(最終更新日:2021/07/26)
統率者戦で気を付けたい「変更された」カード集
統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
- 目次
- 統率者戦 おすすめカードアーカイブ
マジックの長い歴史のなか、ルールが変更されることも何度かありました。その影響でカードのテキストを変更されたものも少なくありません。統率者戦では20年以上前に発表されたカードを使うこともしばしばあります。
このアーカイブでは統率者でよく出会うものの、書かれている通りにプレイするとルール上誤りになってしまう、「テキストを更新されたカード」をご紹介します。
ここに記載がなくともテキストが変更されているカードは存在します。特に古いカードをデッキに採用するときには最新のテキストを確認することをおすすめします。
最新のテキストを確認する方法
ウィザーズの公式カードデータベース「GATHERER」では最新のオラクル(テキスト)を確認することができます。
晴れる屋をはじめ、すべての通販サイトが常に最新のテキストに対応しているわけではないので注意しましょう。
ルール変更に伴うもの
マジックのルールは不変ではありません。プレイ体験をより良いものにするため、処理をより明瞭にするために整備されてきた経緯があります。
カードタイプ・特殊タイプ関係
特定のカードだけではなく、多くのカードに関連するテキストの変更です。
インタラプト→インスタント
インタラプト(Interrupt)とカードタイプ欄に書かれているものはすべて「インスタント」と読み替えます。
かつては打ち消しなど呪文を対象にする呪文がインタラプトになっていました。
マナ・ソース→インスタント
マナ・ソース(Mana Source)とカードタイプ欄に書かれているものはすべて「インスタント」と読み替えます。
かつてはマナを生み出す呪文がマナ・ソースとされていました。
「マナ・ソース」はどちらかというと、起動型能力のテキスト内で見かけることが多い単語です。現在では起動型能力はインスタントと同様のタイミングで起動できるとわざわざ記載されませんが、《極楽鳥》など「この能力はマナ・ソースとしてプレイする」と記載されているものがあります。「マナ・ソース」は廃止されていますが、特に気にする必要はありません。
「〇〇の召喚」→「クリーチャー – ○○」
〇〇の召喚(Summon ○○)は「クリーチャー – ○○」と読み替えます。
マジックは魔法使いであるプレーヤーがクリーチャーを別次元から呼び出す(召喚)して相手を攻撃するというゲームです。ゲームとは直接関係しませんが、かつてはそんなフレーバーをより強く感じさせる記述だったのです。
レジェンド→伝説のクリーチャー
レジェンド(Legend)は「伝説のクリーチャー」と読み替えます。
かつて「レジェンド」はクリーチャータイプの一つでした。現在は特殊タイプ扱いになっています。《スリヴァーの女王》のように、「《スリヴァーの女王》はスリヴァーとしてあつかう」といった記述があるものが多く、「伝説のクリーチャー – スリヴァー」と同義です。
プレインズウォーカー → 伝説のプレインズウォーカー
すべてのプレインズウォーカー・カードは「伝説のプレインズウォーカー」です。『イクサラン』以前のプレインズウォーカーは「伝説の」との記載がありませんが、現在ではすべて伝説のパーマネントとして扱われます。
「相棒」ルールの変更
「相棒」現行ルール
各ゲーム中に1度だけ、あなたはソーサリーを唱えられるとき(あなたのメイン・フェイズの間でスタックが空であるとき) に(3)を支払うことでサイドボードからあなたの相棒をあなたの手札に加えることができる。これは特別な処理であり、起動型能力ではない。
「相棒」はその能力が大きく変更された珍しい例です。ルールが変更された後の再録が今のところないため、最新の状態で印刷されているカードが存在しません。
相棒メカニズムを使わずデッキに直接入れるなら問題ありませんが、相棒指定するときには気を付けましょう。
damege to any target(s)
こちらはプレインズウォーカーの登場、プレインズウォーカー関係のルール変更に伴う調整です。
《稲妻》《ショック》などに代表される、「deals 〇 damege to any target(s)」といった能力を持つ旧来の日本語版カードを用いるときには注意が必要です。
統率者戦で見かける個別のカード
エラッタされたカード
《激情の薬瓶砕き》
『統率者2016』で初登場した際と、『統率者レジェンズ』で再登場した際ではテキストが若干異なります。現在のテキストでは対戦相手のプレインズウォーカーにもダメージを与えられるようになっています。プレインズウォーカーへのダメージ関係のルールの変更に対応した形です。
《エラダムリーのぶどう園》
各メインフェイズに誘発してマナを生み出すようにも読めますが、現在では「戦闘前メインフェイズでのみ誘発する」ように変更されています。これもルール変更に対応したエラッタです。
日本語版で気を付けたいカード
オリジナル(英語版)では問題ないものの、日本語版のテキストに問題があるカード。特に統率者戦で見かけるものに絞って解説します。
《火と氷の剣》
『ダークスティール』の日本語版の《火と氷の剣》ではクリーチャーにしかダメージを与えられないように書かれていますが、プレイヤー、さらにプレインズウォーカーにもダメージを飛ばすことが可能です。
《刈り取りの王》
日本語版では「伝説のクリーチャー」のはずが単に「クリーチャー」になっています。もちろん、統率者として使うことができます。
《衝動のタリスマン》
《衝動のタリスマン》の日本語版には「緑マナか白マナを生み出す」旨の記載がありますが誤植です。正しいテキストは「(T):あなたのマナ・プールに(赤)か(緑)を加える。衝動のタリスマンはあなたに1点のダメージを与える。」です。
ストレージ販売されていることもあり、初心者の白緑デッキにうっかり入れられてしまうことも。ゲーム中に発覚した場合は寛大に対応してあげてください。
クリーチャータイプの変更・追加
かつては「猟犬」というクリーチャータイプが存在しましたが、2020年にすべての「猟犬」を「犬」に変更し、「猟犬」は廃止されました。
『カルドハイム』で登場した《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》が新たなクリーチャータイプ「ファイレクシアン」を持っていました。後に過去に登場していたファイレクシア人であるカード250枚に新たにクリーチャータイプ「ファイレクシアン」が追加されました。
このように、クリーチャータイプは廃止、統合、新設、追加されることがあります。クリーチャータイプを参照するカードを使う際は気にかけておきましょう。
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