ストリクスヘイヴンへようこそ!
新セット『ストリクスヘイヴンの秘密』の先行発売が始まり、今週には正式に発売日を迎えます!
さらに、今週末の『第14期統率者神挑戦者決定戦』を皮切りに、5月のゴールデンウィークは神決定戦づくし!きっと新カードもたくさん使われることでしょう!
魅力的なカードばかりの今セットを見ると、どんなカードやデッキが強いのか、どのカードを買えばいいのか、悩みますよね。
そこで、各構築フォーマットを代表する実力者である「神」のみなさんに、『ストリクスヘイヴンの秘密』で注目するカードトップ3!を聞いてみました!
■「神」とは?
晴れる屋が主催している、『神決定戦』という大会の暫定王者。スタンダード・パイオニア・モダン・レガシー・ヴィンテージ・パウパー・統率者・リミテッドの8フォーマットそれぞれで行われており、予選大会(挑戦者決定戦)と決勝大会(神決定戦)を勝ち抜いた者だけが「神」になることができる。
詳しくはこちらをご覧ください。→『神決定戦』特設ページ
各フォーマットを熟知した者ならではの視点から、鋭い意見が飛び交いました。「神」の目にはなにが映り、なにを考えたのでしょうか。
また、今回「好きなミスティカルアーカイブ3選」もお聞きしたので、そちらもお楽しみください!
◆第33期スタンダード神:平山 怜
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
新登場の準備呪文は、フェアなゲームで強力なカードが多い印象です。今のスタンダードは高速化が進み、こういったフェアなカードを使用したミッドレンジは活躍していません。これらカードパワー高めなカードたちが、ミッドレンジを復権させられるか要注目です。
収録された多色土地は、初収録時のスタンダードでは大活躍したスローランドです。今のスタンダードは高速化が進み、遅いデッキにも境界ランドがあるので、昔ほどは使われないのかもしれません。
ただ、「ティムール全知」のような「基本土地タイプを持たない土地」を大量に採用した多色デッキにとってはありがたい再録です。
- 2026/03/25
- スタンダード神による「ティムール全知」デッキガイド
- 平山 怜
『ストリクスヘイヴンの秘密』スタンダード注目カードトップ3!
3位:《浸食作用》
現代によみがえった《流刑への道》です。今のスタンダードのデッキの多くは、《嵐追いの才能》などマナが伸びても使い切れる構造のデッキが多いです。なので、注目度に反して、そこまで強力なカードではないと推測します。
しかし、このカードが存在するだけで1マナでなんでも除去される想定でプレイする必要がありますし、デッキに基本土地を入れるのがセオリーとなるかもしれません。カードそのものの強さより、構築やプレイに影響が出ることに注目しています。
2位:《没頭》
《食糧補充》に匹敵する強力なドローソースです。イゼット果敢のようなデッキでは《食糧補充》が重いことが多いので、このカードに変更したり、枠を散らすことがありそうです。
1位:《墓場の研究者》
レガシー級のパワーカードである《再活性》を唱えられるクリーチャーです。一度条件を満たせば、次のターン以降も条件を満たすのは簡単なので、出されたら対処は必須でしょう。
自身も3マナなので、除去されても同じデッキに入りそうな《空虚》《救いの手》に対応しているのは嬉しいですね。
《再活性》を連打するとライフがもたないかもしれないので、ライフゲイン手段や《心優しき紅小町》のような軽くて優秀なクリーチャーでデッキを組みたいですね。
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
よく使う、かつ好きなカードで今まで特殊イラストがなかったカードたち。嬉しい。
◆第20期パイオニア神:原 康貴
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
どうも、原です。
ストリクスヘイヴン再訪ということで、前回の『ストリクスヘイヴン:魔法学院』発売を調べたらちょうど5年前でした。2、3年前くらいだった気がするんですが……。
今セットの注目メカニズムといえば「準備」と「範例」。
「準備」は単純に1枚で2枚分の仕事をしてくれるカードが多く、なかでも「自らの効果で再度準備済になれる」カードには期待しています。Top3には入れませんでしたが、《精霊喚びの愛好者》は《黄金架のドラゴン》との無限コンボが発掘されており、新たなデッキの兆しを感じますね。
「範例」は呪文タイプ「講義」なので、過去の「履修」と組み合わせて使うことができます。どれも重たい代わりにインパクトは抜群なので、隙あらば履修して唱えたい性能をしていますね。
『ストリクスヘイヴンの秘密』パイオニア注目カードトップ3!
