(最終更新日:2024/09/26)
統率者戦の赤
統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
- 目次
- 統率者戦 おすすめカードアーカイブ
今回は固有色「赤」のカードを広くご紹介します。
火力
赤の代名詞的役割、「火力」「バーン」。統率者戦ではスペルだけで対戦相手の40点を詰め切るのは困難ではありますが、《覆いを割く者、ナーセット》《王冠泥棒、オーコ》といったプレインズウォーカー、《船殻破り》《ドラニスの判事》といったキツすぎる妨害クリーチャーの除去手段としてやはり優秀です。
単体火力
《稲妻》は言わずと知れた3点火力。3点は《ドラニスの判事》《タッサの神託者》を除去できる優秀な打点です。日本語版カードは発行時期によっては「プレインズウォーカー」への言及がありませんが、しっかり《覆いを割く者、ナーセット》に3点飛ばせます。
《削剥》は2マナではあるもののクリーチャーに3点火力。アーティファクトも破壊できるのが非常に器用。必ず助けられる場面があります。
《黄鉄の呪文爆弾》は都合2マナで2点とやや効率が悪いものの、アーティファクトなので再利用しやすく、いざとなればドローにも変えられるのが魅力です。
全体火力
「すべてのクリーチャーに〇〇点」という形で全体除去も行える呪文たち。出力を調整できるものは自軍の巨大クリーチャーだけを残すこともできて優秀です!
(X)火力
『月刊コロコロコミック』(小学館)で連載中の『デュエル・マスターズ』の主人公、「切札勝舞」君の切り札としておなじみ《地震》。プレイヤーと飛行を持たないクリーチャーにX火力です。全体除去をしながらライフを詰めることができ、自軍のドラゴンや巨漢を残して有利な盤面を作りましょう。
《横揺れの地震》は『ポータル三国志』で登場したカード。同セットには「飛行」が収録されていない代わりに「馬術」というキーワード能力が存在し、このカードもそれに対応したかたち。現代マジックでは馬術を持つクリーチャーなどほとんど採用されないため、正真正銘全体火力です。
《溶岩震》は1マナ重くなった代わりにインスタントになった《地震》です。インスタントタイミングの全体除去は珍しく、奇襲性抜群です。
固定火力
《冒涜の行動》は9マナと非常に重いですが、戦場のクリーチャー1体につき1マナ軽くなるので1マナで打ててしまうことも多い全体火力。13点を乗り越えられるクリーチャーなどほとんどいません。
《絶滅の星》は全体20点火力!プレインズウォーカーにもダメージを飛ばして戦場を更地にします。
《破滅の刻》は5点火力と控えめですが「破壊不能」を失わせるのが非常に強力!
《神々の憤怒》は3マナ全体3点火力。序盤に並べてきたマナクリーチャーや妨害クリーチャーを一掃!追放させるのも地味に効きます。
全体3点火力か、マナ総量3以下のアーティファクトをすべて破壊!どちらのモードも非常に強力です。少々出遅れてしまってもこの1枚で逆転できることもあるでしょう。
継続的ダメージ
継続的にダメ―ジを発生させるクリーチャーやエンチャント。無限ダメージコンボのパーツにもなりうるアブないやつらです。
クリーチャーの登場に反応
《鍛冶の神、パーフォロス》は自分のクリーチャーが出るたびに各対戦相手に2点。無限トークンや無限キャストで無限ダメージに。破壊不能がシステム系置物として優秀!
《峰の恐怖》はクリーチャーが出るたびに好きな対象にダメージ。無限ダメージコンボのパーツになるのはもちろん、クリーチャーやプレインズウォーカーへダメージを与えて有利な盤面を作っていくことができます。
《衝撃の震え》はミニ・パーフォロスといった感じ。コンボパーツは軽さが正義。
そのほか
《激憤の宮廷》は毎ターン2点を飛ばすエンチャント。自分が統治者のままアップキープを向けると7点火力にパワーアップ!制圧力は見た目以上です。
《ゴブリンの砲撃》はクリーチャーを生贄に捧げて1点ダメージ。無限トークンをプレイヤーめがけて発射!!
