みなさんこんにちは。
先々週はスタンダードのグランプリが2つ、先週末もRPTQやSCG Invitationalなどスタンダードのイベントが充実していましたね。
さて、今回の連載では【グランプリ・ポートランド2016】、【グランプリ・リミニ2016】、【SCG Invitational New Jersey】で優秀な成績を収めたデッキをご紹介していきたいと思います。
グランプリ・ポートランド2016 トップ8
群雄割拠のプレイオフ。Jund Deliriumが優勝~
2016年8月13-14日
※画像は【MAGIC: THE GATHRING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。 |
1位 Jund Delirium
2位 BW Control
3位 Bant Company
4位 Bant Company
5位 Cat Pact
6位 Temur Emerge
7位 Bant Company
8位 BG Delirium
トップ8のデッキリストは【こちら】
【プロツアー『異界月』】の直後にアメリカ・オレゴン州ポートランドで開催されたスタンダードのグランプリ。
Bant Company以外にもDeliriumやTemur Emerge、BW Control、そして5位入賞を収めた《無害な申し出》と《悪魔の契約》のコンボを軸に構築されたCat Pactといった多数の異なるアーキタイプが結果を残しました。
グランプリ・ポートランド2016 デッキ紹介
「Jund Delirium」「BW Control」「Cat Pact」
6 《森》 1 《山》 4 《沼》 1 《燃えがらの林間地》 4 《進化する未開地》 4 《ラノワールの荒原》 4 《燻る湿地》 -土地 (24)- 3 《巡礼者の目》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 1 《精神壊しの悪魔》 3 《墓後家蜘蛛、イシュカナ》 2 《膨らんだ意識曲げ》 1 《約束された終末、エムラクール》 -クリーチャー (12)- |
3 《焦熱の衝動》 3 《ウルヴェンワルド横断》 4 《過去との取り組み》 3 《コジレックの帰還》 2 《餌食》 3 《衰滅》 3 《発生の器》 3 《最後の望み、リリアナ》 -呪文 (24)- |
3 《精神背信》 2 《棲み家の防御者》 2 《知恵の拝借》 2 《ムラーサの胎動》 1 《竜使いののけ者》 1 《約束された終末、エムラクール》 1 《強迫》 1 《焦熱の衝動》 1 《究極の価格》 1 《衰滅》 -サイドボード (15)- |
チーム「EUreka」が【プロツアー『異界月』】に持ち込みスタンダード部門で好成績を収めていた「昂揚」メカニズムを利用するJundカラーのミッドレンジ。
【プロツアー『異界月』】以来環境の定番スペルとして定着した《過去との取り組み》と《発生の器》の2種類のスペルで墓地を肥やして「昂揚」を達成し、《ウルヴェンワルド横断》で《約束された終末、エムラクール》や《膨らんだ意識曲げ》といったフィニッシャーをサーチしてゲームを決めます。
☆注目ポイント
《巨森の予見者、ニッサ》と《巡礼者の目》は4枚目の土地を確保しつつ 《膨らんだ意識曲げ》の「現出」のコストになります。4ターン目に出てくる《膨らんだ意識曲げ》を対処するのは困難で、相手に《巨森の予見者、ニッサ》や《巡礼者の目》に除去を強いることができます。
《最後の望み、リリアナ》のクリーチャーを弱体化させる能力はクロックを追加するために相手にクリーチャーを並べることを要求し、《衰滅》や《コジレックの帰還》といったスイーパーでアドバンテージを取りやすくします。
布告系の除去の《餌食》は「昂揚」の条件を達成すればアドバンテージを取ることが可能で、このデッキなら信頼できるプレインズウォーカー対策となります。BW Controlなどプレインズウォーカーを多用するデッキに対して有効なスペルで、メイン採用も納得の優秀な除去です。
サイドの《ムラーサの胎動》は現在流行しているUR Fevered Visionsに対して有効なスペルです。
8 《沼》 5 《平地》 4 《コイロスの洞窟》 4 《放棄された聖域》 4 《乱脈な気孔》 1 《荒廃した湿原》 -土地 (26)- -クリーチャー (0)- |
4 《闇の掌握》 4 《精神背信》 2 《究極の価格》 3 《骨読み》 2 《破滅の道》 1 《苦渋の破棄》 3 《衰滅》 1 《次元の激高》 3 《リリアナの誓い》 3 《最後の望み、リリアナ》 4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 2 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 2 《死の宿敵、ソリン》 -呪文 (34)- |
3 《強迫》 2 《ゲトの裏切り者、カリタス》 2 《無限の抹消》 2 《死の重み》 1 《荒廃した湿原》 1 《保護者、リンヴァーラ》 1 《苦渋の破棄》 1 《骨読み》 1 《衰滅》 1 《次元の激高》 -サイドボード (15)- |
アメリカのデッキビルダーとして有名なプレイヤーのTravis Woo。今大会ではプレインズウォーカーを多数採用したBW Controlを使用し、惜しくも優勝は成りませんでしたが準優勝という好成績を収めました。
☆注目ポイント
ETBで布告除去が誘発する《リリアナの誓い》は「現出」など少数のクリーチャーで戦場を支配するタイプのデッキに強く、2つ目の誘発型能力もプレインズウォーカーを多数採用しているこのデッキと相性が良く、ゾンビトークンでプレインズウォーカーを戦闘ダメージから守ることができます。
《衰滅》と《次元の激高》の2種類のスイーパーに 《闇の掌握》をはじめとした多数の単体除去が加わり、クリーチャーデッキに強い構成です。
このタイプのコントロールデッキはサイドから多数のクリーチャーが投入されるのが常ですが、Travis Wooのリストは《ゲトの裏切り者、カリタス》と《保護者、リンヴァーラ》のみとクリーチャーが少なめで残りのスペースは追加の除去、ハンデス、ドロースペル、エルドラージクリーチャーや「現出」対策の《無限の抹消》でまとめられており、メイン・サイドと一貫してコントロールデッキとして振る舞います。
6 《沼》 1 《島》 1 《山》 4 《燻る湿地》 3 《窪み渓谷》 2 《進化する未開地》 4 《シヴの浅瀬》 3 《詰まった河口》 2 《凶兆の廃墟》 -土地 (26)- -クリーチャー (0)- |
1 《意思の激突》 1 《焦熱の衝動》 3 《予期》 2 《分散》 2 《闇の掌握》 3 《光輝の炎》 2 《無害な申し出》 3 《衰滅》 3 《闇の誓願》 1 《シルムガルの命令》 4 《チャンドラの誓い》 3 《ジェイスの誓い》 4 《悪魔の契約》 2 《最後の望み、リリアナ》 -呪文 (34)- |
3 《否認》 2 《払拭》 2 《精神背信》 1 《龍王シルムガル》 1 《意思の激突》 1 《無害な申し出》 1 《無限の抹消》 1 《衰滅》 1 《即時却下》 1 《闇の誓願》 1 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 -サイドボード (15)- |
筆者の好きな猫のイラスト(よく見ると色々と不気味に見えますが)の《無害な申し出》と《悪魔の契約》のコンボを採用したコントロールデッキ。
《衰滅》と《光輝の炎》の2種類のスイーパーと多数の単体除去がコンボまでの時間を稼ぎ、《闇の誓願》はコンボパーツをサーチしてきます。キーカードの2枚はどちらも点数で見たマナコストは4マナ未満で《呪文捕らえ》に弱いですが、 《焦熱の衝動》や《闇の掌握》といった軽い除去で対策しています。
☆注目ポイント
エンチャントである《悪魔の契約》が勝ち手段の一つなため、環境のトップメタの一角であるBant Companyのメインから採用されている《ドロモカの命令》が厳しいですが、《チャンドラの誓い》と《ジェイスの誓い》の2種類の”誓い”エンチャントで守ることも可能です。
しかし相手側も《ドロモカの命令》のためにマナを立てておき、《無害な申し出》された直後に《ドロモカの命令》で自分を対象に取ることで敗北を免れるというプレイングがあるので注意が必要です。そういった相手に対しては《払拭》や《否認》でコンボを保護する手段が必要になります。
また、《約束された終末、エムラクール》も脅威となるため対策として《即時却下》がサイドに忍ばせてあります。
《分散》と《シルムガルの命令》の2種類のバウンススペルは相手の脅威を対処すると共に《悪魔の契約》をバウンスすることで契約をリセットすることが可能です。《シルムガルの命令》はマナコストは重いものの、除去、打ち消し、プレインズウォーカー対策と受けが広く、特にBW Controlに強いスペルです。
サイド後は相手側も対策が増量されることが予想されるため 《龍王シルムガル》や《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》といった追加の勝ち手段が用意されています。
グランプリ・リミニ2016 トップ8
~Bant Company祭り~
2016年8月13-14日
※画像は【MAGIC: THE GATHRING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。 |
1位 Bant Company
2位 Bant Company
3位 UR Fevered Visions
4位 Bant Company
5位 UR Fevered Visions
6位 Bant Company
7位 Bant Company
8位 Bant Company
トップ8のデッキリストは【こちら】
プロツアーや今大会同週末開催の【グランプリ・ポートランド2016】の結果と異なり、Bant Companyがトップ8に6名も残りました。
3位と5位入賞を収めたUR Fevered Visionsはプロツアーでも優秀な成績を収めていたデッキで、今大会の結果でその強さが証明されました。
グランプリ・リミニ2016デッキ紹介
「Bant Company」
4 《森》 4 《平地》 1 《島》 3 《大草原の川》 4 《進化する未開地》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 3 《要塞化した村》 2 《伐採地の滝》 -土地 (25)- 4 《森の代言者》 3 《薄暮見の徴募兵》 3 《無私の霊魂》 2 《ヴリンの神童、ジェイス》 4 《反射魔道士》 4 《呪文捕らえ》 3 《不屈の追跡者》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 2 《大天使アヴァシン》 -クリーチャー (27)- |
2 《ドロモカの命令》 1 《石の宣告》 4 《集合した中隊》 1 《オジュタイの命令》 -呪文 (8)- |
2 《ラムホルトの平和主義者》 2 《意思の激突》 2 《ドロモカの命令》 2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 1 《無私の霊魂》 1 《不屈の追跡者》 1 《支配の天使》 1 《石の宣告》 1 《否認》 1 《オジュタイの命令》 1 《即時却下》 -サイドボード (15)- |
プロツアー後もTier1に留まり続けているBant Companyは今大会でもトップ8に6名の入賞者を輩出するという強さを見せました。LSVがプロツアーで入賞を収めていたリストをベースにプロツアー後のメタに合わせて細かい調整の跡が見られます。
☆注目ポイント
Bant Companyには必ずと言って良いほどメインから4枚採用されている《ドロモカの命令》がメインでは2枚にまで減量され《石の宣告》と《オジュタイの命令》1枚ずつに差し替えられています。ミラーマッチよりもエルドラージや「現出」系デッキ、BW Controlとのマッチアップを意識した構成です。
《石の宣告》と《オジュタイの命令》は多くの緑ミッドレンジに採用されていた《墓後家蜘蛛、イシュカナ》に対しても強く、メイン採用は正解だったようです。しかし《ドロモカの命令》を減らしたことにより今大会で結果を残していたUR Fevered Visionsには少し弱くなっています。
《オジュタイの命令》、《意思の激突》、《即時却下》は「現出」クリーチャーや《墓後家蜘蛛、イシュカナ》に有効な妨害スペルです。
現環境では《墓後家蜘蛛、イシュカナ》や各種「現出」クリーチャー、《龍王アタルカ》、《大天使アヴァシン》といった《呪文捕らえ》で捕らえられない高コストの強力なクリーチャーをカウンターできるため、《意思の激突》は《否認》よりも優先される傾向にあります。
