(最終更新日:2024/09/26)
統率者戦のアーティファクトカード その1
統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
- 目次
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サクり台
パーマネントを生け贄に捧げることを俗に「サクる」と言います。英語テキストでは生け贄に捧げることを「Sacrifice」と表現していることが由来です。
基本的に「サクる」のはデメリットです。でもクリーチャーが死亡したときの誘発型能力を任意のタイミングで使えたら便利ですよね。そんなときに用いられるのが「サクり台」です。つまり……クリーチャーを生け贄に捧げる供犠台ですね。代表的なもの《アシュノッドの供犠台》の英語名などから「アルター」とも呼ばれます。
墓地から戦場へ戻る能力を持つパーマネントと組み合わせて無限にパーマネントを出し入れして、そのパーマネントの出入りに反応する誘発型能力を無限に誘発させるといったコンボでも使われるため、統率者戦でのサクり台は基本的に「コンボパーツ」だと疑ってかかるべきでしょう。
マナの出るサクり台
《アシュノッドの供犠台》 はクリーチャーを1体サクって無色2マナ、《ファイレクシアの供犠台》はクリーチャーを1体サクって好きな色1マナ、《クラーク族の鉄工所》はアーティファクトを1つサクって無色2マナを生み出します。
いずれもマナを生み出すため、これを起点に無限出し入れや無限マナを発生させる手段として用いられます。また、これらの能力はマナ能力なので《月銀の鍵》でサーチが可能です。
切削する
クリーチャーを生け贄に捧げると、対象のプレイヤーがそのクリーチャーのパワーぶん切削します。
統率者戦では自分のライブラリーをすべて削って勝利する《タッサの神託者》コンボが非常に強力であり、そうでなくても《ヨーグモスの意志》《死の国からの脱出》など墓地のカードを有効利用するコンボも多く、コンボの下準備をします。
対戦相手が《吸血の教示者》などでライブラリー上にカードをおいたときには《狂気の祭壇》で対戦相手のサーチカードを落とす小技も可能。それを逆手にとられて墓地に送りたいカードを積まれてしまうことも……
ダメージを与える
クリーチャーをサクるとどこかに1点。起動に自身のタップが必要ですが、クリーチャーが戦場に出るたびにアンタップされます。
クリーチャーを次々戦場に送り込むギミックがあればそのまま無限ダメージまで成立します。
無限マナの注ぎ口
無限マナコンボ。すばらしい響きですね。一方で、無限マナの使い道が無ければまったくの無意味です。無限マナを成立させるときにはその注ぎ口も用意しておきましょう。
《歩行バリスタ》
《歩行バリスタ》は言わずと知れた無限ダメージマシン。無限マナがあれば好きな対象に好きなだけダメージを与えることができます。《太陽冠のヘリオッド》と組み合わせれば無限マナが無くとも無限ダメージを達成できます。
《威圧の杖》
無限マナがあれば無限ライフと無限ドローが成立。《タッサの神託者》や《霊気貯蔵器》など、これ以外の勝利手段が必要ですが、さすがに無限ドローがあれば勝利できるでしょう。
4マナがあればクリーチャーと《威圧の杖》自身をアンタップできるため、《歯車組立工》や《野生の心、セルヴァラ》などタップで5マナ以上出るクリーチャーがいると、《威圧の杖》自身が無限マナコンボのパーツと注ぎ口を兼任することができます。
《歯車組立工》
7マナを支払うとアーティファクトの速攻を持ったコピートークンが作れます。そのターン限りの時限式ですが、自身の速攻トークンを無限に生み出せば総攻撃して勝てます。
アンタップ装置
土地やアーティファクト、クリーチャーをタップしてマナを出したり能力を起動したり。それは「1ターンに1度しか使えない」とほぼ同義ですが、そのパーマネントをアンタップできればもう1度使えてしまいます。
通電式キー系
《通電式キー》はアンタップ装置の草分け的存在。1マナとタップでアーティファクトひとつをアンタップ。2マナ以上出るアーティファクトと組み合わせるとこれ自身がマナ・アーティファクトのようにふるまいます。
《厳かなモノリス》のような、一度タップすると自動的には起きないアーティファクトは《通電式キー》で起こしてやればマナ効率がさらにアップ!
