はじめに
ご無沙汰しておりました、Just Nowスタンダードのお時間です!
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』がついに正式リリース!
新環境一発目の大型大会として、『Standard RC Super Qualifier』が開催されました。
新環境がいったいどんな変化を遂げているのか、新カードは何が活躍したのか?
軽く前環境を振り返ってから、気になる結果を見ていきましょう!
前環境のメタゲーム
前環境は、「イゼット果敢」を取り巻くメタゲームでした。
不利なマッチアップが少なく、また豊富なカードプールで速度を自由自在に変更できる、まさに前環境の王者と呼ぶべきデッキでしょう。
しかし、メタゲームは複雑怪奇。
強力なデッキであるがゆえにミラーマッチ対策が行われ、そうして速度が遅くなると「緑単上陸」のようなアグロデッキへの相性が悪くなります。
さらに、環境末期には「セレズニアウロボロイド」がより軽くなって一気に台頭しました。
《練習を積んだ攻撃》によりライフレースを一気にひっくり返すこのデッキが、前述のアグロデッキに対して立ちふさがっています。
アグロに強いそれらのミッドレンジデッキを、「ジェスカイ講義」や「4色コントロール」が狙っています。
「イゼット果敢」を中心としつつも、アグロ、ミッドレンジ、コントロールのメタゲームが回る環境というのが、前環境の特徴です。
- 2026/05/26
- 環境デッキの相性が丸分かり!?『マジック・スポットライト』直前分析 -Just Nowスタンダード!vol.88-
ざっくりと前環境を振り返るにはこちらの記事がおすすめです。
さて、前環境について思い出してきましたか?
それでは改めて、『Standard RC Super Qualifier』の結果を見ていきましょう!
『Standard RC Super Qualifier』
開催日:2026年6月6日
優勝 4色コントロール
準優勝 ジェスカイ講義
3位 セレズニアウロボロイド
4位 セレズニア上陸
5位 4色律動
6位 緑単上陸
7位 4色コントロール
8位 4色コントロール
9位 シミック律動
10位 イゼット講義
11位 緑単上陸
12位 4色コントロール
13位 緑単上陸
14位 ジェスカイ講義
15位 緑単上陸
16位 イゼット果敢
優勝・準優勝は「4色コントロール」「ジェスカイ講義」の2大コントロール!
3位には「セレズニアウロボロイド」!
気になる「イゼット果敢」は16位のみで、メタゲームの変動を感じさせる結果となりました。
メタゲームも気になるところですが、やはり新環境1発目の大型大会!
今回は、新カードがどのようなデッキで使われているのかを、詳しく見ていきましょう!
セレズニアウロボロイド
前環境の末期から登場し、最近勢力を伸ばしつつあるのが「セレズニアウロボロイド」です。
元々の「多色律動」からどんどんスリムになっています。まずは色を減らして「セレズニア律動」になりました。
そこから1段階軽くして「セレズニアウロボロイド」、ここ最近は2段階軽くした「セレズニアアグロ」ともいえる形が主流です。
この活躍の立役者は、《練習を積んだ攻撃》です。
大技でありながら、絆魂と二段攻撃を使い分けたり、分割して唱えられたりする器用さがあります。
呪禁である《沼地のハンター、レザーヘッド》に、フラッシュバックと合わせて大ダメージ+大回復する動きはまさに必殺技。
この動きに、《ジェニファー・ウォルターズ》が加わりました。
自分のターンの間は対戦相手の呪文を封じるので、こちらでも対処不能の必殺の動きが可能です。
裏面の《センセーショナル・シーハルク》がトランプル持ちなのもすばらしい!
環境に軽いデッキが多いならば、「セレズニアウロボロイド」のポジションは最高です!
今後とも、アグロキラーとしての活躍が期待できそうですね。
シミック律動
久しぶりに「シミック律動」がメタゲーム上位に帰ってきました!
「イゼット果敢」の流行に苦しむ「律動系デッキ」ですが、新カードの登場により新たな動きを手に入れています。
それが、《カンフーの達人、シャン・チー》!