《無私の霊魂》は《衰滅》などマイナス補正の除去に対しては無力ですが、エルドラージや「現出」系デッキの使う《コジレックの帰還》などから自軍のクリーチャーを守ります。《オジュタイの命令》によって墓地から釣ってくることも可能で、相手の「現出」クリーチャーをカウンターしつつ《コジレックの帰還》の誘発能力対策にもなります。
サイドの《支配の天使》はLSVもプロツアーで採用していたテクでBant Companyミラーにありがちな地上クリーチャー同士のにらみ合いによる膠着状態の打開策になります。
SCG Invitational New Jersey トップ8
~Bant Companyが安定した勝率を見せる~
2016年8月19-21日
※画像は【StarCityGames.com】より引用させていただきました。 |
1位 Bant Company
2位 Bant Company
3位 Bant Humans
4位 Temur Emerge
5位 BU Zombies
6位 Bant Company
7位 Mono White Humans
8位 UR Fevered Visions
トップ8のデッキリストは【こちら】
スタンダードとモダンの混成フォーマットで競われた【SCG Invitational New Jersey】。今大会のプレイオフはモダンで行われていたので、今回の連載ではスタンダード部門で【7-1以上の優秀な成績を収めていたデッキ】もご紹介していきたいと思います。
SCG Invitational New Jersey デッキ紹介
「UR Fevered Visions」「Esper Control」
8 《山》 4 《島》 4 《シヴの浅瀬》 4 《さまよう噴気孔》 3 《高地の湖》 1 《ガイアー岬の療養所》 -土地 (24)- 4 《嵐追いの魔道士》 4 《熱錬金術師》 2 《ヴリンの神童、ジェイス》 2 《騒乱の歓楽者》 -クリーチャー (12)- |
4 《焦熱の衝動》 2 《稲妻の斧》 4 《焼夷流》 2 《苦しめる声》 4 《集団的抵抗》 4 《癇しゃく》 4 《熱病の幻視》 -呪文 (24)- |
3 《チャンドラの誓い》 2 《払拭》 2 《否認》 2 《一日のやり直し》 2 《秘密の解明者、ジェイス》 2 《炎呼び、チャンドラ》 1 《稲妻の斧》 1 《即時却下》 -サイドボード (15)- |
プレイオフ進出は逃したものの、Pedro Carvalhoがプロツアーのスタンダード部門で9-1という優秀な成績を残したことで話題になっていたUR Fevered Visions。
UR Thermo-Alchemistとも呼ばれており、デッキ名通り《熱錬金術師》と《熱病の幻視》を活用したバーンデッキで、ミッドレンジやコントロールのようなスローなデッキに強く、Mono White Humansなどアグロデッキを苦手とします。
☆注目ポイント
エンチャントである《熱病の幻視》を軸にした戦略なので、環境のトップメタであるBant Companyがメインから採用している《ドロモカの命令》を苦手としていますが、最近はBant側も他のデッキとのマッチアップのためにメインボードの《ドロモカの命令》を減量している傾向にあり《払拭》や《否認》で対処可能です。
《熱錬金術師》はタフネス3なので強化前の《森の代言者》や《薄暮見の徴募兵》といったパワー2のクリーチャーをブロックしつつ相手本体にダメージを与えることができ、軽いスペルを大量に採用しているこのデッキでは1ターンに2-3回起動させることも容易です。《稲妻の斧》や《焦熱の衝動》で相手のクリーチャーを除去しつつ本体のライフも削っていきます。
Milesのリストには他のリストではサイドに忍ばせてあることが多い《騒乱の歓楽者》がメインから採られています。《騒乱の歓楽者》はロングゲームにおいて息切れ防止になりこのデッキならほぼ2マナでキャストすることが可能です。「探査」クリーチャーを彷彿とさせますが、墓地のカードを追放する必要がなく手札を捨てるという能力も《ヴリンの神童、ジェイス》や「マッドネス」スペルと相性が良く、このデッキの方向性にフィットしたクリーチャーです。
