USA Standard Express vol.80 -世界選手権2016 etc.-

Kenta Hiroki


 みなさんこんにちは。

 先週末は【世界選手権2016】が開催され、2015-2016シーズンで優秀な成績を収めた強豪プレイヤーが各国から集いました。日本人プレイヤーは八十岡 翔太選手、渡辺 雄也選手、玉田 遼一選手、瀧村 和幸選手が出場し、八十岡選手が見事プレイオフに進出を果たしています。



世界選手権2016
グランプリマスターのBrian Brawn-Duinが世界王者に


2016年9月2-4日

Brian Brawn-Duin
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


1位 Bant Humans
2位 Bant Company
3位 Turbo Emrakul
4位 Bant Spirit

世界選手権2016のデッキリストは【こちら】


 グランプリマスターのBrian Brawn-Duin(以下、BBD)。

 殿堂顕彰者の八十岡翔太選手

 2015-2016シーズンのプロツアーやグランプリで安定した成績を残し続けてきた構築マスターであるアメリカの若手プレイヤー・Oliver Tiu

 プロツアーでのドラフト部門において優秀な成績を残し続けてドラフトマスターとして今大会に招待され、プロツアーサンデー経験もあるMarcio Carvalho

 このように、Top4に残った面々は世界選手権というイベントのプレイオフに相応しい顔ぶれでした。

 スイスラウンドはスタンダード、モダン、ドラフト(『異界月』と『イニストラードを覆う影』)によって行われた世界選手権2016。参加者がわずか24名ということから、世界選手権はSCGOやグランプリといった参加者3~4桁のメタと大きく異なります。

 【プロツアー『異界月』】後のメタは依然としてBant Companyが席巻しており、マジックオンライン上のメタでもダントツで1位とほぼ一強状態でした。そのため、Bant Companyを使うか対策するかの二択の状況で、事前のグランプリやプロツアーで使っていた経験値を活かせるということでBant Companyを選択したプレイヤーも含めると7名、Bant HumansやBant Spiritといった亜種も含めると合計13名ものプレイヤーが《集合した中隊》デッキを選択しており、プレイオフの内3名が《集合した中隊》デッキという結果になりました。


集合した中隊




世界選手権2016 デッキ紹介

「Bant Humans」「Turbo Emrakul」「Bant Spirit」



Brian Braun-Duin「Bant Humans」
世界選手権2016(優勝)

6 《平地》
3 《森》
1 《島》
3 《大草原の川》
2 《梢の眺望》
4 《進化する未開地》
4 《要塞化した村》
2 《ヤヴィマヤの沿岸》

-土地 (25)-

3 《スレイベンの検査官》
4 《ラムホルトの平和主義者》
4 《サリアの副官》
2 《白蘭の騎士》
1 《薄暮見の徴募兵》
4 《反射魔道士》
4 《不屈の追跡者》
3 《異端聖戦士、サリア》

-クリーチャー (25)-
4 《ドロモカの命令》
4 《集合した中隊》
2 《実地研究者、タミヨウ》

-呪文 (10)-
3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
2 《巨森の予見者、ニッサ》
2 《石の宣告》
2 《否認》
2 《一日のやり直し》
2 《悲劇的な傲慢》
1 《薄暮見の徴募兵》
1 《白蘭の騎士》

-サイドボード (15)-
hareruya



 今大会見事に優勝を飾ったBBDは、Bant Companyの亜種であるBant Humansを選択しています。Bant Companyよりもアグレッシブな構成で、《サリアの副官》のおかげで《墓後家蜘蛛、イシュカナ》も突破しやすいなど、Bant Companyに有効とされている戦略やカードが方向性の異なるこのデッキに対しては効果が薄く、あまり意識されていなかったことも勝因です。


☆注目ポイント

 このバージョンの強みは、何といっても人間クリーチャーとのシナジーが強力な《サリアの副官》の存在です。全体強化のETB能力はこのデッキに爆発力を与え、《集合した中隊》から出てくるクリーチャーの中でも最高の候補となります。

