MTG Just Now! vol.37 -次元潜入者 etc.-

晴れる屋メディアチーム

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 情報を制す者はマジックを制す。

 特にSNSによる情報交換が盛んな現代、口コミがその後のメタゲームに与える影響は計り知れない。

 すなわち、バズってる(話題になっている)カードを知ることは、メタゲームの把握と予測の大いなる助けとなることだろう。

 当企画では、そんな「今、バズってるカード」を週刊で追っていきたいと思う。


 カードの紹介に入る前に、先週行われたイベントやマジック関連の主な出来事を簡単におさらいしよう。



【第6期スタンダード神挑戦者決定戦】

 3月13日()には【第6期スタンダード神挑戦者決定戦】が開催された。




 257名の参加者の頂点に立ったのは「青赤エルドラージ」を操る後藤 広行(東京)!

 当日の様子は【カバレージ】にて動画およびテキストカバレージで公開されている。数々の強豪たちが鎬を削ったプレイオフなどは必見である。ぜひご覧あれ。



【『イニストラードを覆う影』プレビューウィーク開始】

 ついに新セット『イニストラードを覆う影』のプレビューウィークが開始された。







 新カード《往時の主教》は《弱者の師》を彷彿とさせる能力を持った優良フライヤー。《癇しゃく》は再録カードだが、スタンダード環境では多くの赤使いたちが待望していた3点火力だ。アンコモンには対抗色のタップイン2色土地が公開されており、構築・リミテッドの両方で役に立ちそうである。

 他にもすでに多くのカードが公開されている。ぜひ【『イニストラードを覆う影』カードギャラリー】をチェックされたし。



 主要な出来事はこのくらいだろうか。

 さて、それでは今大きな話題を呼んでいるカードたちを紹介しよう。



1. 《次元潜入者》

 【第6期スタンダード神挑戦者決定戦】では「青赤エルドラージ」が優勝を収めた。


次元潜入者


 そんな「青赤エルドラージ」のエースクリーチャーが《次元潜入者》だ。

 当初は“強い《天空のアジサシ》といった評価を受けていたこのカードだが、《空中生成エルドラージ》をはじめとして飛行を持ったクリーチャーが軒並み評価を上げている現環境では非常にフィットした軽量クリーチャーとして活躍を見せている。


幽霊火の刃


 環境に《幽霊火の刃》というこのカードのために存在しているかのような装備品があったことも追い風で、2ターン目のエンド時に瞬速で現れて《幽霊火の刃》を握りながら3ターン目に空から4点クロックを刻んでくる《次元潜入者》は非常にインパクトがある。

 4月のローテーションで絶好の相棒である《幽霊火の刃》はスタンダードから姿を消すことになるが、《風番いのロック》《カマキリの乗り手》といったこのカードにとっては悪夢のような飛行クリーチャーも同時にスタンダード落ちするため、まだまだ活躍の余地は残されている。まだ持っていないという方は、これを機に4枚揃えてみてはいかがだろうか。



2. 《ヴリンの神童、ジェイス》

 『イニストラードを覆う影』の新メカニズム「マッドネス」と共鳴者(手札を捨てる能力を持ったパーマネント郡の俗称)の相性の良さは論を埃(ま)たない。

 では、現スタンダード環境で最強の共鳴者と言えば?


ヴリンの神童、ジェイス


 おそらく、真っ先に《ヴリンの神童、ジェイス》の名が挙がることだろう。

 現環境でも「探査」などと相性がよく、単純なカードパワーも高いことから青いデッキには概ね4枚入っているといったカードだったが、ローテーションにより「探査」が「マッドネス」になり『イニストラードを覆う影』で墓地活用カードも増えていくことになれば、より一層支配力を増すことになりそうだ。




 先攻が先出しした《ヴリンの神童、ジェイス》《癇しゃく》や《ただの風》を「マッドネス」して唱え、後攻の《ヴリンの神童、ジェイス》を除去するといった展開も頻発するかもしれない。

 次期スタンダード環境がどうなるかはまだ誰にも分からないが、使いそうなカードは今のうちに揃えておきたいところである。



3. 《ギラプールの霊気格子》

 さて、そろそろ新セットプレビュー期恒例(?)の電波発表の時間だ。


ギラプールの霊気格子


 そんなわけで、今回ご紹介するのはこのカード。《ギラプールの霊気格子》である。

 モダンの「親和」デッキなどでもよく採用されているこのカード。はたして何が“電波”なのか。もったいぶるわけではないが、順を追って説明していきたいと思う。


 まずは『イニストラードを覆う影』のメカニズムについて今一度思いだしてみてほしい。





 「両面カード」「マッドネス」「昂揚」「潜伏」……




 ……そして、「調査」。


調査を行う。(「(2),このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く」を持つ無色の手掛かり・アーティファクト・トークンを1つ戦場に出す。)


 アーティファクト・トークンを戦場に出す……そして《ギラプールの霊気格子》……

 この符合……!

 そう。「調査」メカニズムは《ギラプールの霊気格子》非常に相性がいいのである。

 また、既存カードの中でも《ピア・ナラーとキラン・ナラー》《ギラプールの霊気格子》とも「調査」とも噛み合う。フレイバー的にはイニストラード次元に迫る謎を解き明かすための「手掛かり」を投げつけるのはいかがなものかという気はしないでもないが……


ピア・ナラーとキラン・ナラー


 ローテーションを間近に控えたこの時期。みなさんもぜひ新カードを使ったデッキを考えてみてはいかがだろうか?






 いかがだっただろうか?

 今週もまた多くのカードがプレイされ、注目され、議論を呼ぶのだろう。

 次回の記事も楽しみにしていただけたら幸いである。



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