統率者戦 の「全員にアドバンテージを与える」カード【カードアーカイブ】

いってつ

(最終更新日:2022/01/20)

統率者戦の「全員にアドバンテージを与える」カード

統率者戦カードアーカイブへようこそ。

このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。

随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。

今回は「全員にアドバンテージを与える」カードを広くご紹介します。

全員にアドバンテージを与えるとは

リスティックの研究

1:1交換でさえアドバンテージ損になる統率者戦。そのシビアさの一方で、プレイヤー全員が得をするカードというのも一定の人気があります。

Wheel of Fortune

例えば《Wheel of Fortune》はハイレベルなEDHでは対戦相手の手札を入れ替えてゲームプランを崩しつつ自分は手札を回復させる攻防一体のカードとして人気があります。カジュアルなプレイではほぼ全員が手札を増やし、あらたなゲームの可能性をつかむことになる「楽しいカード」として人気があるのです。

個人の勝利に加えて、ゲームの楽しさも重視されるカジュアルなテーブルでは「全員が大量にドロー」したり、「全員の手札からコストを踏み倒してクリーチャーが出てくる」のは非常にスリリング。ハイレベルな統率者戦がジェットコースターだとしたら――ここで紹介するカードを採用したカジュアルなゲームはお化け屋敷と言えるかもしれませんね。

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ドロー

全員にドローさせたり、ドローの枚数や機会を与えるカードたちです。対戦相手に手札を与えてしまうものの、コンボパーツをかき集めたり、積極的なマナ加速だけで自分が大量の手札をより効率よく使うことで勝利に近づきます。

あるいは、ただゲームを盛り上げたいだけかも。

吠えたける鉱山神話の水盤ボガーダンの金床

《吠えたける鉱山》は全員のドロー・ステップのドロー枚数が増えます。《神話の水盤》は2倍になった《吠えたける鉱山》

《ボガーダンの金床》はディスカードが伴いますがドロー枚数は増えたうえ、手札の上限がなくなります。

歩く書物

《歩く書物》は+1/+1カウンターが載って戦場に出るクリーチャー。各プレイヤーは《歩く書物》に乗ったカウンターの数だけ自身のアップキープにドローします。自身の能力でカウンターを載せることも可能。

熱病の幻視発想の井戸クルフィックスの指図

《熱病の幻視》は終了ステップ開始時にドローさせます。さらに手札が4枚以上あるプレイヤーには2点のダメージ。

ここまで紹介してきたカードの多くは対戦相手から先にアドバンテージを得ますが、《発想の井戸》は戦場に出たときにまず自分がドローすることができ、毎ターンの追加ドローも自分はさらに1枚多く引くことができます。6マナと重いだけのことはあります。

《クルフィックスの指図》は単純に全員が毎ターン追加ドローをするエンチャントですが、これ自身が瞬速を持っているため、自分が一番初めに恩恵を得ることができます。

嵐拳の聖戦士悪意に満ちた幻視

いずれも各プレイヤーのドロー機会を増やします。《嵐拳の聖戦士》はライフ1点を失わせ、《悪意に満ちた幻視》はすべてのドローに対して1点のダメージを与えます。

海の中心、御心寺院の鐘

《海の中心、御心》は起動型能力で全員がドロー。マナ能力も持っている土地なので色拘束のゆるいデッキなら基本土地と入れ替えることも可能です。

《寺院の鐘》も同様に起動型能力で全員にドローさせることができます。アーティファクトなのでアンタップしてもう一度起動!なんてこともやりやすいですね。

ハートウッドの語り部

誰かがクリーチャーでない呪文を唱えるたびにそれ以外のプレイヤーがドローします。緑の《Mystic Remora》

TT

Timetwister

統率者戦で唯一仕様が認められたパワー9《Timetwister》。ライブラリー、墓地、手札を混ぜて切り直し、全員が7枚ドローできます。その人気から、たくさんの派生カードが生まれています。

時のらせん永劫のこだま一日のやり直し

《時のらせん》は6マナと非常に重いものの、土地6枚をアンタップできるためそのまま次の行動につなげやすくなっています。《永劫のこだま》は6マナですが、フラッシュバックなら3マナで唱えることができます。

Wheel of Fortune意外な授かり物魂の再鍛

《Wheel of Fortune》もまた、《Timetwister》の調整版と言えるでしょう。これは単純に手札を捨てて7枚ドローするようになっています。この《Wheel of Fortune》も人気で調整版が多数存在します。

