一週間後はまるで別世界!コントロールが大活躍!-Just Nowスタンダード!vol.86-

晴れる屋メディアチーム

はじめに

『ストリクスヘイヴンの秘密』リリースから約1か月となり、大型大会の開催が続いています!

先週は『チャンピオンズカップファイナル シーズン4ラウンド3』が開催され、興味深い結果が出ておりました!

先週時点のメタゲームを軽く振り返ってから、結果を見ていきましょう!

先週時点のメタゲーム

精鋭射手団の目立ちたがりサッズのヒナチョコボ浸食作用

先週は、プロツアーで活躍した「イゼット果敢」と「緑単上陸」「セレズニア上陸」についてお伝えしました。

「イゼット果敢」がミラー対策で遅くなっために「緑単上陸」に弱くなり、さらに上陸デッキに強い上陸デッキである「セレズニア上陸」が最高のポジションでした。

刻み群れ素早き救済者、アンウロボロイド

前回の記事では取りあげなかった「イゼットエレメンタル」「アゾリウステンポ」「セレズニアウロボロイド」もトップ16入りしており、その存在感を示している状態です。

前環境から続く、揺れ動くメタゲームは1週間たった今どうなっているのでしょうか!?

では、大会結果を見てみましょう!

『チャンピオンズカップファイナル シーズン4ラウンド3』

不可避の敗北ジェスカイの啓示発見の石板

優勝は「4色コントロール」!
続く2位、3位も「ジェスカイコントロール」!!

コントロール大活躍の1週間となったようです!

「イゼット果敢」「セレズニア上陸」はトップ8にはおらずトップ16。1週間でずいぶんと様変わりしてしまいました。

刻み群れ空飛ぶ友だち、モモ素早き救済者、アンウロボロイド

ほかのトップ8の面々も、ここ1か月前のメタゲームではあまり見なかったデッキばかり。

気になるデッキが目白押しですね!

コントロールの大活躍

まずは、優勝デッキ「4色コントロール」のデッキリストを見てみましょう!

デッキリストページ

不可避の敗北ジェスカイの啓示稲妻のらせん

多色のパワフルなカードでコントロールするデッキです。

『タルキール:龍嵐録』リリース後から存在はしていましたが、こうして華々しい結果を出すのは昨年ぶり。

このボードコントロールという面では、2位3位の「ジェスカイコントロール」も同じでした。

リストの構成が似ていましたので、2位のリストを代表して載せています。

デッキリストページ

ジェスカイの啓示精鋭射手団の目立ちたがり

コントロールは、一般的にアグロが苦手でミッドレンジが得意なデッキタイプです。

ここ数か月間、アグロデッキである「イゼット果敢」が猛威をふるい続けた間は活躍が見込めませんでした。

サッズのヒナチョコボ刻み群れ

しかし「イゼット果敢」が激しく意識された昨今、「上陸系デッキ」「イゼットエレメンタル」が随分と増えています。

今大会でも「イゼット果敢」は最多勢力ではあるのですが、今や「イゼット果敢」は苦手な相手が多いデッキとなってしまったのです!

そんな状況では、13ラウンドに及ぶ予選を勝ち残るのは困難でしょう。

ジェスカイの啓示

ラウンドが進めば、苦手な相手が多い「イゼット果敢」の数は減っていきます。

そうなれば、コントロールにとって垂涎の場。

短い大会と長い大会では、繰り広げられるメタゲームもまた別ということを感じさせられる結果でした。

注目カード 《発見の石板》

発見の石板

今回の上位デッキであるコントロール3つには《発見の石板》が共通して4枚使われていました。

コントロールの活躍に間違いなく寄与したカードです。

インスタントやソーサリー専用のマナを2マナも生み出す能力と、出たターン限りのアドバンテージを生み出す能力を持っています。

石人の核発見の石板

注目すべきはマナ能力の方で、スタンダードで使われる同じ3マナの《石人の核》と比較すると、出したターンの隙の大きさがまったく違います

出したターンに2マナ返ってくる《発見の石板》は、実質的に1マナで2マナ加速しているのです!