3位:《萎縮の呪い》
幾度となく刷られてきた

で全体-2/-2修正のソーサリー。今回のおまけ効果は条件が要るものの、トンデモない破壊力です。
巻き込まれて死亡しても問題ない《大釜の使い魔》によって、簡単にライフゲインができる「サクリファイス」系デッキでは、ちょうどいいのではないでしょうか。
2位:《豊穣の名誉教授》
俺たちのデンプロが帰ってきた。なんならサイズが上がって、警戒も持って、複数回《新たな芽吹き》を使えるようになって。
《集合した中隊》デッキで《集合した中隊》を使いまわしてもよし。ゴルガリ系ミッドレンジデッキで純粋なパワーカードとして採用してもよし。《豊穣の名誉教授》Aで《豊穣の名誉教授》Bを回収することもできます。
“準備”の必要がなくカード単体で強いので、さまざまなデッキに雑に出張できるかもしれませんね。
1位:《没頭》
《表現の反復》禁止から早4年。もう解禁を待つ必要はありません。堂々と2マナでアドを取ろう。
イゼット系(特に果敢)への投入はもちろんのこと、《表現の反復》と違って
なのでイゼットにこだわる必要もありません。インスタント・ソーサリーがほどよく入るスペル重視のデッキなら、どこでも採用を検討されるような強さです。
ただし墓地を参照するので、《没頭》以外に墓地を使うデッキ(例:《積み重ねられた叡智》や《弧光のフェニックス》)だとサイド後に割を食う可能性もありますね。
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
1位《呪文貫き》:綺麗で美しくて可愛くてカッコいい。赤の色使いも鮮やか。オタクの心も貫いている。
2位《ジェスカの意志》:日本画もショーケースも両方COOLでいい。統率者戦で好きなカード。絵違いを持っていなかったのでぜひ欲しい。
3位《跳び込め》:可愛いの権化。特に真ん中のうさぎは可愛すぎ。
◆第32期モダン神:細川 侑也
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
こんにちは、モダン神の細川 侑也です。
セット全体の印象としては、今回のメカニズムはあまり下環境向けではないと感じました。
特に目玉メカニズムの1つである「準備」は、クリーチャーが準備呪文を詠唱するという関係上、クリーチャー+呪文のマナが必要になります。モダンやレガシーなど、いわゆる下環境では、とにかく軽さが命なので、準備済クリーチャーを出して呪文を撃つという動きは、少々マナがかかりすぎる印象です。
見方を変えれば、準備済クリーチャーは能力を分割している分、軽く出せるということでもあります。たとえば《観念の名誉教授》を例に挙げると、「6マナ5/5で戦場に出たときに3ドローする」というカードより、5マナでクリーチャーとして出しておける分、少し軽いですよね。
しかし、そうなると今度求められるのは準備クリーチャーのクリーチャーとしてのクオリティなわけですが、どれも準備呪文を撃つことを前提にした強さに見えます。よって、下環境で使われるかは微妙なところ。
「範例」は重いですし、「即妙」「注入」は条件が厳しく、「増分」は支払ったマナの点数なので、軽いスペルが飛び交う下環境ではあまり誘発しません。
そう考えると、今回のメカニズムでモダン向きなのは疑似的な果敢である「演目」ぐらいです。
……とまあ最初からネガティヴなことを言ってしまいましたが、まあ安心してください。メカニズムこそ下環境向けではありませんが、『ストリクスヘイヴンの秘密』にはモダンで使いたい魅力的なカードもちゃんとあります!
