『マジック:ザ・ギャザリング ― 統率者(2016年版)』先行プレビューカード《魂の守護者、ラーボス》公開!

晴れる屋メディアチーム

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by Yusuke Kanazawa


 『マジック:ザ・ギャザリング ― 統率者(2016年版)』発売迫る。

 全国の統率者戦フリークを魅了してやまない統率者戦最新セットがいよいよリリース間近となった。

 多人数戦を前提としていることもあって、統率者戦のカードは時に強力かつ統率者戦ならではといえるデザインを与えられることが少なくない。


石術師、ナヒリ屑鉄の学者、ダレッティラノワールの憤激、フレイアリーズ


 例えば『統率者(2014年版)』に収録されたこれらのプレインズウォーカーは、伝説のクリーチャーではないにも関わらず統率者として指定できるという特殊なデザインが施されている。

 このように、統率者戦のカードは既存の枠に囚われない革新をもって我々を迎えてくれる。

 そして今回もまた、驚きに満ち溢れる統率者戦のプレビューウィークが到来した。

 それではご覧いただこう。『統率者(2016年版)』プレビューカード《魂の守護者、ラーボス》の姿を。






魂の守護者、ラーボス

3(W)(B) 伝説のクリーチャー-人間・クレリック

飛行

あなたがコントロールする他のクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。

共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)

2/2


Ravos, Soultender

3(W)(B) Legendary Creature – Human Cleric

Flying

Other creatures you control get +1/+1.

At the beginning of your upkeep, you may return target creature card from your graveyard to your hand.

Partner(You can have two commanders if both have partner)

2/2


 星空を背にして中空に立つクレリックの男性。この星空や出で立ちから類推するに、おそらく『テーロス』次元の人物であると思われる。

 『テーロス』における白黒のカラーリングといえば、常命の者の国と死者の国を分かつ河の渡し守である小神《通行の神、エイスリオス》が想起される。


通行の神、エイスリオス


 《魂の守護者、ラーボス》もまた、生と死の境界を管理するがごとくの能力を備えている。

 ひとつは自軍に+1/+1の恩恵をもたらす常在型能力。面展開した軍勢を強化すれば対戦相手にとって脅威となるだろう。

 全体強化が生者を鼓舞するためのものであるなら、もうひとつは死者、すなわち墓地に眠るクリーチャーに関与するものとなっている。

 自身のアップキープ開始時に墓地のクリーチャー・カード1枚を手札に戻す誘発型能力。一切のコストいらずで毎ターンクリーチャーを回収できるというのは破格といえる。

 どちらの能力も粘りに粘っての消耗戦を得意とする白黒に合致した能力ではないだろうか。自身こそ2/2飛行とやや物足りなく感じる向きもあるが、《魂の守護者、ラーボス》が盤面に与える影響力は予想以上のものとなりそうだ。

 そして、《魂の守護者、ラーボス》の真骨頂は別にある。それこそが『統率者(2016年版)』発の能力となる「共闘」である。

 「共闘」は統率者に関連する能力のようで、2体の統率者の両方が「共闘」を持っている場合、そのどちらも統率者として指定できるというものである。

 そう、前代未聞の「2体統率者」による構築が可能となるのだ。

 この「共闘」こそが『魂の守護者、ラーボス』に未知の可能性を与えている。

 想像してみてほしい。2体の統率者を指定することによる恩恵を。

 ひとつは至極単純でありながら統率者戦における重要な要素「統率者によって指定される固有色」が増加することだ。

 《魂の守護者、ラーボス》は白と黒のクリーチャーであるため、通常、彼を統率者とした場合の固有色は白と黒に限定される。しかし、「共闘」を有する他の色の統率者と併せて採用したならばどうだろう。

 そうすることによって青赤緑といった色のカードもまた、『魂の守護者、ラーボス』の支援を受けることができるようになる。この「組み合わせによって固有色の幅を広げる」といった芸当は「共闘」を持つ統率者だからこそできることだ。

 もうひとつの恩恵は、統率者同士のシナジーである。他の「共闘」を持つ統率者の情報がない以上は妄想でしかないが、例えばクリーチャーを生け贄に捧げることで何らかの効果をもたらす統率者やトークンを展開する統率者であれば、《魂の守護者、ラーボス》と組み合わせることによってシナジーを生み出すことができるのだ。しかもそれらが実質的に初手に揃っている状態で、である。

 新能力「共闘」は、その組み合わせ次第で様々なシナジーと驚きをプレイヤーに提供してくれることだろう。

 『統率者(2016年版)』がリリースされた折には、ぜひとも一押しの「共闘」コンビを見つけ出してほしい。



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