皆さんこんにちは。
いよいよグランプリ・京都2018が来週末に開催されます。スタンダード、モダン、レガシーのチーム構築なので、盛り上がりが期待できます。また、今週末には『マスターズ25th』もリリースされます。高額カードの《帝国の徴募兵》や《リシャーダの港》などが再録されます。特に《リシャーダの港》は、Death and TaxesやLandsの必須パーツだったので再録が望まれていたカードです。
さて、今回の連載ではSCGO Worcesterとグランプリ・マドリード2018、Legacy Challengeの入賞デッキを見ていきたいと思います。
SCGO Worcester
1マナプレインズウォーカーが支配する世界
2018年3月3-4日
- 1位 Grixis Delver
- 2位 Elves
- 3位 Grixis Delver
- 4位 Miracles
- 5位 Grixis Delver
- 6位 Lands
- 7位 Grixis Delver
- 8位 Eldrazi
Drake Sasser
トップ8のデッキリストはこちら
700人を超える参加者が集ったSCGO Worcesterは、71名が二日目に進出しその内33名が《死儀礼のシャーマン》を採用したデッキでした。
Grixis Delverがダントツのトップ、次点でMiracles、4C Leovoldと青いフェアデッキが安定した成績を残しています。Miraclesは《アズカンタの探索》が加入して以来、Delverに次いでコンスタントに結果を残し続けています。旧環境から使い続けている愛好家の存在と環境のトップメタであるGrixis Delverとの相性が良いこともあり、使用人数が多いデッキです。
コンボの中でもANTは、プレイングと構成によりGrixis Delverとの相性がほぼ5分で、コンボスピードも速くLandsやMiraclesなどGrixis Delverに対して強いデッキと相性が良いのもあり、高い勝率を出しています。
SCGO Worcester
「Grixis Delver」「Miracles」
Grixis Delver
2 《Volcanic Island》
1 《Tropical Island》
3 《霧深い雨林》
3 《汚染された三角州》
2 《沸騰する小湖》
4 《不毛の大地》
-土地 (18)- 4 《死儀礼のシャーマン》
4 《秘密を掘り下げる者》
3 《若き紅蓮術士》
2 《真の名の宿敵》
2 《グルマグのアンコウ》
-クリーチャー (15)-
今大会でもプレイオフの半数を占め、優勝も果たすというパフォーマンスを見せたGrixis Delverは、現環境のベストデッキと見て間違いありません。
筆者もこのデッキで参加し、トップ64でマネーフィニッシュすることができました。本戦では同型に1番多く当たりました。今大会やLegacy Challengeでの経験から各マッチアップを考案すると、プレイヤーのスキルにより変動しますがメインで不利と感じたマッチは、Miracles、Eldrazi、Lands、Mono Red Prison、Turbo Depthsで、有利なマッチはShow and Tellなどストーム系よりも少し遅いコンボと4C Leovold、ANT、Death and Taxes、今大会で準優勝を果たしたElvesなどはほぼ5分でした。
Miraclesは、サイド後は無駄カードが減るのでほぼ5分のマッチとなり、LandsやDark Depthsといったマッチアップも《外科的摘出》や《悪魔の布告》といったカードが刺さるので有利なマッチアップとなります。
☆注目ポイント
メインはほぼ完成されており、アメリカで開催されるレガシーの大きなイベントではBob HuangがEternal Weekendで入賞していたリストほぼ一色です。サイドは墓地対策の《外科的摘出》、《真の名の宿敵》など単体除去に耐性を持つクリーチャーに対する解答になる《悪魔の布告》、置物対策である《古えの遺恨》、ハンデスの《陰謀団式療法》はどのリストにもほぼ確定で採用されています。そのほかのカード選択はメタやプレイヤーの好みによって変動します。
最近は横に並ぶ戦略や《真の名の宿敵》などを対策するために、《湿地での被災》が採用される傾向にあります。黒黒と色拘束が強いため、メインから3枚目の《Underground Sea》が採用されるようになりました。リストによっては忠誠度を上げつつ《若き紅蓮術士》や《悪意の大梟》など、小型クリーチャーを処理することが可能な《最後の望み、リリアナ》も採用されています。Miraclesなどのコントロールにも強いのでお勧めです。
今回入賞したJonathan Sukenikがサイドに忍ばせている《死亡+退場》は、筆者も今大会でサイドに採用していたスペルです。《死儀礼のシャーマン》や《秘密を掘り下げる者》などに対する追加の除去として使うことが可能で、《グルマグのアンコウ》をバウンスしたりTurbo DepthsやLandsのマリット・レイジトークンも処理可能と中々フレキシブルなスペルです。《四肢切断》もミラーマッチや、火力で落とせないクリーチャーを処理可能で、Eldraziに対しても有効な除去です。