『ストリクスヘイヴンの秘密』モダン注目カードトップ3!
3位:《展覧会の潮呼び》
ライブラリーアウトで可能性がありそうだと思ったカード。
《遺跡ガニ》《面晶体のカニ》のカニ軍団と違い、「上陸」で切削することはできませんが、「演目」でインスタントかソーサリーを唱えると3枚切削できます。しかも、マナを5点以上支払うと10枚切削となかなか破格。
《定業》や《彼方の映像》《致命的な一押し》など軽いスペルが多いライブラリーアウトではかなり誘発しますし、《書庫の罠》も0マナです。《書庫の罠》は5マナで撃つことも可能なので、そうすれば10枚切削になり、一気に23枚のライブラリーを削れます。
0/2というサイズは少し残念ですね。《遺跡ガニ》と同じ0/3なら《敏捷なこそ泥、ラガバン》が止まるので最高だったのですが……「ジン」って結構サイズが優秀な記憶があるのですが、カニよりも柔らかいんですね。しっかりしてほしい。
上陸でライブラリーを削るカニたちと違い、1ターンで9枚ライブラリーを削ったりできるのは《展覧会の潮呼び》の魅力です。ゲーム後半になると上陸する土地がなく腐るカニと違い、トップデッキしたときは《展覧会の潮呼び》に軍配が上がるでしょう。
このカードが強かったら、モダン神ではライブラリーアウトを使うことになるかもしれません。
2位:《対立の名誉教授》
先ほど「準備済クリーチャーは軽さとクリーチャーのクオリティが重要」とお話しましたが、その要件を満たしているのが《稲妻》を撃つ赤の名誉教授、《対立の名誉教授》です。
2マナ・2/2・先制攻撃というサイズは、ボロスエネルギーの1マナ域やジェスカイブリンクの《溌剌の牧羊犬、フィリア》が止まる(一時的に追放はされますが)ので、そんなに悪くありません。
そして、生き残れば3回の呪文ごとに《稲妻》を準備するので、さすがにこれは脅威になります。
《対立の名誉教授》を出せばあと2回のスペルで《稲妻》の準備が完了するので、《ミシュラのガラクタ》+《溶岩の投げ矢》フラッシュバックで達成です。
《対立の名誉教授》が《稲妻》を撃てば2回のスペルでまた《稲妻》が撃てるので、準備済になると、次の《稲妻》が撃ちやすくなります。準備にリソースを使うように見えて、意外と条件達成自体は難しくないのです。
今のイゼットは《表現の反復》に先ほど上で紹介した《没頭》とドローも多く、《対立の名誉教授》の誘発にはさほど困りません。
2マナということで《精鋭射手団の目立ちたがり》の方が優先される可能性が高いですが、2/2・先制攻撃による防御面や、盤面除去にも使える柔軟さは、《対立の名誉教授》のストロングポイントです。
ちなみに《対立の名誉教授》が3体並ぶと、《稲妻》を3連続で撃って全員が準備完了になるので、ずっと《稲妻》が撃てます。
1位:《没頭》
数多あるレア・神話レアを押さえてアンコモンの《没頭》が第1位になりました。
「ほぼ《表現の反復》」「ジェネリック《表現の反復》」などなど、ストリクスヘイヴンの先輩である《表現の反復》と比べられて、なんなら名前すら早速奪われかけている《没頭》ですが、そのうち《表現の反復》のほうが《没頭》と呼ばれるようになるかもしれません。
それぐらい、このカードにはポテンシャルを感じています。
パイオニアとレガシーでは《表現の反復》が禁止されているので、《没頭》はその代わりになるのか?という議論が交わされていますが、めずらしくモダンでは《表現の反復》が使用できるので、《没頭》とどちらを使うべきかから考えなければなりません。
《表現の反復》のメリットは、下準備やデッキ構築を特に考えずにデッキに入れられることと、3ターン目から積極的にキャストしにいけることです。唱えることに条件がなく、3ターン目に撃って土地を追放し、ほしいカードを手札に入れれば、簡単に2マナでリソースを2枚稼げるので非常に使いやすい。
