皆さんこんにちは。
いよいよ待ちに待った『ラヴニカのギルド』のリリースが、今週末に迫っています。MOではリアルよりも先駆けて使用できるようになっており、すでに新スタンダードの結果も出ています。
今回の連載では、MOスタンダードのリーグで結果を残していたデッキを見ていきたいと思います。
MO Competitive Standard League デッキ紹介
「Boros Aggro」「Azorius Control」「Selesnya Tokens」「Golgari Midrange」「Mono Red」
Boros Aggro
8 《山》
4 《聖なる鋳造所》
4 《断崖の避難所》
-土地 (24)- 4 《ゴブリンの旗持ち》
4 《ボロスの挑戦者》
4 《速太刀の擁護者》
4 《軍勢の戦親分》
3 《軍勢の切先、タージク》
3 《正義の模範、オレリア》
3 《再燃するフェニックス》
-クリーチャー (25)-
『ラヴニカのギルド』でサポートされているギルドだけあり、新セットからの収穫も多く、旧環境から残った一部の強力な赤いカードもあるので、環境のアグロデッキの代表格としてよく見かけることになりそうです。
新メカニズムの「教導」は、攻撃的なBorosとマッチしており、デッキに爆発力を与えます。
☆注目ポイント
《正義の模範、オレリア》は「教導」持ちで、戦闘開始時に自軍のクリーチャーを強化できます。《正義の模範、オレリア》自身も対象にできるので、実質4/5飛行警戒となり、「教導」で他のクリーチャーも強化しやすくなります。《ボロスの挑戦者》は、序盤は2マナ2/3「教導」というスペックで、自身を強化する起動能力によって中盤以降も十分に活躍できます。《正義の模範、オレリア》や《ゴブリンの旗持ち》と同様に、自身を強化する能力は「教導」との相性も良好です。
《ゴブリンの熟練扇動者》を彷彿させる《軍勢の戦親分》は「教導」持ちなので、共に戦闘に参加しているゴブリントークンを強化します。トークンを生み出す能力によるアドバンテージは、《ゴブリンの熟練扇動者》がそうだったように、このデッキだけでなく赤を使用する多くのデッキで活躍できるポテンシャルを秘めています。
《軍勢の切先、タージク》は「教導」、速攻、自軍のクリーチャーを守る能力、そして起動型能力で自身に先制攻撃を付与できるなど、様々な能力を持った優秀なクリーチャーです。Borosカラーのスプリットカードである《完全+間隙》は、強化スペルとコストが重くなった《稲妻のらせん》で、このデッキではどちらのモードも有効に使っていくことが可能で、特に低マナのコンバットトリックは「教導」を使ったアグレッシブな戦略にマッチしています。
サイド後は《ベナリア史》、《戦場の詩人、ファートリ》、《黎明をもたらす者ライラ》といったカードが投入され、コントロール寄りにシフトしていくようです。《戦場の詩人、ファートリ》は、『イクサラン』がリリースされた当初はあまり注目されておらず、不遇な一年を過ごしてきたプレインズウォーカーですが、Borosカラーが大幅に強化されたことで活躍の機会も増えてくることが予想されます。特にブロッカーを排除する「-X」能力は、クリーチャーを大量に採用したこのデッキではエンドカードになり得る強さです。
Azorius Control
3 《本質の散乱》
2 《任務説明》
1 《軽蔑的な一撃》
1 《否認》
4 《悪意ある妨害》
4 《薬術師の眼識》
2 《悪賢い隠蔽》
3 《残骸の漂着》
2 《浄化の輝き》
3 《封じ込め》
2 《アズカンタの探索》
4 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
-呪文 (33)-
2 《防御牝馬》
2 《黎明をもたらす者ライラ》
2 《否認》
2 《不可解な終焉》
1 《原初の潮流、ネザール》
1 《軽蔑的な一撃》
1 《イクサランの束縛》
1 《魔術遠眼鏡》
-サイドボード (15)-
《不許可》、《奔流の機械巨人》、《天才の片鱗》など、落ちてしまったカードが多いことは確かですが、《ボーマットの急使》、《屑鉄場のたかり屋》、《キランの真意号》 、《反逆の先導者、チャンドラ》など、旧環境のコントロールにとって厄介なカードの多くがローテーション落ちしており、旧環境でも猛威を振るっていた《ドミナリアの英雄、テフェリー》はいまだ健在です。『ラヴニカのギルド』からも新戦力を獲得し、早速オンラインのリーグでも結果を残していました。