Miracles
3 《平地》
1 《Tundra》
4 《溢れかえる岸辺》
3 《霧深い雨林》
2 《吹きさらしの荒野》
1 《沸騰する小湖》
-土地 (20)- 3 《瞬唱の魔道士》
2 《僧院の導師》
-クリーチャー (5)-
4 《思案》
4 《剣を鍬に》
3 《先触れ》
1 《流刑への道》
1 《狼狽の嵐》
2 《対抗呪文》
2 《予報》
1 《議会の採決》
4 《意志の力》
3 《終末》
1 《アズカンタの探索》
2 《基本に帰れ》
3 《精神を刻む者、ジェイス》
-呪文 (35)-
2 《ヴェンディリオン三人衆》
2 《狼狽の嵐》
2 《外科的摘出》
2 《解呪》
1 《カラカス》
1 《議会の採決》
1 《至高の評決》
1 《安らかなる眠り》
1 《アズカンタの探索》
-サイドボード (15)-
今大会で、Grixis Delverに次いで最も多くのプレイヤーを2日目に送り込んだMiraclesは、トップメタのGrixis Delverに強く、特に今大会でSCGの強豪のJim Davisが使用していたバージョンは、青白の2色で基本地形が多目なので《不毛の大地》などアンチ特殊地形カードにも耐性があり、グランプリ・マドリード2018で結果を残していたMono Red Prisonにも強い構成です。
《紅蓮破》にアクセスできる赤を足したバージョンが主流ですが、《Volcanic Island》を数枚とる必要がでてくるので、Delver系の《不毛の大地》に少し弱くなります。《紅蓮破》が最も有効となるのは同型で、今後流行るようなら赤をタッチすることも考えられます。
☆注目ポイント
Jim Davisのリストは、多くのMiraclesが採用している《天使への願い》や《相殺》の採用が見送られています。《師範の占い独楽》があった頃と異なり、《相殺》は《精神を刻む者、ジェイス》や《渦まく知識》による仕込みは可能ではあるものの、確実性に欠けゲームをコントロールし続けることが難しくなりました。同様に《天使への願い》もフィニッシャーとしての運用は難くなっています。
マナ基盤も《平地》が3枚と多めに採用されているのもあり、青青を捻出するのが少し難しくなっているのも、《相殺》の採用が見送られている理由となります。相手の行動をある程度コントロールしている内に速やかにゲームを決められる《僧院の導師》がメインから採用されています。
《基本に帰れ》がメインから採用されているので、環境の特殊地形に頼った多くのデッキに対して、これだけで勝てるマッチもあります。採用されているデュアルランドも《Tundra》1枚で、基本地形の枚数も合計9枚と多目なのでこちらに被害が及ぶことはほぼありません。説明するまでも無くLandsに対して特に有効なエンチャントで、そのほかEldraziや4C Leovold、Grixis Delverに対しても高い効果が望めます。Death and Taxesも《リシャーダの港》や《カラカス》がアンタップしなくなるので意外と働きます。《基本に帰れ》とディスシナジーとなる《アズカンタの探索》はわずか1枚の採用となっています。
相性の悪いコンボ対策に《狼狽の嵐》もメインから採用されています。カウンター合戦も有利になり、《基本に帰れ》や《精神を刻む者、ジェイス》、《僧院の導師》といったカードを通しやすくします。《僧院の導師》を相手の除去から保護する手段としても優秀です。クリーチャーデッキを意識し、追加の軽い除去として《流刑への道》がメインから採用されています。Grixis Delverは基本地形を採用していないので、デメリットは皆無に等しく追加のマリット・レイジトークンの除去札となります。
グランプリ・マドリード2018
アンチ死儀礼のシャーマンデッキの促進
2018年3月10-11日
- 1位 Eldrazi
- 2位 4C Leovold
- 3位 Mono Red Prison
- 4位 Mono Red Prison
Christoph Green/Ben Jones/Charles Eliatamby
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チーム戦で競われた今大会のレガシーは、SCGO WorcesterほどGrixis Delverは母数に反して振るわず、上位はEldraziやMono Red Prisonといった《死儀礼のシャーマン》デッキに強いデッキの活躍が目立ちました。
Delver系が人気だったためコンボが少なめで、Mono Red PrisonやEldraziといった青くないデッキが勝ち残る結果に繋がっているようです。
グランプリ・マドリード2018 デッキ紹介
「Mono Red Prison」
Mono Red Prison
4 《古えの墳墓》
4 《裏切り者の都》
-土地 (20)- 4 《猿人の指導霊》
4 《月の大魔術師》
2 《ゴブリンの熟練扇動者》
3 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》
