はじめに
こんにちは!今週もJust Nowスタンダードをお届けします!
今週は参加者133名の『Standard Showcase Challenge』が開催され、新鮮なスタンダードのメタゲームが確認できました!
- 2026/07/07
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先週は1週間ごとの変化を追っていきましたが、今週はどんな変化があるのでしょうか?
それではさっそく、『Standard Showcase Challenge』の結果を見てみましょう!
『Standard Showcase Challenge – 2026/07/10』
開催日:2026年7月10日
優勝 イゼットスペレメンタル
準優勝 4色コントロール
3位 ジェスカイ講義
4位 緑単上陸
5位 緑単上陸
6位 ティムールコーナ
7位 緑単上陸
8位 ジェスカイ講義
9位 イゼット果敢
10位 イゼット果敢
11位 ジェスカイコントロール
12位 ナヤ昂揚
13位 ジェスカイ講義
14位 イゼットスペレメンタル
15位 イゼット講義
16位 イゼット果敢
「イゼットスペレメンタル」が1位!
2位と3位が「4色コントロール」「ジェスカイ講義」のコントロールのなか、ミッドレンジが優勝するとは!
多少の不利なら覆せるパワーがある、ということですね!
今大会では、最近上り調子であった「セレズニアウロボロイド」の入賞なし!最高は17位でした。
「イゼット果敢」キラーとして期待されていたものの、「イゼット果敢」側の採用カードが変わったことで、有利ではなくなってしまいました。
それ以外のアグロには強いものの、苦手な「イゼットスペレメンタル」やコントロールデッキが増え、苦しい立場となったようです。
また、久しぶりの入賞デッキには「グルール昂揚」もとい「ナヤ昂揚」の姿も!
このデッキに限らず、最近のメタゲームに合わせたカードがいくつか採用されているようです。
今回のJust Nowスタンダードでは、「最近のトレンドカード」をご紹介していこうと思います!!
注目デッキ
「ナヤ昂揚」
大会で結果を出すのは久しぶりのため、「グルール昂揚」のデッキ概要を説明しましょう。
4種類以上のカード・タイプが墓地にあれば強化される、「昂揚」を持つクリーチャーが多く採用されたデッキです。
条件を満たせば、1マナ3/3や2マナ4/3速攻、2マナ2/3で追加戦闘フェイズなど、実際のコスト+1~2相当の性能を発揮します。
このデッキの魅力は《暴力的衝動》。
わずか1マナで+1/+0の修整と二段攻撃を得られるのは、ほかのカードでは真似できない爆発力があります。
前述の《逸失への恐怖》で戦闘フェイズを追加すれば、さらにダメージは倍化します!
問題は「昂揚」をどう達成するか。
そのために《脱走》のような能動的に唱えられるカードが採用されていましたが、そこへ《迅速な救助》が加わったことで条件が達成しやすくなりました。
そして、この「グルール昂揚」も最近のトレンドである、トランプル持ちクリーチャーを対象に《練習を積んだ攻撃》という必殺技を搭載しています。
そのためだけに白をタッチするほどです。
《逸失への恐怖》で捨てて「フラッシュバック」のみ唱えるだけでも十分ですから、色は増えたとしても相性ばっちり!
