USA Standard Express vol.60 -GP神戸 etc.-

Kenta Hiroki


 みなさんこんにちは。

 先週末には【GP神戸】がありましたが皆さんは参加されましたか? メインイベントは2572人という参加者を出し、大盛況のうちに幕を閉じました。

 さて、今回の記事では【GP Brussels】【SCGO Kansas City】【GP神戸】の入賞デッキを見ていきたいと思います。



GP Brussels トップ8
~Abzan Aggroの連勝記録がついに途絶える? 優勝はEsper Dragons~


2015年11月15日

Lukas Blohon
※画像は【Magic: the Gathering 英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


1位 Esper Dragons
2位 4C Rally
3位 Atarka Red
4位 4C Rally
5位 4C Rally
6位 Abzan
7位 Abzan
8位 Esper Dragons

トップ8のデッキリストは【こちら】

 ここ最近大きな大会で優勝し続けていたAbzan Aggroは連勝記録こそ途絶えましたが、【今大会でも一番人気のあるデッキ】(2日目進出デッキの27.4パーセント)で、トップ8にも2人送り込むという地力の高さを見せました。

 優勝を収めたEsper Dragonsやトップ8に3人送り込むという活躍を見せた4C Rallyといったミッドレンジに強いデッキが上位に多く残りました。


Lukas Blohon「Esper Dragons」
GP Brussels (1位)

6 《島》
2 《沼》
4 《窪み渓谷》
2 《大草原の川》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《汚染された三角州》
2 《血染めのぬかるみ》
2 《精霊龍の安息地》
1 《乱脈な気孔》

-土地(27)-

3 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《龍王オジュタイ》
2 《龍王シルムガル》

-クリーチャー(9)-
2 《強迫》
1 《意思の激突》
4 《シルムガルの嘲笑》
2 《究極の価格》
3 《忌呪の発動》
2 《風への散乱》
1 《完全無視》
2 《完全なる終わり》
1 《オジュタイの命令》
1 《命運の核心》
1 《残忍な切断》
4 《時を越えた探索》

-呪文(24)-
3 《アラシンの僧侶》
2 《黄金牙、タシグル》
2 《否認》
2 《龍王の大権》
1 《強迫》
1 《手酷い失敗》
1 《正義のうねり》
1 《究極の価格》
1 《無限の抹消》
1 《悪性の疫病》

-サイドボード(15)-
hareruya



 ヨーロッパのチーム「Cabin Crew」が持ち込んだEsper Dragons。このデッキを使ったチームメンバー全員を総合した1日目の勝率が76パーセントという驚異的なパフォーマンスを記録し、今大会見事に優勝を収めたLukas Blohonは初日も全勝という成績を残していました。

 《はじける破滅》を使ったDark Jeskaiは数を減らし、苦手なAtarka Redもプロツアー前後よりも数を減らしたため、このデッキにとって有利な環境になりました。

 同チーム所属でプロツアーでも結果を残しているOndrej Straskyも同様のデッキで入賞を収めています。ドラゴンをフィニッシャーとして採用しているため、《シルムガルの嘲笑》《忌呪の発動》といった環境の他のスペルよりも効率的なドラゴンボーナススペルを活用することができるのも魅力です。


☆注目ポイント

 Abzanが同系を意識して《搭載歩行機械》よりも 《荒野の後継者》を優先して採用し始めたことにより《忌呪の発動》の除去としての価値が上がりました。《龍王オジュタイ》は単体除去が中心のAbzanには対処が困難で、このクリーチャーを有効に処理する手段である《はじける破滅》が減少傾向にあるのも追い風です。

 今後はAbzan側も《はじける破滅》のために赤をタッチしてくる可能性もありますが、現時点では除去され難く、クロックも速い上にアドバンテージを稼ぐことができる優秀なフィニッシャーで、相手が除去を抱えていたとしてもカウンターやハンデスによって対抗することができます。

 《龍王シルムガル》は現在最もポピュラーなPWの《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》対策として活躍します。コントロールを奪って即座に「-4」能力を使うことにより高確率でアドバンテージを取ることができ、汎用性の高いインスタント除去が減ったので処理され難くなっています。特に除去の薄いGW Megamorphや高タフネスのクリーチャーの処理をあまり得意としないJeskaiに対しては脅威となります。


龍王オジュタイ忌呪の発動龍王シルムガル


 メインから採用されている《究極の価格》《カマキリの乗り手》《包囲サイ》といった環境の主力クリーチャーを対象に取れないことから敬遠されがちですが、Atarka RedやRG Landfallのクリーチャーや《始まりの木の管理人》《ヴリンの神童、ジェイス》《黄金牙、タシグル》など環境には対象になるクリーチャーが多数存在するので、環境の数少ない2マナのインスタント除去でこのデッキの方向性にマッチしています。

