統率者戦 の 特殊勝利カード【カードアーカイブ】

いってつ

(最終更新日:2022/06/05)

統率者戦の特殊勝利カード

統率者戦カードアーカイブへようこそ。

このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。

随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。

今回は「特殊勝利」カードを広くご紹介します。

特殊勝利とは

対戦相手の40点のライフを奪う。同一の統率者から21点以上の戦闘ダメージを与える。非常にわかりやすい勝利条件です。統率者戦にはほかにも勝利手段があります。

「あなたは勝利する」と書かれた能力を使うのです。

特に有名な《タッサの神託者》コンボのほかにもたくさんの特殊勝利カードが統率者戦には存在します。条件を満たすのが非常に難しいものが多いものの、「条件が難しければ難しいほど、なんとしてもそれで勝利したい」という根強いファンがいるのも事実。

中には積極的に特殊勝利を狙わなくても、付随した能力だけで十分採用価値があり、「勝てたらラッキー」程度の気持ちで採用できるものも存在します。

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「ライブラリーアウト」系

研究室の偏執狂神秘を操る者、ジェイス

《研究室の偏執狂》はライブラリーにカードが無い時のドローを「勝利に置換」する能力。《神秘を操る者、ジェイス》も同様です。

無限への突入威圧の杖汚れた契約

無限ドローやライブラリーを吹き飛ばす能力と組み合わせることで突然ゲームを終了させる、ハイレベルな統率者戦のコンボデッキによく見られる勝利パターンです。

タッサの神託者Demonic Consultation

さらに『テーロス還魂記』では《タッサの神託者》が登場します。戦場に出たときの誘発型能力で、ライブラリーの枚数が青の信心以下なら即座に勝利します。

《Demonic Consultation》と合わせて(青)(青)と(黒)のたった3マナで勝利できる非常に軽量かつ強力なコンボです。

対応策

打ち消しのない色でもコンボに介入することは不可能ではありません。

もっとも、妨害札ばかりを積み込んで自分の勝利が遠のくようでは本末転倒なのですが……

内にいる獣魂焦がし過大な贈り物

ドローを勝利に置換する能力である《研究室の偏執狂》《神秘を操る者、ジェイス》はドローが実際に行われる前に除去することができれば敗北を回避できます。

悪意の熟達ガイアー岬の療養所海の中心、御心

《タッサの神託者》の場合は誘発型能力が解決する前に介入することができます。《Demonic Consultation》などでライブラリーが0枚になっているならこちらから対戦相手にドローさせてライブラリーアウトに追い込むことができます。もしライブラリーが1枚以上残っているのなら、《タッサの神託者》など青のパーマネントを除去して青への信心をライブラリーの枚数より少なくすることで妨害できます。

倦怠の宝珠

こちらがクリーチャーの誘発型能力を使わないなら《倦怠の宝珠》を置いておくという手も。

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ライフで勝利

フェリダーの君主忍耐の試練

ライフが40点で始まる統率者戦のルールを悪用するのが《フェリダーの君主》。ライフを減らすことなく戦場に出すことができれば、あとはアップキープを迎えるだけで勝利です。

《忍耐の試練》は10点回復して50点のままアップキープを迎えれば勝利!白単色の統率者がひたすら回復を続けていたら……そのゴールは特殊勝利かもしれません。

《太陽冠のヘリオッド》デッキ相手に《歩行バリスタ》を警戒していたら大量ライフゲインの先に控えていたのは《フェリダーの君主》だった……とかね。

臨死体験

《臨死体験》は逆にライフが1の状態でアップキープを迎えることで勝利できます。ライフを支払って能力を起動する《ネクロポーテンス》といったカードやダメージをどれだけ受けても1で止める《天使の嗜み》と組み合わせれば調整が可能。

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特殊な状況を作り出して勝利する

手札が13枚で勝利

十三嗜好症

アップキープに手札が13枚ちょうどなら勝利!自身の能力でドローを重ねることができ、手札の上限もなくなります。大量にドローできるデッキに雑に入れてうっかり勝利できることもあります。

墓地を肥やすと勝ち

死闘

《死闘》はアップキープに墓地にクリーチャー・カードが20枚あれば勝利。

おなじみ《隠遁ドルイド》や、《破滅を囁くもの》、「発掘」を持つ《臭い草のインプ》などを活用しましょう。

クリーチャーを並べると勝ち

勇壮な戦闘

《勇壮な戦闘》はアップキープにクリーチャーを20体以上コントロールしていたら勝ち。普通はクリーチャーが20体もいるなら殴り切ったほうが早いでしょうが、統率者戦では必ずしもそれだけでは勝利できません。