サーチ
残念ながら赤はサーチ最弱色とまで言われています。数少ない使えるカードを有効的に。アーティファクトや装備品にかかわるものは【アーティファクトシナジー】をご覧ください。
《ギャンブル》は制限なく好きなカードをサーチ!強い!サーチ後にランダムで1枚を捨てるため、運否天賦ではありますが、基本的にはこちらが有利なのでなんとかなります。たぶん。
三倍《ギャンブル》こと、《白熱の熟達》。もはや墓地肥しです。赤には墓地からアーティファクトを拾い上げる手段があるのでそれを見越した運用もいいでしょう。
《帝国の徴募兵》は赤らしからぬ強力なサーチ!《歩行バリスタ》や《鏡割りのキキジキ》《不死身、スクイー》などのコンボパーツを探せます。
マナ加速
赤は土地を伸ばすことはできませんが、赤マナを瞬間的に大量に出すことができます。
赤マナを出す
黒の《暗黒の儀式》と比べるとやや劣るものの、相手よりも早く高マナ域にたどり着くことができるのは魅力です。《捨て身の儀式》《発熱の儀式》は2マナから3マナ。《煮えたぎる歌》は3マナから5マナ。
《内なる火》は自分の手札分の赤マナ。《戦いの賛歌》は自分のクリーチャー分の赤マナ。《ジェスカの意志》は対戦相手の手札分の赤マナ。
《マナ噴出》は多人数戦で輝くカード。10マナ近くを一気に供給します。
《力の頂点》は10マナと極端に重くなかなか唱えることができませんが、うまく踏み倒せれば赤マナ10点に加え大量の衝動的ドローです。
《熱狂のリフレイン》は対戦相手1人の手札枚数分赤マナを出します。序盤に「待機」で唱えることができればかなりお得です。さらに、この呪文は解決すると再び待機状態になるため、また3ターン後にタダで唱えられます。
《背信のオーガ》
ライフ3点を赤1マナに!《背信のオーガ》がいれば限界までライフを削ってビッグアクションをとれそうです。
《猿人の指導霊》
《猿人の指導霊》は手札にある自身を追放することで赤1マナを生み出します。より早く統率者を唱えられます。
宝物・トークンを出す
《洞窟に宝蓄えしドラゴン》は3~4マナ、ときにはたった2マナで唱えながら、7個以上の宝物を生成することもあるドラゴン。これ自体がゲームを大きく動かすすぐれたスタッツを持ちつつ、毎ターン大量の宝物を生成してくれます。
《黄金架のドラゴン》は毎ターン宝物を増やすだけでなく、宝物から2マナ出るようにしてくれます。ほかにも宝物を生み出すギミックを用意しておくことで圧倒的なマナジャンプが可能!