旧環境では、黒をタッチしたEsperカラーのバージョンが主流でしたが、《スカラベの神》がローテーション落ちし、環境序盤では赤単やBorosなどアグレッシブな戦略が人気が出る傾向にあるので、マナ基盤に負担のかからない2色の方が安定しそうです。《神聖なる泉》がまだ再録されていないので完璧とは言えないものの、2色なので特に問題になることは無さそうです。
☆注目ポイント
《天才の片鱗》の後釜として注目されていたドロースペルの《薬術師の眼識》。「再活」はメイン戦で手札に溜まった不要牌を有効碑に変換することができるメカニズムで、これによりフラッドの心配もすることなく土地も多めに採用することができます。
《不許可》の代わりとなるのが《悪意ある妨害》です。カウンターしつつドローの質を向上させる効果は、かつての《解消》と同様に地味ながら中々高性能です。墓地も肥やせるので《アズカンタの探索》ともシナジーがあります。
《任務説明》は興味深いカードです。「諜報2」によって墓地を肥やす効果は、「再活」スペルや《アズカンタの探索》ともシナジーがあります。再録カードの《軽蔑的な一撃》は、現環境でも《ドミナリアの英雄、テフェリー》や《破滅の龍、ニコル・ボーラス》、《正義の模範、オレリア》など、フィニッシャー級の脅威を2マナでカウンターすることができるのでテンポ面でも有利で、メタによってはメインからでも十分に使える優秀なスペルです。サイド後は《ベナリア史》などが投入されるなど積極的に攻める手段も用意されています。
Selesnya Tokens
6 《森》
4 《寺院の庭》
4 《陽花弁の木立ち》
-土地 (23)- 4 《茨の副官》
3 《協約の魂、イマーラ》
2 《議事会の騎兵》
1 《豊潤の声、シャライ》
4 《不和のトロスターニ》
4 《敬慕されるロクソドン》
-クリーチャー (18)-
2 《秋の騎士》
2 《黎明をもたらす者ライラ》
2 《殺戮の暴君》
2 《希望の夜明け》
2 《ビビアン・リード》
1 《神聖な訪問》
1 《不滅の太陽》
-サイドボード (15)-
『ラヴニカのギルド』では、Selesnyaカラーの強力なカードが多数加入し、新しいデッキも生み出されました。
緑白の弱点として相手に干渉する手段に貧しいという欠点がありますが、トークンを大量に生み出すことで横に並ぶ戦略を得意とし、お馴染みのキーワード能力である「召集」 を活用し数で圧倒していきます。
☆注目ポイント
《議事会の騎兵》は単体でも4マナ4/4警戒持ちとまずまずの性能で、破壊系の除去やスイーパーに対して強いカードです。また、本体だけでなく、死亡後に生成されるトークンも騎士なので《ベナリア史》と相性が良いのもポイントです。《協約の魂、イマーラ》は、タップする度にトークンを生み出すので「召集」 とも相性が良く、《敬慕されるロクソドン》や《大集団の行進》といったスペルを早い段階でキャストすることを可能にします。
《大集団の行進》は、Selesnyaを選択する理由の一つであり、相手のエンド時にトークンを並べて全体強化によって一気にゲームを決めてしまうことが可能です。このデッキを相手にする際は、このカードのことを留意しておく必要が出てきそうです。
《議事会の裁き》は《排斥》に代わる汎用除去で、インスタントタイミングでキャストはできなくなりましたが、「召集」 が付いているのでキャストしやすく、効率的な除去として機能します。
《秋の騎士》は下の環境でも通用するスペックで、エンチャントやアーティファクトを使用しないデッキに対しても、ライフゲインや自身を強化する能力がある非常にフレキシブルなクリーチャーです。このリストではサイドに採用されていますが、メインからでも十分戦力になる強さです。旧環境から高いポテンシャルを持ちながら、やや環境に合っていなかった感があった《ベナリア史》や《軍団の上陸》にもようやく活躍の機会が与えられることになり、新環境の要注目デッキの一つです。
Golgari Midrange
6 《沼》
4 《草むした墓》
4 《森林の墓地》
-土地 (23)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《縫い師への供給者》
4 《僧帽地帯のドルイド》
3 《光胞子のシャーマン》
4 《エルフの再生者》
1 《打ち壊すブロントドン》
3 《貪欲なチュパカブラ》
4 《破滅を囁くもの》
2 《千の目、アイゾーニ》
-クリーチャー (29)-
Selesnyaと同様にGolgariにも多数のカードが収録されており、緑と黒の強力なカードを多数採用したミッドレンジも見られます。