いわばコントロール専用の《アナグマモグラの仔》

紅蓮地獄焼きつけ雷魔法

この《発見の石板》を強く使うため、赤単色の除去が多く使われています

また、場に出たときの効果で打ち消しが捲れてしまうと損をしてしまうため、打ち消しの枚数が少なめです。どれもボードコントロールだったのはこれが理由だったんですね。

リバイアサンの腹のなか

数少ないカウンターとしては《リバイアサンの腹のなか》という珍しいカードが採用されています。

確定カウンターと違ってU1つで唱えられ、《発見の石板》のマナを有効利用できる実質的な確定カウンターという理にかなった採用となっています。

デッキの有利不利だけではなく、デッキのアップデートもまた今回の活躍に貢献しているようです。

注目デッキ 「アゾリウスフラッシュ」

デッキリストページ

素早き救済者、アンエイヴンの阻む者飛空バスの車掌

あまり見なかったデッキとして、今回の7位である「アゾリウスフラッシュ」に注目してみました。

こちらは《素早き救済者、アン》《エイヴンの阻む者》にような時間を稼ぐ瞬速クリーチャー群に、《飛空バスの車掌》が追加されてパワーアップしたデッキです。

《飛空バスの車掌》はこれらの時間稼ぎ効果を《飛空バスの車掌》によってさらに使い回すことができ、実質的に12枚目の妨害として機能します。

真昼の決闘勝利の楽士

このデッキで何よりも恐ろしいのは、戻した呪文を再度唱えることすら許さないことです。

前述の時間稼ぎ効果を《真昼の決闘》と組み合わせて実質的に1ターンを奪い去ります。

さらに《勝利の楽士》がいれば、相手は身動きが取れなくなるでしょう。

アバターの怒り

その「相手に唱えさせない」という姿勢はどこまでも徹底されており、《アバターの怒り》を4枚も投入。

たとえ序盤に押し込んでいたとしても、《真昼の決闘》《アバターの怒り》により盤面は平等になるどころか一気にひっくり返ってしまうのです。

「Azorius Pizon」と呼ばれることもあるほどの拘束性能、今後の活躍に注目ですよ!

『マジック・スポットライト:シークレッツ』

その同日、ロンドンでは『マジック・スポットライト:シークレッツ』が開催されていました。

こちらは参加者604名という超大規模な大会で、予選ラウンドだけで15ラウンドという長丁場!

そんな長い戦いを勝ち抜いたデッキを見てみましょう!

空飛ぶ友だち、モモ華麗だが無礼者救助のけだもの、コーナ

「アゾリウスモモ」!
「ラクドスディスカード」!
「ティムールコーナ」!

これまた直近では見なかった名前が見受けられます。

精鋭射手団の目立ちたがり大空の賢人

ロンドンでも「イゼット果敢」を中心としたメタゲームであり、それに有利な「アゾリウスモモ」の活躍には納得感がありますね。

ただし日本とはかなり異なるメタゲーム分布であるため、ここではメタゲームには注目せず、いくつかデッキを取り上げて紹介することにします。

注目デッキ 「アゾリウスモモ」

デッキリストページ

空飛ぶ友だち、モモコスモグランドの頂点量子の謎かけ屋

日本でも5位であった「アゾリウスモモ」が、ロンドンでは優勝しています。

《空飛ぶ友だち、モモ》から飛行クリーチャーを並べ、《コスモグランドの頂点》によって全体を強化する軽量アグロデッキです。

このデッキに、『ストリクスヘイヴンの秘密』から3種類のカードが採用されていました。

浸食作用白昼夢練習を積んだ攻撃

《浸食作用》についてはご存じでしょうから省くとして、注目するのは残る2枚。

白昼夢星原の番人水飛沫の門

《白昼夢》は「ワープ」を有効活用する1マナブリンク呪文であり、《星原の番人》《量子の謎かけ屋》を軽く定着させることができます

《水飛沫の門》に+1/+1カウンターが加わるだけでなく、「フラッシュバック」までついたお得な呪文です。

コスモグランドの頂点光に導かれし者、ハリーヤ

「フラッシュバック」が《コスモグランドの頂点》《光に導かれし者、ハリーヤ》を誘発させることにも役立ち、デッキパワーの引き上げに成功しています。

練習を積んだ攻撃コスモグランドの頂点

同じく「フラッシュバック」を持つ《練習を積んだ攻撃》はより攻撃的な採用です。

「二段攻撃」を付与するため、全体強化としてだけでなく単体強化としても効果は十分!

《コスモグランドの頂点》が機能するまではやや決定力に欠けるデッキでしたが、《練習を積んだ攻撃》によって速度がアップしたようです。

注目デッキ 「同盟者」

デッキリストページ

土の将軍の副官南極の航海者恐れを知らぬ者、カタラ

なんと、9位には「同盟者」デッキが入賞していました!

《土の将軍の副官》《南極の航海者》といった「同盟者」シナジーを用いて戦う同族デッキです。

こういったデッキは最近結果が出ていなかったのですが、久しぶりの登場には思わず注目してしまいますね!

神々しき再会
南極の航海者土の将軍の副官岐路に立つアン恐れを知らぬ者、カタラ

同盟者シナジーを生み出す特定のクリーチャーに依存しているため、その部分には工夫がなされていました。

《神々しき再会》によって、手札、打点、頭数、爆発力など欲しいところを直接場に出せるようになっているのです!

万里の渓谷の案内人

マナに関しては《万里の渓谷の案内人》が用意してくれますし、「後見」に関してもこのデッキの同盟者は驚きの31枚!

これだけの数採用してあれば、「後見」で公開するカードに困ることはなさそうです。

紅蓮地獄審判の日

現在のスタンダードにおけるアグロデッキは少数精鋭で攻めるデッキが多く、全体除去ではなく単体除去での対応が基本です。

全体除去の採用が少ないこともあって、横並びのアグロデッキが強烈に刺さったのでしょう。

環境の隙をついたパワフルな同族デッキは今後も活躍なるか、期待が高まります。

おわりに

不可避の敗北ジェスカイの啓示真昼の決闘土の将軍の副官

以上、2大会から気になるデッキをピックアップして紹介しました。

先週とは全然違ったデッキが数多く活躍しており、すべては紹介しきれませんでしたが、今後もJust Nowスタンダードで扱う機会があるでしょう!

ですが、また来週には違った世界が開けているかも……もう、スタンダードから目が離せません!

この記事内で掲載されたカード

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