《敏捷なこそ泥、ラガバン》の強さはモダンに限りません。宝物でテンポを得ながら対戦相手のデッキからカードを奪っていく様は統率者戦でも極悪。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
《顔壊しのプロ》は自分のクリーチャーでダメージを与えた対戦相手1人につき宝物を生み出すだけでなく、宝物を生け贄に捧げて衝動的ドローが可能。赤いデッキにありがちな「宝物はあるが手札が無い」という状況を解消できます。
ドロー
ドローと言えば青の領域。青以外のドローには条件が付きまとったり追加のコストが求められたりします。赤のドローは……やっぱり妙だ。
《Wheel of Fortune》
《Wheel of Fortune》は全員が手札をすべて捨てて7枚ドロー。序盤に唱えれば対戦相手の初手をめちゃくちゃにできてしまいます。後にリメイクカードが作られています。
リメイクカード
《命運の輪》は待機で唱えられる《Wheel of Fortune》です。唱えるまで4ターンかかるので、「続唱」などでインチキしたいところ。
《魂の再鍛》は5マナの《Wheel of Fortune》。調整版としてそう悪くない重さですが、奇跡を達成することで2マナで唱えられます。《巻物棚》や《渦まく知識》で積極的にズルしましょう。
《災難の輪》は『統率者レジェンズ』で登場しただけあってカジュアルな統率者戦でよく見かける名カードです。4人の中で最大最小を避けて数字を選ぶのは、お互いの腹を探りあう意外にも奥深いサブゲームです。
内蔵クリーチャー
《輪の大魔術師》はその名の通りの《Wheel of Fortune》内蔵クリーチャー。召喚酔いのタイムラグがあるものの、インスタントタイミングで起動できるのは本家にない魅力です。
《ドラゴン魔道士》は戦闘ダメージを与えるたびに《Wheel of Fortune》。うまく踏み倒して毎ターン手札を補充させたい。
《遺跡掘削機》は死亡したときに各プレイヤーが任意で《Wheel of Fortune》。アーティファクトなので戦場と墓地の行き来はかんたん。大量にドローしましょう。
衝動的ドロー
赤は本来ドローが得意な色ではありませんが、近年「衝動的ドロー」と呼ばれる、時間限定のドローをするカードが増えています。
衝動的ドローを行うカードの中には「土地をプレイできるもの/できないもの」「このターンの間のみ/次の自分のターンの終わりまで」と微妙に機能が異なるものがあるので混合に注意しましょう。
《ジェスカの意志》は「対戦相手の手札の数だけマナを出す」「3枚の衝動ドロー」の2モードを持ち、統率者をコントロールしていれば両方を選ぶことができます。
《舞台照らし》はこのターンに対戦相手がライフを失っていれば1マナで2枚の衝動ドロー。
《見事な修理》は3枚の衝動的ドロー。宝物3つのおまけつきで、追放したカードは次の自分のターンの終わりまでプレイ可能と期限が長いため、「めくれたカードが重すぎて使い切れない!」といったことも少ないでしょう。
《酒場流喧嘩殺法》と統率者がいればアップキープ開始時に1枚衝動的ドロー。さらにその追放したカードのマナ総量ぶんパワーが上昇します。
《再鍛の刃、ラエリア》
攻撃するたびに衝動的ドロー。そのたびに自身のサイズが上がっていくので、序盤に出した《再鍛の刃、ラエリア》はゲームが進むにつれサイズが上がり、非常に長持ち。
ルーティング
手札を捨てながらドローをすることを「ルーティング」と呼びます。《マーフォークの物あさり》が語源です。ただドローをするだけと比べると、結局手札の枚数が増えていなかったりむしろ減ってしまうこともありますが、墓地肥しとみればむしろお得かもしれません。
《信仰無き物あさり》は最もよく見かける赤のドロー手段かもしれません。フラッシュバックでもう一度唱えられるのも魅力です。
《ゴブリンの知識》は豪快。4枚もドローさせてくれますが3枚をランダムに捨てなくてはなりません。ドローというより墓地を増やすという用途が主かもしれません。