『ラヴニカのギルド』で登場したメカニズムである「宿根」は、Golgariらしく墓地に関連した能力です。自分の墓地にあるクリーチャーの数に応じてメリットを得られるので、モダンでも活躍している《縫い師への供給者》など、ライブラリーを削る能力や効果を持つカードが多数採用されています。
☆注目ポイント
《ゴルガリの女王、ヴラスカ》の「+2」能力は、《縫い師への供給者》などをサクリファイスすることで、墓地を肥やしつつドローを進めることでアドバンテージを稼ぎます。「-3」能力は、アグロデッキに対するクリーチャー除去として使用できますが、フィニッシャー級の脅威を除去することができないので自身を守る能力はやや低めです。分割カードの《採取+最終》は、どちらのモードでもアドバンテージが取れる使い勝手の良いカードです。
《破滅を囁くもの》は除去耐性が皆無な点が気になりますが、「諜報」を活用することによって墓地を肥やし、《採取+最終》で墓地に落ちたクリーチャーを回収したり、「宿根」スペルを強化することでアドバンテージを稼げるので、欠点を補って余りある活躍をします。マナクリーチャーを利用して早い段階で展開していきたいところです。
《千の目、アイゾーニ》は、6マナ2/3とマナコストに対して本体のスペックはそれほどでもありませんが、墓地に落ちたクリーチャーの数に応じてトークンを生み出すので、「諜報」 や《縫い師への供給者》、《光胞子のシャーマン》などで墓地を肥やすことでエンドカード級のクリーチャーとなります。起動能力によってカードをドローしつつ、《破滅を囁くもの》の「諜報」 で失ったライフを回復します。
《暗殺者の戦利品》は、モダンやレガシーでも使われている万能除去で、基本地形を与えてしまうというデメリットはあるものの、《ドミナリアの英雄、テフェリー》など、フィニッシャー級のパーマネントをわずか2マナで対処できるのでスタンダードでも十分に強力です。
Mono Red
メタが固まり切っていない環境序盤では、プロアクティブな戦略が比較的勝ちやすく、アグレッシブに相手のライフを攻めていける赤単は無難なチョイスとなり得ます。
ローテーションにより《ボーマットの急使》、《熱烈の神ハゾレト》 、《反逆の先導者、チャンドラ》など、赤いデッキの主力の多くを失いましたが、《ゴブリンの鎖回し》は健在で、旧環境でも活躍していた《ケルドの炎》を採用した高速アグロバージョンになっています。《軍勢の戦親分》などの新戦力も加わりました。
☆注目ポイント
《遁走する蒸気族》は、赤いスペルをキャストする度に強化されるクリーチャーで、最大でパワーを4にまで成長させることができます。軽く赤いスペルを多用するこのデッキでは、ほぼ2マナパワー4として扱えます。
《危険因子》は、あの《怒鳴りつけ》をアレンジしたスペルで、与えるダメージが4に減った代わりにインスタントになり、「再活」が付きました。相手に選択権を与えてしまうカードはあまり強くないとされていましたが、「再活」 が付いたことで相手に嫌な2択を多く迫れます。火力スペルを多数採用したこのデッキ相手に、4ダメージを選択することは、文字通りリスクを伴います。
メインを本体火力に寄せている分、サイドには《溶岩コイル》や《火による戦い》といった高タフネスのクリーチャーを処理する手段が用意されています。《溶岩コイル》はクリーチャーを追放するので、墓地のクリーチャーの数が重要となるGolgariや《再燃するフェニックス》などに対して特に有効に機能します。
総括
新環境のスタンダードを一通り見ていきましたが、新しいデッキの中ではBoros、Selesnya、Golgariが強そうです。
ローテーション落ちしたカードも多かったものの、《ゴブリンの鎖回し》や《ドミナリアの英雄、テフェリー》といったカードは健在で、『ラヴニカのギルド』から登場したカードにより戦力も補充されAzorius ControlやMono Redなども旧環境から引き続き安定した強さを見せます。
今週末にはチーム戦ですが、新環境のスタンダードの大規模なイベントであるSCGO Columbusがアメリカで開催されます。日本国内でも、全国の晴れる屋で『ラヴニカのギルド』環境初陣戦が開催されるので、スタンダード好きな方はお見逃しなく。
USA Standard Express vol.131は以上となります。
それでは次回の連載でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!
この記事内で掲載されたカード
このシリーズの過去記事
- USA Standard Express vol.130 -ローテーションで変わるもの-
- USA Standard Express vol.129 -おや!?メタゲームのようすが-
- USA Standard Express vol.128 -環境の最前線、25周年記念プロツアー-
- USA Standard Express vol.127 -新環境は動き出し、龍と馬が駆け抜ける-
- USA Standard Express vol.126 -『基本セット2019』の新戦力分析-
- USA Standard Express vol.125 -王神デッキやコントロールの台頭-
- USA Standard Express vol.124 -もう鎖しか回せない-
- USA Standard Express vol.123 -スタンダード戦国時代-
- USA Standard Express vol.122 -カーンを使うか、カーンを倒すか-
- USA Standard Express vol.121 -『ドミナリア』のカードが活躍する新環境-
- USA Standard Express vol.120 -赤アグロの復権と新たな勢力・青赤王神-
- USA Standard Express vol.119 -大地を踏み鳴らす恐竜たち-
- USA Standard Express vol.118 -環境を支配し続ける、スカラベの神-
- USA Standard Express vol.117 -牙を剥く赤緑モンスター-
- USA Standard Express vol.116 -勢力を増すコントロールとトークン-
- USA Standard Express vol.115 -不滅のハゾレト、台頭する新たなエネルギーデッキ
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- USA Standard Express vol.113 -戦旗を掲げる部族たち!-
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- USA Standard Express vol.83 -プロツアー『カラデシュ』-
- USA Standard Express vol.82 -USA Standard Express vol.82 -SCGO Indianapolis-
- USA Standard Express vol.81 -『カラデシュ』注目カードとサンプルデッキ-
- USA Standard Express vol.80 -世界選手権2016 etc.-
- USA Standard Express vol.79 -GP Portland etc.-
- USA Standard Express vol.78 -プロツアー『異界月』 etc.-
- USA Standard Express vol.77 -SCGO Columbus-
- USA Standard Express vol.76 -SCG Classics Worcester-
- USA Standard Express vol.75 -GP台北 etc.-
- USA Standard Express vol.74 -GP Costa Rica etc.-
- USA Standard Express vol.73 -GP Minneapolis etc.-
- USA Standard Express vol.72 -GP New York2016 etc.-
- USA Standard Express vol.71 -プロツアー『イニストラードを覆う影』 etc.-
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- USA Standard Express vol.69 -『イニストラードを覆う影』注目カードとサンプルデッキ-
- USA Standard Express vol.68 -SCGO Indianapolis etc.-
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- USA Standard Express vol.66 -Magic Online Championship Series etc.-
- USA Standard Express vol.65 -SCGO Columbus etc.-
- USA Standard Express vol.64 -SCGO Atlanta-
- USA Standard Express vol.63 -SCG Classics Cincinnati etc.-
- USA Standard Express vol.62 -The Last Sun 2015 etc.-
- USA Standard Express vol.61 -SCGO Denver etc.-
- USA Standard Express vol.60 -GP神戸 etc.-
- USA Standard Express vol.59 -GP Indianapolis etc.-
- USA Standard Express vol.58 -プロツアー『戦乱のゼンディカー』 etc.-
- USA Standard Express vol.57 -SCGO Indianapolis-
- USA Standard Express vol.56 -SCGO Milwaukee etc.-
- USA Standard Express vol.55 -SCG Premier IQ Cincinnati etc.-
- USA Standard Express vol.54 -世界選手権2015 etc.-
- USA Standard Express vol.53 -GP London etc.-
- USA Standard Express vol.52 -プロツアー『マジック・オリジン』 etc.-
- USA Standard Express vol.51 -SCGO Chicago etc.-
- USA Standard Express vol.50 -GP Buenos Aires etc.-
- USA Standard Express vol.49 -GP Providence etc.-
- USA Standard Express vol.48 -SCG Invitational Columbus etc.-
- USA Standard Express vol.47 -GP 上海 etc.-
- USA Standard Express vol.46 -GP Paris etc.-
- USA Standard Express vol.45 -GP Krakow etc.-