 Bant Companyよりもクリーチャーを多数並べてビートダウンしていくのが主な戦略なので、全体除去には弱くなります。しかし、現在主流のスイーパーは《衰滅》《コジレックの帰還》といったタフネス修正やダメージ型なので、《サリアの副官》の能力で強化することによってある程度までなら耐性を付けることができます。

 アグロ寄りのこのデッキでは《異端聖戦士、サリア》も活かしやすく、相手のブロッカーや土地をタップインさせて展開を遅らせるなどテンポアドバンテージが取れます。相手は瞬速クリーチャーや《集合した中隊》などでブロッカーを用意することができなくなるので、他のBant Company系のデッキに対して強いクリーチャーです。

 メインから採用されている《実地研究者、タミヨウ》も軽いクリーチャーが多いこのバージョンではより使いやすく、Bant CompanyやDeliriumなど多くのマッチで強さを発揮します。


実地研究者、タミヨウ


 クリーチャー除去を多数サイドインしてくる相手にはプレインズウォーカーの《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を投入し、脅威の種類を散らすことで対抗します。


ゼンディカーの同盟者、ギデオン


 《一日のやり直し》今大会の中でも特徴的なテクで、墓地をリセットさせるためDelirium対策となります。Delirium側は再び墓地を肥やす行動にターンを費やすことになり、アグレッシブな構成のBant Humansはその間にビートしてしまうことが可能です。


サリアの副官異端聖戦士、サリア一日のやり直し




Oliver Tiu「Turbo Emrakul」
世界選手権2016(3位)

9 《森》
4 《島》
1 《山》
4 《ヤヴィマヤの沿岸》
2 《シヴの浅瀬》
2 《見捨てられた神々の神殿》

-土地 (22)-

3 《原初のドルイド》
2 《ヴリンの神童、ジェイス》
2 《巡礼者の目》
1 《巨森の予見者、ニッサ》
2 《墓後家蜘蛛、イシュカナ》
2 《不憫なグリフ》
3 《老いたる深海鬼》
3 《約束された終末、エムラクール》

-クリーチャー (18)-
3 《ウルヴェンワルド横断》
4 《過去との取り組み》
2 《群れの結集》
4 《コジレックの帰還》
3 《ニッサの巡礼》
4 《発生の器》

-呪文 (20)-
3 《払拭》
2 《節くれ木のドライアド》
2 《不屈の追跡者》
2 《侵襲手術》
1 《墓後家蜘蛛、イシュカナ》
1 《絡み草の闇潜み》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
1 《久遠の闇からの誘引》
1 《爆発的植生》
1 《深海の主、キオーラ》

-サイドボード (15)-
hareruya



 コンボ寄りのOwen Turtenwaldのリストとコントロール寄りのAndrew BrownのリストをハイブリットしたEmergeデッキ。基本的にはマナ加速や《発生の器》《過去との取り組み》で墓地を肥やし、《約束された終末、エムラクール》を可能な限り早い段階で出してゲームを終わらせる戦略ですが、《老いたる深海鬼》相手の行動を縛りつつビートダウンしていくという戦略も持ち合わせています。


発生の器過去との取り組み



☆注目ポイント

 《原初のドルイド》は一見すると地味ですが、時間を稼ぎつつ死亡した際に《不屈の自然》と同様の効果が誘発するので「現出」のコストにしつつ土地を伸ばすことが可能で、《不憫なグリフ》を4ターン目にキャストしやすくなります。 4ターン目に《コジレックの帰還》の能力を誘発させつつ《不憫なグリフ》を展開するという動きはBant Companyとのマッチアップでは特に重要です。


コジレックの帰還


 《不憫なグリフ》から《老いたる深海鬼》(《コジレックの帰還》の能力を誘発させる)という展開でフィニッシャーの《約束された終末、エムラクール》を展開できるようになるまでの時間を稼ぎます。