一方、《没頭》はインスタントとソーサリーが墓地に落ちている必要があります。弱い《予期》になる場合もあり、いつでも3枚から2枚を手札に加えられるわけではなく、これは《表現の反復》先輩に及びません。
メリットとしてはなんといっても、3枚から2枚を手札に加えられる点です。1枚を追放して、そのターン中に使わなければならない《表現の反復》のデメリットは意外と大きいのです。
たとえば《精鋭射手団の目立ちたがり》《呪文貫き》を選びたいとします。《表現の反復》なら《呪文貫き》は手札に入れて構える必要があるので、《精鋭射手団の目立ちたがり》を追放してキャストしなければなりません。《没頭》であればここで2枚を加え、《精鋭射手団の目立ちたがり》を「計画」できるのです。
欲しいカードが2枚とも打ち消しなら《没頭》のほうが強いですし、そもそも《表現の反復》では追放したカードが重ければ唱えられませんが、《没頭》なら手札に入るので関係ありません。3ターン目に撃って《コーリ鋼の短刀》を2枚取る、なんてこともできるわけですね。
インスタント・ソーサリーをバランス良く入れなければならないというデメリットはあるものの、《没頭》を使うメリットは十分にあると思います。
ソーサリーカウントとして優秀なのは《定業》《ロリアンの発見》あたりでしょうか。《表現の反復》と併用して使うのもいいですね。黒を入れれば《思考囲い》が増えます。
当然ですが《表現の反復》は青赤、《没頭》は青なので、青赤以外で使えるのも《没頭》の強い点ですね。それこそ、青黒はリソース獲得手段が欲しいデッキだったので、《没頭》はぴったりかもしれません。《定業》《思考囲い》《ロリアンの発見》と強いソーサリーもそろっています。
さまざまなデッキで《没頭》は使われそうな予感がしています!
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
今回のミスティカルアーカイブは、通常版と日本画、どちらもイラストがとても素晴らしいですね。
絵違い大好き人間なので嬉しい反面、家にまたカードが増えそうです。《虹色の終焉》は8枚、《一時の猶予》は12枚もうあるのにまた4枚ずつ増えていくことに……。
そのなかでも、特に美しいと思ったのが日本画のこの3枚!英語派なので残念ながらこの美麗なイラストのカードたちを紙で使うことはないのですが、MTGアリーナでも実装されると思いますし、そっちでは日本画で楽しもうと思います。
1位《むかつき》:特に《むかつき》のカッコよさはすごいですね。元イラストが「書類をばらまいたおじさん」にしか見えなかったので、そのギャップもあって第1位!
2位《虹色の終焉》:イラストできちんと虹が表現されていて、日本画なのに色鮮やかという点がとても素敵。
◆第32期レガシー神:酒井 達也
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
ストリクスヘイヴンが帰ってきました!
新キーワード能力「準備」は状況に応じた動きができる点が印象的で、前回の「出来事」を思い出すデザインになっています。特に《Ancestral Recall》のような、本来そのフォーマットでは使えない呪文を唱えられる点はかなり面白く、触ってみたくなるカードが多いですね。
また、ミスティカル・アーカイブも今回かなり魅力的で、《意志の力》や《目くらまし》《輪作》などが新規アートで収録されているのもポイントです。前回のミスティカルアーカイブの日本画をコンプリートしたほど好きなので、今回も集めたいと思っています!
『ストリクスヘイヴンの秘密』レガシー注目カードトップ3!