 《龍王の大権》は同系ではもちろんのこと、サイド後にハンデスやカウンターを追加してくるDark Jeskaiに対してもカードアドバンテージ獲得手段として有効です。 《無限の抹消》特定のクリーチャーに頼った戦略に刺さるカードです。エルドラージのフィニッシャーの《絶え間ない飢餓、ウラモグ》やRallyのコンボパーツである《ナントゥーコの鞘虫》《ズーラポートの殺し屋》などを追放します。


究極の価格龍王の大権無限の抹消





Simon Nielsen「4C Rally」
GP Brussels (2位)

1 《森》
1 《島》
1 《平地》
1 《沼》
2 《梢の眺望》
2 《窪み渓谷》
1 《大草原の川》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《汚染された三角州》
4 《吹きさらしの荒野》
3 《進化する未開地》

-土地(24)-

4 《シディシの信者》
4 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《エルフの幻想家》
4 《ズーラポートの殺し屋》
4 《地下墓地の選別者》
4 《不気味な腸卜師》
4 《ナントゥーコの鞘虫》

-クリーチャー(28)-
4 《先祖の結集》
4 《集合した中隊》

-呪文(8)-
4 《アラシンの僧侶》
4 《残忍な切断》
2 《払拭》
2 《強迫》
2 《アブザンの隆盛》
1 《勇敢な姿勢》

-サイドボード(15)-
hareruya



 ヨーロッパのチーム「Team EUreka」は今大会に4色の4C Rallyを選択しました。その内の2名(Magnus LanttoとSimon Nielsen)は同様の75枚で初日全勝という成績を残し、チームの一員であるMartin Mullerと共にトップ8に入賞を収めました。その中の1人であるSimon Nielsenは惜しくも優勝は逃しましたが、準優勝という好成績を残しており完成度が高いデッキであることが分かります。

 デッキ名にもなっている《先祖の結集》を使ったコンボデッキで、最終的に墓地に落とした《ナントゥーコの鞘虫》《ズーラポートの殺し屋》を含めた大量のクリーチャーを釣り上げて相手を瞬殺します。


☆注目ポイント

 このデッキの《ヴリンの神童、ジェイス》はドローの質を上げるだけでなくクリーチャーを墓地に落とす手段にもなり、《先祖の結集》コンボのセットアップをします。3マナ以下のクリーチャーカードなので《集合した中隊》から戦場に出すことも可能です。

 環境のトップメタであるAbzan Aggroがメインから4枚採用している《先頭に立つもの、アナフェンザ》は墓地にクリーチャーが落ちることを前提として構築されているこのデッキにとってはたしかに厄介なクリーチャーとなりますが、メインでは《シディシの信者》でバウンスすることでコンボを決められるようになり、サイド後は《残忍な切断》が追加の対策として投入されます。


ヴリンの神童、ジェイス先祖の結集シディシの信者




SCGO Kansas City トップ8
~Abzanが再びトップに返り咲く~


2015年11月22日

Matt Carlson
※画像は【StarCityGames.com】より引用させていただきました。


1位 Abzan Red
2位 Dark Jeskai
3位 4C Rally
4位 Esper Dragons
5位 4C Rally
6位 GR Eldrazi
7位 Temur Black
8位 4C Rally

トップ8のデッキリストは【こちら】

 Esper Dragonsが優勝を収めた【GP Brussels】からわずか1週間という短期間でしたが、【SCGO Kansas City】の決勝はDark Jeskai対Abzan Redの2つの《はじける破滅》を使ったデッキのマッチで、メタに動きが見られました。

 《龍王オジュタイ》をフィニッシャーとするEsper Dragonや人気のAbzan Aggroに対して高い効果が期待できる《はじける破滅》は現在の環境で最高の除去スペルの1枚です。


Matt Carlson「Abzan Red」
SCGO Kansas City (1位)

2 《森》
2 《沼》
1 《平地》
2 《梢の眺望》
1 《燃えがらの林間地》
1 《燻る湿地》
1 《窪み渓谷》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《樹木茂る山麓》
3 《溢れかえる岸辺》
2 《血染めのぬかるみ》
2 《乱脈な気孔》

-土地(25)-

4 《始まりの木の管理人》
4 《荒野の後継者》
2 《棲み家の防御者》
4 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
4 《包囲サイ》
2 《風番いのロック》
1 《嵐の憤怒、コラガン》

-クリーチャー(21)-
1 《荒野の確保》
2 《ドロモカの命令》
3 《アブザンの魔除け》
2 《はじける破滅》
1 《コラガンの命令》
1 《残忍な切断》
3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
1 《真面目な訪問者、ソリン》

