史上初の永世神・酒井 達也は、なぜ勝ち続けられるのか? ~前人未到の偉業へと至る軌跡~

晴れる屋メディアチーム

受け継がれし「神」の称号

▲12年前のトーナメントセンター

マジックプレイヤーの聖地、晴れる屋トーナメントセンター。

ここでは2014年から、ある称号を懸けた戦いが繰り広げられてきた。その称号とは──

「神」

晴れる屋が開催する大会シリーズ『神決定戦』では、将棋のタイトル戦のように強者がその「神」の座を争う。

この大会は『神決定戦』と『挑戦者決定戦』の2つの大会で構成され、『挑戦者決定戦』を勝ち抜いたプレイヤーが現役の「神」に挑むことができる。

「神」が勝てば防衛、「挑戦者」が勝てば新たな神の誕生となり、次なる挑戦者を待ち受ける。また、神の座に就いたプレイヤーには、対局料10万円に加え、晴れる屋全店での大会参加費がすべて無料になるという特典も用意されているのだ。

現在はスタンダードからリミテッドまで、8つのフォーマットで開催されている。そして、「神」としての在位が通算10期に達した者に与えられる特別な称号、それが──

「永世神」

■「永世神」概要

条件:
フォーマットを問わず「神」として通算10期以上在位。

永世神の特典:
晴れる屋全店舗にて開催される全イベントの参加費無料。『THE LAST SUN』永年予選免除。

『挑戦者決定戦』を勝ち抜いたうえで、さらに「神」を倒す必要のあるこの大会において、通算10期もの在位を積み重ねるのは至難の業である。

これまでにも、初代レガシー神・川北 史朗をはじめ、高橋 太朗、高野 成樹といった強豪がその称号に迫った。しかし、あと一歩のところで挑戦者に敗れ、誰一人として到達することはできなかったのだ。

長きにわたり、誰も越えられなかった壁。

その壁を、ついに一人のプレイヤーが打ち破った。

酒井 達也

酒井 達也。

スタンダードで4期、レガシーで5期、ヴィンテージで1期。3つのフォーマットで「神」の座に就いた男が、史上初の「永世神」となったのだ。

なぜ、これほどまでに勝ち続けられるのか。そして、前人未到の偉業を達成した今、何を思うのか。

訊かねばならない。その強さの理由を。

■史上初の「永世神」

──先日の『第34期レガシー神決定戦』で、史上初の「永世神」を達成されました。おめでとうございます。改めて、達成した率直な感想を教えてください。

酒井:率直に嬉しいです。ここまで来られたのは、普段から応援してくださる方や、調整に付き合ってくれた方々のおかげでもあるので、本当に感謝しています。

──「永世神」の称号を意識し始めたのはいつごろなんでしょうか?

酒井:シゲキさん(※高野成樹さん)の永世神を懸けた『レガシー神決定戦』で、自分が挑戦者になったときに大きく意識し始めました。

酒井:当時はスタンダード神で4期、ヴィンテージ神で1期を務めていて、ちょうど折り返しのところでしたが、「いつか自分も到達できたら嬉しいな」と目標の1つになりましたね。

──「あと○期」と近づくにつれて、意識の変化などはありましたか?

渦まく知識思案

酒井:先日の、自分が永世神を懸けて臨んだ神決定戦では、普段はあまり緊張しないタイプだと思っていたんですが、《渦まく知識》を《思案》と勘違いするくらいには緊張していましたね(笑)

──「史上初」ということについては、どのように感じていますか?

酒井:最初に到達することも目標の1つだったので、達成できて嬉しいです。

■酒井達也というプレイヤー

──酒井さんがマジックを始めたのはいつごろですか?

空中生成エルドラージゼンディカーの同盟者、ギデオン絶え間ない飢餓、ウラモグ

酒井:自分が高校生のころなので、『戦乱のゼンディカー』発売辺りからです。

酒井:別のタイトルのカードゲームで遊んでいて、それとルールが近いこともあって、大会後にマジックを遊んでいるプレイヤーもいました。そこで友人から『タルキール龍紀伝』のカードをもらい、ルールを教えてもらったのがきっかけですね。

酒井:それまで遊んでいたゲームがサービス終了してしまったこともあり、本格的にマジックを始めました。それがちょうど『戦乱のゼンディカー』のころだったと思います。

──初めて使ったデッキや、当時好きだったカードで覚えているものはありますか?

