USA Standard Express vol.52 -プロツアー『マジック・オリジン』 etc.-

Kenta Hiroki


みなさんこんにちは!

先週末にはマジックの一大イベントであるプロツアー『マジック・オリジン』がありましたね。日本勢からはHareruya Prosの一員の山本 賢太郎選手がトップ8入賞を収め、2シーズン連続でプラチナレベル達成という快挙を成し遂げました。
そして、プロツアー『タルキール龍紀伝』での準優勝を収めたことも記憶に新しい八十岡 翔太選手が殿堂プレイヤーに選出されました。

さて、今回の記事ではSCGO RichmondBig Magic Open(BMO) Vol.4、そしてプロツアー『マジック・オリジン』の結果を見ていきたいと思います。



SCGO Richmond
《先祖の結集》を使った新しいタイプのAbzanが優勝~


2015年7月26日

Ray Tautic
※画像は【StarCityGames.com】より引用させていただきました。

1位 Abzan Rally/先祖の結集コンボ
2位 Bant Heroic/白青英雄
3位 Abzan Control/白黒緑コントロール
4位 Bant Heroic/白青英雄
5位 Sultai Control/青黒緑コントロール
6位 Mono-Red Aggro/赤単
7位 G/R Ramp/赤緑ビートダウン
8位 Abzan Constellation/エンチャントレス

GR Devotionが支配していたSCGO Chicagoの結果と大きく異なり、今大会優勝を収めたAbzan Rallyなど新しいタイプのデッキが結果を残しました。



SCGO Richmond デッキ解説

「Abzan Rally」


Ray Tautic「Abzan Rally」
SCGO Richmond (1位)

2 《平地》
1 《森》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《砂草原の城塞》
4 《ラノワールの荒原》
3 《マナの合流点》
1 《疾病の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(20)-

4 《エルフの神秘家》
4 《サテュロスの道探し》
3 《棲み家の防御者》
4 《異端の癒し手、リリアナ》
4 《死霧の猛禽》
3 《不気味な腸卜師》
3 《モーギスの匪賊》
3 《無慈悲な処刑人》
2 《肉袋の匪賊》
2 《ナントゥーコの鞘虫》

-クリーチャー(32)-
4 《先祖の結集》
4 《集合した中隊》

-呪文(8)-
3 《アラシンの僧侶》
3 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
2 《ドロモカの命令》
2 《悲哀まみれ》
2 《英雄の破滅》
1 《肉袋の匪賊》
1 《再利用の賢者》
1 《残忍な切断》

-サイドボード(15)-
hareruya



《集合した中隊》《先祖の結集》をフィーチャーした新たなAbzanのバリエーションとして、プロツアー直前ということもあり今大会で最も注目を集めたデッキの一つで、その勢いのまま見事に優勝を収めました。


☆注目ポイント

《不気味な腸卜師》は自軍のクリーチャーをサクリファイスする能力を持つ再録カード《ナントゥーコの鞘虫》や、ETB能力に《無垢の血》を内蔵した《無慈悲な処刑人》《肉袋の匪賊》といったクリーチャーとの組み合わせでドローエンジンとして活用できます。
また、これらのクリーチャーのおかげで 《異端の癒し手、リリアナ》をPWに変身させることも容易です。

このデッキの《集合した中隊》《無慈悲な処刑人》《肉袋の匪賊》がめくれれば除去スペルのようにも機能し《異端の癒し手、リリアナ》をPWに変身させたり、インスタントなのを利用して相手の隙を突いてゲームを大きくリードすることができます。


ナントゥーコの鞘虫異端の癒し手、リリアナ集合した中隊


デッキ名にもなっている《先祖の結集》によって《サテュロスの道探し》などで墓地に落としたクリーチャーと《モーギスの匪賊》《ナントゥーコの鞘虫》を釣りあげる従来のコンボによる勝ち手段も健在です。