-呪文(14)-
2 《竜使いののけ者》
2 《棲み家の防御者》
2 《神聖なる月光》
2 《無限の抹消》
2 《光輝の炎》
2 《絹包み》
1 《強迫》
1 《ドロモカの命令》
1 《悪性の疫病》

-サイドボード(15)-
hareruya



 《はじける破滅》など赤い除去スペルのために赤をタッチしたAbzan Aggro。Abzan Aggroにとって触りにくかった《龍王オジュタイ》に対する耐性も上がっています。PWにダメージを与えつつ《包囲サイ》などをインスタントタイミングで除去する手段が増えたため、同系に対しても強くなっています。


☆注目ポイント

 《はじける破滅》以外でも赤いカードが多数見られます。《コラガンの命令》は相手の《ヴリンの神童、ジェイス》などを除去しつつ《棲み家の防御者》《包囲サイ》といったクリーチャーを再利用することを可能にします。《嵐の憤怒、コラガン》は「疾駆」持ちなのでソーサリースピードの除去に耐性があり、特に相手のエンド時に《荒野の確保》の後の「疾駆」はゲームを終わらせるだけのインパクトがあります。


はじける破滅コラガンの命令嵐の憤怒、コラガン


 赤いカードはメインだけでなくサイドにも見られます。《竜使いののけ者》はミラーマッチなど消耗戦において強さを発揮するクリーチャーです。《光輝の炎》は単体除去が中心のAbzanにとっては貴重なスイーパーで、《軍族童の突発》などでトークンを並べられても場をリセットすることができます。

 《神聖なる月光》【GP Brussels】で上位を支配していたデッキの一つである《先祖の結集》デッキに対する備えです。Abzanにとって相性の悪いマッチを改善させるカードで、先ほどの《軍族童の突発》やEsper Tokensなどが使ってくる《荒野の確保》などトークンを生み出すスペル対策にもなります。


竜使いののけ者光輝の炎神聖なる月光




GP神戸 トップ8
~2005年日本選手権チャンプの諸藤 拓馬がAtarka RedでGPの頂点に~


2015年11月22日

諸藤 拓馬
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


1位 Atarka Red
2位 Esper Warriors
3位 Esper Dragons
4位 Esper Tokens
5位 Abzan Aggro
6位 GU Eldrazi Ramp
7位 WB Tokens
8位 Esper Dragons

トップ8のデッキリストは【こちら】

 予想通りAbzan Aggroが他を突き放して2日目最大勢力で【デッキ分布】によると全体の35.15パーセントという驚異的な数字を記録しました。それを追うのは【GP Brussels】で優勝を収めていたEsper Dragonsで全体の10.58パーセントを占め5名の初日全勝者を出し、その中の2名はトップ8にも入賞を収めており優勝は逃したものの【今大会の勝ち組デッキ】でした。

 しかし、優勝を収めたのはAbzan AggroでもEsper Dragonsでも無く現環境初期からSCGOで優勝する強さを見せていたAtarka Redでした。


諸藤 拓馬「Atarka Red」
GP神戸 (1位)

8 《山》
1 《森》
2 《燃えがらの林間地》
4 《血染めのぬかるみ》
4 《樹木茂る山麓》
2 《吹きさらしの荒野》

-土地(21)-

4 《僧院の速槍》
3 《鐘突きのズルゴ》
2 《稲妻の狂戦士》
4 《ケラル砦の修道院長》

-クリーチャー(13)-
4 《タイタンの力》
3 《乱撃斬》
2 《焦熱の衝動》
4 《アタルカの命令》
4 《ドラゴンの餌》
3 《ティムールの激闘》
3 《軍族童の突発》
3 《強大化》

-呪文(26)-
4 《引き裂く流弾》
4 《焙り焼き》
2 《カラデシュの火、チャンドラ》
2 《反逆の行動》
1 《焦熱の衝動》
1 《軍族童の突発》
1 《前哨地の包囲》

-サイドボード(15)-
hareruya



 2005年度日本チャンプの諸藤 拓馬選手が選択したのはアグロコンボデッキのAtarka Redでした。Esper Dragonsに強く《包囲サイ》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》といったカードが影響を及ぼす前に決着をつけることができるのでAbzanとの相性も悪くありません。


☆注目ポイント

 コンボパーツの《強大化》《ティムールの激闘》は1ゲーム目の主な勝ち手段となります。《タイタンの力》《ティムールの激闘》でも《僧院の速槍》《ケラル砦の修道院長》といった「果敢」クリーチャーと組み合わせれば十分なダメージを与えられます。

