皆さんこんにちは。
現環境のスタンダードもいよいよ終盤を迎えましたが、今週末にはグランプリ・ワシントン2017とグランプリ・トリノ2017が開催され、その翌週には今年復活した日本選手権が開催されます。
今回の連載ではグランプリ・デンバー2017の上位入賞デッキを見ていきます。
グランプリ・デンバー2017
~目まぐるしく変化するメタゲーム、Temur Energyのワンツーフィニッシュ~
2017年08月19日
- 1位 Temur Energy
- 2位 Temur Energy
- 3位 Ramunap Red
- 4位 Temur Energy
- 5位 Mono-Black Zombies
- 6位 Ramunap Red
- 7位 W/U Monument
- 8位 Ramunap Red
Brad Nelson
トップ8のデッキリストはこちら
現環境のスタンダードのGPは今回で2回目です。プロツアー『破滅の刻』ではRamunap Red、 グランプリ・ミネアポリス2017ではMono Black Zombies、そして今大会ではTemur Energyが優勝とベストデッキが毎週変わる環境で、ローテーションの時期の変更と3度に渡る禁止カードによる調整の末、ようやく特定のデッキが勝ち続けるということがなくなり健全さを取り戻しつつあります。
Ramunap RedやMono Black Zombiesは母数の多さもあり上位でよく見かけますが、Mardu Vehicles、《傲慢な新生子》と 《安堵の再会》のために赤を足したことで爆発力を増したJeskai God-Pharaoh’s Gift、そして今大会でワンツーフィニッシュを飾ったTemur Energyと多数の異なるデッキが活躍しています。
GP Denver
「Temur Energy」「Ramunap Red」「Jeskai God-Pharaoh’s Gift」
Temur Energy
4 《森》 2 《山》 1 《島》 3 《隠れた茂み》 1 《獲物道》 4 《霊気拠点》 4 《植物の聖域》 2 《尖塔断の運河》 1 《伐採地の滝》 -土地 (22)- 4 《牙長獣の仔》 4 《導路の召使い》 4 《ならず者の精製屋》 4 《つむじ風の巨匠》 1 《不屈の神ロナス》 4 《逆毛ハイドラ》 3 《栄光をもたらすもの》 -クリーチャー (24)- |
4 《霊気との調和》 2 《マグマのしぶき》 4 《蓄霊稲妻》 2 《削剥》 2 《領事の旗艦、スカイソブリン》 -呪文 (14)- |
4 《否認》 2 《不屈の追跡者》 2 《光輝の炎》 2 《慮外な押収》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 2 《炎呼び、チャンドラ》 1 《削剥》 -サイドボード (15)- |
Brad Nelsonと彼の異母弟のCorey Baumeister、昨年の世界チャンピオンのBrian Braun-DuinがリストをシェアしBrad Nelsonは優勝、BBDが準優勝、Corey Baumeisterもトップ4という圧倒的なパフォーマンスを見せてくれました。
特にBrad NelsonとCorey Baumeisterは、グランプリ・ミネアポリス2017からの連続入賞です。
リストの方は《領事の旗艦、スカイソブリン》、《削剥》、《マグマのしぶき》といったカードがメインから採用されており、Mono Black ZombiesやMardu Vehiclesに強い構成になっています。
☆注目ポイント
《牙長獣の仔》は2マナという軽さで速い段階から展開することが可能で、攻撃を通す度にエネルギーカウンターを生み出し、自身の強化も行うこのデッキ主力のクリーチャーです。《ならず者の精製屋》は《牙長獣の仔》を強化するためのエネルギーカウンターとアドバンテージを提供するクリーチャーで、《つむじ風の巨匠》も同様にエネルギーカウンターを提供しつつそれを1/1の飛行機械・トークンに変換してくれます。
《逆毛ハイドラ》は4マナパワー4というスペックに加え、エネルギーカウンターを支払うことで自身を強化しつつ除去耐性も付くので対策されづらく、このデッキの信頼できるフィニッシャーとなります。 《蓄霊稲妻》は環境最高クラスの除去で、このデッキなら他のエネルギーカードと組み合わせれば高タフネスのクリーチャーも除去することが可能です。また、エネルギーカウンターをブーストするスペルとしても使えます。
