皆さんこんにちは。
2018年度のGPのスケジュールがアップされました。
チーム構築が数多く開催され、大きな大会でレガシーをプレイする機会が増えたようです。さらにプロツアーのチーム戦のフォーマットの一つに、レガシーが採用されることが決まりました。特に競技マジックの頂点に位置するプロツアーのフォーマットに、レガシーが採用されることは大変エキサイティングなニュースです。
世界のトッププロ達が、レガシーをプレイするところを見るチャンスはなかなかないので楽しみです。近年大会の数の少なさから、今後のレガシーについて正直不安に感じることもありましたが、そんな不安を払拭するニュースでした。
さて、今回の連載ではSCG Open AtlantaとSCG Classics Atlantaの入賞デッキを見ていきます。
SCGO Atlanta
今話題のチーム構築、レガシーの決勝戦はLandsミラー
2017年07月22日
- 1位 Lands
- 2位 Lands
- 3位 Grixis Delver
- 4位 Sneak and Show
- 5位 Grixis Delver
- 6位 Jeskai Stoneblade
- 7位 Grixis Delver
- 8位 Lands
Keith/Ross/Stevens
トップ8のデッキリストはこちら
2018年度のGPやプロツアー『25周年記念』のフォーマットとして採用されるなど、最近話題の3人チーム構築戦(スタンダード、モダン、レガシー)で競われたSCGO Atlanta。
レガシー部門はGrixis Delverを選択したチームが多く、プレイオフにも3チーム送り込むなど、安定した強さを見せます。
そのGrixis Delverなどフェアデッキ全般に強いLandsは、2日目に進出した3チーム全てがプレイオフに進出を果たしており、決勝戦もLandsミラーと今大会の勝ち組デッキでした。
SCG Open Atlantaデッキ紹介
「Jeskai Stoneblade」「Lands」
Jeskai Stoneblade
3 《島》 2 《平地》 1 《山》 3 《Volcanic Island》 2 《Tundra》 4 《溢れかえる岸辺》 4 《沸騰する小湖》 1 《乾燥台地》 1 《カラカス》 -土地(21)- 4 《石鍛冶の神秘家》 3 《瞬唱の魔道士》 3 《真の名の宿敵》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー(11)- |
4 《渦まく知識》 3 《思案》 2 《稲妻》 2 《呪文貫き》 2 《対抗呪文》 1 《議会の採決》 4 《意志の力》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《梅澤の十手》 4 《剣を鍬に》 1 《殴打頭蓋》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(28)- |
3 《紅蓮破》 2 《狼狽の嵐》 2 《封じ込める僧侶》 2 《安らかなる眠り》 2 《血染めの月》 1 《イゼットの静電術師》 1 《解呪》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《火と氷の剣》 -サイドボード(15)- |
最近は、環境最高の1マナクリーチャーである《死儀礼のシャーマン》を採用したテンポ寄りのDeathbladeが主流ですが、伝統的なコントロール寄りのJeskaiカラーのStonebladeも復権してきています。
《師範の占い独楽》が禁止になる前、MOでMiraclesを使用し、コンスタントに結果を残していたMzFrosteが、現在Legacy Challengeを中心に好成績を残しているリストです。
グランプリ・ラスベガス2017でもこれと似たスタイルのデッキがトップ16に入賞しています。最近は《致命的な一押し》の影響もありコントロールは黒を使ったものが中心でしたが、除去やサイドボードの選択肢が豊富な白も捨てがたい選択肢です。
☆注目ポイント
《石鍛冶の神秘家》 は高いカードパワーを持ちながら、最近はDeath and Taxes以外ではあまり見られず過小評価されているカードの1枚ですが、装備品と《真の名の宿敵》の組み合わせは多くのフェアデッキにとって脅威となり、これは単色であるDeath and Taxesにはない要素です。