ウルザの塔電招の塔

酒井:初めて大会で使用したのは、モダンの「赤緑トロン」です。同じ時期にスタンダードも始めていて、「ティムール《電招の塔》コントロール」を使っていた記憶があります。

酒井:当時は大学生だったので、手に届きやすいカードで代替しながらカジュアルに楽しんでいましたね。

森の代言者ワームとぐろエンジン

酒井:好きだったカードで覚えているのは、《森の代言者》と《ワームとぐろエンジン》です。

酒井:《森の代言者》は「ティムール《電招の塔》コントロール」の次に組んだ「黒緑昂揚」のキーカードでした。2マナ2/3・警戒で、終盤には4/5になるので攻守ともに使いやすく、当時買うことができなかった《タルモゴイフ》のようなカードとして重宝していました。

酒井:《ワームとぐろエンジン》は、最初に組んだモダンの「赤緑トロン」のキーカードです。こちらも当時買えなかった《解放された者、カーン》や《精霊龍、ウギン》の代わりとして4枚使っていました。

▲思い入れのあるFull Foilのトロンデッキ

競技マジックを始めるきっかけ

──マジックを始めた当初から、大会に参加するような競技志向のプレイヤーだったのでしょうか?

酒井:大会にはマジックを教えてくれた友人と割とすぐ出るようになりましたが、当時は周りに競技プレイヤーがおらず、カジュアルに遊んでいましたね。最初 に出た競技レベルのイベントは、2018年の『グランプリ・千葉』(リミテッド)でした。

▲初日に使用したシールドデッキ

酒井:その『グランプリ・千葉』の初日のシールドでとんでもなく強いデッキができて、初日を8勝1敗で終えることができました。2日目のドラフトは当時ほとんど練習していなかったので、ボロ負けで終わってしまったのですが、想像以上に勝てたという成功体験を経て、競技マジックへのモチベーションが一気に上がったと思います。

その試合をしていたときに、自分がどう感じていたかまで記録する

──酒井さんは、自身でどんなタイプのマジックプレイヤーだと分析していますか?

酒井:自分では、感覚でプレイするタイプだと思っています。

酒井:ただ、大会に向けた準備では時間の効率をかなり重視していて、闇雲に対戦回数を増やすよりも、環境やデッキリストの分析に時間を使うことが多いです。

酒井:デッキについても、無理にオリジナリティを出すより、すでに結果が出ている強いデッキをベースに、必要な部分だけ自分なりに調整することが多いですね。

──プレイヤーとして「一段階上手くなった」「勝てるようになった」と感じた時期やきっかけはありますか?

酒井:一段階勝てるようになったと感じたのは、6年ほど前にMagic Onlineで行われたモダンの『Super Qualifier』で、エルドラージトロンを使って優勝したころだと思います。(※優勝すると『2020プレイヤーズツアー・オンライン』の出場権利を得られる)

デッキリストページ

酒井:その時期はMagic Onlineのリーグをかなり回せる環境にいて、一人でとにかくたくさん対戦していましたね。

酒井:ただ回数をこなすだけではなく、途中から勝敗やサイドボーディング、その試合をしていたときに、自分がどう感じていたかまで記録するようになりました。勝った・負けたという結果だけではなく、そのときにしか分からない感覚も、あとから振り返れるようにしておきたかったんです。

酒井:そうやって対戦と振り返りを繰り返していた時期が、今思えば一番大きく成長したタイミングだったのかなと思います。

酒井:最初に神になったときも、その時点で「自分はかなり上手くなった」という感覚があったわけではなくて、あとから振り返って実感した部分のほうが大きいですね。

■挑戦の始まり、『神決定戦』の攻略

──初めて『神決定戦』シリーズに参加したときのことを覚えていますか?

酒井:記憶している限りでは、2019年の『第13期フロンティア神挑戦者決定戦』が最初に参加したイベントです。

酒井:「デッキに妥協したくない」「組みやすい」という理由で赤単を使って、結果は10位でした。

デッキリストページ

当時は『挑戦者決定戦』で優勝するのはかなり難しいと思っていたので、今ほど自信を持ってプレイできていなかったと思います。

──でも初参加で10位!!すごいですね。当時は「神決定戦」というイベントそのものに対して、どのような印象を持っていましたか?