「昂揚デッキ」の久しぶりのメタゲーム復帰なるか。今後にも注目したいアーキタイプです。
注目カード
《幻獣との交わり》
最近の「緑単上陸」では、《幻獣との交わり》の採用が増えています。
もともと長期戦の粘り強さに貢献するカードとして、《若木の生育場》の方が優先されがちでした。
そんな2枚ですが、ここにきて両採用や《幻獣との交わり》のみの採用が見られるようになりました。
▲《幻獣との交わり》のみの採用(今大会5位)
この変化の理由としては、「セレズニアウロボロイド」の影響がありそうです。
前述した《練習を積んだ攻撃》は、ライフレースを一瞬にして崩壊させます。「緑単上陸」も例外ではありません。
この必殺技を撃たれるより前に、ゲームを終わらせる必要が出てきました。
その視点に立ってみると、この2枚には速度にかなりの差があります。
《幻獣との交わり》の裏面《召喚:幻獣マディン》のⅡ、Ⅲ章は、どちらもゲームを短期決着させるのに向く能力です。
長期戦を見て《若木の生育場》が優先されがちな時期もありましたが、最近は速度のために《幻獣との交わり》が重要視されているといえるでしょう。
《彩嵐の雄馬》
「イゼット果敢」のクリーチャー採用、いまだに結論は出ず。
とはいえ、今週は《彩嵐の雄馬》採用型が、目立って結果を残しています。
- 2026/05/06
- 「セレズニア上陸」がプロツアー優勝!狙われたのは「緑単上陸」!? -Just Nowスタンダード! vol.85-
過去を振り返ってみると、以前も《彩嵐の雄馬》が結果を出した時期がありました。
その時期は、「イゼット果敢」がミラー対策をしつつ、「緑単上陸」のガードを下げないというバランスがよい、というものです。
ミラー戦では《神出鬼没のカワウソ》や《ドレイクの孵卵者》のようにアグロに寄せると、《渦泥の蟹》によって封殺されてしまうのですが、かといって《渦泥の蟹》だけでは「緑単上陸」に速度で差をつけられてしまいます。
では、《彩嵐の雄馬》はどうでしょうか。
《渦泥の蟹》に対して「護法」でわずかながら耐性があり、また3/3であるため「果敢」2回で相打ちまで持っていけます。
「緑単上陸」との対戦を考えてみると、2マナと3マナの違いこそあれど、《渦泥の蟹》ほどは重くありません。
しかも「緑単上陸」は除去が少ないため、5マナ以上支払っての「演目」誘発すら期待できます。
今回も、「イゼット果敢」と「緑単上陸」を同時に見る場合に優れた選択肢となったようです。
豊富な選択肢から環境に合わせられる「イゼット果敢」は、それだけにデッキリストをどう環境に適用させるかが焦点になってきます。
「イゼット果敢」の《精鋭射手団の目立ちたがり》に次ぐクリーチャーは、ぱっと見で環境の変化を告げる指標ともいえますね。
手っ取り早く環境変化を追いたいときには、「イゼット果敢」のリストを見るとよいかもしれません。
《北風の守護者》
現在の「多色コントロール」では、《北風の守護者》を採用するのが一般的になりました。
5マナ5/5飛行という十分な性能をもちながら、1戦目からサイドカードにアクセスできるカードです。
4色を使うこのデッキのサイドボードには、墓地対策、除去、打ち消し、アドバンテージ兼フィニッシャーと幅広い対策カードが並んでいます。
コントロールデッキにとって、必要なときだけ対策カードを用意できるのはありがたいところです。
特定のデッキにしか効かないカードも、《北風の守護者》で手札に加えられるならリスクなしに採用できます。
特に、《ジェスカイの啓示》に依存しがちなコントロールミラー戦において、《古からの確執》の効果は絶大です。
《死人に口無し》でコントロール戦を制した「ディミーアコントロール」の再現ができます。
0枚を1枚にする《北風の守護者》の影響の大きさが、お分かりいただけるでしょう。
飛行5/5というサイズも頼もしく、既存のサイドボードから手札に加えるカードと比べて、手札に加えるターンの隙が比較的小さいのも特徴です。
こういった経緯から、コントロールデッキの「銀の弾丸」として、《北風の守護者》は定着したようですね。
《雷神、ソー》
一部の「ジェスカイコントロール」で採用されるにとどまっていた《雷神、ソー》ですが、ついに採用が増え始めたデッキがあります。
それが「ジェスカイ講義」です。同じ色でも、この2つのデッキには大きな違いがあります。
それは《ばあば》の存在です。
墓地に「講義」呪文が2枚あればクリーチャーでない呪文を軽くする能力がある……というのはもう周知の事実ですね。
この能力が、《雷神、ソー》と好相性なのです。
《雷神、ソー》は墓地のインスタントやソーサリーを回収する能力と、クリーチャーでない呪文を唱えるたびにマナ総量ぶんのダメージを与える誘発型能力があります。
支払ったマナではなくマナ総量を参照するので、《ばあば》で軽減しても、与えるダメージ量はそのまま!
軽ければ《雷神、ソー》を出したターンに誘発させことも容易になり、《雷神、ソー》の強みをより引き出せるのです。
《フラッシュバック》と違って再利用後もカードがふたたび墓地に戻るのもポイント。
墓地の「講義」呪文の数を減らすことなく再利用ができ、「イゼット講義」や「ジェスカイ講義」の追加のフィニッシャーとして活躍しはじめています。
おわりに
以上、今週は最近のトレンドカードに注目した内容をお届けしました。
メタゲームが何周もする中でも、一周ごとの違いを追いかけていくと新たな発見が絶えません!
これからも、スタンダードの新たな変化に注目していきましょう!!
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