《師範の占い独楽》が禁止になったことでMiraclesが弱体化し、環境の多くのクリーチャーを処理可能な《致命的な一押し》の登場したことにより、GrixisやSultaiといった黒いコントロールが優勢でしたが、「探査」クリーチャーなど《致命的な一押し》 が効かないクリーチャーも存在するので、特にGrixis Delverがトップメタの現環境では、代表的な単体除去である《剣を鍬に》を使える白はコントロールを使う上で欠かせません。
コンボに弱いという点も、《封じ込める僧侶》や《安らかなる眠り》といった白の強みの一つである豊富なキラーサイドボードカードにより、サイド後は有利にゲームを進めることが可能です。
マナベースもDeathbladeなど、多色のバージョンと比べると青白タッチ赤なので、Miraclesと同様に基本地形を多く入れることが可能です。《不毛の大地》、《血染めの月》、《基本に帰れ》など、相手の特殊地形ヘイトにある程度耐性があり、逆に特殊地形に頼った《死儀礼のシャーマン》デッキなどに対しては、《血染めの月》でシャットアウトすることが可能です。
サイドの3つ目の装備品である《火と氷の剣》は、《真の名の宿敵》やエレメンタルトークンを突破することを可能にし、追加のダメージとドローも共に強力な能力ですが、クロックが遅く、コンボとのマッチアップに難があるので、《饗宴と飢餓の剣》も試してみる価値があります。アンタップ能力は隙が少なく、ハンデスによってコンボ側もカウンターや妨害に備えてハンドを整えることが難しくなります。コンボが多いメタではお勧めの装備品です。
Lands
1 《森》 1 《隠れた茂み》 1 《Taiga》 1 《霧深い雨林》 1 《新緑の地下墓地》 1 《吹きさらしの荒野》 1 《樹木茂る山麓》 4 《燃え柳の木立ち》 1 《地平線の梢》 2 《平穏な茂み》 1 《蛮族のリング》 1 《ボジューカの沼》 4 《演劇の舞台》 4 《不毛の大地》 3 《暗黒の深部》 3 《リシャーダの港》 1 《幽霊街》 3 《イス卿の迷路》 1 《Glacial Chasm》 1 《The Tabernacle at Pendrell Vale》 -土地(36)- -クリーチャー(0)- |
4 《輪作》 3 《燃え立つ願い》 3 《ギャンブル》 3 《壌土からの生命》 3 《罰する火》 4 《踏査》 4 《モックス・ダイアモンド》 -呪文(24)- |
3 《抵抗の宝球》 2 《歪める嘆き》 2 《クローサの掌握》 1 《古えの墳墓》 1 《ファイレクシアの破棄者》 1 《壊滅的な夢》 1 《外殻貫通》 1 《壌土からの生命》 1 《紅蓮地獄》 1 《虚空の杯》 1 《アメジストのとげ》 -サイドボード(15)- |
Delver系やStonebladeといったフェアデッキが中心の環境ではLandsは無類の強さを発揮します。
デッキ内の半数以上が土地であるこのデッキでは、《ギャンブル》や《輪作》、《モックス・ダイアモンド》、《壌土からの生命》といったカードはヴィンテージの制限カード級の強さになります。レガシーのトップメタデッキの多くが青いデッキの中、非青デッキであるこのデッキが常に上位に勝ち残り続けている理由の一つです。
今大会では、プレイオフに3名も送り込む強さを見せ、チームを優勝に導くなど、今大会の勝ち組で特にSCG TourでLandsを使い続けているDavid Longのリストは特徴的な点がいくつか見られます。
☆注目ポイント
青いデッキではないので、環境の最高のドロースペルである《渦まく知識》にアクセスはできないものの、《ギャンブル》と《輪作》といったチュータースペルに恵まれており、キーカードを手に入れる手段にはこと欠かず、Davidは追加で《燃え立つ願い》も採用しています。
これによりサイドボードから《壊滅的な夢》や《外殻貫通》、《壌土からの生命》、《紅蓮地獄》といったソーサリースペルを状況に応じてサーチしてくるシルバーバレット戦略も取れるようになっており、《血染めの月》などに対してもメインから対応可能になっています。
《壊滅的な夢》はAggro Loam系のデッキでも使われていたカードで、《壌土からの生命》と《踏査》によりこちらの被害は最小限に抑えられます。
《演劇の舞台》は基本地形をコピーすることで、《不毛の大地》など特殊地形対策から守ることなど、《暗黒の深部》をコピーする以外にも様々な使い道があります。
《実物提示教育》、《再活性》、《冥府の教示者》など、このデッキが苦手するコンボデッキの多くのキーカードがソーサリースペルなため、《歪める嘆き》は有力なカウンターとして機能します。《虚空の杯》、《抵抗の宝球》、《アメジストのとげ》といった各種コンボ対策の置物と組み合わせて、サイド後のゲームを少しでも有利な方向に持っていきます。
サイドに忍ばせてある《古えの墳墓》は、コンボ対策の置物を1ターン目にキャストする手段となり、《輪作》を活用し、《モックス・ダイアモンド》も含めれば高い確率で実現可能となります。
SCG Classics Atlanta
レガシーにも迫る死の影
2017年07月23日
- 1位 Infect
- 2位 Sultai Death’s Shadow
- 3位 Lands
- 4位 BG Depths
- 5位 ANT
- 6位 ANT
- 7位 Grixis Delver
- 8位 Sneak and Show
Zachary Koch
トップ8のデッキリストはこちら
SCGO Atlantaと併催して開催されたレガシーのClassics。最近はレガシーのClassicsはあまり開催されませんでしたが、レガシーが含まれるチーム戦の週末には開催されるので、2日目に残れなくても、個人戦で好きな構築フォーマットの競技大会に出られるのは、プレイヤーとしては嬉しい限りです。
大会結果の方はClassicsらしく、モダンでも活躍しているDeath’s Shadowのレガシー版など個性的な顔ぶれです。
SCG Classics Atlantaデッキ紹介
「Grixis Delver」「Sultai Death’s Shadow」「Infect」
Grixis Delver
3 《Volcanic Island》 2 《Underground Sea》 1 《Tropical Island》 3 《汚染された三角州》 3 《沸騰する小湖》 1 《溢れかえる岸辺》 1 《霧深い雨林》 4 《不毛の大地》 -土地(18)- 4 《死儀礼のシャーマン》 4 《秘密を掘り下げる者》 3 《若き紅蓮術士》 1 《瞬唱の魔道士》 1 《真の名の宿敵》 1 《グルマグのアンコウ》 -クリーチャー(14)- |
4 《渦まく知識》 4 《稲妻》 4 《思案》 3 《ギタクシア派の調査》 2 《陰謀団式療法》 1 《呪文貫き》 4 《目くらまし》 1 《四肢切断》 1 《コラガンの命令》 4 《意志の力》 -呪文(28)- |
2 《外科的摘出》 2 《悪魔の布告》 1 《渋面の溶岩使い》 1 《悪意の大梟》 1 《陰謀団式療法》 1 《狼狽の嵐》 1 《二股の稲妻》 1 《紅蓮破》 1 《古えの遺恨》 1 《Fire Covenant》 1 《苦い真理》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《真髄の針》 -サイドボード(15)- |
現環境のトップメタのGrixis Delverは、本選でも多くのチームが選択し、Classicsでも勝ち残っていました。
全体的にフェアデッキを意識した構成になっており、サイドも含めるとGrixis DelverとGrixis Controlの中間といったところです。
☆注目ポイント
このデッキのフィニッシャーとして、多くのデッキで2枚ほど採用されている「探査」クリーチャーの《グルマグのアンコウ》 はわずか1枚で、2枚目の枠には《瞬唱の魔道士》が採用されています。《瞬唱の魔道士》はアドバンテージを取りつつ、状況に応じたカードを探しだしたり、《稲妻》などをフラッシュバックすることで追加の除去や火力としても使えるなど、オールラウンドに活躍するクリーチャーで、コンボ相手にもクロックになります。
モダンのGrixis Death’s Shadowなどをプレイしたことのある方にはお馴染みの、《コラガンの命令》との組み合わせもあり、消耗戦を有利に運ぶことを可能にします。《コラガンの命令》は3マナと、レガシーのDelver系のスペルでは少し重くなりますが、コスト相応の仕事をします。このデッキにとって致命的となる《虚空の杯》などに対するアンサーとなり、他にも復権の兆しを見せているStonebladeに対しても刺さります。
《真の名の宿敵》はフェアデッキに対して強力なフィニッシャーで、《死儀礼のシャーマン》や《若き紅蓮術士》の恩恵で、数少ない弱点である布告系の除去も効きにくくなります。