また、このデッキでは状況に応じて《無慈悲な処刑人》《肉袋の匪賊》で相手のクリーチャーを除去したり《不気味な腸卜師》で手札を補充したりとアドバンテージ獲得手段として使われることも多そうです。

同系も意識していたようで、サイドには《先頭に立つもの、アナフェンザ》も見られます。


先祖の結集モーギスの匪賊先頭に立つもの、アナフェンザ




Big Magic Open Vol.4
~SCGO Chicagoと同様にGR Devotionが優勝~


2015年7月26日

覚前 輝也
※画像は【BIGWEB】より引用させていただきました。

1位 GR Devotion/緑信心
2位 Abzan Megamorph/白黒緑コントロール
3位 GR Devotion/緑信心
4位 GR Devotion/緑信心
5位 Mono Red Artifact/赤単
6位 Jeskai Aggro/白青赤ビートダウン
7位 Abzan Control/白黒緑コントロール
8位 UR Artifact/魂込めビートダウン

SCGO Richmondと同週末に開催されていた第4回目となるBMO。プロツアー直前ということもあり、プロプレイヤーも調整も兼ねて参加していたようです。

そんな中優勝を収めたのはGR Devotionを駆る覚前 輝也選手でした。次週のプロツアー『マジック・オリジン』でも活躍することになるUR Artifactが入賞しているなど、注目度の高い大会でした。 



プロツアー『マジック・オリジン』
~さらなる強化を遂げた赤単がプロツアーを制す~


2015年8月2日

Joel Larsson
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

1位 Mono Red/赤単
2位 UR Artifact/魂込めビートダウン
3位 GR Devotion/緑信心
4位 Abzan Control/白黒緑コントロール
5位 Abzan Megamorph/白黒緑コントロール
6位 Mono Red/赤単
7位 UR Artifact/魂込めビートダウン
8位 Mono Red/赤単

新セット『マジック・オリジン』がスタンダードに与えた影響は大きく、UR ArtifactやAbzan Rally、《悪魔の契約》を使ったミッドレンジやコントロールなど新しいデッキが多数見られました。

また、新戦力を獲得した赤単も大幅に強化され、優勝者のJoel Larssonも含めてトップ8に3名のプレイヤーを輩出するというパフォーマンスを見せました。
入賞を収めた3名のプレイヤーのリストは《衰滅》がメインから採用されている環境に対抗するため、序盤は軽いクリーチャーでプレッシャーをかけ中盤以降は火力スペルで止めを刺すというバーン寄りの型でした。

『マジック・オリジン』の新戦力である《搭載歩行機械》《つむじ風のならず者》によって一気にトップメタデッキへと昇格した《アーティファクトの魂込め》を使ったUR Artifactもトップ8に2名のプレイヤーを送り込む快挙を成し遂げています。

既存のデッキでは山本 賢太郎選手が使用していたAbzan MegamorphやMatthew SperlingのAbzan Control、Paul JacksonのGR Devotionが見られました。



プロツアー『マジック・オリジン』 デッキ解説

「Mono Red」「UR Artifact」「Abzan Megamorph」「Abzan Control」



Joel Larsson「Mono Red」
プロツアー『マジック・オリジン』 (優勝)

21 《山》

-土地(21)-

4 《稲妻の狂戦士》
4 《僧院の速槍》
3 《火飲みのサテュロス》
3 《鐘突きのズルゴ》
4 《ケラル砦の修道院長》

-クリーチャー(18)-
4 《乱撃斬》
1 《焦熱の衝動》
4 《稲妻の一撃》
4 《灼熱の血》
4 《極上の炎技》
4 《かき立てる炎》

-呪文(21)-
4 《大歓楽の幻霊》
4 《焙り焼き》
3 《サテュロスの火踊り》
2 《弧状の稲妻》
2 《紅蓮の達人チャンドラ》

-サイドボード(15)-
hareruya



『マジック・オリジン』から加入した軽い優秀なクリーチャーの《ケラル砦の修道院長》と火力の《極上の炎技》によって大幅に強化されたMono Red。
今大会多数のプレイヤーがこのデッキを選択し、スタンダード部門で最も成功を収めたアーキタイプのひとつでした。

Abzanを初めとした各種ミッドレンジやコントロールなどタップインランドや重いスペルに頼ったデッキが多数存在したのと、あまり強く意識されていなかったこともありメタ的にも有利だったようです。


☆注目ポイント

《ケラル砦の修道院長》のETB能力は軽いスペルが多数採用されているこのデッキではほぼ追加のドローと同様の効果が期待できます。
2マナと軽く「果敢」持ちなので中盤以降に引いてきても十分な強さを発揮するため、このデッキの方向性にフィットした優秀なクリーチャーです。

《極上の炎技》は『マジック・オリジン』から加入した火力でソーサリースピードながら4点とダメージが大きく「魔巧」を達成すれば打ち消されなくなり、本体への止めに最適です。
《かき立てる炎》と合わせて合計8枚の4点火力を採用していることになり、このデッキ相手にライフを守りきるのは困難を極めます。


ケラル砦の修道院長極上の炎技かき立てる炎


《灼熱の血》《エルフの神秘家》《ヴリンの神童、ジェイス》《魂火の大導師》《巨森の予見者、ニッサ》といったクリーチャーを処理しつつ、相手本体にもダメージを与えることができる優秀な火力です。
《包囲サイ》《羊毛鬣のライオン》といった高タフネスのクリーチャーを多数採用したAbzan系がトップメタだった前環境ではメインではあまり見かけませんでしたが、現在では同系にも強くメイン採用は正解だったようです。

サイドにフル搭載されている《大歓楽の幻霊》はバーンに特化した現在のMono Redに特にフィットしています。《ドロモカの命令》のようなエンチャント対策をメインから積んでいるデッキが少なかったのもあり今大会では特に活躍したようです。
Joel Larssonはサイドに採用していますが、同デッキで入賞を収めたPat CoxとStephen Nealはメインから採用していました。


灼熱の血焙り焼き大歓楽の幻霊





Mike Sigrist「UR Artifact」
プロツアー『マジック・オリジン』 (準優勝)

6 《島》
1 《山》
4 《天啓の神殿》
4 《シヴの浅瀬》
1 《マナの合流点》
4 《ダークスティールの城塞》
1 《領事の鋳造所》

-土地(21)-

4 《羽ばたき飛行機械》
4 《搭載歩行機械》
4 《ファイレクシアの破棄者》
4 《鋳造所の隊長》
4 《つむじ風のならず者》

-クリーチャー(20)-
3 《頑固な否認》
1 《巻き添え被害》
4 《爆片破》
4 《アーティファクトの魂込め》
4 《幽霊火の刃》
3 《バネ葉の太鼓》

-呪文(19)-
4 《焙り焼き》
3 《軽蔑的な一撃》
3 《大地の断裂》
3 《飛行機械の諜報網》
1 《引き裂く流弾》
1 《否認》

-サイドボード(15)-
hareruya



一見するとドラフトデッキのようにも見えますが、アーティファクトを使ったシナジーが強力で『マジック・オリジン』の新カードの《搭載歩行機械》《つむじ風のならず者》によって完成したデッキです。
《アーティファクトの魂込め》を軸にした爆発力を重視したビートダウンでクリーチャーを対処されたとしても《爆片破》でライフを削り切ることが可能です。

Channel FireballやFace-to-Face Gamesといったプロチームのメンバーがこのデッキを持ち込み、【カバレージ】によれば使用者33人中28人が2日目進出という凄まじいパフォーマンスでトップ8にも2名のプレイヤーを送り込む活躍を見せました。


☆注目ポイント

《アーティファクトの魂込め》を活用するために《羽ばたき飛行機械》を初めとした軽いアーティファクトが多数採用されています。去年モダンで猛威を振るった《ダークスティールの城塞》《アーティファクトの魂込め》も可能です。
《アーティファクトの魂込め》のおかげで「獰猛」も達成しやすく《頑固な否認》は多くの場合1マナの《否認》として扱えます。

5/5は現環境でよく見られるスイーパーの《衰滅》で流されず、除去されてもトークンを残す《搭載歩行機械》の存在もありAbzan系に強いデッキです。

《搭載歩行機械》は序盤から終盤まで攻守に渡って活躍するクリーチャーでこのデッキで最も重要なカードの1枚です。
《アーティファクトの魂込め》の対象としても有効で、最悪除去されても飛行機械が残ります。《爆片破》でサクリファイスして大量のトークンを展開するのも面白そうです。


アーティファクトの魂込め搭載歩行機械頑固な否認

《つむじ風のならず者》はETB能力で飛行機械を2体出すクリーチャーで、ボードアドバンテージをとることができます。また、飛行機械トークンはアーティファクトなので《アーティファクトの魂込め》の対象先に困ることも少なくなりそうです。
クリーチャーをアンブロッカブルにする起動型能力も強力で、一緒に出てくる飛行機械トークンで即起動が可能です。

サイドの《飛行機械の諜報網》はアーティファクトを多数採用したこのデッキならライフを支払う必要のない《苦花》《タッサの二叉槍》のように機能し、ロングゲームにも強くなります。
今後は多くのデッキが《ドロモカの命令》《霊気のほころび》《再利用の賢者》などを積んでくることが予想されるので、対策の嵐をどう乗り越えるのか要注目です。


つむじ風のならず者飛行機械の諜報網






山本 賢太郎「Abzan Megamorph」
プロツアー『マジック・オリジン』 (5位)

2 《森》
2 《平地》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《砂草原の城塞》
4 《ラノワールの荒原》
4 《疾病の神殿》
3 《静寂の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(24)-

4 《サテュロスの道探し》
4 《棲み家の防御者》
4 《死霧の猛禽》
4 《クルフィックスの狩猟者》
4 《包囲サイ》

-クリーチャー(20)-
4 《思考囲い》
2 《究極の価格》
4 《アブザンの魔除け》
2 《英雄の破滅》
2 《衰滅》
2 《太陽の勇者、エルズペス》

-呪文(16)-
3 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
2 《ニクス毛の雄羊》
2 《責め苦の伝令》
2 《風番いのロック》
2 《究極の価格》
2 《ドロモカの命令》
1 《強迫》
1 《衰滅》

-サイドボード(15)-
hareruya



今大会でも2つのAbzanがトップ8に入賞を収めました。今大会見事に入賞を収めたHareruya Prosの一員である山本 賢太郎選手は、前環境でもトップメタの一角としてGPやSCGOで結果を残し続けていたAbzan Megamorphを持ち込みました。

メインは《サテュロスの道探し》によって墓地を肥やし《死霧の猛禽》《棲み家の防御者》エンジンを活用するというオーソドックスなリストで、『マジック・オリジン』からの新戦力である《衰滅》もしっかり採用されています。


死霧の猛禽棲み家の防御者衰滅



☆注目ポイント

サイド後は《先頭に立つもの、アナフェンザ》《責め苦の伝令》《風番いのロック》が投入されAbzan Aggroのように振る舞えます。
《先頭に立つもの、アナフェンザ》はAbzan Rallyなど墓地を活用するデッキに対する対抗策になり、《責め苦の伝令》《風番いのロック》は地上が固いGR Devotionなどのマッチアップで活躍が期待できそうです。


先頭に立つもの、アナフェンザ風番いのロック責め苦の伝令


Abzan系のMono Red対策は《悲哀まみれ》が定番でしたが、現在のMono Redは速攻持ちのクリーチャーや「疾駆」持ちが中心に構築されているため以前ほどの効果は望めなくなってきています。

《ニクス毛の雄羊》は赤いクリーチャーをブロックしつつ毎ターンわずかながらライフを回復させるので、現在のバーン寄りの型のMono Redに強いクリーチャーです。

《ドロモカの命令》は今大会で決勝まで勝ち残っていたMono RedとUR Artifactとのマッチアップで役に立つカードで、軽減なのでカウンターされない《極上の炎技》も対策できます。


ニクス毛の雄羊ドロモカの命令





Matthew Sperling「Abzan Control」
プロツアー『マジック・オリジン』 (4位)

4 《森》
1 《平地》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《砂草原の城塞》
4 《疾病の神殿》
4 《静寂の神殿》
2 《コイロスの洞窟》
2 《ラノワールの荒原》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(26)-

3 《棲み家の防御者》
4 《クルフィックスの狩猟者》
3 《巨森の予見者、ニッサ》
4 《包囲サイ》
1 《黄金牙、タシグル》

-クリーチャー(15)-
4 《思考囲い》
2 《究極の価格》
4 《アブザンの魔除け》
3 《英雄の破滅》
2 《衰滅》
3 《太陽の勇者、エルズペス》
1 《精霊龍、ウギン》

-呪文(19)-
3 《羊毛鬣のライオン》
2 《ドロモカの命令》
2 《悲哀まみれ》
2 《骨読み》
1 《黄金牙、タシグル》
1 《強迫》
1 《ファリカの療法》
1 《究極の価格》
1 《完全なる終わり》
1 《対立の終結》

-サイドボード(15)-
hareruya



アメリカのプロのMatthew Sperlingのリストは古典的なAbzan ControlでPatrick Chapinとの共同作です。『マジック・オリジン』からは《巨森の予見者、ニッサ》《衰滅》が採用されています。『マジック・オリジン』解禁後も《包囲サイ》の強さは変わらずAbzan系はローテーションまで結果を残し続けそうです。


☆注目ポイント

《羊毛鬣のライオン》は前環境ではメインから採用されていましたが、現在は《巨森の予見者、ニッサ》という新戦力を得たことと《衰滅》との相性の悪さからサイドに落とされています。
しかし、Mono Redに対しては非常に優秀なサイドカードとなり、序盤から展開されるクリーチャーをきっちり止め、相手の《稲妻の一撃》などを除去として使用させることで結果的に火力によるダメージの軽減できます。

Matthew SperlingはMono Redの隆盛を想定していたようで、サイドには 《悲哀まみれ》《ドロモカの命令》の他にも《ファリカの療法》までも採用されています。
《ファリカの療法》はMono Redのクロックを除去しつつライフゲインできるので、現在のようにバーン寄りの構成に対しては特に有効です。


包囲サイ羊毛鬣のライオンファリカの療法



総括

プロツアー『マジック・オリジン』直前に開催されたSCGO Richmondで優勝を収めたAbzan Rallyはプロツアー本戦ではやはり相当意識されていたようで、思ったほどの結果は残せなかったようです。

Abzan RallyやGR Devotion、Abzan系に有利が付き、『マジック・オリジン』からの新カードで大幅に強化されたMono RedやUR Artifactのような速さに特化したデッキが勝ち組でした
特にUR Artifactの隆盛は安定性に難があるように見えたためか過小評価されていたようで、対策が薄かったのも理由だと思われます。

今後はMono RedとUR Artifact両デッキとのマッチアップで役に立つ《ドロモカの命令》はメインからの採用も十分考慮に値します。
プロツアーは終了しましたが今週末にはGP San Diego、来週末にはSCG主催のGP Londonが開催されるので現環境のスタンダードはまだまだ続きます。

以上、USA Standard Express vol.52でした。
次回の記事ではSCG Premier IQ Washington DCとGP San DiegoGP Londonの結果を中心にカバーしていく予定です。特にGP San Diegoはプロツアー『マジック・オリジン』直後ということもありプロも多く参加しそうなのでレベルの高い大会となりそうです。

それでは次回の記事でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!



この記事内で掲載されたカード

Twitterでつぶやく

Facebookでシェアする

関連記事

このシリーズの過去記事