 《ニッサの巡礼》はマナを伸ばしつつカードアドバンテージを提供し《墓後家蜘蛛、イシュカナ》や各種「現出」クリーチャーを展開する助けになります。サーチできる土地は基本地形の《森》のみですが、このデッキの最終的なゴールは《約束された終末、エムラクール》を展開することにあるため、毎ターン土地を置くことは重要です。


ニッサの巡礼


 《群れの結集》《ニッサの巡礼》、ペインランドなど一部のカードを除けば、このデッキの多くのパーツはローテーション後も残るので、Emergeというアーキタイプ自体は10月のローテーション後の環境でもなんらかの形で残ることが予想されます。


原初のドルイド不憫なグリフ約束された終末、エムラクール




Seth Manfield「Bant Spirit」
世界選手権2016(8位)

4 《島》
4 《平地》
1 《森》
4 《梢の眺望》
4 《進化する未開地》
4 《港町》
4 《ヤヴィマヤの沿岸》

-土地 (25)-

4 《霊廟の放浪者》
4 《鎖鳴らし》
4 《無私の霊魂》
1 《族樹の精霊、アナフェンザ》
4 《ネベルガストの伝令》
4 《反射魔道士》
4 《呪文捕らえ》
2 《大天使アヴァシン》

-クリーチャー (27)-
2 《意思の激突》
4 《集合した中隊》
2 《オジュタイの命令》

-呪文 (8)-
3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
2 《即時却下》
2 《実地研究者、タミヨウ》
1 《霊体の羊飼い》
1 《意思の激突》
1 《本質の変転》
1 《石の宣告》
1 《否認》
1 《過去に学ぶ》
1 《悲劇的な傲慢》
1 《絹包み》

-サイドボード (15)-
hareruya



 【世界選手権2015】の覇者・Seth Manfieldは、今大会ではBant CompanyのバリエーションであるBant Spiritを選択しスタンダード部門を3-1という成績で突破しています。

 Spirit AggroとBant Companyをハイブリットさせたスタイルで、飛行と妨害能力を持つスピリットクリーチャーを多数採用しており他のBant Companyに強い構成です。しかし、クリーチャーのサイズで劣るため《最後の望み、リリアナ》を使った黒いコントロールデッキに対しては不利が付きますが、それらのデッキは今大会では少数派でした。


☆注目ポイント

 《霊廟の放浪者》は1マナという軽さから序盤に相手の展開を遅らせつつクロックをかけることができ、モダンなどでも活躍している《呪い捕らえ》を彷彿とさせます。飛行持ち、かつスピリットをプレイする度に強化することが可能なので中盤以降も十分に活躍する機会があり、総じてマナコスト以上の働きをするクリーチャーといえます。


霊廟の放浪者呪い捕らえ


 《鎖鳴らし》は2マナ2/1瞬速、飛行というスペックに加え、ターン終了まで対象のスピリットに呪禁を与えるEtB能力を持ちます。さらに後続のスピリットクリーチャーも瞬速化させる能力を備えている、非常に優秀なコストパフォーマンスのクリーチャーです。

 相手のターン終了時にキャストしてダメージ計算を狂わせたり、相手の単体除去に合わせて出すことで打消し呪文のように使ったり、《霊廟の放浪者》を強化したりと様々な場面で活躍します。

 《ネベルガストの伝令》のタップ能力は特にBant Companyとのマッチアップでダメージレースを有利にします。他のスピリットが戦場に出た際にもタップ能力が誘発するので、《集合した中隊》をキャストしてスピリットクリーチャーを2体出しながら相手のブロッカーをタップするという強力な動きも可能です。


ネベルガストの伝令


 Bant Company以上にインスタントタイミングで動く機会が多いので、メインから《意思の激突》などカウンターも採用されています。《オジュタイの命令》はEmergeなどに強く、このデッキでは《霊廟の放浪者》《鎖鳴らし》といった優秀なクリーチャーをリアニメイトできるのが強みです。

