こんにちは。晴れる屋札幌店店長の大塚です。
ついに今年も出ました『統率者2017』! 今回は部族がテーマということで、「猫」「吸血鬼」「ウィザード」「ドラゴン」の4つの種族がフィーチャーされています!
マジックの部族と言えばゴブリンやエルフ、ゾンビなどが有名ですが、通常エキスパンションでなかなか日の目を浴びにくい部族が強化されるのは嬉しいですね!
早速注目カードをチェックしてみましょう!!
1. 《放浪の騎士、バーラン》
ここ2, 3年で、やたらと強化されている装備品周り。《上級建設官、スラム》、《武器庫の開放》、《創意工夫の傑作》など、バーランを強化できるカードがいっぱい!
2マナでなんでも装備できちゃう効果も魅力的ですね!《アージェンタムの鎧》などの装備コストが重いカードもなんのその! 装備品の弱点であるテンポ損もこの効果でカバーできちゃいます!
また、統率者戦における《石のような静寂》や《無のロッド》は強力なマナ・アーティファクト対策ですが、装備品と相性が悪いのが玉に瑕でした。
しかし《放浪の騎士、バーラン》ならその心配も無用! アーティファクト対策をしながら装備品と両立できるので、相手のマナを縛りつつ、装備品でしばきまくろう!!
2. 《同族の発見》
「同族」の各色サイクルの青。
たくさん引くなら《空召喚士ターランド》がイチオシ! ドレイクを宣言すればドローで呪文も手に入り、トークンも増えるので相性バツグン!!
《蝗の神》なら無限ドローですが、神の昆虫トークンを出す能力も《同族の発見》のドロー能力も強制なので、どこかで《蝗の神》を除去しないとそのままライブラリーアウトになってしまいます! 要注意です><
3. 《精神の大魔術師》
今回のセットで1番の注目カードといってもいいでしょう。最強の「ストーム」カード、《精神の願望》を内蔵したクリーチャーがついに登場!!
クリーチャーになったことにより召喚酔いの影響でオリジナルよりも調整されたデザインになったかなという印象ですが、逆に速攻を付ければその影響をほとんど受けずに使うことができます。
すでに話題になっているのは《大渦の放浪者》。「続唱」が能力と噛み合っていますし、何より速攻を付与できるので、《大渦の放浪者》の「続唱」からめくれればそれだけで「ストーム3」相当のデザイアできちゃいます!!
元々派手で人気がある統率者の《大渦の放浪者》ですが、今後はさらに人気が出るかも!?
4. 《執念深いリッチ》
死亡誘発で3つの効果を選べるゾンビ。生贄手段が用意しやすい《汚らわしき者バルソー》や、ゾンビシナジーを持つ《ギサとゲラルフ》では無理なく採用できる1枚。
もちろん墓地を活用する統率者でも活躍間違いなし! 対戦相手の状況に合わせてモードを選択できるのがうれしいですね!
5. 《同族の突撃》
「同族」サイクルの赤呪文は、なんと特定の部族のコピーを出すことができます! イラストの通り、ゴブリンデッキで使うのがもっとも相性が良さそうです。
特に《略奪の母、汁婆》なら「共謀」でさらにトークンを生成できるので、「共謀」の種がさらに増えちゃいます!! クリーチャーを使ったコンボがさらに捗る1枚ですね!
6. 《同族の召喚》
《精神の大魔術師》と並んで話題を呼んでいる「同族」サイクルの緑。エルフかドルイドならマナが出る=クリーチャーが並んでいる! ので、さらに追加要員をドバーっとデッキから呼んでこれる!
《リス・アラナの狩りの達人》などであらかじめエルフを水増ししておけばエルフ・パラダイスが開園!!
しかもこれ、よく見たらインスタント!? 隙を見て勝ちに繋げられるので、緑の部族デッキが7マナ立ててターンを返して来たら要注意です!
7. 《通報の角笛》
部族サポートのアーティファクト。《ウルザの保育器》とは違い、アドバンテージも獲得できる可能性があるので、デッキにたくさんのクリーチャーを入れられるような軽めの部族と相性がいいでしょう。
もちろん、《ウルザの保育器》の2枚目としての運用でも十分効果を発揮するので、部族デッキなら欠かせない1枚となりそうです!