クリーチャー・トークンでもカウントされるため《硬鎧の大群》《ゼンディカーの報復者》を利用したり、《生命と枝》を使って土地をクリーチャー化して数増ししてもOK。

同名アーティファクトをたくさん並べると勝ち

機械化製法

アップキープごとに《機械化製法》をエンチャントしているアーティファクトをコピーします。その後同名のアーティファクトを8つ以上コントロールしていれば勝ちます。

積極的に勝利を目指すなら、宝物・トークンや手掛かり・トークンなど大量に並べることができるトークンを用いることで勝利できそうです。《荒廃鋼の巨像》にエンチャントして滅茶苦茶にしちゃおうぜ。

パーマネントをコントロールしていないと勝利

不毛の栄光

《不毛の栄光》以外のパーマネントをコントロールしていなければ勝ち。

土地さえも持っていてはいけないという条件の厳しさですが、《抹消》《ジョークルホープス》などの土地、クリーチャー、アーティファクトを破壊する呪文を使えば、妨害を防ぎながら勝利条件を満たすことができます。

《活性の力》《不毛の栄光》が破壊されたり、《禁忌の果樹園》でトークンを渡されてしまうなど思わぬ妨害に気を付けよう。

めでたくなったら勝ち

めでたしめでたし

《めでたしめでたし》は禁止推奨カードである《合同勝利》にさらに条件が追加されたようなカードです。必然、5色デッキでなくてはなりませんが、フェッチランドとトライオームを使い、統率者自身を5色を含むものにすることで、ぐっと勝利に近づけます。

再序盤に設置して、みんなが存在を忘れたころにうっかり勝利してしまうことも。

コインで10回勝ったら勝ち

偶然の出合い

《偶然の出合い》はコイン投げに10回勝つと勝ち。

並のデッキではとても達成できませんが、《親指なしのクラーク》《クラークの親指》を利用するデッキならサクッと決まってしまうことも。《熱狂のイフリート》という本格的なズルも可能です。

宝物を集めると勝ち

富の享楽

アップキープに宝物を10個持っていると勝ち。

対戦相手のクリーチャーが死亡すると宝物トークンが生成されるため、《滅び》など全体除去との組み合わせで一気に勝利に近づけます。《富の享楽》が破壊されて特殊勝利ができなくとも宝物が生成されているので次の行動につなげていくことができます。

《波止場の恐喝者》なら宝物10個以上ポンと出してくれることもあるのでうっかり勝てちゃうかも。

アーティファクトを集めると勝ち

ヘルカイトの暴君

アップキープにアーティファクトを20個以上コントロールしていると勝利できます。

《ヘルカイトの暴君》が戦闘ダメージを与えるとダメージを与えたプレイヤーからアーティファクトをすべて奪うことができるので、これで殴るだけでうっかり勝利してしまうことも。《波止場の恐喝者》などで大量にアーティファクト・トークンを出す戦略とも相性抜群です。

同名クリーチャーを4体揃えると勝ち

先端生物学者

《先端生物学者》を4体以上コントロールしていれば勝利。統率者戦には同名カードを1枚しか入れられないので、必然このカードをコピーすることで勝利することになります。

特殊勝利カードとしては珍しく、条件を揃えて終了ステップに入れば勝利できるため、比較的隙は少なくなっています。

《ファイレクシアの変形者》などで数を増やしたり、トークンが大量に出る能力に《神秘の反射》を噛ませて一気に数を揃えてしまうのもいいでしょう。

デーモンを従えると勝ち

リリアナの契約

《リリアナの契約》は5マナで4ドローする呪文としてもそう悪くない性能ですが、カード名の異なる「デーモン」を4体コントロールしてアップキープを迎えると勝利します。「多相」でインチキをするのもいいでしょう。

パワー20以上のクリーチャーで勝ち

メイエルのアリア

パワー5以上のクリーチャーがいれば毎ターンクリーチャーのサイズを上げていき、パワー20以上のクリーチャーをコントロールしていれば勝利。無理に特殊勝利を目指さなくても自軍のサイズを底上げしてくれます。

パワーを倍にする《憤激解放》や、パワーを20上げる《著大化》、パワーがライフ総量と同じになる《セラのアバター》などを使えば条件を満たしやすそうです。

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カウンターを貯めて勝利する

起動型能力や誘発型能力でカウンターを載せていき、一定数に達したとき勝利するカード。

進化の賢者カーンの拠点巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス

「増殖」でカウンターを載せたり、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》《倍増の季節》などカウンターを置く数を増やす能力を使ってより早く条件を満たすことができます。

