(最終更新日:2022/04/27)
統率者戦のアーティファクト対策カード
統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
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今回はアーティファクト対策カードを広くご紹介します。
アーティファクト対策
マジックの世界における「アーティファクト」とは魔力を利用した道具、古代に作られた機械を表現したもの。
その多くは無色であり、統率者戦では固有色を問わず採用可能です。例えば《太陽の指輪》は統率者戦においてどんな色でも採用できるマナ加速として非常に重要視されています。
また、その多くが起動型能力を持っています。「1ターンに1度しか使えない」ようにするためにコストにタップを求めるものが多い一方で、多くのプレイヤーがその制約をあの手この手で無視してきました。コストさえ支払うことができればプレイヤーの思い通りにできる魔法の道具。それがアーティファクトです。
アーティファクトが絡むコンボデッキはもちろん、多くのデッキがなんらかの形でアーティファクトを使っています。そんなアーティファクトを無効化することができたら……対戦相手の思惑は崩れ、こちらはアーティファクトを当てにしないコンボや戦術で勝利をつかめます。
無色
《無のロッド》
アーティファクトの起動型能力を封じるアーティファクト。アーティファクト対策カードの代名詞的存在です。
《太陽の指輪》などはもちろん、《教議会の座席》などのアーティファクト・土地や「宝物」「手掛かり」といったアーティファクト・トークンも機能停止します。
《大いなる創造者、カーン》
対戦相手だけ《無のロッド》。こちらがアーティファクトを多用するデッキでも使用可能です。プレインズウォーカーなので《解呪》といったカードで除去されにくいのも魅力です。
《減衰のマトリックス》
アーティファクトだけでなく、クリーチャーの起動型能力もキャンセル。ただしマナ能力は止まらないため、《太陽の指輪》や《極楽鳥》は動きます。
どちらかというと《無のロッド》や《呪われたトーテム像》が優先されます。
白
《石のような静寂》
白にはエンチャントシナジーが豊富。《セラの聖域》でのマナ加速、《ヘリオッドの高潔の聖堂》で墓地からの回収が可能です。
《戦争の報い、禍汰奇》
《戦争の報い、禍汰奇》が戦場に出ると、アーティファクトに毎ターン維持コストがかかってしまうようになります。
《秘儀の印鑑》など1マナしか生み出せないアーティファクトは自身を維持するのが精いっぱい。マナを生み出せないアーティファクトは維持するかあきらめるしかありません。
《無のロッド》《石のような静寂》と異なり、起動することそれ自体はできるため、「大量ドロー、大量マナアーティファクト展開」といった行動を妨害することはできませんが、マナ加速をアーティファクトに頼り、土地の枚数を絞っているデッキには大打撃です。
青
《魔力流出》
《戦争の報い、禍汰奇》と同じくすべてのアーティファクトに維持コストを課します。毎ターン2マナとかなり重く、こちらはエンチャントなので戦場にも残りやすいです。
黒
黒は色の役割上、アーティファクトの動きを阻害するカードがほとんどありません。
《Haunting Wind》
アーティファクトがタップ状態になるか、プレイヤーがアーティファクトの起動コストに(T)を含まない起動型能力を起動するたび、《Haunting Wind》はそのアーティファクトのコントローラーに1点のダメージを与える。
能力の起動を阻害することはできませんが、起動の度に1点のダメージを与えるのでアーティファクトの能力の相互作用でアドバンテージを得るデッキに対し強い抑止力に。
とりあえず起動できるならいいか、と無視していると想像以上に早くライフを詰められてしまいます。
赤
《削剝/Abrade》や《ゴリラのシャーマン》をはじめ、赤はアーティファクトを破壊できる色である一方、アーティファクトの動きそのものを阻害するカードはあまりありません。
《過酷な指導者》
こちらも起動を制限することはできませんが、マナ能力ではない能力を起動した対戦相手に2点のダメージを与えます。クリーチャーや土地にも反応し、印象以上に多くのダメージを与えます。
《焼身のシャーマン》は与えるダメージ量が少なく、どちらかというとバーン戦略向きかもしれません。
《ヘルカイトの暴君》
プレイヤーに戦闘ダメージを与えたら、そのプレイヤーのすべてのアーティファクトをかっさらっていく暴君。単純な破壊の方がまだかわいい。6マナのクリーチャーの攻撃に伴う能力なので妨害というより除去のような立ち位置です。
緑
《溜め込み屋のアウフ》
生きている《無のロッド》、《溜め込み屋のアウフ》。緑はクリーチャーをライブラリーから戦場へ直接送り込む手段が多く、アーティファクトの起動型能力を起動する間もなく着地させることも可能。X=2の《緑の太陽の頂点》にご注意。
《刻み角》
戦場に出たときにアーティファクトを1つ破壊。その後戦場に出るアーティファクトはすべてタップ状態で出るため、マナ加速や能力の起動のテンポロスを強いることができます。自分のアーティファクトには影響しないため、《出産の殻》や《グレートヘンジ》などアーティファクトを重視した戦略ならこちらがおすすめ。
【ミニコラム】アーティファクト対策の対策
この記事で紹介されたカードが禁止になればいいのに、と長い夜を枕を濡らして過ごすプレイヤーは少なくないはず。大丈夫、こうしたアーティファクト対策カードはいずれもパーマネントなので除去が可能です。《解呪》や《削剥》、《活性の力》は素晴らしい選択肢のひとつです。もっとも、こうしたカードを選択できるならの話ですが。
無色統率者は当然ながらデッキのほとんどのカードをアーティファクトで占めています。《無のロッド》などのアーティファクト対策でデッキのほとんどのカードが機能不全になる以上、こうした対策カードへの対策を余儀なくされます。
《魔力流出》の激シブ顔のカーンみたいになっちゃうぞ。
固有色の制限がなく、かつアーティファクトの起動型能力以外でこうした置物を除去するカードを紹介しておきます。
《爆発域》 はカウンターのチャージ、起動までのラグがあるものの、土地の能力であるため妨害されにくい除去です。
《殲滅学入門》は「1:0交換のソーサリー」というひどく弱い除去ですが、《無のロッド》《大いなる創造者、カーン》を除去できる数少ない除去です。
《イシュ・サーの背骨》《隕石ゴーレム》も万能除去ですが、アーティファクトからマナが出ない状況で7マナをひねり出すのは簡単ではないのでお守り程度に見たほうがよさそうです。
《次元の歪曲》《隕石》はアウフなどを、《歪める嘆き》は《戦争の報い、禍汰奇》を除去可能。
いずれもマナ・コストが重いものの、アーティファクト対策カードを除去することだけが仕事ではない、単体で強力なカード。おすすめです。
《人知を超えるもの、ウギン》《精霊龍、ウギン》は-能力で除去。《全ては塵》は有色のパーマネントの全体除去。この3枚では《無のロッド》には触れないことに注意。
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