サイドには 《炎呼び、チャンドラ》と《秘密の解明者、ジェイス》の2種類のプレインズウォーカーが採用されており、《熱病の幻視》と入れ替えることで青赤コントロールに変形します。
5 《沼》 2 《島》 1 《平地》 4 《大草原の川》 4 《窪み渓谷》 2 《進化する未開地》 4 《詰まった河口》 4 《乱脈な気孔》 -土地 (26)- 4 《ヴリンの神童、ジェイス》 1 《約束された終末、エムラクール》 -クリーチャー (5)- |
4 《闇の掌握》 3 《精神背信》 1 《究極の価格》 1 《苦渋の破棄》 1 《久遠の闇からの誘引》 1 《破滅の道》 4 《衰滅》 2 《闇の誓願》 1 《シルムガルの命令》 1 《罪人への急襲》 4 《ジェイスの誓い》 1 《最後の望み、リリアナ》 2 《卓絶のナーセット》 1 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 2 《死の宿敵、ソリン》 -呪文 (29)- |
2 《ゲトの裏切り者、カリタス》 2 《強迫》 2 《否認》 2 《無限の抹消》 1 《深水の大喰らい》 1 《龍王シルムガル》 1 《最後の望み、リリアナ》 1 《約束された終末、エムラクール》 1 《殺害》 1 《破滅の道》 1 《即時却下》 -サイドボード (15)- |
コントロール好きのSCG Tourの強豪プレイヤーであるShaheen Sooraniは今大会でもEsperカラーのコントロールデッキを使用し、スタンダード部門で7-1という優秀な成績を収めていました。
プレインズウォーカーを多数採用したタップアウトコントロールで、クリーチャーはメインではフィニッシャーの《約束された終末、エムラクール》1枚と 《ヴリンの神童、ジェイス》4枚のみで、Bant Companyなどが使ってくる 《反射魔道士》の影響をあまり受けないのが強みです。
☆注目ポイント
《ヴリンの神童、ジェイス》も含めれば合計10枚のプレインズウォーカーが採用されているこのデッキでは《ジェイスの誓い》の2つ目の誘発型能力である占術Xも誘発させやすく、手札の質を高めることで間接的にアドバンテージを得ることができます。
プレインズウォーカーに対する直接的な回答となる《破滅の道》の使用率の低さと、アグロデッキが少ないこともあり、多数の除去によってプレインズウォーカーを守りやすくなっていることも勝因だと考えられます。
キャストすれば勝利に大きく近付くことができる《約束された終末、エムラクール》は非常に頼りになるフィニッシャーで、《精神背信》や《無限の抹消》によって追放されても《久遠の闇からの誘引》で探してくることも可能です。
サイドには追加の除去や《否認》、《即時却下》、《強迫》などの妨害スペル、妨害能力を持ち合わせた追加のフィニッシャーとしても機能する《龍王シルムガル》や《ゲトの裏切り者、カリタス》が見られます。《龍王シルムガル》はプレインズウォーカー対策にもなるのでコントロールミラーでも使えます。
総括
グランプリ・ポートランド2016は【プロツアー『異界月』】と同様に様々なデッキが勝ち残りましたが、【グランプリ・リミニ2016】ではBant Companyが圧倒的なパフォーマンスを見せました。SCG Invitationalでも優秀な成績を収めたプレイヤーは挙ってBant Companyを選択しており、【プロツアー『異界月』】では優勝を逃したとはいえこの環境の大本命であることは変わりないようです。
Bant Companyはローテーションまで勝ち続けそうですが、【グランプリ・ポートランド2016】でも入賞を収めていたCat Pact、【グランプリ・リミニ2016】でも結果を残したUR Fevered Visionsなど現環境のスタンダードにはまだまだイノベーションの余地がありそうなので短い期間になりますが色々試してみてはいかがでしょうか?
以上USA Standard Express vol.79でした。
それでは次回の連載でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!
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