- USA Standard Express vol.44 -PT Dragons of Tarkir etc.-
- USA Standard Express vol.43 -SCG Invitational Richmond etc.-
- USA Standard Express vol.42 -GP Miami etc.-
- USA Standard Express vol.41 -SCGO Los Angeles etc.-
- USA Standard Express vol.40 -BIG MAGIC OPEN vol.3 etc.-
- USA Standard Express vol.39 -SCGO Washington DC, etc.-
- USA Standard Express vol.38 -SCG Premier IQ Philadelphia-
- USA Standard Express vol.37 -SCG Colombus, etc.-
- USA Standard Express vol.36 -SCG Invitational Seattle, etc.-
- USA Standard Express vol.35 -SCGO Atlanta, GP San Antonio, World Championship, and more-
- USA Standard Express vol.34 -SCGO Richmond, Changes of SCGO-
- USA Standard Express vol.33 -SCGO Oakland and Columbus, GP Santiago, Interview With Steve Rubin-
- USA Standard Express vol.32 -SCGO Worcester,GP Los Angels,and more-
- USA Standard Express vol.31 -Pro Tour Khans of Tarkir, Interview With Ryan Hovis-
- USA Standard Express vol.30 -SCGO Indianapolis, SCGO New Jersey-
- USA Standard Express vol.29 -SCGO St.Louis, SCGO Atlanta, WMCQ2014 Osaka-
- USA Standard Express vol.28 -SCGO Washington DC,Invitational/Open New Jersey,WMCQ2014 Nagoya-
- USA Standard Express vol.27 -SCGO Syracuse, GP Utrecht, WMCQ2014 Oakland, Tokyo-
- USA Standard Express vol.26 -SCGO Kansas City, SCGO Dallas, PT MAGIC 2015-
- USA Standard Express vol.25 -SCGO Baltimore-
- USA Standard Express vol.24 -SCGO Portland, SCGO Worcester-
- USA Standard Express vol.23 -SCG Invitational Columbus~GP Chicago-
- USA Standard Express vol.22 -SCGO Indianapolis&Providence, God of Standard-
- USA Standard Express vol.21 -2014 Spring State Championships, SCGO Somerset-
- USA Standard Express vol.20 -SCGO Cincinnati, SCGO Knoxville, BIGMAGIC OPEN-
- USA Standard Express vol.19 -SCGO Detroit, Journey into Nyx Set Review-
- USA Standard Express vol.18 -SCGO Milwaukee, GP Phoenix, SCGO Dallas-
- USA Standard Express vol.17 -SCGO Los Angeles~Grand Prix Beijing-
- USA Standard Express vol.16 -SCGO Seattle, GP Buenos Aires-
- USA Standard Express vol.15 -SCGO St. Louis, SCGO Atlanta, GP Melbourne-
- USA Standard Express vol.14 -SCGO Nashville etc.-
- USA Standard Express vol.13 -SCGO Baltimore, GP Vancouver-
- USA Standard Express vol.12 -SCGO Orlando, SCGO Columbus-
- USA Standard Express vol.11 -GP Shizuoka, SCGO Indianapolis-
- USA Standard Express vol.10 -SCGO Oakland, GP Dallas, SCG Invitational/Open Las Vegas-
- USA Standard Express vol.9 -SCGO Providence, GP Albuquerque, GP Vienna-
- USA Standard Express vol.8 -SCGO Dallas, MOCS Season11-
- USA Standard Express vol.7 -SCG Invitational/Open Indianapolis, SCGO Los Angeles, SCG Classic Charlo
- USA Standard Express vol.6 -PT Theros, SCGO Milwaukee,Seattle,GP Louisville-
- USA Standard Express vol.5 -SCGO Worcester, SCGO Cleaveland-
- USA Standard Express vol.4 -SCGO Atlanta, Theros Set Review-
- USA Standard Express vol.3 -SCGO Cincinnati, SCGO Philadelphia-
- USA Standard Express vol.2 -GP Kitakyushu, SCGO Baltimore-
- USA Standard Express vol.1 -SCGO Salt Lake City, SCG Classics Albany, GP Warsaw-