《多用途の鍵》は《通電式キー》とほぼ同じ能力に加えてクリーチャー1体をブロックされなくする能力も持っています。忘れられがちなのでライフを削りあうギリギリの攻防で思わぬ活躍を見せることも。
《千年霊薬》
《千年霊薬》があればクリーチャーの起動型能力が召喚酔いを無視して起動できるようになります。マナクリーチャーが出てすぐマナを生み出せるようになったり、《アーカム・ダグソン》などの強力な起動型能力を持つ統率者で活躍します。
クリーチャー1体をアンタップする能力も単純にもう一度能力を使うだけでなく、アンタップしてブロッカーを立てることも可能。
《前兆の時計》
「アーティファクト2つをタップするとアーティファクト1つをアンタップ」というかなり怪しい能力。
アーティファクトの中には《稲妻のすね当て》などの装備品や《アメジストのとげ》などの基本タップされることのないものがありますが、これらを寝かせてマナアーティファクトを起こしたり強力な起動型能力を使いまわしたりできます。
《厚顔の無法者、マグダ》デッキでは統率者を戦場に出し、アーティファクトかつドワーフであるクリーチャー「A」と《前兆の時計》をタップすることで「A」をアンタップしつつ、《厚顔の無法者、マグダ》の能力で宝物・トークンを生み出すことができます。
その宝物・トークンと「A」をタップすることで「A」をアンタップしながらまた宝物・トークンを生み出すことができます。これを繰り返すとタップ状態の宝物・トークンが無限に生み出されます。
こうなれば《厚顔の無法者、マグダ》の能力でライブラリーからドラゴンやアーティファクトをすべて戦場に出すことができるようになります。
ほかにも《カルドーサの鍛冶場主》コンボでも活躍します。詳しくはこのあとすぐの《カルドーサの鍛冶場主》の項へ。
サーチするアーティファクト
《カルドーサの鍛冶場主》
アーティファクト3つを生け贄に捧げてライブラリーからアーティファクトを直接戦場へ送り込みます。《荒廃鋼の巨像》を叩きつけよう!
《前兆の時計》《マイアの戦闘球》がライブラリーにあれば《カルドーサの鍛冶場主》から無限マナを発生、その注ぎ口まで用意できます。
戦場に大量のアーティファクトを並べておき、《カルドーサの鍛冶場主》を起動、《前兆の時計》をサーチし、《前兆の時計》の能力で《カルドーサの鍛冶場主》をアンタップ、もう一度起動し《マイアの戦闘球》をサーチ。《マイアの戦闘球》の能力でさらにアーティファクトが4つ出るのでこれを使ってまたサーチ&アンタップ。
《カルドーサの鍛冶場主》+6つのアーティファクト(うち最低3つはアンタップ状態)でスタートすれば、ライブラリーからアーティファクトを2枚直接戦場へ出せてしまいます。 《玄武岩のモノリス》 《見捨てられた碑》を揃えて無限無色マナを成立させたら、この二枚と《カルドーサの鍛冶場主》自身をサクって《威圧の杖》や《歯車組立工》を戦場に出し、浮かせておいた無限マナを注ぎ込みます。より多くのアーティファクトがあれば自由度はさらに広がります。
《探検の地図》
これ自体がコンボに絡むことはほとんどありませんが、《ガイアの揺籃の地》《ニクスの祭殿、ニクソス》など、無限マナコンボに絡む土地をサーチすることができます。
《月銀の鍵》
《月銀の鍵》はマナ能力をもつアーティファクトをサーチ。《玄武岩のモノリス》やサクり台などのコンボパーツをサーチしたり、マナ加速をしたり。
《魔力の篭手》などの誘発型マナ能力を持つカードもサーチできることを覚えておきましょう。
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