《マグマのしぶき》はZombiesのクリーチャーや、《屑鉄場のたかり屋》といった墓地から復活してくるクリーチャーを処理する手段となり、Zombiesとのマッチアップで役に立ちます。《慮外な押収》はミラーマッチやMardu Vehicles、BGなどとのマッチアップでサイドインされるスペルです。エネルギーカウンターを使うこのデッキでは非常に有用な奪取スペルとなるでしょう。
《否認》はこのデッキにとって厳しいマッチアップである、コントロールとのマッチアップでサイドインされます。サイド後にコントロール寄りにシフトしてくるMardu Vehiclesに対してもサイドインできるでしょう。
Ramunap Red
14 《山》 4 《ラムナプの遺跡》 4 《陽焼けした砂漠》 2 《屍肉あさりの地》 -土地 (24)- 4 《ボーマットの急使》 4 《損魂魔道士》 4 《地揺すりのケンラ》 3 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》 4 《アン一門の壊し屋》 3 《熱烈の神ハゾレト》 -クリーチャー (22)- |
4 《ショック》 4 《削剥》 3 《焼夷流》 1 《集団的抵抗》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文 (14)- |
4 《栄光をもたらすもの》 3 《焼けつく双陽》 2 《チャンドラの敗北》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 1 《山》 1 《熱烈の神ハゾレト》 1 《砂かけ獣》 1 《破滅の刻》 -サイドボード (15)- |
プロツアーを制したRamunap Red はその後対策をされ、環境のベストデッキではなくなったもののコンスタントに上位入賞を続けているデッキで、今大会でも優勝こそ逃しましたがプレイオフに3名送り込む活躍を見せます。
リストにも変化があり、Mono Black Zombiesなど墓地から復活してくるクリーチャーを主力としたデッキに対応するために《ショック》を減らし、《マグマのしぶき》や《焼夷流》を採用したリストが見られます。
BGやZombiesのメタに対抗するために《焼けつく双陽》もサイドに採用され、緑系のミッドレンジに強い《栄光をもたらすもの》も増量されています。
☆注目ポイント
BGやコントロール、コンボデッキに対しては《ショック》は効果が薄いため、最近はZachary Kiihneのリストのようにメインから枚数を減らすこともあります。その代わりに採用される火力として、《マグマのしぶき》や《焼夷流》といった追放系の除去があり、Zombiesを意識していることが分かります。特にSam PardeeとJohn Rolfがメインから採用している《焼夷流》はソーサリースピードですが、3点火力なので《巻きつき蛇》などを除去できるのが魅力です。
Sam PardeeとJohn RolfはBGやZombiesといったデッキに対抗するため、サイドに《焼けつく双陽》を採用しています。サイド後はミッドレンジ寄りにシフトしていくので、《焼けつく双陽》でスイープした後に《反逆の先導者、チャンドラ》を展開していく動きは強力です。「サイクリング」も付いているので無駄にはならず、4~5枚目の土地を引き当てる助けにもなります。
メインボードは《反逆の先導者、チャンドラ》を削り(Sam Pardeeはメイン0枚)、軽いクリーチャーを多数採用してサイド後にミッドレンジ寄りにシフトしていくのに対し、Zachary Kiihne のリストはメインから《反逆の先導者、チャンドラ》フル搭載で《栄光をもたらすもの》も使用されているなどBig Redに近い構成になっています。
《削剥》や《屍肉あさりの地》をメインから採用しているこのデッキは、今大会のトップ16に多数の入賞者をだしていた《王神の贈り物》デッキに対しても有利が付きます。
Jeskai God-Pharaoh’s Gift
5 《島》 3 《山》 4 《霊気拠点》 4 《感動的な眺望所》 4 《尖塔断の運河》 3 《イプヌの細流》 -土地 (23)- 4 《歩行バリスタ》 4 《傲慢な新生子》 4 《査問長官》 4 《機知の勇者》 4 《戦利品の魔道士》 4 《発明の天使》 2 《激変の機械巨人》 -クリーチャー (26)- |
4 《安堵の再会》 4 《来世への門》 2 《王神の贈り物》 1 《霊気圏の収集艇》 -呪文 (11)- |
3 《払拭》 3 《否認》 3 《反逆の先導者、チャンドラ》 2 《霊廟の放浪者》 2 《栄光をもたらすもの》 2 《チャンドラの敗北》 -サイドボード (15)- |
墓地を肥やす《査問長官》や、ドローを進めつつ墓地を肥やせる《機知の勇者》、ドロースペルの《巧みな軍略》によって《来世への門》を起動し、《王神の贈り物》をサーチして《発明の天使》など墓地に落ちたクリーチャーのコピー・トークンをリアニメイトしていくことで、継続的にアドバンテージを稼ぎます。
惜しくもプレイオフ進出は逃したもののCorey Burkhart、Mike Sigrist、Owen Turtenwaldほか、多くのプロはこの《王神の贈り物》を軸にしたコンボデッキを使用しトップ16に入賞していました。
プロツアー『破滅の刻』直前に開催されたオンラインのPTQを抜けたことで目立ってしまい、高いポテンシャルを持ちながらプロツアーではあまり活躍をしなかったデッキですが、対策が薄くなりRamunap Redが数を減らし、相性の良いZombiesが増えることで復権してきています。
☆注目ポイント
赤を足す理由である《傲慢な新生子》と《安堵の再会》は、モダンのDredgeでも採用されているデッキを掘り進みつつ墓地を肥やす手段で、これらによりデッキの爆発力が上がりました。
《査問長官》と《機知の勇者》はこのデッキの最も重要なクリーチャーであり《来世への門》を起動しやすくします。墓地を肥やすことで《王神の贈り物》のリアニメイト対象を確保することも可能になります。
《発明の天使》はリアニメイトする本命のクリーチャーです。《霊気圏の収集艇》や《来世への門》のサーチ要員である《戦利品の魔道士》のほかに、《査問長官》も強化できます。全体除去のETB能力を持つ《激変の機械巨人》は《王神の贈り物》のリアニメイトの対象としてはもちろんのこと、《王神の贈り物》のリアニメイト戦略が対策された際もフィニッシャーとして活躍します。クリーチャーが多数墓地に送られるので《来世への門》とも相性が良いクリーチャーです。
《没収》など相手が対策を用意してくるサイド後は《霊廟の放浪者》や《反逆の先導者、チャンドラ》、《栄光をもたらすもの》などが投入されます。それらをカウンターでバックアップしていくアグロコントロールに変形する選択肢があり、《霊廟の放浪者》はマナが必要となるコントロールとのマッチアップで特に有効なクリーチャーとなります。《反逆の先導者、チャンドラ》と《栄光をもたらすもの》は追加の除去としても機能し、このデッキにとって厄介な《ゲトの裏切り者、カリタス》などの対策にもなります。
ボーナストピック ~ローテーション後の環境予想~
プレビューも公開され始め、徐々にセットの内容が明らかになってきた秋の大型セット、『イクサラン』。『イクサラン』の加入と同時に『戦乱のゼンディカー』・ブロックと『イニストラードを覆う影』ブロックがローテーション落ちし、スタンダードの環境が激変します
『イクサラン』からどのようなカードが収録されるかによって変わりますが、現時点の情報を元に今回の連載ではローテーションによってどのような影響がでるのか予想していきたいと思います。
Ramunap Red
14 《山》 4 《ラムナプの遺跡》 4 《陽焼けした砂漠》 2 《屍肉あさりの地》 -土地 (24)- 4 《ボーマットの急使》 4 《ファルケンラスの過食者》 4 《村の伝書士》 4 《地揺すりのケンラ》 3 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》 4 《アン一門の壊し屋》 3 《熱烈の神ハゾレト》 -クリーチャー (26)- |
4 《ショック》 4 《削剥》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文 (10)- |