3位:《ウィザーブルームの魔除け》
黒緑らしい器用な1枚で、状況に応じた選択ができるのが強みです。特にドローモードは相手の《不毛の大地》に合わせて、対象に取られた土地を生け贄にすることで無駄がなく、リソース勝負で強さを発揮します。また、マナ総量2以下のパーマネント除去も優秀で、変身した《知りたがりの学徒、タミヨウ》に触れるのも高評価。
ほかの魔除けサイクルのいずれも強力で、どれもレガシーで使われてもおかしくないカードパワーだと思います。
2位:《石化した村落》
土地でありながら土地を止められるのが面白く、《不毛の大地》対策としてかなりわかりやすい1枚です。デプスやエルドラージのような土地依存度の高いデッキでの採用が考えられますね。
エルドラージでは《ウギンの目》を指定することで、自身の《ウギンの目》からもマナを出すコンボもあり、無駄のない使い方ができると思います。
相手に出された場合は、誘発に合わせてフェッチランドを生け贄に捧げておくのを忘れずに!
1位:《没頭》
すでにみなさん注目されていますが、このカードは外せませんでした。
墓地にインスタント・ソーサリーを落としておく条件付きですが、3枚見て2枚取れるドローはやはり強力で、《表現の反復》にかなり近い動きができます。イゼットデルバーやディミーアテンポなどのアドバンテージ源として重宝されること間違いなし。
《食糧補充》と使い分ける形で、コンボとテンポで選ばれていきそうな印象です。ほかのフォーマットでも十分使われうるスペック。とりあえず4枚買え!
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
1位《意志の力》:レガシーと言えばWill!日本画も魅力ですが、グローバル版も味が合って最高ですね!ぜひ集めたいです。
2位《サイクロンの裂け目》:猫がかわいい!
3位《発熱の儀式》:狸がかわいい!
◆第29期ヴィンテージ神:横川 裕太
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
今回はストリクスヘイヴンへの再訪です。かなり再録の強いセットで、ミスティカルアーカイブである《吸血の教示者》をはじめ、強力ドローソースである《表現の反復》(諸説あり)や、なんとあの《Ancestral Recall》(大嘘)など盛りだくさんです。
セットの性質上、インスタント・ソーサリー・墓地を参照することの多いセットなので、ヴィンテージ的にはそれなりに期待できそうです。では、新しいカードを見ていきましょう。
『ストリクスヘイヴンの秘密』ヴィンテージ注目カードトップ3!
3位:《プリズマリの魔除け》
《定業》相当の最低限使いやすいドローソースでありながら、バウンス、振り分け火力と、単体ではあまり使いたくないが使いどころはあるモードが2種類ついています。
《オークの弓使い》なら火力、《超能力蛙》などサイズの大きいクリーチャーはバウンス、それ以外はドローと使い勝手は良さそうで、ヴィンテージでも見かけるかもしれないですね。
2位:《石化した村落》
土地限定の《真髄の針》能力を持った土地。
打ち消しも置物破壊もハンデスも効かない《Bazaar of Baghdad》を無力化できるカードは唯一無二で、対ドレッジの定番サイドになりうる可能性があります。もちろん《不毛の大地》などを止めても○。
無色マナ能力を生み出す能力も追加してくれるので、困ったときは《Mishra’s Workshop》を指定して《まばゆい肉掻き》などの非アーティファクト呪文の支払いに使ったり、《古えの墳墓》を指定してペイライフを誤魔化したりと小技も多そうです。
1位:《没頭》
《表現の反復》と言いましたが、カウンターを構えたり重いカードを複数拾えるので、どちらかというと《食糧補充》に近い役割を持つと考えています。
インスタントとソーサリー両方が必要なので、《定業》《思案》といった使いやすいソーサリーを増やす必要はありますが、《夢の巣のルールス》コントロールにとっては比較的使いやすそうなアドバンテージソース。要注目です。
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
1位《食糧補充》:最初のプレビューで公開されたとき、一瞬で心奪われました。Dominik Mayer氏のイラストが大変いい味を出しています。ほぼ全フォーマットで使う可能性があるので満足度も高そうです。
2位《意志の力》:日本画版が大きな話題になっていましたが、個人的には通常版推しです。青の流線が映えますね。今使ってるほうの《意志の力》は統率者戦で使うことにします。何枚あっても足りない!