《意外な授かり物》はドロー枚数が変動する《Wheel of Fortune》《魂の再鍛》は「奇跡」を持つ《Wheel of Fortune》です。

輪の大魔術師ドラゴン魔道士災難の輪

ほかにも《Wheel of Fortune》を内蔵したクリーチャーに《輪の大魔術師》《ドラゴン魔道士》がいます。

心理ゲームを内蔵した《Wheel of Fortune》である《災難の輪》もカジュアルなゲームにおすすめです。

統率者

統率者に指定できる伝説のクリーチャーにも全員にアドバンテージを与えるものがいます。これを中心にパーティー感の強いデッキを組むもよし、自分だけが得できるように画策するもよし。

三日月の神真実を捻じ曲げるもの、逝斬

《三日月の神》は全員が得する統率者の代名詞的存在。各プレイヤーが全員ドローステップでもう一枚ドローできます。

《真実を捻じ曲げるもの、逝斬》は各プレイヤーに追加のドローをさせますが2点のライフも失わせます。

トレストの密偵長、エドリック屍錬金術師、ルーデヴィック大衆扇動者、ブリーナ

いずれもコントローラー以外を攻撃したりライフを攻めるとどのプレイヤーもドローが可能です。基本的にはコントローラーが有利になるようにできています。

精神破壊者、ネクサル

《精神破壊者、ネクサル》は全員に追加のドローを与えますが、対戦相手がドローするたびに1点のダメージを与えます。対戦相手に大量にドローさせてそのままライフ切れを狙うことができます。

帰還した探検者、セルヴァラ巡歴の干渉者、クウェイン

《帰還した探検者、セルヴァラ》は起動型能力で全員にドローさせつつマナを生み出すことができます。《巡歴の干渉者、クウェイン》もまた、起動型能力で全員に任意でドローさせることができます。

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マナ加速

エラダムリーのぶどう園ぶどう園の大魔術師

《エラダムリーのぶどう園》は各プレイヤーの自身の戦闘前メインフェイズ開始時に緑2マナを与えます。《ぶどう園の大魔術師》は同じ能力を持つクリーチャーです。使い道は特に指定されていないため、基本的には全員が得します。

秋の呼び手、しず子

《秋の呼び手、しず子》はアップキープに緑3マナを与えます。フェイズをまたいでも消えないため、使い道はいろいろ。

魅力的な契約発見の誘惑

《魅力的な契約》は自分のアップキープに対戦相手が宝物トークンを受け取ってくれれば自分のところにも宝物が出ます。

《発見の誘惑》は唱えた時点で自分が1枚の土地サーチを行い、対戦相手にも任意で土地サーチをさせて、応じたプレイヤーの数だけ自分も追加で土地をサーチ・セットします。

勝利の鐘

《勝利の鐘》は無色1マナを出すマナアーティファクト。対戦相手のターンにもアンタップされるうえ、選んだプレイヤーにマナを渡すこともできます。

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ドロー+土地加速

メレティスのキナイオスとティロ栄華の儀式

《メレティスのキナイオスとティロ》は自分のターンの終了ステップに各対戦相手に「ドローか手札から土地セット」をさせます。自分は両方を行えるため少し有利です。

《栄華の儀式》は全員が等しく追加ドローと追加土地セット権を得ます。

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そのほか

サーチ

朝の歌のマラレン

《朝の歌のマラレン》がいるとドローがすべてキャンセルされ、毎ターンのドローの代わりに《不気味な教示者》を使うことになります。《朝の歌のマラレン》を除去できるカードやゲームを終わらせるコンボパーツをサーチされがち。

Show and Tell系

実物提示教育

全員が手札からパーマネントを戦場に出します。プレインズウォーカーは出せないことに注意。

野生の喚起

各プレイヤーは自分のアップキープに手札からランダムにカード一枚を選びます。それが土地なら戦場に出て、呪文ならそのコストを踏み倒して唱えてしまいます。エルドラージがめくれませんように。

妖術の達人ブレイズ

ほぼほぼ毎ターン《実物提示教育》。いったいどんな盤面になってしまうのでしょうか。

ドルイドの誓い

各プレイヤーは自身のアップキープに、自身よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーがいればライブラリーからクリーチャーを戦場に出せてしまいます。何が出てくるかは基本的にランダムなのですが、《俗世の教示者》などで予約が可能です。

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら