みなさんこんにちは。
【グランプリ・千葉2016】が終了しましたが、みなさん楽しんでいただけたでしょうか? 学生の参加費無料、スマートフォンでペアリングが確認できるシステム、オンラインでのデッキ提出など他の大会では見られなかった試みが多数見られました。
さて、今回の連載では【グランプリ・千葉2016】の入賞デッキを見ていきたいと思います。
グランプリ・千葉2016 トップ8
~シンプル・イズ・ザ・ベスト、純正Sneak and Showが参加者2503人の頂点に~
2016年11月27日
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング日本公式ウェブサイト】より引用させていただきました。 |
1位 Sneak and Show
2位 Miracles
3位 Miracles
4位 Sneak and Show
5位 Miracles
6位 ANT
7位 Elves
8位 Death and Taxes
トップ8のデッキリストは【こちら】
2日目進出デッキ分布は【こちら】にある通りです。最大勢力となったEldraziは749名が2日目に進出し、全体の13パーセント以上の分布を見せましたが、最終的にトップ16には1人も残らずトップ32まで見渡してもわずか3名と母数の多さに反して振るいませんでした。
理由としては、上位に同デッキにとってあまり相性が良くないとされているShardless SultaiやDeath and Taxesといったデッキも多く勝ち残っていたことと、相性が比較的良いとされているMiraclesもクリーチャーによるアタックをシャットアウトする《罠の橋》や特殊地形を完封する《基本に帰れ》といったカードを採用しているなど対策が進んでいたことが挙げられます。
9-13位のプレイヤーが39点のマッチポイントでタイブレーカー争いに敗れて惜しくもプレイオフ進出を逃しています。大きなトーナメントでは珍しくDelver系が不在のプレイオフとなりましたが、9-13位には最近SCGの大会などで結果を残しているUR Delverが見られます。
プレイオフにはコンボ、Miracles、そしてDeath and Taxesが進出し、今大会では優勝こそ逃したものの環境最強と目されるMiraclesは2日目進出デッキの第2勢力で、プレイオフにも3名と安定した成績を残しています。
そんな中優勝を飾ったのはSneak and Showでした。近年よく目にするOmni-tellとのハイブリットではなく、純正のバージョンです。
グランプリ・千葉2016 デッキ紹介
「Sneak and Show」「Miracles」「Elves」「Death and Taxes」「Mono Red Painter」
3 《島》 3 《Volcanic Island》 2 《溢れかえる岸辺》 2 《霧深い雨林》 2 《汚染された三角州》 2 《沸騰する小湖》 3 《古えの墳墓》 2 《裏切り者の都》 -土地 (19)- 4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 4 《グリセルブランド》 -クリーチャー (8)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《定業》 4 《呪文貫き》 4 《実物提示教育》 4 《意志の力》 4 《騙し討ち》 4 《水蓮の花びら》 1 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文 (33)- |
3 《血染めの月》 3 《仕組まれた爆薬》 2 《ヴェンディリオン三人衆》 2 《赤霊破》 2 《渋面の溶岩使い》 1 《狼狽の嵐》 1 《墓掘りの檻》 1 《精神を刻む者、ジェイス》 -サイドボード (15)- |
プロツアーサンデー経験もあり、【Team Cygames】所属プロの山本選手は意外にも今大会がグランプリ初タイトルでした。
今大会で彼が使用したデッキは使い慣れているSneak and Show。アンフェアデッキの代表格であり、《騙し討ち》や《実物提示教育》から《引き裂かれし永劫、エムラクール》や《グリセルブランド》といった高コストのパワフルなクリーチャーを出して勝利を目指すデッキです。
最近は《全知》を含んだOmni-tellとのハイブリット型がポピュラーでしたが、山本選手のリストはオーソドックスなSneak and Showです。今大会で数が多かったEldraziやトップメタのMiraclesとも5分以上の相性です。
☆注目ポイント
Omni-tellとのハイブリットバージョンと異なり、願いパッケージと《全知》の分のスペースが空くのでカウンターや相手のコンボ妨害対策にスペースを割くことができます。メインは《水蓮の花びら》や2マナランドから最速でコンボを狙っていく構成です。
サイド後はShardless、Eldrazi、Landsといった特殊地形に頼ったデッキや《カラカス》に有効な《血染めの月》、各種ヘイトベアーや《真髄の針》、Miraclesの主要なクロックであるモンクトークン対策の《仕組まれた爆薬》、バックアップの勝ち手段である《ヴェンディリオン三人衆》や《精神を刻む者、ジェイス》が投入されます。
特に《精神を刻む者、ジェイス》は《罠の橋》など対策カードを張られた際に代わりのフィニッシャーとなるので追加のマストカウンターになりMiracles、Shardless、同型などとのマッチアップで特に強さを発揮します。
大抵の場合このデッキ相手に単体除去をあまり残さないのでサイド後は《渋面の溶岩使い》が生き残りやすく、《騙し討ち》を封じる《ファイレクシアの破棄者》やコンボスピードを著しくスローダウンさせてくる《スレイベンの守護者、サリア》といったヘイトベアーを対策します。
4 《島》 2 《平地》 1 《山》 3 《Tundra》 2 《Volcanic Island》 4 《溢れかえる岸辺》 4 《沸騰する小湖》 1 《乾燥台地》 -土地 (21)- 3 《僧院の導師》 3 《瞬唱の魔道士》 -クリーチャー (6)- |
4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 3 《思案》 2 《対抗呪文》 1 《予報》 1 《議会の採決》 1 《天使への願い》 4 《意志の力》 3 《終末》 4 《相殺》 4 《師範の占い独楽》 2 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文 (33)- |
2 《硫黄の精霊》 2 《狼狽の嵐》 2 《紅蓮破》 2 《外科的摘出》 2 《摩耗+損耗》 2 《基本に帰れ》 1 《赤霊破》 1 《罠の橋》 1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 -サイドボード (15)- |
今大会でも安定した成績を残した現環境のベストデッキであるMiracles。デッキの強さは本物ですが、使いこなすのが難しいこともあり、今大会のような長丁場で結果を残していたプレイヤーは実力者揃いでした。
Eldraziの隆盛など環境の変化に応じてリストにも変化が見られ、今大会で上位入賞を果たしたリストは《僧院の導師》メイン採用で2マナのドロースペルの《予報》など軽いドロースペルでアドバンテージを稼いでいくスタイルが多く見られました。
☆注目ポイント
【Team Cygames】所属プロでマジック・プロツアー殿堂選出プレイヤーの渡辺選手もMiraclesを選択し、見事にトップ8入賞を果たしています。メインに《僧院の導師》と《予報》を採用したカードアドバンテージ型です。
特にミラーマッチはどうしても時間が掛かってしまい引き分けになりやすくなりますが、《僧院の導師》をメインから採用しているのでモンクトークンによるビートダウンで速やかに決着を着けることも可能になりました。
サイドの《硫黄の精霊》はDeath and Taxesや同型のモンクトークン対策になり、瞬速+「刹那」持ちで隙が少なく、コンボに対しても追加のクロックとなります。今大会のように同型が多く、それなりの数のDeath and Taxesが勝ち残っていたメタではスペースを割く価値があり、自分の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》や兵士トークンのパワーも強化します。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》は最近Death and Taxesのサイドでよく見られるようになったプレインズウォーカーで、同型では《精神を刻む者、ジェイス》と異なり《紅蓮破》(《赤霊破》)に引っかからない追加のアドバンテージ獲得手段、フィニッシャーとして活躍し、Shardlessなど緑黒系のミッドレンジに対しても《突然の衰微》で除去されないなど主にフェアデッキとのマッチアップで強さを発揮します。
7 《島》 2 《平地》 4 《溢れかえる岸辺》 2 《霧深い雨林》 2 《汚染された三角州》 2 《沸騰する小湖》 2 《Tundra》 1 《カラカス》 -土地 (22)- 3 《瞬唱の魔道士》 1 《造物の学者、ヴェンセール》 -クリーチャー (4)- |
4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 1 《呪文貫き》 1 《もみ消し》 3 《対抗呪文》 1 《議会の採決》 1 《天使への願い》 1 《至高の評決》 3 《意志の力》 1 《誤った指図》 2 《終末》 3 《相殺》 2 《基本に帰れ》 4 《師範の占い独楽》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文 (34)- |
1 《真髄の針》 3 《翻弄する魔道士》 3 《僧院の導師》 2 《安らかなる眠り》 2 《解呪》 1 《方向転換》 1 《狼狽の嵐》 2 《魂の洞窟》 -サイドボード (15)- |
現在のMiraclesのリストはほとんどが同型や他の青いデッキ対策に《紅蓮破》(《赤霊破》)のために赤をタッチしていますが、宮部選手は青白の2色で特殊地形の少なさを活かし《基本に帰れ》をメインから採用しています。
これによりShardless、Eldrazi、Landsといった特殊地形に依存した多くのデッキ相手にメインから大分有利になりました。リストがネタバレしていなければ同型や《カラカス》や《リシャーダの港》など意外と特殊地形が多いDeath and Taxesにも効きます。
☆注目ポイント
青対策としてサイドに《魂の洞窟》が2枚採られており、同型では《僧院の導師》などクリーチャーを確実に着地させることができ、ミラーマッチにおいてキーとなる《相殺》にも耐性があります。
青マナが多数必要になる《瞬唱の魔道士》→《対抗呪文》というアクションが取りやすくなったり、青白シンボルの《翻弄する魔道士》がキャストしやすくなったりとクリーチャー限定ではありますが色マナ調達も楽になります。
カウンター不能の《突然の衰微》も他に対象が存在すれば《誤った指図》で妨害することが可能で、サイドには亜種の《方向転換》も見られます。同型の「奇跡」の誘発やクリーチャーのETB能力を妨害する《もみ消し》など1枚挿しが数種類見られ、今大会で入賞していたMiraclesの中でも最も特徴的なリストです。
2 《森》 2 《Bayou》 1 《Tropical Island》 1 《ドライアドの東屋》 4 《新緑の地下墓地》 2 《霧深い雨林》 1 《魂の洞窟》 4 《ガイアの揺籃の地》 1 《ペンデルヘイヴン》 -土地 (18)- 4 《死儀礼のシャーマン》 4 《イラクサの歩哨》 4 《ワイアウッドの共生虫》 3 《遺産のドルイド》 3 《クウィリーオン・レインジャー》 1 《樺の知識のレインジャー》 1 《ラノワールのエルフ》 4 《エルフの幻想家》 1 《漁る軟泥》 1 《トレストの使者、レオヴォルド》 1 《再利用の賢者》 2 《孔蹄のビヒモス》 -クリーチャー (29)- |
4 《垣間見る自然》 4 《緑の太陽の頂点》 3 《自然の秩序》 2 《生命の力、ニッサ》 -呪文 (13)- |
3 《突然の衰微》 2 《陰謀団式療法》 2 《外科的摘出》 2 《思考囲い》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《再利用の賢者》 1 《大祖始》 1 《真髄の針》 1 《自由なる者ルーリク・サー》 1 《無のロッド》 -サイドボード (15)- |
実質インスタントの1マナスイーパーを搭載したMiraclesがトップメタの現在では不遇だったElvesですが、本間選手はMiraclesの海を渡り切り見事にトップ8入賞を果たしました。
Miraclesとの相性の悪さから一見するとベストなチョイスには見えませんが、2日目最大勢力であったEldraziと相性が良く、今大会でも多数上位に残ったShardlessやDeath and Taxesにも強く、Miraclesに対してもプレインズウォーカーや《ガドック・ティーグ》といった対策カードが多数積まれており、スイスラウンドでもMiraclesのエキスパートである斉藤 伸夫選手に勝利しています。
☆注目ポイント
Miraclesがポピュラーな現環境であえてElvesを選択し勝ち残っていることからも相性差を理解した上で可能な限り対策がなされています。
まず目につくのは『カラデシュ』から加入した5マナのプレインズウォーカーの《生命の力、ニッサ》です。5マナという重さもマナが大量に出るこのデッキでは問題にならず、《相殺》でカウンターされにくいのも強みとなります。
「+1」能力は土地を5/5というクロックに変換し、Miraclesに対してプレッシャーを与えます。《ガイアの揺籃の地》をアンタップすることでさらに展開することも可能です。
Shardless Sultaiでも採用されている《トレストの使者、レオヴォルド》はエルフなので部族の恩恵を受けることができ、《緑の太陽の頂点》などでサーチしてくることも可能です。《剣を鍬に》などで除去をされてもカードアドバンテージを取ることができ、《渦まく知識》といったドロースペルも封じるのでMiraclesやShardlessといったデッキとのマッチアップで強さを発揮します。
《無のロッド》、《突然の衰微》、《ガドック・ティーグ》などMiraclesとのマッチアップのために多くのサイドのスペースを使っています。
《自由なる者ルーリク・サー》は対コンボ、コントロール用の最終兵器で《自然の秩序》から最速2ターン目に出すことが可能です。コントロールに対しては除去耐性のないところがネックとなりますが、エルフクリーチャーでクロックをかけられている状態での6点ダメージは相手にとっても非常に痛手となります。
8 《平地》 2 《魂の洞窟》 1 《地平線の梢》 4 《リシャーダの港》 4 《不毛の大地》 3 《カラカス》 -土地 (22)- 4 《ルーンの母》 4 《石鍛冶の神秘家》 3 《ファイレクシアの破棄者》 2 《セラの報復者》 4 《スレイベンの守護者、サリア》 3 《ちらつき鬼火》 2 《ミラディンの十字軍》 2 《護衛募集員》 2 《聖域の僧院長》 1 《宮殿の看守》 -クリーチャー (27)- |
4 《剣を鍬に》 4 《霊気の薬瓶》 1 《梅澤の十手》 1 《火と氷の剣》 1 《殴打頭蓋》 -呪文 (11)- |
2 《エーテル宣誓会の法学者》 2 《萎れ葉のしもべ》 2 《外科的摘出》 2 《議会の採決》 2 《大変動》 2 《安らかなる眠り》 1 《流刑への道》 1 《浄化の印章》 1 《光と影の剣》 -サイドボード (15)- |
EldraziやDelver系に強く、コンボやMiraclesとも互角以上に渡り合えるデッキで、大型トーナメントではよく見られます。強力な白いクリーチャーが続々と登場しているため、レガシーの既存のデッキの中でも採用クリーチャーの入れ替わりが多いデッキの一つと言えます。
デッキについては【過去の記事】でもプレイヤーにインタビューも交えて詳しく解説されているので参考にして頂ければ幸いです。
☆注目ポイント
Death and Taxesが『コンスピラシー:王位争奪』から得たのは《護衛募集員》と《聖域の僧院長》だけではありませんでした。このデッキに採用されている《宮殿の看守》は戦場に出たときにあなたが統治者となり、対象のクリーチャーを追放します。
クリーチャーを除去しつつエンド時にドローできるのでカードアドバンテージを取ることができ、このクリーチャーが除去されてもクリーチャーは戦場に戻りません。最近はMiraclesもメインから《僧院の導師》を採用していることが多いので運用には注意が必要になりそうですが、強力なクリーチャーとなります。
8 《山》 3 《沸騰する小湖》 1 《大焼炉》 4 《古えの墳墓》 4 《裏切り者の都》 -土地 (20)- 2 《ゴブリンの溶接工》 4 《絵描きの召使い》 1 《ファイレクシアの破棄者》 1 《呪文滑り》 4 《帝国の徴募兵》 4 《猿人の指導霊》 1 《月の大魔術師》 -クリーチャー (17)- |
4 《紅蓮破》 2 《赤霊破》 4 《血染めの月》 3 《師範の占い独楽》 3 《丸砥石》 3 《罠の橋》 4 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文 (23)- |
2 《硫黄の精霊》 2 《紅蓮操作》 2 《大祖始の遺産》 1 《ファイレクシアの破棄者》 1 《躁の蛮人》 1 《特務魔道士ヤヤ・バラード》 1 《赤霊破》 1 《焦熱の合流点》 1 《墓掘りの檻》 1 《漸増爆弾》 1 《罠の橋》 1 《槌のコス》 -サイドボード (15)- |
赤単色の《絵描きの召使い》+《丸砥石》のコンボデッキで《丸砥石》によるライブラリーアウトが主な勝ち手段となりますが、相手によっては《猿人の指導霊》によるブーストから1ターン目《血染めの月》(《月の大魔術師》)を着地させるだけでほぼ勝ちとなります。
コンボパーツの《絵描きの召使い》やその他のクリーチャーをサーチする《帝国の徴募兵》のおかげで赤単色ながら一貫性のあるデッキで、クリーチャーデッキをシャットアウトする《罠の橋》も見られるなどプリズンデッキ的な要素もあります。『カラデシュ』から登場した強力なプレインズウォーカーである《反逆の先導者、チャンドラ》の登場によりコンボコントロールのように振る舞うことも可能になり、戦略の幅が広がりました。
☆注目ポイント
青いデッキが多いレガシーではメインの《紅蓮破》の強さは説明するまでもなく、青くないデッキに対しても《絵描きの召使い》の能力によって同様の効果が得られます。
『カラデシュ』からの新戦力として注目を集めていた《反逆の先導者、チャンドラ》もフル搭載されています。4つの能力全てがこのデッキにとっては使える能力で、コンボ以外の勝ち手段になり、4マナというマナコストは《相殺》でカウンターされにくく、《突然の衰微》にも引っかからないのでMiraclesやSultai系のデッキとのマッチアップで特に強さを発揮します。
追加の勝ち手段の枠でよく見られた《槌のコス》はサイドに落とされています。カードアドバンテージを提供し、除去にもなるフレキシブルな《反逆の先導者、チャンドラ》が優先されていますが、Miraclesなどコントロール相手には対処されにくい強力なプレインズウォーカーであることに変わりありません。
Miraclesがメインから採用していることも多くなってきている《僧院の導師》のモンクトークン対策として《硫黄の精霊》もサイドに採られています。「刹那」と瞬速持ちでMiraclesの主力を対処しつつクロックにもなるので最近は多くの赤いデッキのサイドで見られます。
総括
トップメタのMiraclesは今大会でも2日目進出デッキの10パーセント以上、プレイオフに3名と安定した成績を残していました。使用していたプレイヤーもプロやレガシーエキスパートが多かったことから、レガシーはメタよりも使用デッキとフォーマットの理解度が重要であるということが分かります。
歴代カードのオールスターであるレガシーでは新エキスパンションのカードによる影響は微々たるものですが、今大会では『カラデシュ』から加入した《反逆の先導者、チャンドラ》と《生命の力、ニッサ》プレインズウォーカーが活躍し特に《生命の力、ニッサ》をメインから採用したElvesがプレイオフ進出を果たしたことで話題になりました。
日本国内最大規模のレガシーのイベントのGP千葉は終了しましたが年内最後のレガシーの大規模なイベントである【Eternal Festival Tokyo 2016】が開催されるので年末までレガシーが熱くなりそうです。
以上USA Legacy Express vol.118でした。
それでは次回の連載でまた会いましょう。楽しいレガシーライフを!
この記事内で掲載されたカード
Twitterでつぶやく
Facebookでシェアする