プロツアーのような競技イベントと比べると仕組みが分かりやすく、「挑戦者決定戦で優勝して、神に勝ったら神」という明快なものだったので、マジック歴の浅かった自分にとっては、ちょうどいいチャレンジの場だったのかもしれません。

初の挑戦者、初の神

開催日大会名・結果使用デッキ
2020/03/20『第16期モダン挑戦者決定戦』・準優勝エルドラージトロン
2022/10/30『第21期スタンダード神決定戦』・初戴冠(通算1期)エスパーミッドレンジ
2023/01/15『第22期スタンダード神決定戦』・防衛(通算2期)エスパーミッドレンジ
2023/05/21『第23期スタンダード神決定戦』・防衛(通算3期)エスパーレジェンズ
2023/10/01『第24期スタンダード神決定戦』・防衛(通算4期)エスパーミッドレンジ
2024/05/04『第24期ヴィンテージ神決定戦・戴冠(通算5期)ディミーアルールス
2025/09/07『第30期レガシー神決定戦』・戴冠(通算6期)ディミーアリアニメイト
2025/11/03『第31期レガシー神決定戦』・防衛(通算7期)ディミーアリアニメイト
2026/02/08『第32期レガシー神決定戦』・防衛(通算8期)ディミーアテンポ
2026/05/06『第33期レガシー神決定戦』・防衛(通算9期)ディミーアテンポ
2026/09/22『第34期レガシー神決定戦』・防衛(通算10期)ディミーアテンポ

▲酒井 達也の永世神への道のり

──初めて「神」になったときのことを振り返っていただけますか?

酒井:4年前の『第21期スタンダード神』で初めて神になって、思っていた以上に周りの方から祝っていただけたことが印象に残っています。

酒井:初めて予選を抜けた『2020プレイヤーズツアー・オンライン』の権利を獲得したときよりも多くの方に祝っていただけたので、「神」というタイトルの反響の大きさを感じましたね。

──「神」として戦った試合の中で、特に印象に残っている神決定戦はありますか?

酒井:『第23期スタンダード神決定戦』で高橋さん(※高橋優太さん)が、挑戦者として上がってこられたときが印象に残っています。

酒井:Magic Onlineや『挑戦者決定戦』でも何度か対戦していて、以前から非常に強いプレイヤーだと感じていたので、挑戦者に決まったときは「これは厳しい戦いになりそうだな」と思いました。

酒井:プレイにミスがなく、デッキも強い。こちらから見て相性も良くない状況でしたが、そのなかで自分なりに精一杯のプレイができ、それを結果に結びつけられたことには大きな達成感がありました。

「神」の座を守るために

──「神決定戦」に向けては、どのような準備をして臨んでいましたか?

▲晴れる屋「デッキ検索」のメタゲームページ

酒井:まずは、晴れる屋やGoldfishのデッキ検索ページを見て、その時点のメタゲームを予想することを最優先にしています。そこから、『挑戦者決定戦』で優勝しそうなデッキをいくつかに絞り込み、それらに大きく不利をつけないデッキを選択します。

──酒井さんは、防衛戦でトップメタのデッキを選択することが多いですよね。メタられたり、デッキ選択を読まれることも考えられますが、それでもトップメタのデッキを使うのはなぜですか?

防衛戦使用デッキ結果
『第22期スタンダード神決定戦』エスパーミッドレンジ防衛
『第23期スタンダード神決定戦』エスパーレジェンズ防衛
『第24期スタンダード神決定戦』エスパーミッドレンジ防衛
『第25期スタンダード神決定戦』エスパーミッドレンジ敗北
『第25期ヴィンテージ神決定戦』ディミーアルールス敗北
『第31期レガシー神決定戦』ディミーアリアニメイト防衛
『第32期レガシー神決定戦』ディミーアテンポ防衛
『第33期レガシー神決定戦』ディミーアテンポ防衛
『第34期レガシー神決定戦』ディミーアテンポ防衛

▲歴代「防衛戦」の使用デッキ

酒井:ただ慣れていないデッキを使うよりも、長く使っているデッキでプレイしたいという考えがあります。そのため、スタンダード神ではエスパーミッドレンジや、レガシー神ではディミーア系のデッキを使い続けていました。

策謀の予見者、ラフィーンオークの弓使い

酒井:「神」は「挑戦者」に一度勝てばいいので、『挑戦者決定戦』のように、いわゆるメタ外のデッキまで幅広く相手にする必要がありません。

酒井:そのため、相手のデッキをある程度想定したうえで、純粋にデッキパワーの高いトップメタを使うことには大きなメリットがあると思っています。あとは、レガシーについては手持ちの資産との兼ね合いもありますね(笑)。

■もう一つの顔、晴れる屋スタッフとして

──実は酒井さん、晴れる屋のスタッフとしても働かれているんですよね?普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

酒井:トレードチームに所属しており、主にカードの価格調整や仕入業務を担当しています。また、週に一度、「売れ筋のカード」を紹介する記事も寄稿しています。

──晴れる屋で働いていることで、競技プレイヤーとしての活動にプラスになっていることはありますか?

