(最終更新日:2024/01/24)
統率者戦の「コスト踏み倒し」カード
統率者戦カードアーカイブへようこそ。
このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。
随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。
- 目次
- 統率者戦 おすすめカードアーカイブ
今回は「コスト踏み倒し」カードを広くご紹介します。
超強力呪文を「踏み倒す」
マジックには「あなたは勝利する」「対戦相手は敗北する」と書かれた呪文がたくさん存在します。そうでなくても、「通ったらほぼ勝ち」「これ通して負けるのは恥」とさえ言われる呪文も。
最近では《世界火》が解禁されたことも話題になりました。
地道にマナ加速をして唱えるのも悪くありませんが、10マナを超える呪文を唱えるのは並のことではありません。そこで活躍するのが呪文のコストを踏み倒したり、唱えることなくパーマネントを戦場へ出す能力です。
レガシーの【スニーク・ショー】、そのデッキ名にもなっている《騙し討ち》《実物提示教育》は「踏み倒し」の代名詞的存在です。
踏み倒し能力はハイレベル統率者戦だけのものではありません。むしろ、カジュアルなゲームでこそ「デカブツをドーン!かっこいいぞー!」とファッティを押し付ける楽しさがあります。
ライブラリーから直接呪文を唱えたりパーマネントを出すものもありますが、基本的には踏み倒すものを手札に持ってこなければ始まりません。サーチカードも抑えておきましょう!
- 2021/09/02
- 統率者戦 の サーチカード集
白
ここでは呪文や能力のコストに比べ、はるかに大きなパーマネントを直接戦場へ送り込むカードをご紹介します。
《補充》
自分の墓地のエンチャントがすべて戦場へ!《サメ台風》を「サイクリング」してあらかじめ墓地に置いておき《補充》で吊り上げる「サメ補充」デッキがレガシーには存在します。《全知》も吊り上げろ!
《蔵の開放》
《蔵の開放》はすべての墓地からアーティファクトとエンチャントを戦場へ!《補充》と比べてやや重いですが、アーティファクトも戦場に返すので《クラーク族の鉄工所》で大量のアーティファクトを墓地に送り込んでマナ加速をしてふたたび戦場に戻す戦術もおすすめです。
青
《全知》
手札から唱えるすべての呪文のマナ・コストを踏み倒します。統率領域から唱える統率者や、墓地から「フラッシュバック」で唱えるのには使えない点に注意。《全知》そのものが非常に重いため、《アカデミーの学長》や《補充》などで踏み倒したい。
《ドリーム・ホール》
《ドリーム・ホール》があれば、すべての呪文が《意志の力》のように呪文と同じ色のカードを捨てることで唱えることができます。対戦相手も同様にマナ・コストを踏み倒せるようになってしまうリスクがあるものの、《全知》と比べてずっと軽いのが魅力。置いて即《無限への突入》を打てればヨシ!
《予言により》
自分のアップキープの度に《予言により》に「時間」カウンターを置き、毎ターン1回のみ、《予言により》の上に置かれた時間カウンターの数以下の呪文を踏み倒すことができます。すぐに重い呪文を踏み倒すことはできず、ターンの経過に時間がかかる統率者戦ではなかなかカウンターがたまりません。とはいえ《祖先の幻視》《不敬な教示者》といったマナ・コストを持たない呪文を踏み倒せるのは魅力です。
《魅惑の悪漢、マルコム》
攻撃の度にルーティングを行い、4回目以降には捨てたカードを踏み倒し!カードタイプ問わずなんでも踏み倒して唱えることができます。回数はカウンターで管理されているので「増殖」や《オゾリス》などでごまかしも可能です。
《屋根の上の嵐》
ゾンビのコストを踏み倒す《屋根の上の嵐》。ゾンビデッキでなければ活躍はできませんが、戦場に出たとき自身を手札に戻しつつダンジョン探索をする《アーチリッチ、アサーラック》とは2枚コンボとなります。
《実物提示教育》
各プレイヤーは手札からプレインズウォーカー以外のパーマネント・カードを1枚戦場へ出します。統率者戦ではオーナーが異なる4つのパーマネントが戦場に同時に出るため、誘発型能力を慎重に解決していきましょう。