2 《ピア・ナラー》 2 《砂かけ獣》 2 《栄光をもたらすもの》 2 《チャンドラの敗北》 2 《粗暴な協力》 2 《霊気圏の収集艇》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 1 《チャンドラの誓い》 -サイドボード (15)- |
現環境トップメタのデッキの中でもローテーションによる影響をそれほど受けず、プロアクティブな戦略なので新環境でも人気がでそうなデッキです。ローテーションによって失うカードは《ファルケンラスの過食者》や《村の伝書士》といった1マナクリーチャーと《焼夷流》や《集団的抵抗》といった火力、一部のサイドボードカードでクリーチャーは《損魂魔道士》など代わりが効きますが火力の選択肢が狭まります。
Temur Energy
4 《森》 2 《山》 1 《島》 3 《隠れた茂み》 1 《獲物道》 4 《霊気拠点》 4 《植物の聖域》 2 《尖塔断の運河》 1 《伐採地の滝》 -土地 (22)- 4 《牙長獣の仔》 4 《導路の召使い》 4 《ならず者の精製屋》 4 《つむじ風の巨匠》 1 《不屈の神ロナス》 4 《逆毛ハイドラ》 3 《栄光をもたらすもの》 -クリーチャー (24)- |
4 《霊気との調和》 2 《マグマのしぶき》 4 《蓄霊稲妻》 2 《削剥》 2 《領事の旗艦、スカイソブリン》 -呪文 (14)- |
4 《否認》 2 《不屈の追跡者》 2 《光輝の炎》 2 《慮外な押収》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 2 《炎呼び、チャンドラ》 1 《削剥》 -サイドボード (15)- |
エネルギーカウンターを使うカードは『カラデシュ』ブロックのものなので、デッキのほとんどのパーツが残ります。現在でもトップメタの一角でグランプリ・デンバー2017の上位を支配していた強さを考えると新環境でも引き続きTier1として活躍が期待できます。《光輝の炎》 、《炎呼び、チャンドラ》、《不屈の追跡者》など一部のサイドボードカードを失いますがスイーパーには《焼けつく双陽》があります。
Zombies
19 《沼》 4 《イフニルの死界》 2 《屍肉あさりの地》 -土地 (25)- 4 《墓所破り》 4 《戦慄の放浪者》 4 《無情な死者》 4 《戦墓の巨人》 4 《呪われた者の王》 1 《ゲトの裏切り者、カリタス》 -クリーチャー (21)- |
3 《致命的な一押し》 3 《闇の掌握》 4 《闇の救済》 4 《リリアナの支配》 -呪文 (14)- |
4 《精神背信》 2 《屑鉄場のたかり屋》 2 《不帰+回帰》 2 《最後の望み、リリアナ》 1 《ゲトの裏切り者、カリタス》 1 《闇の掌握》 1 《殺害》 1 《霊気圏の収集艇》 1 《領事の旗艦、スカイソブリン》 -サイドボード (15)- |
このデッキを一気にトップメタへと押し上げたアモンケットの《戦慄の放浪者》や《呪われた者の王》、 《リリアナの支配》は残るものの《墓所破り》、《戦墓の巨人》、《ゲトの裏切り者、カリタス》、《無情な死者》、《最後の望み、リリアナ》といったデッキのパーツの多くが『イニストラードを覆う影』ブロックのカードで『イクサラン』から新たなゾンビクリーチャーが加入しない限り、ゾンビファンには残念なニュースとなりますが新環境でZombiesの存続は難しそうです。
BG
9 《森》 7 《沼》 4 《花盛りの湿地》 4 《風切る泥沼》 -土地 (24)- 4 《歩行バリスタ》 4 《森の代言者》 4 《巻きつき蛇》 4 《地下墓地の選別者》 2 《ピーマの改革派、リシュカー》 3 《新緑の機械巨人》 -クリーチャー (21)- |
4 《ニッサの誓い》 4 《致命的な一押し》 3 《闇の掌握》 1 《霊気圏の収集艇》 3 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》 -呪文 (15)- |
3 《精神背信》 2 《豪華の王、ゴンティ》 2 《失われた遺産》 2 《不帰+回帰》 2 《ヤヘンニの巧技》 2 《領事の旗艦、スカイソブリン》 1 《没収》 1 《没収の曲杖》 -サイドボード (15)- |