-クリーチャー (13)-
4 《血染めの月》
4 《虚空の杯》
4 《金属モックス》
3 《罠の橋》
3 《三なる宝球》
4 《反逆の先導者、チャンドラ》
1 《紅蓮の達人チャンドラ》
-呪文 (27)-
《血染めの月》、《虚空の杯》、《三なる宝球》といったカードで相手をロックするプリズンデッキで、レガシーでは古くから存在するアーキタイプです。それらのカードを2マナランドや《金属モックス》、《猿人の指導霊》といったマナ加速から高速展開していきます。
レガシーの多くのデッキは、1マナのキャントリップスペルや特殊地形に頼ったデッキが大半を占めるので、最速1ターン目から相手の行動を著しく制限し、相手を縛りつつ2ターン目以降から《ゴブリンの熟練扇動者》などクロックを展開していき速やかにゲームを終わらせます。
相手によっては1~2ターン目に《血染めの月》を出すだけでほぼ勝ちが確定しますが、ドロースペルを採用していないので安定性に難があります。妨害要素も薄いので、コンボに対しては最速で《虚空の杯》や《三なる宝球》を張らない限り厳しくなります。今大会のようにDelver系が多く、コンボが淘汰されていたメタでは良い選択肢となります。
☆注目ポイント
《金属モックス》や《猿人の指導霊》など、マナ加速によって序盤に手札の多くを消費するので《罠の橋》と相性が良く、Sneak and Showなどコンボデッキのファッテイも止まります。
《血染めの月》と《月の大魔術師》を最速で張ることで、4Cなど特殊地形に頼ったデッキをロックすることができますが、《月の大魔術師》は《稲妻》など赤い除去で落ちてしまうので過信は禁物です。《虚空の杯》と《三なる宝球》は1マナのキャントリップを多用するコンボ、フェアデッキの多くの戦略に有効で、相手は態勢を整えるまでかなりの時間を要するため、その間に《ゴブリンの熟練扇動者》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》といったクロックで速やかにゲームを決めます。
《反逆の先導者、チャンドラ》は、《精神を刻む者、ジェイス》と同様にそれ1枚でゲームを決めてしまえるカードで処理されづらく、このデッキの頼れるフィニッシャーとなります。《焦熱の合流点》は多くの役割をこなすフレキシブルなスペルです。今後は、このデッキに対抗するために《水流破》の採用率も上がりそうです。単色でプレイングも比較的簡単で、マッチの決着も速いのでチーム戦では特にお勧めのデッキの一つです。
LEGACY CHALLENGE #11227652
UW Stonebladeの復権
2018年3月11日
- 1位 UW Stoneblade
- 2位 Grixis Delver
- 3位 4C Leovold
- 4位 Death and Taxes
- 5位 4C Leovold
- 6位 Affinity
- 7位 Sultai Midrange
- 8位 UR Delver
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Legacy ChallengeはMOで毎週開催されるレガシーの大規模なイベントで、日本時間では少し参加が難しくなりますが、アメリカ時間では日曜日の午前11時の開催なので筆者も良く参加するイベントの一つです。
大会結果の方ですが、相変わらず《死儀礼のシャーマン》デッキが中心です。そんな中優勝を果たしたのは、懐かしいスタイルのUW Stonebladeでした。テンポ寄りの《死儀礼のシャーマン》を採用したDeathbladeが最近よく見られる形で、コントロール寄りの純正青白は最近ではかなり珍しい部類になります。
LEGACY CHALLENGE #11227652 デッキ紹介
「UW Stoneblade」「UR Delver」
UW Stoneblade
今回見事に優勝を果たしたA22ENが使用したのは、懐かしい形の純正のUW Stonebladeでした。Stonebladeは筆者もお気に入りのデッキの一つで、Miraclesを使い始める前はずっと使っていたデッキです。当時はハンデスや《未練ある魂》のために黒をタッチしたEsper Stonebladeが主流でした。
SCGO Worcesterでトップ4に入賞したJim DavisのMiraclesと同様に、青白という2色を活かし基本地形を多めに採用してアンチ特殊地形カードへの耐性を高めています。同時にメインから採用している《基本に帰れ》で多くのデッキをシャットアウトするという戦略も取っています。
《石鍛冶の神秘家》と装備品のパッケージ、軽い除去を搭載しているのでDelver系などクリーチャーデッキに強く、メインの妨害要素が薄いのでコンボを苦手とします。また、異なる軸で攻めてくるLandsも苦手としていますが、《基本に帰れ》という切り札があるので他のStonebladeと比べると相性は良くなっているようです。
☆注目ポイント