《アーカム・ダグソン》
《アーカム・ダグソン》は戦場のアーティファクト・クリーチャーを生け贄に捧げ、ライブラリーからクリーチャーでないアーティファクトを戦場へ。《王神の立像》や《彩色の宇宙儀》、《マイコシンスの格子》に《ダークスティールの溶鉱炉》。やりたい放題です。
黒
《湿地帯の血唱え》
《湿地帯の血唱え》の起動型能力を解決させれば、この直後に唱える呪文のコストをライフで支払ことができます。クリーチャーゆえに召喚酔いしてしまい、これ自身も5マナとそこそこ重たいものの、踏み倒す呪文が強力なら利用価値があります。
《ヨーグモスの息子、ケリク》
《ヨーグモスの息子、ケリク》の能力でコストの黒マナの支払いをライフで賄えるようになります。起動型能力など、呪文を唱えるコスト以外でも適用できるのが強み。黒の呪文には《ネクロポーテンス》《ボーラスの城塞》など強力でマナシンボルの濃い呪文も多く、黒マナ部分だけの踏み倒しでも圧倒的なテンポの良さを見せます。統率者としても大人気です。
《ボーラスの城塞》
《ボーラスの城塞》があればライブラリー上から呪文が唱えられるようになります。そのマナコストはライフで支払います!《師範の占い独楽》があればライフ1点の支払いでドローができるようになり、《ネクロポーテンス》があれば不要なカードをライフ1点ではじけるようになります。40点のライフを限界まで突っ込みましょう。
- 2021/06/03
- 統率者戦 黒のおすすめ
黒の踏み倒しといえば、墓地に強力なクリーチャーを埋めてからの吊り上げでしょう。墓地肥し手段、蘇生手段はここでは紹介しきれないので黒のカードアーカイブもご覧ください。
赤
《創案の火》
自分がコントロールする土地の数以下のマナ総量の呪文を踏み倒すことができます。もっとも、自分のターン中にしか呪文が唱えられずそれも2回までのため、かなりのスキをさらしてしまいます。不要になったときこれを自ら生贄に捧げられるカードが欲しいところ。
《原初の嵐、エターリ》
攻撃するたびに各プレイヤーのライブラリー上の呪文をタダで唱えます!うまくかみ合えば1度の攻撃で4つの呪文が唱えられてしまいます。《巻物棚》《師範の占い独楽》で積み込め!統率者としても大人気。
《騙し討ち》
設置コスト4マナを支払ってしまえばあとは1マナでどんなクリーチャーでも手札から出せます。終了ステップ開始時に生け贄に捧げられてしまいますが、破格の性能と言っていいでしょう。レガシーで合わせて使われる《引き裂かれし永劫、エムラクール》《グリセルブランド》は統率者戦では使えませんが、ほかのエルドラージを繰り出したり、《ティアマト》でサーチしたドラゴンを次々繰り出したりとかなり無茶苦茶できます。
《青銅血のパーフォロス》
《青銅血のパーフォロス》は統率領域に置いておける《騙し討ち》。踏み倒せるのが赤のクリーチャーかアーティファクト・クリーチャーのみになりましたが十分なパワーがあります。破壊不能のため、戦場に出れば除去されることがほとんどないのも魅力です。
《ヘルカイトの狩猟者》
《ヘルカイトの狩猟者》が戦場に出たとき、統率領域から統率者を直接戦場へ出します。ターンの終わりに統率領域へ戻ってしまいますが、《始祖ドラゴン》のような一度攻撃するだけで大きなアクションとなる統率者では非常に強力です。
《猪の祟神、イルハグ》
《猪の祟神、イルハグ》が攻撃するたび、手札からクリーチャーを攻撃状態で戦場へ出します。《騙し討ち》と異なり、踏み倒したクリーチャーは手札に戻るため何度も再利用可能!戦場に出たときや戦闘ダメージを与えたときに誘発する能力を持つクリーチャーを有効活用しましょう。
《ゴブリンの溶接工》
《ゴブリンの溶接工》は戦場のアーティファクトと墓地のアーティファクトを交換してくれます。《メムナイト》と超巨大アーティファクトを交換しようぜ。
緑
《暴走暴君、ガルタ》
戦場に出たときに手札のクリーチャー・カードを好きなだけ戦場へ!積極的にクリーチャーを踏み倒すデッキで手札にたまってしまったデカブツを一気に吐き出しましょう!