8. 《世界の咆哮、アラーボ》
実は僕、猫派なんです(聞いてない)。
もはやライオンのような見た目ですが、かわいいにゃんこを活躍させる能力を持っています!
最近の『アモンケット』ブロックでは《典雅な襲撃者》がいますし、《威厳あるカラカル》も絆魂付与で戦闘を有利に進められます。その他《クァーサルの群れ魔道士》など、優秀な猫はたくさん!
特に相性のいい猫は《敗残のレオニン》。「感染」とアラーボの「威光」で毒殺を狙おう!
その他パワーを参照する《狩人の眼識》、《狩人の勇気》、《魂の威厳》、《重大な落下》などはデッキに忍ばせておきたいカードです!
9. 《オジュタイの達人、テイガム》
つよーいデッキを作るなら、今回のセット随一の能力を持つのはこのキレイなテイガムさんでしょう。インスタント・ソーサリーが「反復」を持つので、追加ターン呪文とは相性バツグン!
例えば《時間の伸長》なら計4ターンゲット! しかも打ち消されないなんて、そんなんあり!?
追放される系の追加ターン呪文は「反復」できないので、その点は注意しましょう。
10. 《復讐の神、大口縄》
神河次元で大暴れしていた神。復讐の神、というだけあって、殴ってきたプレイヤー絶対許さないマンのような効果です。
しかし、逆に言えば殴ってこなければこの能力も生かしきれないというもの。そういうときは、強制的に殴ってもらいましょう!
《大会戦》や《ヘルカイトの戦争屋》を出せば、相手は攻撃せざるを得ない状況へ! もちろん大口縄様の復讐を恐れるなら、自分以外の相手を攻撃しなければならないのでこちらとしてもうれしい展開になりますね!
神河の「神の乱」のように大激戦を展開しちゃいましょう!!
デッキ紹介:《偽善者、メアシル》
1ターン1回制限の《壊死のウーズ》のような能力を持つメアシル。《全能なる者アルカニス》を追放すれば毎ターン3ドロー!
追放すればするだけ様々な能力を使えるようになるため、できるだけ戦場に出たときの能力を誘発させたいですね。
となればやはり最高の相方は《パンハモニコン》。さらに墓地もたくさん肥やしたいので、《信仰無き物あさり》や《生き埋め》などは欠かせません。
強力な起動型能力にはタップを必要とするものも多いので、《千年霊薬》などのアンタップカードも用意しておきましょう。
《偽善者、メアシル》の弱点として、檻カウンターを置いていくのは時間が少々かかってしまうため、その間に展開してきた相手の脅威をさばいておかなければなりません。
そこで活躍するのがリセット系アーティファクト。一度起動しても、メアシルで檻カウンターを置けば何度でも再利用可能です!
特に《ネビニラルの円盤》は、《霊異種》や《銀白のスフィンクス》をあらかじめ追放しておけば、起動スタックで逃げられるので相手だけ全体除去を見舞うこともできちゃいます!
全体除去で相手をぼろぼろにしたら勝利のコンボへ繋げましょう! 今回は《時の賢者》を使うことにしました。
「+1/+1」カウンターを1ターンに5つ置けば無限ターンが可能となるこのカードですが、グリクシスカラーだとなかなか相性のいいカードがありません。。。《Phyrexian Devourer》でも、1ターンに1回の起動なので、安定して「+1/+1」カウンターを置くのは難しい。
何かないのか!?と必死に探したところ……いました。
その名も《人もどき》。XマナとタップでX個の「+1/+1」カウンターを置ける! つまり、偽善者、メアシルで《時の賢者》と《人もどき》を追放していて、5マナ払える状況なら無限ターンが完成しちゃうんです!!
ちなみに《水銀の精霊》は《偽善者、メアシル》を対象に取れば1回制限を無視して起動できますので、デッキを組むなら欠かせない1枚!!
ということで、今回のデッキリストはこちら!!
部族スキーなカジュアルプレイヤーにとってワクワクするカードがたくさんの「統率者2017」でした! 部族系サポートカードは人気も高いので、これを機に集めておいた方がいいかも!?
個人的に好きなカードは《総帥の召集》《マナの残響》《旗印》です!!
それではまた次回、お会いしましょう!
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