《燃え立つ調査》はたった1マナで相手も巻き込みながらのルーティング。コンボパーツを集めている対戦相手を邪魔しながら、自分は墓地を肥やして手を進められます。
《注目の捕縛》
対戦相手それぞれからクリーチャーを1ターンの間借りるか、「1ドローと宝物1つ」を選ばせます。《ファイレクシアの供犠台》などのサクり台があれば借りたクリーチャーを返さないことができるため、多くの場面で「3マナで3ドロー、宝物を3つ」のソーサリーとして作用します。
土地破壊
土地破壊は悪い文明…と言いたいところですが、《ガイアの揺籃の地》といった危険な土地が幅を利かせる統率者戦では土地破壊も必要悪。
《破滅》は基本でない土地をすべて破壊。赤単なら考えなしに入れてよさそうです。《灰からの再興》は破壊されたぶんの基本土地をライブラリーから出せますが、レベルの高いデッキほど「基本でない土地」が大半で、基本土地は2、3ということも。マナ基盤に大ダメージを与えられます。
《壊滅》はクリーチャーと土地、《ジョークルホープス》はアーティファクトも全部破壊。《抹消》は打ち消されない《ジョークルホープス》。
プレインズウォーカーやエンチャントは放置されるので、有利な盤面を作ってからぶっぱなしましょう。
妨害
月
ルールがややこしすぎる《血染めの月》。詳しくは解説動画をどうぞ。デッキレベルが高ければ高いほどぶっささるキツ~い置物です。「そのフェッチランド、切らなくてもマナ出るよ。よかったね!」よくねえよ。
《月の大魔術師》は生きる《血染めの月》。クリーチャーであることを活かして《帝国の徴募兵》でサーチしたり、緑のカードで直接戦場に出したり。
《血染めの太陽》はマナ能力以外の土地の能力を失わせます。フェッチランドは起動できず、《アカデミーの廃墟》は正真正銘の廃墟に。
見た目以上に厳しい縛りプレイ
明記こそされていないものの、青を縛るのが《締め付け》。対戦相手のサーチと追加ターンを禁じます。
《乱動する渦》は「マナを支払わずに呪文を唱えたとき」に5点ダメージ。0マナのアーティファクトや、《意志の力》などのピッチスペルに反応します。「ダメージを受けるだけで使えるならまあいいか……」と軽視されがちですがみるみるライフが溶けていきます。アップキープ毎の1点ダメージを忘れずに。
速攻付与
速攻は赤の得意技。速攻を持っているクリーチャーを多く輩出してきただけでなく、速攻を与える置物もあります。
統率者指定可能
どちらも統率者に指定できる「自軍に速攻を与える」伝説のクリーチャー。
《隠れしウラブラスク》は対戦相手が新たにブロッカーを立てることが難しくなるため、「統治者」争いで非常に有利です。
《青銅血のパーフォロス》は起動型能力でクリーチャーかアーティファクトを戦場に出すことができます。《荒廃鋼の巨像》パンチをボディに叩き込め。
エンチャント
3マナで自軍が全員速攻。《鉄のマイア》《パラジウムのマイア》からすぐにマナが出る。
《集団恐慌》はマジックから召喚酔いの概念を無くしてしまいます。すべてのクリーチャーが速攻を持つようになるので、自分が勝負を決めに行くタイミングで設置したいです。
アーティファクト除去
赤の奔放さ……それはアーティファクトぶっこわしによく表れています。
《削剥》は火力でも紹介しました。《倦怠の宝珠》などの妨害置物だけでなく《ドラニスの判事》などの妨害クリーチャーもインスタントタイミングで破壊できるのは本当に器用。
《汚損破》は1マナアーティファクト破壊。それだけでそう悪くありませんが、「超過」で対戦相手のアーティファクトをすべて破壊します。「対戦相手だけ」というのが凶悪。
《破壊放題》は赤1マナを追加で払うたびにもう一個アーティファクトを壊せます。赤マナでしか払えないためやや使いにくくも見えますが、相手の打消しを見越してあらかじめ多めにコピーして置いたり、「魔技」とのシナジーがあったり。
《ゴリラのシャーマン》は起動型能力でアーティファクトを破壊します。0マナアーティファクトならたった1マナで破壊して回れます。宝石を割りまくろう!