《最深の成長、オヘル・カスレム》
戦闘ダメージを与えたらその枚数だけライブラリー上を見て土地とクリーチャーを1枚ずつ戦場へ!パワーを上げたり二段攻撃を与えておもいっきりめくっちゃいましょう。除去されても土地になるので、引いてしまったデカブツを唱えるのにも役立ちます。
《魔の魅惑》
アルーレンこと《魔の魅惑》。各プレイヤーがマナ総量3以下のクリーチャー呪文をインスタントタイミングで唱えられるようになります。こちらも《アーチリッチ、アサーラック》との2枚コンボが可能。クリーチャーの戦場に出たときの誘発を積極的に活用するデッキで悪用されます。
設置して優先権を渡したタイミングで《再利用の賢者》で割られがち。
《報奨の宮廷》
《報奨の宮廷》が戦場に出ると自分が「統治者」になり、そのまま自分のアップキープを迎えられれば誘発型能力で手札から戦場にクリーチャーを送り込みます。統治者を取られてしまうと土地しか出せませんが、到達や警戒持ちを展開して統率者をキープしましょう。
《エルフの笛吹き》
《エルフの笛吹き》の起動型能力をもってすれば、あらゆるクリーチャーのコストがたった1マナに。緑はクリーチャーのサーチが得意で、巨大で強力なクリーチャーも多いのでこの一枚でゲームのペースを一気につかめそうです。
《中心部の防衛》
自分のアップキープ開始時に対戦相手がクリーチャーを3体以上コントロールしているとライブラリーからクリーチャー2体を戦場へ直接送り込むことができます。《不浄なる者、ミケウス》+《トリスケリオン》、《鏡割りのキキジキ》+《士気溢れる徴集兵》など、さすがに好きなクリーチャーを2体出せてしまうとそのままゲームエンドまで突っ走れてしまいます。
《Eureka》
《Eureka》は手札のカードすべてを吐き出す《実物提示教育》!自分から始めてターン順でカードを出していきます。出す順番がゲーム展開を左右することもあるのでよくよく考えながら出そう!
《超起源》
「待機」で唱える《Eureka》のようなカード。待機で唱えると対戦相手も踏み倒したいカードをかき集めに回るので、《超起源》そのものを「続唱」などで踏み倒して唱えたいところ。
無色・多色
《晶洞ゴーレム》
《晶洞ゴーレム》が戦闘ダメージを与えると、統率領域から統率者を唱えることができます。出せば勝てるがコストが重すぎる統率者に。
《アルケヴィオスの神託者、ジャズィ》
インスタントかソーサリーを唱えるかコピーするたびにライブラリー上のカードを公開し、土地でなければたった1マナで唱えることができます。《渦まく知識》《巻物棚》などでライブラリー上のカードを操作したり、《俗世の教示者》《神秘の教示者》でライブラリー上に強力な呪文を置くことで自由に呪文が唱えられてしまいます。これ自身が統率者であることにも注目です。
- 2021/05/02
- 統率者列伝 《アルケヴィオスの神託者、ジャズィ》
- いってつ
《ギトゥのジョイラ》
《ギトゥのジョイラ》は自分の手札のカードに「待機4-(2)」を与えるようなカード。どんな呪文でも4ターン後に踏み倒して唱えることができます。どんな呪文が飛び出るのか見えてしまっているので打ち消しを構えられてしまうのがネックですが、次々危険な呪文を待機させることで打ち消しを追いつかなくさせたり、《時間操作》など追加ターン呪文を使ってタイミングを早めることが可能です。
《悟った達人、ナーセット》
《悟った達人、ナーセット》が攻撃するたび、ライブラリー上4枚を追放し、そのターン中自由に唱えてしまいます。これを統率者に指定して、追加で戦闘フェイズやターンを得る呪文をめいっぱい詰め込み、《召し上げ》や《無限への突入》を目指すデッキが存在します。
《流転の護符》
4マナで設置、4マナで起動してクリーチャーを手札から戦場へ!計8マナかかっているので踏み倒しと呼べるかはイマイチですが、エルドラージや《荒廃鋼の巨像》なら悪くありません。
《次元橋》
6マナで設置、8マナで起動してライブラリーから好きなカードを直接戦場へ!……本当に踏み倒せてる?設置も起動もコストが重いものの、ライブラリーから直接戦場に出るのはやはり圧巻です。
《始祖ドラゴン》
《始祖ドラゴン》は戦場に出さなくても「威光」でドラゴンを唱えやすくできますが、重い《始祖ドラゴン》を戦場に出すことができれば、ドラゴンが攻撃するたびにドローしては手札からドラゴンを直接戦場へ送り込みます。かなり滅茶苦茶しているようですが、《始祖ドラゴン》自体が非常に唱えずらいのでバランスが取れています。
さあ《始祖ドラゴン》のコストを踏み倒そう。
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