MTG Just Now! vol.40 -弱者の剣 etc.-

晴れる屋メディアチーム

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 情報を制す者はマジックを制す。

 特にSNSによる情報交換が盛んな現代、口コミがその後のメタゲームに与える影響は計り知れない。

 すなわち、バズってる(話題になっている)カードを知ることは、メタゲームの把握と予測の大いなる助けとなることだろう。

 当企画では、そんな「今、バズってるカード」を週刊で追っていきたいと思う。


 カードの紹介に入る前に、先週行われたイベントやマジック関連の主な出来事を簡単におさらいしよう。



【禁止・制限カードリスト更新】

 4月4日(月)、DCIより『イニストラードを覆う影』発売日から更新される【禁止・制限カードリスト】が発表された。

 主な変更点は以下のとおりである。


◆ モダン
《ウギンの目》禁止
《祖先の幻視》禁止解除
《弱者の剣》禁止解除

◆ ヴィンテージ
《磁石のゴーレム》制限


 変更理由などの詳細は【こちら】を参照していただきたい。今回の変更からモダンとヴィンテージには大きな変化がもたらされることだろう。新環境が今から楽しみだ。



 主要な出来事はこのくらいだろうか。

 さて、それでは今大きな話題を呼んでいるカードたちを紹介しよう。



1. 《弱者の剣》

 【モダンフォーマット制定時】より禁止されていた2枚のカードが【禁止・制限カードリスト更新】によって解禁された。


弱者の剣


 本項ではその1枚。《弱者の剣》についてご紹介させていただこう。

 言わずと知れた「ソプターコンボ」のキーカードである《弱者の剣》。ひとたび《飛行機械の鋳造所》《弱者の剣》が揃えば、以降は1マナ=1/1の飛行機械トークン+1ライフに変換できるようになるのである。


飛行機械の鋳造所


 かつてエクステンデッドで目覚ましい活躍を見せ、現在ではレガシーでも(数は少ないながらも)「青黒テゼレッター」のようなデッキのフィニッシュ手段として組み込まれていることもある非常にファンの多いコンボだ。

 特筆すべきはアーティファクト中心のコンボであるため《求道者テゼレット》《アカデミーの廃墟》のようなサポートカードが豊富なことと、《飛行機械の鋳造所》自体が2マナと非常に軽いためコンボが決まりやすいということである。


 個人的には「ソプターコンボ」に《けちな贈り物》を組み込んでみたい。


けちな贈り物


 たとえば《弱者の剣》《飛行機械の鋳造所》《求道者テゼレット》《アカデミーの廃墟》をサーチすればほぼ確実にコンボパーツが揃うし、《堀葬の儀式》《太陽のタイタン》or《覇者シャルム》を入れてみるのもおもしろそうだ。


弱者の剣飛行機械の鋳造所求道者テゼレットアカデミーの廃墟


 他にも《弱者の剣》自体が《搭載歩行機械》《電結の荒廃者》とシナジーを形成するため「親和」デッキで運用できる可能性もある。はたして《弱者の剣》はどのような形でモダン環境に姿を見せるようになるのか、デッキビルダーの腕が鳴る変更だ。



2. 《祖先の幻視》

 モダンで解禁されたカードは《弱者の剣》だけではない。


祖先の幻視


 これまた【モダンフォーマット制定時】からずっと禁止カードに指定されていた《祖先の幻視》がこのたび解禁されることとなった。

 古の最強ドロー呪文である《Ancestral Recall》の焼き直しであるこのカードは「待機4」というデメリットを持ってはいるものの、十分に強力なカードであり、『時のらせんブロック』が現役だったころのスタンダードでは多くの青いデッキに採用されていた。

 今後、モダンで青絡みのコントロールデッキでは《祖先の幻視》をよく見ることになりそうだ。《差し戻し》にはご注意を。


差し戻し


 また、《瞬唱の魔道士》《束縛なきテレパス、ジェイス》の「-3」能力で《祖先の幻視》を墓地から唱えることはできないが、《ゴブリンの闇住まい》のETB能力ならば《祖先の幻視》を唱えることができる(参考:【MTG Wiki: マナ・コストの無いカード】)。


瞬唱の魔道士ゴブリンの闇住まい


 今後は《ゴブリンの闇住まい》《祖先の幻視》のシナジーを組み込んだ「グリクシスコントロール」が出てくるかもしれない。






 いかがだっただろうか?

 今週もまた多くのカードがプレイされ、注目され、議論を呼ぶのだろう。

 次回の記事も楽しみにしていただけたら幸いである。



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