 Delirium対策としてサイドには《過去に学ぶ》が忍ばせてあります。他には《老いたる深海鬼》《膨らんだ意識曲げ》《約束された終末、エムラクール》といった『異界月』のエルドラージクリーチャー対策として《即時却下》が見られます。

 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《実地研究者、タミヨウ》の2種類のプレインズウォーカーが採用されており、サイド後はコントロール寄りにシフトする選択肢もあるようです。


霊廟の放浪者鎖鳴らし過去に学ぶ




SCGO Richmond
Bant Companyが優勝、Emergeも多数入賞


2016年9月3-4日

Ted Felicetti
※画像は【StarCityGames.com】より引用させていただきました。


1位 Bant Company
2位 GU Crush
3位 Esper Control
4位 Temur Emerge
5位 BG Control
6位 Mono White Humans
7位 Temur Emerge
8位 Sultai Emerge

トップ8のデッキリストは【こちら】



 優勝こそBant Companyでしたが、世界選手権でも入賞を収めていたTemur Emergeを始め、Esper ControlやMono White Humans、今大会準優勝のGU Crushなどが見られます。最近のグランプリや他の大規模なスタンダードの大会と少し異なる結果となりましたが、理由としてはBant Companyのミラーマッチを嫌ったプレイヤーが他のデッキを選択したり、環境も終盤に差しかかったことから各プレイヤーが使い慣れたデッキを使っていたということも考えられます。



SCGO Richmond デッキ紹介

「GU Crush」「Mono White Humans」



Jacob Hagen「GU Crush」
StarCityGames.com – Standard Open 2016/09/04 Richmond(準優勝)

9 《森》
7 《島》
4 《伐採地の滝》
1 《ヤヴィマヤの沿岸》
2 《天空の滝》
1 《荒廃した森林》

-土地 (24)-

4 《棲み家の防御者》
4 《エルフの幻想家》
2 《巨森の予見者、ニッサ》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

-クリーチャー (11)-
3 《予期》
3 《眠りへの誘い》
4 《ニッサの巡礼》
4 《爆発的植生》
1 《千里眼》
4 《押し潰す触手》
3 《水の帳の分離》
1 《ニッサの復興》
2 《ニッサの誓い》

-呪文 (25)-
4 《ジャディの横枝》
2 《首絞め》
2 《払拭》
2 《翼切り》
2 《虚空の粉砕》
2 《過去に学ぶ》
1 《即時却下》

-サイドボード (15)-
hareruya



 序盤はマナを伸ばすことに専念し、中盤以降に強力なスペルを連打するランプデッキです。土地以外のパーマネントをすべてバウンスしつつ、「怒涛」コストが支払われた場合は8/8トークンを残す強力な全体バウンススペル《押し潰す触手》を軸にしています。


☆注目ポイント

 低コストの《ニッサの誓い》《エルフの幻想家》はカードアドバンテージを提供しつつ「怒涛」の達成に貢献します。


ニッサの誓いエルフの幻想家


 《水の帳の分離》《時間のねじれ》と異なり使い回すことができなくなりましたが、追加のターン獲得は依然として強力です。10マナを出すことができるようになれば「覚醒」コストを払うことで6/6クリーチャーを獲得しつつ追加ターンを迎えることが可能になります。この状況での2枚目以降の《水の帳の分離》は「覚醒」を重ねることによってさらなる高打点が望めます。6/6クリーチャーは土地なので《押し潰す触手》と相性が良く、相手も6/6と8/8クリーチャーを同時に処理するのは困難となります。

 《押し潰す触手》でバウンスされた《棲み家の防御者》《エルフの幻想家》を使いまわすことでカードアドバンテージを獲得し、10マナを出せるようになれば《棲み家の防御者》《押し潰す触手》を使いまわす展開に持ち込めます。