酒井:仕事柄、大会結果やデッキリストを確認する機会が多いので、日頃からメタゲームの情報を追う習慣が身についたことは、競技活動にもプラスになっていると思います。

酒井:また、大きな競技イベントに参加する際には休みの調整もしやすく、競技マジックを続けていくうえで働きやすい環境だと感じています。

──仕事と競技マジックを両立するうえで、意識していることや苦労していることはありますか?

酒井:特に大きな苦労はなく、自分のペースで両立できていると思います。競技マジックは無理をしすぎず、モチベーションに合わせて取り組むようにしています。競技マジックに集中したい時期もあれば、少し距離を置く時期もありますが、長く続けていくためにも、自分のペースを大切にしていますね。

■強さの理由

──シンプルにお聞きします。なぜそんなに強いんですか?

酒井:勝ちが目立っているだけで、実際にはたくさん負けています。「数打ちゃ当たる」ではないですが、負けてもめげずにたくさん大会に出続けてきたことが、結果につながっているのかなと思います。

──自身のマジックプレイヤーとしての一番の強みは、どこにあると思いますか?

酒井:メンタルが強いところだと思います。前の試合で負けても、それを次の試合まで引きずらないことを心がけています。

一番時間を使っているのはメタゲーム分析

──複数のフォーマットで結果を残すために意識していることはありますか?

酒井:一度はそれぞれのフォーマットにしっかり打ち込む期間を作ってきました。特にモダン以下のフォーマットは、新しいデッキが登場することはあっても、フォーマット特有の戦い方まで毎回大きく変わるわけではありません。一度しっかり理解しておけば、しばらく離れていても短期間の練習で戻りやすいと思っています。

──「デッキ選択」「構築・調整」「プレイ」「メタゲーム分析」など、勝つために特に大切にしていることはなんでしょうか?

酒井:一番時間を使っているのはメタゲーム分析です。「何が多いのか」「何が勝っているのか」「次の大会では何が増えそうなのか」を考えてからデッキを選ぶことを重視しています。練習量を増やすことよりも、限られた時間をどこに使うかを意識していますね。

相手の手札を予想しながら戦うこと

──現在は「レガシー神」でもあるということで、レガシーについてもお聞かせください。酒井さんが思う「レガシーの勝利の秘訣」とは何ですか?

酒井:ほかのフォーマットにも言えることですが、相手の手札を予想しながら戦うことだと思います。

意志の力目くらまし

酒井:レガシーで言えば、《意志の力》《目くらまし》などの打ち消しをどこで使うかは非常に重要です。相手が何を持っている可能性があるのかを考えて、打ち消しの切りどころを見誤らないことを意識しています。

──さまざまなフォーマットをプレイしてきた酒井さんから見て、レガシーの一番難しいところはどこでしょう?

酒井:マリガンです。特にコンボデッキに対して、どこまでの手札を許容できるのかはよく考えてプレイしています。相手のデッキによって求められるカードが大きく変わるので、一見強そうな手札でもマリガンしなければいけないことがあります。

最速で強くなるには

──マジックの腕前が最速で上達する、そんな「近道」はあるんでしょうか?

酒井:使うデッキが決まっているのであれば、まずはそのデッキについて書かれた記事を片っ端から読むことだと思います。

酒井:今はnoteやPatreonなど、マジックの記事を掲載している媒体が数多くあります。まずはそのデッキを使い込んでいる人の考えを読み、理解を深めることが大事です。

酒井:そのうえで、Magic Onlineをプレイしている人ならリーグでひたすらデッキを回す。MOをやらない人であれば、平日大会などにも積極的に参加して、とにかく実戦経験を増やすのがいいと思います。

酒井:大きな大会で初めて当たるデッキがあると、戦い方やサイドボーディングを誤ってしまうことがあります。まずは敵を知るところから始めましょう。

いきなり正解を追いかけすぎなくてもいい

──これからレガシーを始める方や、まだ始めたばかりの方にアドバイスをするとしたら、まずどんなことを伝えますか?

