はじめに
『リアリティ・フラクチャー』が正式に発売され、いよいよ新環境も盛り上がってきました!
Magic Onlineでも新カードが使えるようになり、これからは研究が一気に進んでいくことでしょう。
その影響か、どうやら環境が変化し始めているようです。
今週はスタンダード環境がどのように変化しているのか、環境初期の変化を中心に見ていきましょう!
前環境のメタゲーム
前環境は、「緑単上陸」「ディミーアミッドレンジ」「イゼットスペレメンタル」に加えて、「ジャンドサクリファイス」が一気に数を増やした環境でした。
最終的にはその4つのデッキを中心としつつも、様々なデッキが勝つ混沌としたメタゲームのまま新環境に突入しています。
新たに「ドワーフ」「ボロストークン」、《壮大なる者、スマウグ》で強化された「ボロスドラゴン」のボロス3連星も一気に台頭してきました。
環境が一新された前環境に続き、今回はどのような変化が訪れたのでしょうか。
- 2026/09/14
- 新環境の王者は「ジャンドサクリファイス」か!?-Just Nowスタンダード!vol.99-
- 晴れる屋メディアチーム
大会結果
①まさかのデッキが優勝
『Standard Challenge 32 #1』
開催日:2026年10月1日
優勝 イゼット果敢
準優勝 ディミーア加虐者
3位 イゼットスペレメンタル
4位 オルゾフライフゲイン
5位 イゼットスペレメンタル
6位 トカゲアグロ
7位 ディミーアミッドレンジ
8位 白単ライフゲイン
優勝は「イゼット果敢」!!
それ以外を見ると今もやはり群雄割拠……って、「イゼット果敢」!?
まさかの王者が帰還しました。
こちらは後ほど注目デッキとして扱いますので、もう少し別の大会も見てみましょう。
ひそかに数を増やしているデッキ
ほかには、「アゾリウスコントロール」が『Standard League』で5-0していました。
まだ目立った成績こそ残していませんが、実はこのアーキタイプが急増しています。
上位4つはすでに紹介した通りで、5位の「《ティムールの戦告者》コンボ」に続き、6位に「アゾリウスコントロール」が入っています。
「《ティムールの戦告者》コンボ」については掲載リスト15のうち13を占める使い手2名がいるためですが、「アゾリウスコントロール」については使用者の数が増えているようです。
また、8位に「ボロスドラゴン」が入っており、こちらも最近数を増やしています。
ドラゴンを次々と繰り出すこのデッキは、ビジュアル面での人気も高いようです。
Hareruya Prosの松浦選手が激推しするアーキタイプとしても印象深いですね。
- 2026/09/11
- ドラゴンこそがスタンダードで最強!「ボロスドラゴン」デッキガイド
- 松浦 拓海
特徴的な2大会以外でも様々なデッキが入賞していますが、今回はその中でも動きが目立つ3つのデッキに注目してみましょう。
注目デッキ
イゼット果敢
《嵐追いの才能》の禁止を受けてメタゲームから姿を消していましたが、《激しき乗りこなし》を用いる速度特化型で競技シーンに「イゼット果敢」が帰ってきました!
《嵐追いの才能》の枠を担うのは、『リアリティ・フラクチャー』で新たに登場した《驕慢な戦闘魔道士》です。
1枚で自身の果敢を誘発させられるため、短期決戦ならば《嵐追いの才能》を上回る働きも期待できます。
禁止改定後、速度の落ちた環境で数を増やしたのは、どれも少し遅めのミッドレンジばかり。
環境がやや遅めに傾いたところでの「イゼット果敢」は、手数による大きなアドバンテージがあります。
《跳ね弾き》《秘密の正体》は大ぶりなアクションを許しません。
現在の環境では「ディミーアミッドレンジ」の《永劫の好奇心》のような4マナ以上の採用も増えています。
それらをたった1マナで対処できれば、容易に押し込めるでしょう。
再び競技シーンへと復帰を果たした「イゼット果敢」により、メタゲームは再び軽い方向へと動いていくのでしょうか?
以前の圧倒的な戦績についつい身構えてしまいますが、現段階ではまだメジャーなデッキではありません。
しかし、無視できないほど速く、強力なデッキです。今後の動きには注目しておきましょう。
アゾリウスコントロール
最近になって数を増やした「アゾリウスコントロール」は、奇をてらわずとも強力な王道の構成をしています。
軽量除去・カウンターで序盤をしのぎ、隙を見てドロー呪文でアドバンテージ差をつけ、最後にフィニッシャーを投入して速やかにゲームをたたむ、歴史ある「アゾリウスコントロール」の動きそのものです。
豊富な打ち消しが特徴で、「イゼットスペレメンタル」や「ボロスドラゴン」などの大型クリーチャーデッキに対して強く、ミッドレンジが増えつつある環境に適したデッキです。
ここ最近のコントロールといえば《発見の石板》を用いる除去コントロールでしたので、打ち消しの多い「アゾリウスコントロール」は「4色コントロール」と相性関係が異なります。
基本的にミッドレンジ系のデッキには強いものの、打ち消しや全体除去の効きが悪い「ディミーアミッドレンジ」や「ジャンドサクリファイス」にはやや不利のようです。
もしこれらのデッキが相当数増えるようでしたら、何らかの専用対策カードが必要になるでしょう。
フィニッシャー枠はまだ結論が出ていないほど選択肢が豊富です。
新カードでは《誤謬結論のスフィンクス》が候補で、ほかの候補よりも手軽に隙なくフィニッシャーとしての役割をこなします。
今後の最適化が気になるところですね!
ボロスドラゴン
《空飛ぶ友だち、モモ》から次々とドラゴンを繰り出す、押しつけの強いミッドレンジです。
『リアリティ・フラクチャー』の新規カードは採用されていませんが、環境の変化によって数を増やしているようです。
詳しいデッキ解説については、前述の松浦選手のデッキガイドをご確認ください。
対策カードとしても名高い《鳴り渡る龍哮の征服者》は、メインに4枚採用するのが現在の主流です。
「ジャンドサクリファイス」や「ドワーフ」を機能停止させることができますし、「ディミーアミッドレンジ」への有効なブロッカーになるなど、多くのマッチアップで活躍します。
盤面で戦うため「イゼットスペレメンタル」に弱いものの、こちらは少し数を減らしつつあるため安心できます。
問題は「イゼット果敢」で、大ぶりなドラゴンの動きを1マナの《跳ね弾き》で対処されてはかないません。
ドラゴンをサポートする序盤のクリーチャーも《噴出の稲妻》で対処されてしまうため、環境の動きをしっかり見ておきましょう。
注目カード
《容赦なきアジャニ》
《容赦なきアジャニ》が、リミテッドで大暴れしているようです。
「リミテッドで強いカードは構築でも強い」という前例もありますので、《容赦なきアジャニ》には期待してしまいます。
実際に、新プレインズウォーカーたちと両立させたデッキが店舗大会で活躍したようです。
この新デッキ「イゼットフレンズ」「ジャンドフレンズ」については別の記事で改めて紹介があるので、明日以降のデッキ紹介をお楽しみに!!
まだ目立った結果は出ていませんが、もしかしたら「今のうちだぞ」案件かも!?
おわりに
以上、新環境で動きの大きい部分に注目してお届けしました。
今週からはさらに新カードによる影響が出てくるはずです!
今後も『リアリティ・フラクチャー』からは目が離せません!
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