3位《大勝ち》&《ジェスカの意志》:最近統率者を始めたのですが、お気に入りである《火の王アズーラ》で使う2種をピックアップ。《大勝ち》は通常版、《ジェスカの意志》は日本絵版がいいですね。
◆第13期パウパー神:佐藤 悠二
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
前提として、最近の新セットはすべてスタンダード向けかつ、(特にコモンカードは)リミテッドを意識してデザインされていることもあり、エターナルフォーマットであるパウパーに与える影響は限定的になりがちな印象です。
一方で、たとえば前セット『ミュータント タートルズ』で登場した《ビッグ・ブラザー、レオナルド》は発売前から注目され、現在進行形で大活躍中!既存のデッキにうまくハマるカードであれば、活躍のチャンスは大いにあります。
そして今回、『ストリクスヘイヴンの秘密』には……嬉しいことに面白そう&強そうで既存のデッキで試されそうなコモンがたくさんありました!
多くのカードにチャンスがありそうですが、特に注目している3枚をご紹介します。
(余談ですが、これらのカードは全カード公開時に収録が判明したものばかりで、プレビュー期間中は正直あまりいいコモンカードがなく……この記事で何を紹介しようかと頭を抱えていました。パウパーの本番はプレビュー期間というより全カード公開時なのかもしれません)
『ストリクスヘイヴンの秘密』パウパー注目カードトップ3!
3位:《気ままな紙片、ページ》
伝説のアーティファクト・クリーチャーかつ、めずらしいキーワード能力を持ち、本当にコモンカードか……?と思うほど一際目を引くデザインです。英語のカード名(《Page, Loose Leaf》)もルーズリーフとかかっていてオシャレですね。
「壮大」は見慣れない能力ですが、効果としては「場にこのクリーチャーがいる状態で、手札の同名カードを捨てると、インスタントまたはソーサリーを確定ドロー」です。
いろいろな種類のインスタント・ソーサリーが混在するデッキでは、せっかくの「壮大」能力がただのキャントリップになってしまうので、クリーチャーが主体で厳選されたスペルのみが採用されているデッキで活躍しそうです。
たとえば、クリーチャーを30-40枚程度採用し、呪文は《紆余曲折》と《暴走の先導》のみに絞ったデッキであれば、
・《気ままな紙片、ページ》の「壮大」効果で《紆余曲折》や《暴走の先導》を確定サーチ。
・《紆余曲折》や《暴走の先導》で引いたページをまた次のドロースペルに変換。
と、どんどん連鎖させることが可能です。引いたクリーチャーを展開する際に《気ままな紙片、ページ》のマナ能力を活かせるのも嬉しいですね。
既存のデッキでは、コンボ中はデッキ内のどのスペルを引いても嬉しく、《墓の刈り取り》との相性も抜群な「サイクリングストーム」での活躍が期待されています。
そしてなんといっても、うまく使ってみたくなる面白いデザインを評価して3位としました!