《ヘルカイトの暴君》は破壊ではないものの、防御プレイヤーのアーティファクトをすべて奪います。破壊より酷い。自分でもアーティファクトをため込みまくるとうっかり勝てちゃうかもしれません。
全体3点火力か、マナ総量3以下のアーティファクトをすべて破壊!どちらのモードも非常に強力です。少々出遅れてしまってもこの1枚で逆転できることもあるでしょう。
アーティファクトシナジー
赤は「鋳造」「鍛冶」のイメージからアーティファクトとのシナジーも。壊したり作ったり忙しそう。
はたらくゴブリン
《ゴブリンの技師》は戦場に出たときアーティファクトをサーチします。……墓地に置かれてしまうのですが。自身の能力で戦場と墓地のマナ総量3以下のアーティファクトを交換することができるので、サーチしたアーティファクトを拾い上げたり再利用したりと器用です。
《ゴブリンの溶接工》はサーチ能力がない代わりに戦場と墓地のアーティファクトを好き勝手に入れ替えられます。
《屑鉄の学者、ダレッティ》もやはり[-2]能力で同様に墓地からアーティファクトを吊り上げることができます。プレインズウォーカーですが、統率者に指定できます。
装備品シナジー
《山賊の頭、伍堂》は戦場に出たときに装備品をサーチ、直接戦場に出します。毎ターン追加戦闘もさせてくれるのでライフレースが大きく動きます。
《ヴァルショクの戦場の達人》が戦場に出ると戦場の全ての装備品を自身に装備します。対戦相手の装備品も全部です。装備品そのもののコントロールは移動しないことに注意。
《カズールの徴収者》は何でもかんでも装備コストがタダ。究極生命体を作ろう。
戦場のアーティファクトをすべて装備品にしてしまいます。《太陽の指輪》をはめてぶん殴れ。《ヴァルショクの戦場の達人》を出すと面白そう。
コピー
パーマネントコピーと言えば青の得意技ですが、インスタント・ソーサリーのコピーは赤のものです。テクニカルに決めましょう。
いずれもスタック上のインスタントかソーサリーをコピーします。単純に自分の呪文をコピーするだけでなく、スタック上の打ち消し呪文をコピーして打ち消し返したり、使い方次第で非常に器用に立ち回れます。《Fork》《余韻》は一見同じように見えますが、《Fork》は呪文の色を赤に変更するため、特定の色からのプロテクションをかわすことができたりします。
《反復》はコストが少し重い代わりにバイバックが搭載されています。7マナ以上を捻出する呪文をバイバックでコピーし続けることで無限マナに!《ジェスカの意志》をコピーし続けると、赤無限マナに加えライブラリーのカードをすべて唱えられるようになります。
《野生の跳ね返り》は4マナと少々重めですが、コピー元の呪文の対象も変更できるのが強み。相手が差し向けてきた除去を打ち返しつつさらにもう一枚除去を打てます。《時間のねじれ》をコピーできたら最高! !
《二重詠唱の魔道士》は《余韻》内蔵クリーチャー。ブリンクでインチキしたいですね。
《鏡割りのキキジキ》はスタック上の呪文ではなく戦場のクリーチャーをコピーします。「コンボをしろ」という意味です。戦場に出たときの誘発型能力を使いまくってあっさりと無限コンボに突入!
《欠片の双子》はエンチャントしたクリーチャのコピートークンを生み出せます。こちらも《鏡割りのキキジキ》同様、様々なコンボが開拓されてきました。
赤単色なら、《鏡割りのキキジキ》の能力で《士気溢れる徴集兵》のコピーを作り、その戦場に出たときの誘発型能力で《鏡割りのキキジキ》をアンタップ。この繰り返しで速攻を持ったトークンが好きなだけ生み出せます。
青が絡むなら《やっかい児》《侵入警報》などでも速攻を持った無限トークンが成立してしまいます。
クリーチャーをコピーする呪文
戦場にあるクリーチャーのコピーを作ります。《峰の恐怖》や《焼却の機械巨人》、《顔壊しのプロ》などをコピーして強力な誘発型能力をしゃぶりつくしましょう!
これらの呪文がスタック上にあるときに《二重詠唱の魔道士》を戦場に出すと、スタック上の《双つ身の炎》をコピー、対象は《二重詠唱の魔道士》、《二重詠唱の魔道士》の速攻を持ったコピーが戦場に出てまた《双つ身の炎》をコピーする……といったループを形成して速攻を持ったトークンを無限に作ることができます。そのまま攻撃して勝利!