時間操作時間のねじれ最後の賭け

誘発型能力でカウンターが載るものはアップキープ開始時の誘発が多いため、追加ターンで一歩勝利に近づくこともできます。

ブライトハースの指輪ストリオン共鳴体石成エンジン

《ストリオン共鳴体》など、能力をコピーする能力を使う方法も。

《アゾールの雄弁家》

アゾールの雄弁家

《アゾールの雄弁家》は毎ターンに乗るカウンター5つで勝利できるため比較的早く勝利を目指せる……ものの、クリーチャーなので除去されたり、ダメージを受けるとカウンターが減ってしまうのがネックです。

《らせんの円錐》

らせんの円錐

《らせんの円錐》は起動型能力で支払ったマナの数ぶんのカウンターを載せます。勝利条件の「100個」を載せなければならない以上、まっとうな手段では100マナを注ぎ込む必要があります。無限ではないがとにかく大量のマナが出る《セラの聖域》《ガイアの揺籃の地》を利用する、マナを倍化させるカードを利用するなどの手があります。

「被覆」を持っているので除去されにくいのが救い。《サイクロンの裂け目》《進歩の災い》は許せねえ!

《シミックの隆盛》

シミックの隆盛

自分のクリーチャーに+1/+1カウンターを置くたびに成長カウンターを載せ、20個以上になると勝利。これ自身の起動型能力でクリーチャーにカウンターを置くことも可能です。《倍増の季節》があれば+1/+1カウンター、成長カウンターともにカウンターが倍置かれるので4倍速に!《オゾリス》も絡むとさらに高速化できてしまうかもしれません。

《ダークスティールの反応炉》

ダークスティールの反応炉

《ダークスティールの反応炉》はアップキープが到来すると「蓄積カウンター」を載せていき、20個以上のカウンターが載ると勝利。

カウンターが20個以上乗っているときに能力が誘発して勝利できるため、増殖や、蓄積カウンターを載せることができる《地核搾り》などでカウンターが20個載ったときに即座に勝利できます。

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そのほかの特殊勝利

《副陽の接近》

副陽の接近

《副陽の接近》は手札から2回唱えると勝利するというわかりやすい特殊勝利カード。

初めて唱えられた時には《副陽の接近》は能力解決時にライブラリーの七枚目に置かれるため、同名カードが1枚しか入れられない統率者戦でも勝利可能です。

統率者戦には《意外な授かり物》《Wheel of Fortune》など大量のドローを供給するカードがありますし、《神秘の教示者》などで強引に引き込むことも可能です。

《迷路の終わり》

迷路の終わり

《迷路の終わり》は異なる名前の「門」を10以上集めることで勝利できる土地。

アゾリウスのギルド門ギルド門通りの公有地

門とは土地タイプのひとつで、2色のマナを出すことができるタップイン土地。アンタップインの二色土地が平然とプレイされる環境ではかなりのテンポロスではありますが、土地の能力という非常に妨害しにくい特殊勝利なのでその道は険しくて当然……

九本指のキーネバルダーズ・ゲートガンド門

《バルダーズ・ゲート》の日本語テキストには修正が出ています。
誤「あなたがコントロールしている門の数」
正「あなたがコントロールしていてこれでない門の数」

と、思われていましたが『統率者レジェンズ2 バルダーズ・ゲートの戦い』で門・土地が追加されました。多くの門が持つタップインという大きなデメリットを帳消しにする《ガンド門》に加え、門・土地を参照する統率者《九本指のキーネ》まで登場しました。

統率者戦には《エルフの開墾者》《発見の誘惑》などの土地サーチや《円渦海峡の暴君、アシー》《踏査》などの追加のセットランド権を得るカードが豊富にあります。

門カード一覧

白青→《アゾリウスのギルド門》
青黒→《ディミーアのギルド門》
黒赤→《ラクドスのギルド門》
赤緑→《グルールのギルド門》
緑白→《セレズニアのギルド門》
白黒→《オルゾフのギルド門》
黒緑→《ゴルガリのギルド門》
緑青→《シミックのギルド門》
青赤→《イゼットのギルド門》
赤白→《ボロスのギルド門》
5色→《ギルド門通りの公有地》

戦場に出たときに選んだ1色を追加で生み出す
白→《砦門》
青→《海門》
黒→《黒竜門》
赤→《崖門》
緑→《屋敷門》

無色マナを生み出し、門の数を参照してクリーチャーをサイズアップ
《バジリスク門》

戦場の門が出せる色を出せる。門がすべてアンタップイン
《ガンド門》

無色マナに加え、コントロールしている門の数だけ好きな色のマナを出すこともできる。
《バルダーズ・ゲート》

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら