Translated by Yoshihiko Ikawa
(掲載日 2018/08/25)
はじめに
皆さんこんにちは!俺はティアゴ・サポリート/Thiago Saporito。これが晴れる屋に寄稿する初めての記事になるんだ。
今日は俺の、そして俺たちの今シーズンについて振り返った後、マジック25周年記念プロツアーで使ったデッキについて話していこうと思う(俺たちのチームは3位入賞したんだ!)。
俺、そして俺のチームの今シーズン
プラチナに到達して世界選手権に出るのが今シーズンの目標だったけど、俺の個人成績としては期待通りにいかなかった。今シーズンはまだ終わってないからプラチナの夢が終わったわけじゃないけど、かなり厳しいんだ。
Hareruya Latinの話をしよう。今シーズンの俺たちは凄かった。(最初のプロツアーを除いて)出場したすべてのプロツアーにおいて俺たちは支配的で、2位に圧倒的な差を付けて1位で今シーズンを終えることができた。チームシリーズ決勝のために、チーム6人でラスベガスに行けるなんて最高だ!
プロツアーで使ったデッキについて
俺がプロツアーで使ったデッキはこちら。
1 《島》
4 《古代の聖塔》
4 《魂の洞窟》
4 《手付かずの領土》
4 《地平線の梢》
1 《金属海の沿岸》
-土地 (19)- 4 《教区の勇者》
4 《貴族の教主》
4 《サリアの副官》
4 《帆凧の掠め盗り》
4 《翻弄する魔道士》
3 《スレイベンの守護者、サリア》
3 《幻影の像》
4 《カマキリの乗り手》
3 《反射魔道士》
3 《民兵のラッパ手》
1 《修復の天使》
-クリーチャー (37)-
2 《戦争の報い、禍汰奇》
2 《ガドック・ティーグ》
2 《再利用の賢者》
2 《イゼットの静電術師》
2 《罪の収集者》
1 《反射魔道士》
1 《四肢切断》
1 《はらわた撃ち》
-サイドボード (15)-
正直に言うと、俺は今のモダンにおいて5色人間がベストデッキの1つだと思っているんだ。とても一貫性のあるデッキである上に、モダンで勝つ上で必要なすべて--攻撃的な側面と妨害的な側面--を備えていて、十分なクロックと妨害でゲームを勝ち取ることができる。
カード選択について
《民兵のラッパ手》とフリースロットについて
今回の最大の焦点は、従来のリストから《民兵のラッパ手》を採用するためにどのように枚数を調整するか、という点だったんだ。俺の調整過程はこんな感じだ。
『基本セット2019』で新加入した《民兵のラッパ手》は、これまで5色人間に欠けていた要素:アドバンテージを稼いでくれるカードなので、試してみたところすぐに気に入ったんだ。
問題点は、5色人間というデッキから、どのカードを抜けば良いのかという点だった。ほぼすべてのプレイヤーが「4枚ずつの固定スロットと2枚のフリースロット(《修復の天使》2枚が一般的だ)」を採用していたので、まず最初にフリースロットを1枚減らして《民兵のラッパ手》を1枚採用した。次に、モダンの大部分のデッキに対して《反射魔道士》はそこまで強くないので、《反射魔道士》1枚を抜くのが良い選択だと考えたんだ。だけど、正しいマッチアップにおいて《反射魔道士》はベストカードの1枚であり、《民兵のラッパ手》はその《反射魔道士》を探してくれるから、その減らした1枚はサイドボードに置いておくことにした。3つ目の変更として、単体で機能しないカードなので《幻影の像》を1枚減らすことにした。
こんな感じで、最終的に俺は《民兵のラッパ手》3枚・《修復の天使》1枚という枚数で落ち着いたんだ。このバランスはとても正しかったと感じているよ。
《ガドック・ティーグ》について
ダブルシンボルな上に”人間”じゃないクリーチャーをサイドボードに入れようと提案したとき、俺がイカれてしまったんじゃないかと友達は思ったらしい。でも、青白コントロールを使っているプレイヤーたちは《終末》入りの形をプレイしていたし、俺はKCIやトロンを警戒していたから、たとえキスキンであったとしても、ベストなサイドボードカードだと俺は感じていたんだ。
サイドボードガイド
vs. 青白コントロール
vs. バーン
vs. 5色人間
vs. トロン
vs. 親和
vs. KCI
vs. ブリッジヴァイン
vs. ホロウワン
vs. 呪禁オーラ
まとめ
今後の予定のことを簡単に話すと、グランプリで12-3の成績を残せばプラチナに返り咲けるから、残りのグランプリ全部に挑戦するつもりなんだ。モダンのグランプリにもいくつか出場するだろうけど、それらのトーナメントにおいて5色人間が素晴らしいデッキ選択だと確信している。先にも述べたように、今のモダンにおいてベストデッキの1つだと思っているからね (プロツアーのメタゲームから2週間で、そこまで大きく変わるとは思っていないんだ)。プロツアーを通して3マッチしか個人では負けなかったし、このデッキリスト/サイドボードプランにとても自信があるんだ。
読んでくれてありがとう!
ティアゴ・サポリート