『カラデシュ』先行プレビューカード《奔流の機械巨人》公開!

晴れる屋メディアチーム

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By Hiroshi Okubo


 ――”マナ・コストを支払わずに唱えてもよい。”

 その甘美な響きは、いつだって我々の心を掴む。


 たとえば「続唱」で公開した呪文を唱えるときのことを想像してみてほしい。

 それは普段はマナ・コストという制約の中でマジックをプレイしている我々が、煩雑さから解き放たれ、カタルシスを得る瞬間だ。

血編み髪のエルフ断片無き工作員

 この”マナ・コストを支払わずに唱えてもよい。”という魔法の一文がなければ、あの快感は得難いだろう。たとえばこれがもし『公開されたカードを唱えてもよいが、マナ・コストは払う必要がある』と言われたら、(それでも強いとは思うが)ちょっとガッカリだ。


 あわよくば対戦相手よりもちょっとだけ得したい。テンポも、カードアドバンテージも。


 本日ご紹介するのは、そんな欲求を叶えてくれるカラデシュ謹製のアーティファクト・クリーチャーだ。

 さっそく《奔流の機械巨人》をご覧いただくとしよう!

《奔流の機械巨人》

(4)(U)(U) アーティファクト・クリーチャー-構築物

瞬速

奔流の機械巨人が戦場に出たとき、あなたの墓地からインスタント・カード1枚を対象とする。あなたはそれを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。このターンにそのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。

5/6

《Torrential Gearhulk》

(4)(U)(U) Artifact Creature – Construct

Flash

When Torrential Gearhulk enters the battlefield, you may cast target instant card from your graveyard without paying its mana cost. If that card would be put into your graveyard this turn, exile it instead.

5/6

 「瞬速持ち」で「墓地にあるスペルを使い回すことができる」という能力は《瞬唱の魔道士》を彷彿とさせるが、唱えられるのがインスタントのみになっている代わりに“そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。”という文章が付記されている。マナ・コスト含め、《過去の罪》にも類似している……だろうか?

瞬唱の魔道士過去の罪

 小回りの利いた《瞬唱の魔道士》と異なり、ここぞというときにゲームの流れを変えたり、あるいは勝ちにいったり、といった運用が主になりそうだ。

 本体の5/6というサイズも頼もしく、並のクリーチャーならば戦闘で軽々と打ち取ってくれるし、クロックも非常に早い。戦場に出たあとはほとんどバニラと変わらないものの、《コジレックの帰還》の誘発型能力にも耐えてくれるのは十分すぎるスペックと言えるだろう。

闇の掌握否認予期岸の飲み込み

 スタンダードならば既存の使い勝手のいいインスタントとして《闇の掌握》《否認》《予期》などがお供に挙がりそうだ。あるいはこれと《岸の飲み込み》を併用してみるのもおもしろいかもしれない。

 また、この手の特定のカードタイプを参照するカードの常として、カードプールがより広大なモダン以下の環境ではそれだけ可能性も拡がる。

けちな贈り物謎めいた命令コラガンの命令

 単純に《稲妻》《呪文嵌め》と組み合わせるのもいいが、せっかくマナ・コストを支払わずに唱えることができるので《けちな贈り物》《謎めいた命令》《コラガンの命令》といった少し重いが確実にアドバンテージに繋がるカードを唱えるとよりお得だろう。

 個人的には墓地に大量のインスタント呪文を落としたあとに何度もETB能力を使い回してみる、といった戦略を試したいので、(強いかどうかはともかく)《霊気魔道士の接触》《奪取の形態》といったカードと組み合わせてみたい。

霊気魔道士の接触奪取の形態

 この新たなアーティファクト・クリーチャーはどのような活躍を見せてくれるのだろうか? 今から楽しみでならない。





 さて、いかがだっただろうか。

 『カラデシュ』は2016年9月30日(金)発売だ。

 9月24-25日()には晴れる屋トーナメントセンターで【プレリリースも開催】される。

 『カラデシュ』の魅力あふれるアーティファクトの数々を、あなたも使ってみませんか?





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