追加戦闘・ターン
追加ターン
《最後のチャンス》 (R)(R)
ソーサリー
このターンに続いて追加の1ターンを行う。そのターンの終了ステップの開始時に、あなたはゲームに敗北する。
いずれも2マナで追加の1ターンを得ます。その追加ターンのエンドフェイズ開始時に敗北してしまうため、その追加ターン内で勝ち切るか、何らかの方法で敗北能力をキャンセルしなければなりません。デメリットが大きすぎるように見えますが、「あと1ターンあれば勝てたのに」という経験は誰もがあるはず。その願いをかなえる一枚です。
《最後のチャンス》《戦士の誓言》は同じ能力。《最後の賭け》だけはインスタントであるため、対戦相手のマナが出ないタイミングを見計らって、ターン順を無視し自分のターンを割り込ませることができます。《等時の王笏》に刻印し、敗北能力を《粗暴な年代学者、オベカ》でキャンセルして無限ターンを獲得するコンボも。
追加戦闘
たくさん殴ったやつが勝つ。追加戦闘はその性質上、自軍をすべてアンタップさせるものが多く、戦闘そっちのけで無限コンボに入って勝利してしまうことも。
クリーチャーによる
《玉座の災い魔》で最もライフが多いプレイヤーを攻撃することで追加戦闘です。自身のサイズもどんどん上がっていきます。
《ヘルカイトの突撃者》は攻撃時の誘発で7マナを払って追加戦闘へ。マナさえ払えればまた追加戦闘に入れるため、無限マナで勝利できます。
《アクームの怒り、モラウグ》は上陸で追加戦闘フェイズを得ます。フェッチランドを使ったり緑と絡めて追加セットランド権を得たいところ。微妙にタイミングの制約があるため注意。
エンチャント
《追い討ち》は5マナ払うたびに追加戦闘を得られるエンチャント。攻撃の度に6マナを生み出す《凶暴な熱口》と組み合わせて無限戦闘に入れるだけでなく、マナクリーチャーを(R)(R)を含む5マナ以上を生み出せるだけ並べることで無限マナ無限戦闘に。
《憤怒の息吹》は次々自軍を減らしてして追加戦闘へ。攻撃誘発やタップでクリーチャー・トークンを生成できるクリーチャーと速攻付与の置物があれば無限戦闘。
変わったカード・悪名高いカード
《紅蓮破》《火炎破》
近年ではあまりデザインされていませんでしたが、かつては特定の色を徹底的に妨害するカードが存在していました。《紅蓮破》《赤霊破》は青の呪文を確定打ち消し。すでに戦場に出てしまったパーマネントも対応できます。「対戦相手が誰も青を使っていない」と完全に腐りますが、そのリスクを加味してなお強力。
《紅蓮破》《赤霊破》のように呪文を打ち消すことはできませんが、青いパーマネントを破壊できる1マナのインスタントです。青い統率者はもちろん、《リスティックの研究》や《神秘的負荷》など壊したい青いパーマネントはたくさんあります。エンチャントに触りにくい赤では貴重な存在ですね。
《混沌のねじれ》
いかにも赤っぽい運否天賦なカード。赤の万能除去は非常に珍しいので、置物に触れやすい白・緑が入らないデッキなら有力。
《焦熱の合流点》
《焦熱の合流点》は「クリーチャー火力」「プレイヤー火力」「アーティファクト破壊」から好きなモードを合計三回使えます。マナクリーチャーを焼いて回ったり、アヤしいアーティファクトを破壊したり。
《騙し討ち》
たった1マナで手札からどんなクリーチャーでも出せちゃいます。終了フェイズ開始時に生贄に捧げられてしまうので《夜の星、黒瘴》のような派手な死亡誘発と絡ませたり、《投げ飛ばし》などでダメージに変換したり。《粗暴な年代学者、オベカ》でキャンセルすることもできます。
《青銅血のパーフォロス》もご一緒に。
《死の国からの脱出》
赤い《ヨーグモスの意志》とも呼ばれる強力なエンチャントが《死の国からの脱出》。《ライオンの瞳のダイアモンド》《思考停止》の「ブリーチコンボ」が有名です。
《ドラゴンの怒りの媒介者》
《ドラゴンの怒りの媒介者》はクリーチャーでない呪文を唱えるたびにライブラリー上のカードを確認し、墓地に置くことを選べるクリーチャー。
呪文を唱えるだけでドローの質を高めつつ墓地肥しが可能。赤の1マナのクリーチャーとしては破格の性能です。《死の国からの脱出》や《炎の中の過去》《ミジックスの熟達》との相性は抜群!《ドラゴンの接近》もいいぞ!
