MTG Just Now! vol.28 -ウギンの目 etc.-

晴れる屋メディアチーム

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 情報を制す者はマジックを制す。

 特にSNSによる情報交換が盛んな現代、口コミがその後のメタゲームに与える影響は計り知れない。

 すなわち、バズってる(話題になっている)カードを知ることは、メタゲームの把握と予測の大いなる助けとなることだろう。

 当企画では、そんな「今、バズってるカード」を週刊で追っていきたいと思う。


 カードの紹介に入る前に、先週行われたイベントやマジック関連の主な出来事を簡単におさらいしよう。



【『ゲートウォッチの誓い』全収録カードが公開】

 1月8日(金)には、ついに『ゲートウォッチの誓い』の全収録カードが公開された。




 無色マナシンボルを持った強力なクリーチャーや呪文、待望のミシュラ土地、新チャンドラなどなど注目カードが目白押しとなっており、スタンダードはもちろんモダンやエターナル環境にも大きな影響を与えそうだ。

今週末に控えるプレリリースイベントも全国のカードショップおよび 【晴れる屋】にて開催される。ぜひ、友人などをお誘いあわせの上で双頭巨人戦に挑んでみてはいかがだろうか?



【第5期神決定戦】

 1月11日(月・祝)には【第5期神決定戦】が開催された。




 第5期神決定戦では市川 ユウキと川北 史朗が「神」防衛を果たし、新たに和田 寛也が「スタンダード神」の栄冠を手にしている。

 第6期神決定戦からは「ヴィンテージ神決定戦」も加わり、さらに白熱すること請け合いだ。また、【第6期神挑戦者決定戦】は来月から開催される予定である。

 次に神へと挑むのは、あなたかもしれない。



 主要な出来事はこのくらいだろうか。

 さて、それでは今大きな話題を呼んでいるカードたちを紹介しよう。



1. 《ウギンの目》

 2016年最初にご紹介させていただくカードはこれだ。


ウギンの目


 各所で話題沸騰中の《ウギンの目》。なぜ、今このカードが注目されているのだろうか?





 事の発端はこの動画である。

 以前から【黒単エルドラージ】自体は話題になっていたが、この【SCGO Cincinnati】での活躍で一気にブレイク。

 さらにこれから発売される『ゲートウォッチの誓い』でアーキタイプそのものが強化されるとあって、現在エルドラージと相性のいいカードが軒並み再注目されているのだ。


 はたして本当にそこまでエルドラージデッキが強いのか?と思う方は想像してみてほしい。

 対戦相手が1ターン目に《エルドラージの寺院》、2ターン目に《ウギンの目》と土地を並べ、《難題の予見者》をプレイしてくる様を。


エルドラージの寺院ウギンの目


 さらに3ターン目に《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》が置かれたなら、対戦相手が使えるマナは(エルドラージ・呪文限定だが)実質6マナだ。

 『ゲートウォッチの誓い』リリース前から各所で“フェアデッキ最強”と囁かれているモダンのエルドラージデッキ。プロツアー『ゲートウォッチの誓い』でも活躍に期待される新進気鋭のアーキタイプに要注目だ。

 なお、《ウギンの目》でコストが軽減されるのは「不特定マナ」のみであり、「無色マナ」を軽減することはできないことに注意。



2. 《コジレックの審問》

 そして『ゲートウォッチの誓い』の目玉といえば、やっぱり《大いなる歪み、コジレック》だろう。【ストーリー】も怒涛の展開を迎えており、目が離せない。


コジレックの審問


 そして、コジレックの名を聞いたものは皆、このカードの再録に期待したのではないだろうか? モダンやレガシーで《思考囲い》とともに最強の手札破壊呪文として活躍している《コジレックの審問》

 再録されなかった理由については【Wizards of the Coast】のヘッドデザイナーを務めるMark Rosewater氏のTumblr【Blogatog】にてコメントされている。

 ここにある内容をかいつまんで意訳すると……

本来は『戦乱のゼンディカーブロック』での再録を予定していたため『モダンマスターズ2015』での再録を見送った。

しかし、後に《コジレックの審問》再録による開発上の問題が発覚した。

「欠色」メカニズムとの折り合いについては、エルドラージを信奉する吸血鬼の派閥がいるのでこのカードはそれらに当てはまるはずだといった解釈があった。しかし、フレイバー的な議論以前に開発段階で没になった。

 とのことである。たしかに、《コジレックの審問》が再録されていたらスタンダードの黒はちょっと強くなりすぎていたかもしれない……

 モダン、レガシーで黒を使うなら、手札破壊呪文として真っ先に候補に挙がる1枚。まだ揃っていないという方は、ぜひとも早めに4枚揃えたいカードだ。



3. 《消えざる焼け刃》

 最後に、待望の青赤ミシュラランド《さまよう噴気孔》と相性の良い1枚をご紹介して締めたいと思う。


消えざる焼け刃


 すでにTwitterでも話題になっていたが、《消えざる焼け刃》とのコンボだ。



 クリーチャー化した《さまよう噴気孔》のクリーチャータイプはエレメンタルである。つまり、その起動型能力を起動するたびに《消えざる焼け刃》の誘発型能力がスタックに乗る。

 《さまよう噴気孔》の起動型能力のコストは(0)。すなわち、無数に起動し続けることで無限パワーというわけだ。


白熱の魂炊き波使い炎族の先触れ熟考漂い


 普段はエレメンタルデッキとして振る舞いつつ、《炎族の先触れ》によって《消えざる焼け刃》をシルバーバレットしてコンボ勝ちも可能、というアプローチのデッキは存外悪くないかもしれない。

 【種族: エレメンタル】を有するクリーチャーには《火口の精霊》《虚無の忍び寄り》《弾け毛玉》といったユニークな能力を持ったものが多いため、デッキを考えるだけでも楽しそうだ。






 いかがだっただろうか?

 今週もまた多くのカードがプレイされ、注目され、議論を呼ぶのだろう。

 次回の記事も楽しみにしていただけたら幸いである。



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