酒井:いきなり正解を追いかけすぎなくてもいいと思いますね。まずは自分が使っていて楽しいデッキや、好きだと思えるデッキを1つ決めて、そのデッキと長く付き合ってみてほしいです。

酒井:回しているうちに自然と勝手が分かってきて、負けた理由も見えやすくなるので、そこから少しずつ知識や選択肢を増やしていけば十分だと思います。

■「永世神」のその先へ

──「永世神」となったことで、1つの大きな目標を達成したという感覚はありますか?

酒井:あります。「永世神」は長く目標にしてきたものなので、達成できたことは素直に嬉しいです。ただ、ここで終わりという感覚はなく、また次の目標に挑戦していきたいと思っています。

──今後はどのような目標に挑戦していくのでしょうか?

酒井:まずは現在のレガシー神として、在位期間を伸ばしていきたいです。また、まだ神になったことのないフォーマットにも挑戦したいと思っています。

酒井:先日はコマンダーのデッキを組み、初めて『コマンダー神挑戦者決定戦』に参加しました。これまであまり触れてこなかったフォーマットにも挑戦し、プレイヤーとしての幅を広げていきたいですね。

──ここまで長くマジックを続けてこられた一番の理由やモチベーションは何だと思いますか?

酒井:一番は、やっぱり勝つのが楽しいからですかね。

酒井:勝てない時期があれば「どうすればもっと勝てるか」を考えて、それを試して結果につながると、また次の大会に出たくなる。その繰り返しで、ここまで続けてきたのかなと思います。

酒井:プロツアーでプレイしたい、勝ちたいという目標もずっと持っていて、知っているプレイヤーが大きな大会で活躍しているのを見ると「自分も負けていられないな」と思います。

「神」という称号がくれた自信

──酒井さんにとって「神決定戦」はどのような大会であり、「神」という称号はどんな意味を持つのでしょうか?

酒井:『神決定戦』は、その時点の自分の実力を試せる場だと思っています。普段の練習や考えてきたことが形になっているのか、どこまで通用するのかを確認できる場所ですね。

酒井:そして、「神」という称号は自分にとって大きな自信の拠り所になっています。大会で結果を残しても、それが実力なのか、運が良かっただけなのか、自分ではなかなか判断できません。

酒井:そのなかで、神になり、防衛を重ねてきたことは、「自分はちゃんと勝てるプレイヤーなんだ」と思える1つの根拠になっています。

──史上初の「永世神」となった今、これからどんなマジックプレイヤーでありたいですか?

酒井:ほかのプレイヤーの模範となれるように、これまで以上に誠実なプレイヤーでありたいと思います。

──最後に、酒井さんにとってマジックとは?

酒井:自分にとってマジックは、ずっと続けていきたい趣味です。

酒井:勝つことを目指して真剣に取り組んでいますが、根っこにあるのはシンプルにこのゲームが好きだという気持ちです。これからも自分のペースで、長く続けていきたいと思っています。

■その灯は、これからも燃え続ける

史上初の「永世神」という、誰も成し遂げられなかった偉業。

しかし、酒井 達也にとって、それは決して終着点ではない。

まだ見ぬプロツアーの舞台、そして新たなフォーマットへの挑戦。目指すべき場所は、これからも数多く残されている。

「ずっと続けていきたい趣味です」

その言葉からは、どれほど勝利を重ねても変わらない、マジックへの純粋な愛情が感じられた。

一人のマジックプレイヤーとしてともった灯は、これからも燃え続ける。

史上初の永世神・酒井達也。その次なる挑戦を、楽しみにしたい。

【特報!】永世神・酒井 達也の使用デッキを販売!

史上初の「永世神」誕生を記念して、酒井 達也が『第34期レガシー神決定戦』で使用した「ディミーアテンポ」を晴れる屋にて販売!

もちろん、《Underground Sea》も4枚入り!

前人未到の偉業を成し遂げたデッキを、ぜひチェックしてみてください!

↑ ページトップへ戻る

← 記事一覧へ戻る

この記事内で掲載されたカード

晴れる屋メディアチーム 晴れる屋メディアチームの記事はこちら