21枚目の土地として追加の《Tundra》が採られている以外では、Jim DavisのMiraclesとほぼ同様のマナ基盤で、「《基本に帰れ》をメインから採用した青白コントロール」という似た戦略として参考にしたようです。奇跡スペルと《僧院の導師》が、《石鍛冶の神秘家》+装備品のパッケージと《真の名の宿敵》になり、Mentor Miraclesよりもプロアクティブな構成になっています。
Miraclesにも追加の除去として採用されていた《流刑への道》も採用されています。《真の名の宿敵》は、除去耐性の高さから装備品との相性が良く、大抵のクリーチャーデッキとのマッチアップで《梅澤の十手》を装備させてアタックし始めればゲームが速やかに終わります。
メインのカウンターは《対抗呪文》、《意志の力》、《呪文貫き》と必要最低限で、コンボとの相性はお世辞にも良いとは言えませんが、Delver系がトップメタの現在ではコンボが上位まで残るのは難しく、現在のメタではフェアデッキに当たることが多いのでコンボ対策はサイドに6~8枚分のスロットを割くというスタイルが主流です。
サイド後は、4CやMiraclesといったフェアデッキに対しては《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》や《石術師、ナヒリ》といったプレインズウォーカーが、Delver系に対しては《至高の評決》が投入されコントロール寄りにシフトしていきます。Delver系の他にも《至高の評決》は、EldraziやElvesなど多くのデッキ相手に対して有効です。
《ヴェンディリオン三人衆》が不採用で《カラカス》のみが採用されていますが、追加の土地として機能しつつSneak and Showやマリット・レイジトークン、《ガドック・ティーグ》など厄介なクリーチャー対策にもなるのが採用されている理由です。《石術師、ナヒリ》は、トークン生成能力によって自身を守ることも容易で、装備品をマナを使わずにアタッチできるのでテンポ面でも優秀です。「-2」能力は墓地に落ちた《梅澤の十手》や《殴打頭蓋》を再利用可能で、マナを支払うことなく装備品が出せるので強力です。このリストには採用されていませんが、コンボやLands、Miraclesといったこのタイプのデッキが苦手とする多くのマッチアップで活躍が期待できる《翻弄する魔道士》もお勧めです。
UR Delver
1 《冠雪の山》
4 《Volcanic Island》
4 《沸騰する小湖》
2 《溢れかえる岸辺》
1 《乾燥台地》
1 《血染めのぬかるみ》
1 《霧深い雨林》
1 《汚染された三角州》
-土地 (16)- 4 《秘密を掘り下げる者》
4 《僧院の速槍》
4 《損魂魔道士》
2 《騒乱の歓楽者》
-クリーチャー (14)-
ItIsUnfairは普段はよくMiraclesを使っていますが、今回はUR Delverを選択しています。UR DelverはGrixis Delverよりも更にアグレッシブな構成で、直接火力も多数採用されているなどBurn寄りです。
2色なためマナ基盤が安定しており、アンチ特殊地形カードに耐性があります。逆にLandsや4C Leovold、Grixis Delverなど特殊地形を多用するデッキに対して高い効果が望める《発展の代価》をメインから採用しています。
プレイングもDelver系の中では比較的簡単で、マッチが終わるスピードも速いので特にチーム戦ではお勧めのデッキの一つとなります。
☆注目ポイント
ItIsUnfairのリストの最大の特徴は、メインデッキに採用された《損魂魔道士》です。《嵐追いの魔道士》と異なり飛行持ちでは無いものの1マナと軽く、果敢持ちなので軽いスペルが多いこのデッキと相性が良いです。戦闘以外のダメージを「-1/-1」カウンターに変換する能力も《タルモゴイフ》や《グルマグのアンコウ》といった火力で処理するのが難しいクリーチャーに対して有効です。
《騒乱の歓楽者》は、手札を使い切るのが速いこのデッキにおいて2マナ3/4果敢ドロー3という高いコストパフォーマンスのクリーチャーとなり、あの《宝船の巡航》を彷彿させ息切れ防止兼フィニッシャーとして活躍します。
メインでは妨害が少ないため、サイド後は《紅蓮光電の柱》が投入されますが、コンボデッキは相性の悪いマッチとなります。《乱暴+転落》は果敢クリーチャーと相性が良く、《若き紅蓮術士》やエレメンタルトークンを一掃してくれます。
総括
SCGO WorcesterではGrixis Delverの圧勝でしたが、その翌週に開催されたチーム戦のグランプリ・マドリード2018ではMono Red PrisonやEldraziといったデッキが結果を残し、Grixis Delverは母数の多さに反して勝ち切れなかったようです。
この結果を考慮しても、Grixis Delverや4C Leovoldは今大会で結果を残していたMono Red PrisonやEldraziよりも安定性の面で優れているので、グランプリ・京都2018でも人気が出そうです。チーム戦ですがグランプリ・千葉2016以来となる日本国内で開催されるレガシーのプレミアイベントなので楽しみです。
以上USA Legacy Express vol.138でした。
それでは次回の連載でまた会いましょう。楽しいレガシーライフを!