 1枚のカードで多数のトークンを精製する《ドラゴンの餌》《軍族童の突発》単体除去で1対1交換をしてくる相手に有効で、ゲームが進むにつれて《強大化》《ティムールの激闘》のコンボの存在をちらつかせることでただの1/1クリーチャーでも脅威となります。もちろんデッキ名にもなっている《アタルカの命令》との組み合わせも強力で、全体強化能力と3点ダメージで一度に相手のライフを削ることも可能です。

 《カマキリの乗り手》を初めとした攻守に優れたクロックと軽い除去を多数採用したJeskaiに対しては分が悪くなります。今後このデッキがまた流行るならばJeskai系も増加しそうです。


強大化ティムールの激闘アタルカの命令





Joe Soh「Esper Warriors」
GP神戸 (2位)

4 《平地》
3 《沼》
1 《大草原の川》
1 《窪み渓谷》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《汚染された三角州》
1 《吹きさらしの荒野》
4 《コイロスの洞窟》
2 《乱脈な気孔》

-土地(24)-

4 《血に染まりし勇者》
4 《マルドゥの悲哀狩り》
2 《アクロスの英雄、キテオン》
4 《血顎の憤怒鬼》
4 《刃の隊長》
4 《マルドゥの急襲指揮者》
2 《不毛の地の絞殺者》

-クリーチャー(24)-
3 《勇敢な姿勢》
4 《絹包み》
3 《停滞の罠》
2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

-呪文(12)-
3 《軽蔑的な一撃》
2 《荒野の確保》
2 《精神背信》
2 《究極の価格》
2 《見えざるものの熟達》
1 《不毛の地の絞殺者》
1 《否認》
1 《勇敢な姿勢》
1 《停滞の罠》

-サイドボード(15)-
hareruya



 今大会で最も印象に残ったデッキで白、黒の『タルキール覇王譚』ブロックの軽い戦士クリーチャーを使った部族アグロ。Atarka Redのような爆発力はないもののクリーチャーと除去の質で勝ります。ほぼ2色の構成なためマナベースも安定しており、除去も多くサイドのカウンター《軽蔑的な一撃》《否認》のために青をタッチしておりEsper Dragonsなどに対して強い構成です。


☆注目ポイント

 《血に染まりし勇者》《マルドゥの悲哀狩り》といった効率的な戦士クリーチャーをロードの《刃の隊長》で強化してクロックをかけていきます。アタックすることが条件ですが、《血顎の憤怒鬼》で回避能力も付くので、Abzanのようにクリーチャーのサイズで勝るデッキでも攻撃を防ぎ切るのは困難です。

 『戦乱のゼンディカー』からは新戦力として《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《不毛の地の絞殺者》が加入しました。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の全体強化の紋章はアタックと同時にトークンを出す《マルドゥの急襲指揮者》とのシナジーもあり、軽いクリーチャーを展開するこのデッキの方向性にマッチしています。


血に染まりし勇者マルドゥの悲哀狩りゼンディカーの同盟者、ギデオン


 《不毛の地の絞殺者》《マルドゥの悲哀狩り》とのシナジーがあり《精神背信》《停滞の罠》《絹包み》などが採用されているので高確率で能力を誘発させられそうです。

 コントロールやエルドラージランプとのマッチアップ用の《精神背信》や各種カウンター、追加の勝ち手段で除去に耐性のある《荒野の確保》《見えざるものの熟達》などサイドボードもしっかり練りこまれています。特に《荒野の確保》から生み出されるトークンは戦士クリーチャーなので部族としての恩恵も受けられます。AbzanやEsper Dragons、Jeskai、Atarka Redといった王道のデッキと異なるデッキを使ってみたいという方にもお勧めできるデッキです。


不毛の地の絞殺者停滞の罠精神背信




総括

 Esper Dragonsが優勝を収めた【GP Brussels】からわずか1週間でメタが動き【SCGO Kansas City】では《はじける破滅》を採用したAbzan、【GP神戸】ではAtarka Redが栄冠を掴みました。両大会共にEsper Dragonsに強い要素を持ったデッキが結果を残しました。

 Esper Dragonsも意識されていたのにも関わらず【GP神戸】ではトップ8に2名のプレイヤーを輩出しています。サイドボードに追加の勝ち手段として《僧院の導師》を採用するなど【GP Brussels】のリストからも変化が見られました。

 Abzanは相変わらずの人気でしたが【GP神戸】では使用人数の多さに反してトップ8にはわずか1名しか残りませんでした。

 【GP神戸】が終了し日本国内ではスタンダードは一息ついた感がありますが、来月にはアメリカではSCG Invitational Las Vegas、日本国内ではThe Last Sun 2015が開催されるのでこの環境でのスタンダードはもうしばらく続きます。

 以上USA Standard Express vol.60でした。

 それでは次回の記事でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!



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