(「防衛」能力を持っていれば「壁コンボ」で大活躍だったのですが……!まさか「防衛」を持っていないことがデメリットになることがあるとは……)
2位:《過去の追求》
次はロアホールドからこちらの呪文。似たカードに『ストリクスヘイヴン:魔王学院』収録の《身震いする発見》がありますが、こちらは「フラッシュバック」を持っています。
《信仰無き物あさり》に代表されるように、いわゆる「ルーティング効果」と「フラッシュバック」の相性は抜群です。デッキ全体を墓地活用やディスカードシナジーでまとめる際に、これ1枚で「ほかのカードを捨てる」ことも、「ほかのカードの効果で捨てられる(=捨てて得する)」こともできます。
そしてなんといっても、こうした「先に手札を1枚捨てたあと、2枚引く」能力のカードは《こそこそサクサク》を活用するのにうってつけ!最速2ターン目から、アドバンテージを失うことなく、何度も復活する飛行クロックを用意することができるのは本当に強力です。
加えて、このカードは「フラッシュバック」で撃てば単体でハンドアドバンテージを獲得することも可能で、《こそこそサクサク》を使いながら粘り強く攻め続けるデッキには、ぜひ入れたい1枚になっています。
赤白系のビートダウンデッキはこれまでも一定数存在していたものの、現環境では若干カードが足りていない印象でしたが、このカードを機に再熱しそうな予感がします。
1位:《精鋭の迎撃手》
第1位は「白単ウィニー」を中心に即戦力間違いなし、「準備」能力を持ったこのカードです。
「白単ウィニー」というデッキは、クリーチャーを絶え間なく展開して攻めることを得意とする一方、除去呪文については少量の採用にとどまります。除去ばかり引き続けてしまうと、肝心のクリーチャーの展開が遅れますし、そもそもメインボードから除去を必要としない相手もいますからね。
そこにきてこのカード、なんと1ターン目から展開できるクロックでありながら、アドバンテージを失わずに相手のブロッカーを1ターン無力化できると書いてあります。
ついでに直近で獲得した新戦力の《ビッグ・ブラザー、レオナルド》の「隠密」効果を使うための道を開きながら、「隠密」で手札に戻して再度「準備」能力を使うことが可能。あまりにも白単ウィニーの戦術にマッチしすぎています。
これまで白単ウィニーは《Utrom Monitor》や《のたうつ蛹》など、スタッツのよい飛行や到達を持つブロッカーの対処に手間取ることもありましたが、1体のブロッカーではそうそう止まらなくなりそうです。
すでに使われている《スレイベンの検査官》や《ひよっこ捜査員》とは一長一短で、それぞれを何枚入れるかは悩ましいものの、「白単ウィニー」に限らず白のビートダウンであれば広く採用を検討できそうです。
新出のキーワード能力である「準備」が、パウパーでも活躍しそうなのは個人的にも大変嬉しいですね!
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
結果的にパウパーカード3枚になってしまいました。
◆第13期統率者神:髙橋 龍司
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
今回のストリクスヘイヴンは、統率者戦でワンチャンありそうなカードが多くあると感じました。
単体でのカードパワーもさることながら、ギミックに組み込んだら面白そうなカードが多くあり、試すのが楽しみです。
さらに、ミスティカルアーカイブまであるのでついついパックを剥いてしまいそうです。
『ストリクスヘイヴンの秘密』統率者戦注目カードトップ3!
3位:《創意溢れるもの、プリズマリ》
「ストーム」付与はヤバい!
7マナと重いですが、統率者戦なら《魔力の櫃》《背信のオーガ》《発熱の儀式》などから2〜3ターン目に出すことが可能で、出るまでにある程度ストームを稼げているでしょうから《ギタクシア派の調査》で大量ドロー、《一攫千金》でマナ加速からチェイン開始。
《見事な修理》や《ジェスカの意志》を唱えるまで行けたらゴールまで繋がるでしょう。
「護法」は初期ライフ40の統率者戦ではお飾りなので、除去の上からさらにスペルを唱えてチェーンさせるようにしていきたいですね。
2位:《フラッシュバック》
《瞬唱の魔道士》の能力そのままにインスタントになりました。一度使ったサーチ呪文や打ち消し呪文を使い回せるだけでも十分仕事しそうですが、1マナになったおかげで《直観》や《けちな贈り物》のパイルに組込みやすくなっています。