ダメージ倍増マシン
「統率者戦はライフが40点あるからライフを支払うコストが相対的に軽い」とはよく言われますが、ライフレースを対面戦そのものにしてしまうのが《ラースの灼熱洞》。
《理由なき暴力》は自軍のクリーチャーのダメージが倍に!《焦熱の解放》は3倍!急に寿命が縮んで大慌てです。
《雇われの剛力、スライサー》
《雇われの剛力、スライサー》は対戦相手のアップキープに「貸し出し」ができるクリーチャー。文字通り「毎ターン」殴りかかる二段攻撃3/4による6点ダメージはまったく馬鹿にできず、《雇われの剛力、スライサー》を除去されなければこれ1枚でゲームを終わらせうる力があります。
「見た目以上のもの」で唱えればたった3マナで戦場に出て、除去されるまで何十点ものダメージを与えていきます。
《実験の狂乱》
《実験の狂乱》は赤い《未来予知》。手札から呪文が唱えられなくなるという強烈なデメリットがありますが、赤いデッキでは貴重なカードです。自爆スイッチつき。
《師範の占い独楽》や《ドラゴンの怒りの媒介者》などでライブラリー上のカードを調整していけば莫大なアドバンテージを得ることができます。
超カオスカード
対面戦のマジックと異なり、交渉術・政治的判断が求められる場面があることから、「統率者戦はもはやマジックじゃない」という人もいます。いやいや、これから紹介するカードに比べればかわいいもんですよ。
《吹き荒れる潜在能力》
《吹き荒れる潜在能力》が戦場に出たら、もはや誰もまっとうに呪文を唱えることなどできなくなります。唱えたい呪文を任意のタイミングで打つことはほとんどできなくなり、正真正銘運否天賦のゲームに。これを破壊したくても、置物破壊呪文がめくれるのを待つしかありません。
《混沌の掌握》
《混沌の掌握》 (4)(R)(R)
エンチャント
呪文や能力がスタックに積まれるたび、それが単一の対象を持つ場合、その対象を無作為に選び直す。
今度は呪文こそ唱えることができるものの、対象を自由にとることができなくなります。カード名《混沌の掌握》。本当に掌握できてる?
《ゴブリンのゲーム》
《ゴブリンのゲーム》 (5)(R)(R)
ソーサリー
各プレイヤーは、少なくとも1個の品物を隠す。その後すべてのプレイヤーは同時にそれらを公開する。各プレイヤーは、自分が公開した品物の数に等しい点数のライフを失う。その後公開した品物の数が最も少ないプレイヤーは、自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。品物の数が最も少ないプレイヤーが複数いる場合、それぞれが自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
これはマジックじゃあないぜ。《ゴブリンのゲーム》さ!まずは各プレイヤーはまず品物を好きなだけ隠すぜ!
え?
品物って何?
ダイスとかライフカウンターとか?
英語で可算名詞になっているものならなんでもいいんじゃないですかね(適当)
《世界混ぜ》
パーマネントのコントローラーをすべてランダムに変更します。《世界混ぜ》、そのカード名に偽りなし。紛失にご注意を。超ファンキーなカードですが、一応これを用いて勝利するコンボが存在します。
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