津村健志のWMCQ2015東京予選&MOCS Season9レポート

津村 健志


こんにちは!

先週末は【ワールド・マジック・カップ2015 東京予選】(以下WMCQ2015 東京予選)と、その晩に行われた【Magic Online Championship Season9】(以下MOCS9)に参加してきたので、そのレポートをお届けします。

まずは【WMCQ2015 東京予選】から。



WMCQ2015 東京予選


この大会のフォーマットはモダン。最近はスタンダードばかりでほとんど触れていなかったこともあり、【前回のモダンプロツアー】前に練習していた「Super Crazy Zoo」と「《精力の護符》コンボ」をMagic Online(以下MO)で試してみることに。

どちらもブランクが響いて以前ほど上手く使いこなせなせず、特に「《精力の護符》コンボ」は長丁場は無理だと判断するほどひどかったために、デッキは「Super Crazy Zoo」に決定。

こちらはこちらでミスが増えていましたが、メインに《思考囲い》を入れることでプレイングを簡略化&これまでの経験を信じて突撃してきました。



津村 健志「Super Crazy Zoo」
WMCQ2015 東京予選

1 《血の墓所》
1 《神無き祭殿》
1 《草むした墓》
1 《踏み鳴らされる地》
1 《寺院の庭》
4 《新緑の地下墓地》
3 《血染めのぬかるみ》
2 《吹きさらしの荒野》
2 《樹木茂る山麓》

-土地(16)-

4 《密林の猿人》
4 《野生のナカティル》
4 《死の影》
3 《僧院の速槍》
4 《通りの悪霊》

-クリーチャー(19)-
4 《ミシュラのガラクタ》
4 《ギタクシア派の調査》
4 《思考囲い》
3 《変異原性の成長》
2 《巨森の蔦》
4 《ティムールの激闘》
4 《強大化》

-呪文(25)-
4 《神聖の力線》
3 《石のような静寂》
2 《呪文滑り》
2 《虚無の呪文爆弾》
2 《古えの遺恨》
2 《四肢切断》

-サイドボード(15)-
hareruya


今回は【グランプリ・コペンハーゲン2015でトップ16に入賞したFabrizio Anteriさんのリスト】を参考にさせてもらいました。

このリストの特徴的なところは、【まつがんさんのリスト】ではサイドボードだった《思考囲い》がメインに投入されていることです。


思考囲い


これによりよりプレイングが簡単になるだけでなく、対戦相手の速度を落とすことができるようになりました。自身の速度を追求するのは大切ですが、当然ながら妨害手段、または対戦相手の除去カードを落とせるカードもそれと同じくらい大切です。

また、《思考囲い》は2ターン目に《死の影》をプレイしやすくなる点も好印象でした。「フェッチランド」→「ギルドランド」×2で6点までのライフは支払えるので、その先の2点を減らせる《思考囲い》はデッキの戦略にピッタリです。自分を対象に《稲妻》をキャストしていたのは一体何だったのか……(笑)


稲妻

《稲妻》=俺!」はもう古い……?


ほかにも個人的に大嫌いだった《ステップのオオヤマネコ》が抜けて《密林の猿人》になっていたり、ずっと欲しいと思っていた《踏み鳴らされる地》が入っていたりと、僕の好みに合わせたかのような素晴らしいチューン!


ステップのオオヤマネコ密林の猿人

やっぱりゴリラ!


余談ですが、このリストを使用していたFabrizioさんは、つい最近【グランプリ・ロンドン2015を制した強者】でした。

これほどのプレイヤーを惹きつけ、なおかつまつがんさんのリストとFabrizioさんのリストが大きく異なっていたことを考えると、もしかするとまだまだ研究の余地があるデッキなのかもしれませんね。

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、本戦対戦結果はこんな感じでした!


ラウンド 対戦デッキ 勝敗
Round 1BYE
Round 2アブザン・ジャンク
【ビデオカバレージ】
 〇〇
Round 3《精力の護符》コンボ 〇〇
Round 4青緑トロン 〇〇
Round 5《精力の護符》コンボ ×〇×
Round 6マーフォーク ×〇×


4-2でドロップ(/_;)

5回戦目までは絶好調でしたが、5回戦の1本目を落としてしまったのが全てだったと思います。

キープした初手は土地が1枚しかなかったものの、《通りの悪霊》で土地さえ引ければ《思考囲い》込みの3ターンキルも見えていた手札でしたが、最後の最後まで引けず。

3本目はあと1ターン何も引かれなければ勝ち!というところで《原始のタイタン》を引かれて死亡。

6回戦は、3本目にマリガンすべき手札をキープしてしまいボコボコにされました。もともと《広がりゆく海》が入っているだけで相性が良くありませんが、《稲妻》を抜いたことと、「マーフォーク」に新加入した《潮流の先駆け》がこちらのコンボをすごい角度から邪魔してくるため、このマッチアップは以前よりも厳しくなったと感じました。


潮流の先駆け


ちなみに3回戦で当たった「《精力の護符》コンボ」は、【最終的に優勝された楊さん】でした。楊さんはここから全勝だったんですね。おめでとうございます!



MOCS Season9


Magic Onlineで最も権威ある大会として知られる「MOCS」。この大会に参加するには、予選を突破するか、参加に必要な「Qualifier Point」を35点集める必要があります。

いつもはスタンダードやモダンなど、僕たちにもお馴染みのフォーマットで開催されますが、今回のフォーマットは「レガシーキューブシールド」という変態フォーマットでした。

これはおそらくMO独自のフォーマットで、【こちらのカードリスト】からランダムで75枚のカードが登場して、それでデッキを組み上げます。

1回だけ事前に練習したプールはこんな感じ。




……な、なんだこのフォーマット(^_^;)

全く全貌が掴めませんでしたが、楽しそうだし突撃!

メインボードは《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》の入った「クローシス(青黒赤)」。




対戦相手がこちらよりも強いコントロールデッキだった場合などに備えて、下記のデッキをサイドプランに。




用意はしたものの、実際はみんなマナクリーチャーを持っていたり、これくらいのビートダウンは捌けそうだったりで、1回しか使いませんでした。

果たして結果のほどは!?




……5-4(>_<)

残念ながら負けに負けて1日が終了。

「MOCS」はともかく、次回のモダンの大会前にはしっかり練習しようと固く決意しました。





さてさて、そんなわけで結果は残念でしたが、【WMCQ2015 名古屋】があるので、それに向けてスタンダードをがんばりたいと思います!

今週の日曜日には【第4期神決定戦】も!




今回も【解説を務めさせていただく予定】ですので、お時間のある方はぜひご覧ください!開始時刻は13時半からとなっております!

それでは、また次回のブログで。


コガモ



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