毎シーズンメタに対応し活躍し続けていたBGもローテーションにより抜けるカードの穴は大きく、新環境で同じ形での存続は不可能となります。特に《熱烈の神ハゾレト》に対するアンサーである《闇の掌握》を失うのは大きくマナ基盤でもあった《風切る泥沼》が落ちるのもキツイ所です。しかし、《新緑の機械巨人》、《歩行バリスタ》、《巻きつき蛇》は残るので『イクサラン』のカード次第では新環境でも形を変えて活躍する可能性があります。
Mardu Vehicles
3 《平地》 2 《山》 1 《沼》 1 《泥濘の峡谷》 4 《秘密の中庭》 4 《感動的な眺望所》 4 《産業の塔》 3 《霊気拠点》 2 《乱脈な気孔》 -土地 (24)- 4 《歩行バリスタ》 4 《スレイベンの検査官》 4 《模範的な造り手》 4 《屑鉄場のたかり屋》 2 《ピア・ナラー》 2 《大天使アヴァシン》 -クリーチャー (20)- |
3 《致命的な一押し》 4 《無許可の分解》 1 《木端+微塵》 3 《キランの真意号》 3 《霊気圏の収集艇》 2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -呪文 (16)- |
2 《削剥》 2 《石の宣告》 2 《苦い真理》 2 《領事の旗艦、スカイソブリン》 2 《反逆の先導者、チャンドラ》 2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 1 《泥濘の峡谷》 1 《致命的な一押し》 1 《キランの真意号》 -サイドボード (15)- |
デッキ名にもなっている「機体/Vehicles」は『カラデシュ』ブロックのメカニックなためローテーション後も残りますが《スレイベンの検査官》 や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》、《大天使アヴァシン》、サイドボードのカード数種類がローテーション落ちします。特に主力の《スレイベンの検査官》 と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を失うのは痛く《無許可の分解》 や《模範的な造り手》のアーティファクトシナジーを活用するのは難しくなりそうです。
Jeskai God-Pharaoh’s Gift
5 《島》 3 《山》 4 《霊気拠点》 4 《感動的な眺望所》 4 《尖塔断の運河》 3 《イプヌの細流》 -土地 (23)- 4 《歩行バリスタ》 4 《傲慢な新生子》 4 《査問長官》 4 《機知の勇者》 4 《戦利品の魔道士》 4 《発明の天使》 2 《激変の機械巨人》 -クリーチャー (26)- |
4 《安堵の再会》 4 《来世への門》 2 《王神の贈り物》 1 《霊気圏の収集艇》 -呪文 (11)- |
3 《払拭》 3 《否認》 3 《反逆の先導者、チャンドラ》 2 《霊廟の放浪者》 2 《栄光をもたらすもの》 2 《チャンドラの敗北》 -サイドボード (15)- |
グランプリ・デンバー2017の上位で多数見かけた《王神の贈り物》コンボデッキ。キーカードである《来世への門》と《王神の贈り物》、エンジンである《査問長官》や《機知の勇者》といったカードが残りますがデッキを掘り進めつつ墓地を肥やす手段である《傲慢な新生子》を失うので弱体化は免れません。
総括
グランプリ・デンバー2017は赤単の復権とTemur Energyの圧倒的なパフォーマンス、God-Pharaoh’s Gift の促進と環境終盤にも関わらず目まぐるしくメタが変化しています。
Temur EnergyとRamunap Redはローテーションの影響をあまり受けないので、今からスタンダードを始めようと考えている方にもお勧めです。
今週末は現環境のスタンダードのグランプリラッシュの最終章となるグランプリ・ワシントン2017とグランプリ・トリノ2017が開催され、その翌週には日本選手権が開催されます。特にしばらくぶりに開催される選手権は楽しみです。
以上USA Standard Express vol.104でした。それでは次回の連載で会いましょう。
楽しいスタンダードライフを!
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