新カードセット発売の季節恒例の大塚先輩とのワンツーパンチ!『統率者戦の注目カード5選』!
『カラデシュ』は、【豊作だった『異界月』】よりも魅力的なカードがさらに多く、5枚に絞るのは大変でした!
デッキにタキシードを着せたい貴族なプレイヤーたちは大喜び!「Kaladesh Inventions」の登場です!枠のデザインがかっこよくて最高ですし、どれも統率者戦ではお馴染みのカードなので欲しくなっちゃいます!
それではテンションも上がってきたところで、統率者戦の注目カード5選~『カラデシュ』編~の始まりです!
◆ 注目カード その1:《耕作者の荷馬車》
マナ加速を兼ねるマッスルなクリーチャー。5/5とサイズが大きいので、あまり戦闘をしないデッキであってもダメージによるプレッシャーを与えられるのがいいですね。これがあればプレインズウォーカーを対処しやすくなるので、流行するならばプレインズウォーカー側は何かしらの対策を考えないといけませんね。
《イズマグナスのミジックス》のように、統率者がシステムクリーチャーかつ色が少ない場合は、より多色のデッキで活躍する《彩色の灯籠》を上回るポテンシャルを秘めています。他にも《連合の秘宝》《統率者の宝球》《ダークスティールの鋳塊》《摩滅したパワーストーン》《レイモスの眼》など、3マナ域のマナアーティファクトの選択肢は豊富なので、限られた採用枚数のパイの奪い合いの行方は楽しみです。
◆ 注目カード その2:《独創の火花》
1マナと軽いうえにモードが2つある最高の呪文!どちらの効果も汎用性ばっちりなので手札で燻ることもありません。デッキ内のカードの平均マナコストが高ければ高いほどダメージの期待値が上がるので、これまで小回りが利かなかった大味なカードばかりのデッキの救世主足りえる可能性があります。
ただ、特定の1枚をキーカードにしたコンボデッキでは、大事な1枚が追放されてリカバリー不能になる危険性もあるので、赤いデッキならば無条件で入るわけでもなさそうです。《巻物棚》《師範の占い独楽》といったライブラリーを操作するカードと併用すると使いやすくなります。これらのような保険があればコンボデッキでも安全に運用できますね。
◆ 注目カード その3:《向こう見ずな実験》
今回の宴会芸ネタ枠。もしデッキにアーティファクトを1枚も入れないと、ライブラリーの枚数に等しいダメージを受けることになるので……
《仲裁の契約》すると大量ライフゲイン!!
《フェリダーの君主》も大喜び!!
なんて一発芸ができますよ!このコンボは《仲裁の契約》だけでなく、《ダメージ反転》でもできるんです!
普通に使う分には、ライブラリーを操作する呪文と組み合わせると、早いターンにマナコストの重いアーティファクトを呼び出せます。《虚無石のガーゴイル》《ダークスティールの溶鉱炉》《荒廃鋼の巨像》《取り憑かれた扉》といった高コスト高インパクトなカードを叩き付けていきましょう!統率者戦ならば初期ライフが40と多いので、ライブラリーに仕込まなくても生き残れそうなのもいいですね!
◆ 注目カード その4:《領事の旗艦、スカイソブリン》
乗り込め―!どこどこどこ!
《領事の旗艦、スカイソブリン》のコストは5マナと絵のサイズ感に比べて軽く、早いターンに出すことで小粒のクリーチャーを根絶やしにできます。同じ機体でも《耕作者の荷馬車》とは用途が少し違って、マナクリーチャーから素早く展開し、役目を果たしたマナクリーチャーたちを無駄なく「搭乗」させられるのです。
これは伝説のアーティファクトですが、「搭乗」しないとクリーチャーではないので統率者として使えなくて本当によかった!もしクリーチャーだったなら統率者としてデッキを組んでしまうほどの魅力がこいつにはあります。
◆ 注目カード その5:《天才速製職人》+《楕円競走の無謀者》
この2枚と大量の0マナアーティファクトを組み合わせると……うっ……頭が……!
- 2016/05/30
- コマンダー塚本の統率者最前線! vol.6 -グランド・ゼロ-
- 塚本 樹詩
《謎鍛冶》も併用すれば、もっともっとエンジンが加速するぞ!
さ、組みなおしますか。
どちらのクリーチャーもアーティファクトを多用するデッキでは悪さをしそうな能力なので、組み合わせて使わなくても個別で活躍しそうですね。
◆ 今回の”ビックリドッキリ”レジェンドは!?
恒例となった注目の統率者として選ばれたのは、《永遠の造り手、ラシュミ》!
各ターンの最初に唱えた呪文が疑似的な「続唱」を得るような効果をもっています。つまり、《宝船の巡航》や《時を越えた探索》など「高コストの呪文を踏み倒して使おう!」という算段です!
詳しい解説の前に、まずはデッキリストをどうぞ!
基本的な動きは、
マナコストを自分で軽減できる呪文(「探査」やピッチ呪文など)→追加ターン→あとは流れで!
となりますが、新しいカードの絡みだけ詳しく解説しましょう!
《時を越えた探索》など「探査」のコストに充てながら、ライブラリーを操作する《師範の占い独楽》や《巻物棚》、統率者を守る《稲妻のすね当て》、強力な《金属製の巨像》を探せます!《発明博覧会》も同じ用途で採用されています。
《金属製の巨像》や《アロサウルス乗り》など「高マナコストのピッチ呪文」で、ゲーム序盤から《時間のねじれ》や《時のらせん》を捲って無双しましょう!
《全知》がデッキの主な勝ち筋なので、《実物提示教育》《Eureka》だけでなく《永遠の造り手、ラシュミ》の能力からも出すためには、このカードは必要不可欠です!《無限への突入》以外のカードはすべて踏み倒せます。
これや《アロサウルス乗り》を手札に加える《激情の共感者》も重要なキーカードですね。
コスト軽減能力に目が留まりがちですが、地味に回収能力も強力です。《アシュノッドの供犠台》や《高級市場》で墓地に落としてから、アーティファクト2枚を生贄に捧げて手札に戻すと、毎ターン《永遠の造り手、ラシュミ》を美味しく使えていいですね!
◆ 《永遠の造り手、ラシュミ》の可能性は無限大!
今回はオーソドックスな構築をした《永遠の造り手、ラシュミ》を紹介しました。
これ以外にもマナコストの異なる2枚コンボならば《永遠の造り手、ラシュミ》が良い繋ぎになってくれます。まだまだ研究の余地がありそうです!
今回はこれにて終了!『カラデシュ』の世界へ飛び込むぞー!
待ってろ!ラシュミたん!ちゅっちゅっ!
(対戦中はこのようにテンションを上げすぎないように注意しましょう!)
また次回!
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- コマンダー塚本の統率者最前線! vol.12 -文明なんてぶち壊せ!!-
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