 このように10マナまで辿り着くことがキーとなるので、《爆発的植生》《ニッサの巡礼》といったランプスペルでサポートしていきたいところです。

 《巨森の予見者、ニッサ》も4枚目の土地にアクセスし、そこから《爆発的植生》に繋げる流れを導けます。このデッキなら「変身」のために7枚目まで土地を伸ばすのは容易で、追加ターンを得ることで《Nissa, Sage Animist》のもたらすアドバンテージをより多く獲得できます。


巨森の予見者、ニッサ爆発的植生


 サイドの《翼切り》《呪文捕らえ》などを処理する手段となります。コストの軽いインスタントであるため使いやすい除去です。


押し潰す触手棲み家の防御者水の帳の分離




Cedric Phillips「Mono-White Humans」
StarCityGames.com – Standard Open 2016/09/04 Richmond(6位)

18 《平地》

-土地 (18)-

4 《勇者の選定師》
4 《ドラゴンを狩る者》
4 《探検隊の特使》
4 《スレイベンの検査官》
4 《町のゴシップ屋》
3 《アクロスの英雄、キテオン》
4 《白蘭の騎士》
4 《サリアの副官》

-クリーチャー (31)-
4 《石の宣告》
3 《グリフの加護》
4 《永遠の見守り》

-呪文 (11)-
4 《ハンウィアーの民兵隊長》
4 《徴税の大天使》
4 《ギデオン・ジュラ》
2 《絹包み》
1 《平地》

-サイドボード (15)-
hareruya



 普段はSCG Tourのコメンテーターとして活動しているCedric Phillipsですが、今回はプレイヤーとして参加をしていました。Cedricは【プロツアー京都2009】でトップ8に入賞経験のあるベテランでKithkin等アグロデッキを得意とします。今大会でも彼の得意なスタイルであるMono White Humansでの入賞です。


☆注目ポイント

 軽い人間クリーチャーを展開して《永遠の見守り》などで強化してクロックをかける、現環境では数少ないアグレッシブなデッキです。その突破力の高さからBant Humansでも主力として活躍している《サリアの副官》は、軽い人間クリーチャーでまとめられているこのデッキでは最高のカードとなります。


永遠の見守りサリアの副官


 1マナパワー2のクリーチャーがスロットの多数を占めるなかで《勇者の選定師》は1マナ1/1とややパワー不足のように見えますが、攻撃クリーチャーを強化する起動型能力は相手にとって戦闘難易度が上がるため厄介な存在となります。《永遠の見守り》との組み合わせも強力です。

 邪魔なブロッカーは《石の宣告》で退場させます。手掛かり・トークンを与えるデメリットこそありますが、早い段階で決着を付けるこのデッキ相手には手掛かり・トークンを起動も、そこから得たアドバンテージを活かすための猶予もほとんどないでしょう。

 サイド後は追加の土地と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《徴税の大天使》が投入され、ロングゲームに備えます。


勇者の選定師石の宣告ゼンディカーの同盟者、ギデオン




総括

 世界選手権も終了し、現環境のスタンダードもいよいよ終盤を迎えました。

 結局《集合した中隊》を使ったデッキが最初から最後まで支配する形となりました。《反射魔道士》《呪文捕らえ》といった優秀なクリーチャーや、効率的なスペルである《ドロモカの命令》の恩恵によって動きが安定しており、対戦難易度の高さから親和やCaw BladeほどではありませんがフェアリーやDelverといったデッキと並ぶ支配力だったと思います。


尖塔断の運河生命の力、ニッサ反逆の先導者、チャンドラ


 新セット『カラデシュ』のプレビューも公開され始めており、対抗色の『ミラディンの傷跡』ランドや《生命の力、ニッサ》《反逆の先導者、チャンドラ》などが確認できます。全体的にカードパワーが高めでリリースが楽しみです。

 以上、USA Standard Express vol.80でした。

 それでは、次回の連載でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!



この記事内で掲載されたカード


Twitterでつぶやく

Facebookでシェアする

関連記事

このシリーズの過去記事