詰めていく。


やっかい児稲妻


 もはや市川の優位は揺るぎない。防戦一方の佐藤はこの状況を打破できるカードを持たず、2体のフェアリーの攻撃によってライフは残り1点まで減ってしまった。

 市川のライフは19あり、《風景の変容》の射程圏外。となれば、いったん戦場のフェアリーたちに退場してもらうしかない。佐藤は最後の望みを託して《風景の変容》を唱えるが、これがあえなく《対抗変転》によって打ち消されてしまうと、渋い表情を浮かべつつサイドボードに手を伸ばすのだった。


市川 2-1 佐藤



 第3ゲームは《魂の洞窟》に守られて戦場に降り立った《ヴェンディリオン三人衆》が一方的にゲームを決めてしまう。




 市川もまた、【読み合い】で佐藤のデッキ選択を「スケープシフトが次点」とほぼ正確に予見していた。今回の第5期モダン神決定戦では、互いの読みが見事に噛み合った上での試合となっている。

 こうなると、経験値が物を言うだろう。市川は第1ゲームが終了した時点で打ち消しに阻まれやすくなかなかコンボを決められない《欠片の双子》を数枚サイドアウトしており、《突然の衰微》に強い《ピア・ナラーとキラン・ナラー》や、《風景の変容》を妨害できる《ヴェンディリオン三人衆》、青いデッキに対する必殺サイドカードである《ザルファーの魔道士、テフェリー》といったクリティカルなカードをサイドインしている。

 もう後がない佐藤はここから意地を見せるか。あるいは市川がこのまま押し切るか……?



Game 4


 2ターン目に《瞬唱の魔道士》を展開し、「フラッシュバック」せずにクロックを優先する市川。ここまでのゲームで《稲妻》を見ていないことから、《稲妻》はサイドアウトされていると踏んでアグレッシブにライフを詰める方策を取ったのだろう。

 ここまで第2ゲーム、第3ゲームとにクリーチャーに対処できず、そのまま押し切られてしまっていた佐藤だったが、今回はしっかりと《稲妻》でこれに対応する。


稲妻


 続けて市川からプレイされた《ヴリンの神童、ジェイス》に、佐藤からもしっかりと《突然の衰微》が放たれる。攻める市川と受ける佐藤、といったゲーム展開だ。

 この《突然の衰微》を前に市川の手からプレイされたのは、なんと《差し戻し》! もちろん、《突然の衰微》は打ち消されることはないが、2マナ1ドローと割り切っているのだろう。

 ここで土地を引くことができれば、次のターンには手札にある《血染めの月》をもう1枚控えている《差し戻し》で守りながらプレイできる市川だったが、残念ながらここは土地を引けず。とはいえ、2ターン目の《瞬唱の魔道士》といい、思い切ったプレイである。


突然の衰微差し戻し


 ここまで対応されながらも、市川はまだまだ攻勢を緩めない。《血清の幻視》をプレイし、さらに《瞬唱の魔道士》でもう一回《血清の幻視》。占術2によって捲った2枚はどちらもトップに残すことを選択し、現在の手札と未来のドローの質を着実に高めてゆく。

 着実に《瞬唱の魔道士》でダメージを蓄積させつつ、静かに土地を伸ばし続ける佐藤の前へ《ヴェンディリオン三人衆》を追加する市川。これによって佐藤の手札から《否認》を抜き取る。

 佐藤の手札から打ち消し呪文を抜いた意図はすぐに明らかとなる。続く市川のターンに満を持して戦場に投入されたのは《血染めの月》


血染めの月


 すでに《突然の衰微》を使ってしまっている佐藤はこの《血染めの月》によって《謎めいた命令》も唱えることができない状況に陥ってしまっており、この《血染めの月》に対処する手段はかなり限られている。




 佐藤は身動きが取れないまま市川の攻撃を見届ける。市川の《嵐の神、ケラノス》に対してはかろうじて《差し戻し》で対応するも、佐藤のライフはここまででついに1まで減っている。

 ドローを確認し、打つ手がないことを悟った佐藤は勝者を称えるべく右手を差し出した。


市川 3-1 佐藤



 プロの貫録を見せつけるプレイで、終始佐藤を圧倒した市川。マッチ全体を通して見られた《差し戻し》を巧妙に使いこなす好技の数々や、要所要所で打ち消しや除去などの対応を迫るテクニックは、圧倒的な試行回数に裏打ちされた確かな実力が成せる業だろう。


 試合を振り返る中で「僕が『スケープシフト』を使うことは読めてましたか?」と、佐藤が市川に尋ねる。

 「ええ。木原くんと仲がいいって聞いてたから、木原くんが【第5期モダン神挑戦者決定戦】で使ってた『スケープシフト』を使ってくるかもと思って」


 この会話からも、市川の抜かりなさが読み取れる。


 彼は、いかなるときも対戦相手の分析と、勝負の準備を怠らない。

 それは対戦相手への敬意であり、追われる者としての市川の矜持だ。


 マジックと、対戦相手と、真摯に向き合う。

 そんな市川だからこそ、“2連続『神』防衛”という快挙を成し遂げられたのだろう。




 「また、ここに来ます」瞳の奥に闘志を宿し、佐藤は再戦を誓う。



 それを聞いた市川は満足そうに笑みを浮かべ、こう応じた。



 「待ってますよ」







第5期モダン神決定戦。
市川 ユウキが佐藤 啓輔を下し、モダン神を防衛!



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