マナクリーチャーだらけのこのデッキが、出してすぐマナを出せたらいったいどうなってしまうのでしょう。
わかりやすいところでは、《アナグマモグラの仔》が戦場にいると、《ラノワールのエルフ》は出したターンにすらマナを増やすようになります。
序盤のマナクリーチャーを火力などで対処されても、《カンフーの達人、シャン・チー》がいれば即座に盤面を復旧させることが可能です。
《並外れた語り部》を介することで、《カンフーの達人、シャン・チー》の起動型能力専用マナを通常のマナに変換することもできます。
また、有り余るマナの使い道として、《征服者カーン》が採用されていました。
「パワーアップ―


」によって追加ターンを得られるクリーチャーです。おおむね起動したら勝ちでしょう。
これだけを見れば《孔蹄のビヒモス》の8マナとほぼ変わりませんが、これは起動型能力。
つまり、《カンフーの達人、シャン・チー》のマナが使えます!
《征服者カーン》は、《孔蹄のビヒモス》よりも手軽に出すことができるフィニッシャーとして活躍が期待できるでしょう。
新カードを手に入れて再び競技シーンに戻ってきた「シミック律動」は、新環境でどのようなポジションになるのでしょうね。
4色律動
「律動系デッキ」はもう一つ、特徴的なリストが5位に入っていました。
ベースは「バント律動」のデッキで、新カードではないもののあまり見かけないカードがいくつも入っています。
特に、唯一の赤要素である《陽気な風船師》。見るからに怪しいですね。

で、クリーチャーを対象に1/1飛行速攻のコピー・トークンを生成する起動型能力を持っています。
いったい、誰をコピーするのでしょう。
マナを使う能力なので、《花を手入れする者》を対象にしそうです。
そのマナで《監視亀ラ》を出して《陽気な風船師》をアンタップ、今度は《養育するピクシー》をコピーして《監視亀ラ》を回収し、さらに《陽気な風船師》をアンタップ。
2/2飛行速攻のピクシーが増える無限コンボになるようです。
枚数の多いコンボですが、《監視亀ラ》と《養育するピクシー》が1マナであるため、《輝晶の機械巨人》でサーチ可能です。
《自然の律動》が「調和」で2回サーチできることを考えれば、《自然の律動》と《花を手入れする者》か《陽気な風船師》の実質2枚コンボです。
《陽気な風船師》が《アナグマモグラの仔》や《輝晶の機械巨人》をコピーしたり、《養育するピクシー》が《嵐追いの才能》を回収したり、コンボ以外でもコンボパーツに仕事があるのが良いですね。
「律動系デッキ」の新たな形として、今後検討していく必要がありそうです。
イゼット果敢
今回は16位と結果はふるわなかったものの、「イゼット果敢」には《サブマリナー、ネイモア》が採用されていました。
青い呪文を唱えるたびにマナ・シンボルの数だけマーフォークを生み出す、生き残れば1枚でゲームを掌握するパワーのあるカードです。
もともと、「イゼット果敢」は青い呪文を連打するデッキです。
《手練》《選択》はもちろん、《嵐追いの才能》を《ブーメランの基礎》で戻して出し直し。
とにもかくにも
、
、
!!
こうしてトークンが戦場を埋め尽くすと、もはや地上の攻撃は通りません。
《サブマリナー、ネイモア》自身のタフネスが4あることもあって、軽量火力に頼ったデッキに対しては決定打となるでしょう。
該当するデッキとは?もちろん、「イゼット果敢」です!
強力な「イゼット果敢」ではあるものの、ミラー対策が進むと重くなるのは避けられません。
その隙を突かれた、というのが今回の結果につながったようですね。
とはいえ、《サブマリナー、ネイモア》自体は強力なサブプランとして機能します。
再び「イゼット果敢」環境になればこの型が活躍しても不思議ではありません。
一旦はサイドボード後のサブプランになるのでしょうか。今後の使われ方には要注目ですよ!
おわりに
以上、『Standard RC Super Qualifier』の結果から、主に新しい要素を取り上げてみました。
新要素のあるデッキがいくつも活躍しており、新セットの影響が感じられます。
今回は紹介できませんでしたが、優勝デッキをはじめとした既存デッキも相変わらず強力です。
明日6月30日は禁止制限告知が予定されており、スタンダードに手が入るのか否か、まずはそこが気になりますね。
新環境のスタンダードが今後どうなっていくのか、来週もまた追いかけていきましょう!
おすすめ記事
- 2026/06/29
- マジックは自由だ!スタンダードのユニークデッキをピックアップ!
- 晴れる屋メディアチーム
- 2026/06/25
- 《クイックシルバー》でワンキル!?さっそく活躍した新カード&新デッキ紹介!
- 晴れる屋メディアチーム




