《汚れた契約》や《Demonic Consultation》で《タッサの神託者》をサーチし、《フラッシュバック》で再度唱えライブラリーを空にできるので《汚れた契約》や《Demonic Consultation》との2枚コンボという側面もあります。
上記のコンボを搭載したデッキや《ジェスカの意志》などをキーカードとしたストーム系のデッキでよく見かけることになるのではないでしょうか。
1位:《不吉な収穫》
以前の「墓地ストーム」より条件が厳しくなりましたが、大量ドローが見込めるカードです。
生け贄シナジーのある《フェイに呪われた王、コルヴォルド》や全体除去と相性の良い《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》のデッキで活躍しそうなほか、トークンが墓地に落ちてもストームカウントするので宝物を生み出せる《意志を縛る者、ディハーダ》や《鋭い目の航海士、マルコム》《秘密売り、ティヴィット》でも採用が見込めます。
《呪われた匪賊》や《巣穴の魂商人》とも相性が良いので、それらを強く使える《オルゾフの御曹子、テイサ》や《リスの将軍、サワギバ》でも活躍しそうですね。
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
1位《森林の目覚め》:ドライアドの木の色を褐色ギャルに当てはめるのは天才の発想。
2位《輪作》:すこ。
3位《ジェスカの意志》:くそっ……なんだこのイラスト。どこで覚えてきた!?かわいいね。
◆第26期リミテッド神:山本 康平
『ストリクスヘイヴンの秘密』カードセット全体の印象
みなさん、こんにちは。リミテッド神の山本です。
5年振りとなるストリクスヘイヴンへの再来となりますが、前回の『ストリクスヘイヴン:魔法学院』ドラフトでは、「履修」カードと「講義」カードをバランス良くピックすることがとにかく苦手で、よく履修カードでルーティングをしてたほろ苦い思い出が蘇ります(泣)
今セットでは履修カードがないので、嬉しさ半分、寂しさ半分といったところですかね。
前エキスパンションの『ミュータント タートルズ』と同様、対抗色5種をメインとしたアーキタイプ(+収斂による多色)に分類されていますが、本セットはマルチカラーのカードが比較的多めでカードパワーも高い印象です。
いくつか新キーワード能力が登場しますが、そのなかでも注目すべきはやはり「準備」カードですね。
かつての名だたる強力な呪文を唱えることができるので、長年マジックをプレイしている方々からしたら楽しみで仕方がないのではないでしょうか。
『ストリクスヘイヴンの秘密』リミテッド注目カードトップ3!
3位:《泥水のルマレット》
いたって普通の《魂の管理人》なのですが、黒緑というカラーリングにおいて「注入」の能力をシンプルに誘発させやすいので、何枚あっても嬉しいカードだと思います。
2ターン目にこれからの3ターン目に《害獣のマスコット》という動きだけで十分プレッシャーがありそうです。
2位:《解剖実習》
今までこの類のカードは何度か登場していますが、お手軽に1:2交換を取れて1マナなのでツーアクションが取りやすく、ライフゲインもあるので「注入」や「即妙」とも相性〇と、良いことづくめのすごいスペルです。
相手が黒いデッキだった場合、いかにこのスペルを撃たれても最低限の被害に抑えられるかを考えるのが重要になります。
1位:《傷残す批評》
おなじみX点火力シリーズですが、インスタントで本体にも飛び、マナスクリュー時にX=0で撃つことも考えられる序盤・中盤・終盤いつでも強いカードとなっています。
やはり、「演目」の5マナ以上の能力が誘発するX=3以上で撃ちたいところです。構築でも十分に活躍が見られると思われますのでオススメです。
おまけ:好きなミスティカルアーカイブ3選
《ハルマゲドン》:自分がマジックを始めた中高生のころ、このカードの強さに戦慄しました。
《白日の下に》:スタンダードで当時《包囲サイ》8枚態勢のデッキでよく使用していました。
《意志の力》:イラストが良すぎるので機会があれば1枚確保したいところですね。
新環境を楽しもう!
「神」ならではの柔軟な発想と鋭い着眼点から、各フォーマットの『ストリクスヘイヴンの秘密』の注目カードをレビューしてもらいました!
目を引くような強いカードが多く、どんなデッキを組むか考えるのが楽しいですね!彼らの意見を参考に新たな戦力とともに新環境へと踏み出しましょう!
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