《もみ消し》バージョンが最近は流行っていますが、《ギタクシア派の調査》によって相手のハンドの状況を掌握している状態での《陰謀団式療法》 は、コンボやコントロールに対して刺さり、《若き紅蓮術士》 とのシナジーもあるため、プロアクティブに動きやすくなります。
《もみ消し》は相手のフェッチランドの起動をカウンターすることで、1マナの《石の雨》となり、《目くらまし》や《不毛の大地》の価値が上がるというメリットがありますが、強いプレイヤーはフェッチランドの起動のタイミングなどをケアしてくるので、構えるターンを無駄にする可能性があるというのが多くの《もみ消し》の採用を見送るプレイヤーの意見です。
Sultai Death’s Shadow
2 《Underground Sea》 1 《Tropical Island》 2 《湿った墓》 1 《繁殖池》 2 《溢れかえる岸辺》 2 《霧深い雨林》 2 《汚染された三角州》 2 《沸騰する小湖》 4 《不毛の大地》 -土地(18)- 4 《死の影》 4 《死儀礼のシャーマン》 4 《秘密を掘り下げる者》 2 《グルマグのアンコウ》 -クリーチャー(14)- |
4 《渦まく知識》 4 《ギタクシア派の調査》 4 《思案》 4 《思考囲い》 4 《目くらまし》 2 《四肢切断》 2 《殺し》 4 《意志の力》 -呪文(28)- |
2 《狼狽の嵐》 2 《外科的摘出》 2 《夜の戦慄》 1 《儀礼的拒否》 1 《致命的な一押し》 1 《突然の衰微》 1 《悪魔の布告》 1 《ゴルガリの魔除け》 1 《毒の濁流》 1 《森の知恵》 1 《真髄の針》 1 《最後の望み、リリアナ》 -サイドボード(15)- |
モダンのトップメタであるDeath’s Shadowのレガシーバージョン。
モダンと異なり《瞬唱の魔道士》や《コラガンの命令》などは不採用で、レガシー版はDelver系のバリエーションとしてロングゲームよりもテンポを意識した構成です。
Sultaiとされていますが、緑はサイドのカードと《死儀礼のシャーマン》 の起動型能力のためにタッチしており、基本的に青黒です。
☆注目ポイント
レガシーでは、”マナクリーチャー”や”墓地対策”、”勝ち手段”としても使える、わずか1マナのプレインズウォーカーとも呼ばれている《死儀礼のシャーマン》が使えます。これによりマナ基盤もモダンより安定しており、爆発力も増しています。《目くらまし》や《不毛の大地》で相手の行動を制限しつつライフを支払い、《死の影》を展開していく動きは相手を選ばず強力です。
《四肢切断》、《殺し》、《ギタクシア派の調査》、《思考囲い》、《森の知恵》、ショックランド、フェッチランドなど積極的にライフを支払う手段が多数採用されており、早い段階でパワー8以上の《死の影》を展開することができます。《森の知恵》はこのデッキでは数少ないカードアドバンテージ獲得手段で、8点のライフを支払うことでドローを進めつつ《死の影》の強化に貢献します。
サイドの《毒の濁流》はライフを支払いつつ、相手の戦場を更地にし、多くのフェアデッキが採用している《真の名の宿敵》対策も兼ねています。《真の名の宿敵》は《死の影》をブロックしつつブロッカーを無視し、デッキの構成上ライフが少ないことが多くなるので、対策することは重要です。
そのために《悪魔の布告》や《ゴルガリの魔除け》など多めに採られており、特に《毒の濁流》と《ゴルガリの魔除け》はエレメンタルトークンの群れを一掃し《死の影》の攻撃を通しやすくします。
Infect
1 《森》 4 《Tropical Island》 3 《霧深い雨林》 3 《吹きさらしの荒野》 2 《樹木茂る山麓》 1 《ペンデルヘイヴン》 4 《墨蛾の生息地》 1 《不毛の大地》 -土地(19)- 4 《ぎらつかせのエルフ》 4 《貴族の教主》 4 《荒廃の工作員》 1 《ヴィリジアンの堕落者》 -クリーチャー(13)- |
2 《狂暴化》 4 《渦まく知識》 1 《輪作》 1 《狼狽の嵐》 2 《ギタクシア派の調査》 1 《緑の太陽の頂点》 2 《思案》 1 《呪文貫き》 3 《巨森の蔦》 3 《目くらまし》 3 《意志の力》 4 《激励》 1 《強大化》 -呪文(28)- |
2 《外科的摘出》 2 《水没》 1 《森を護る者》 1 《顕在的防御》 1 《青霊破》 1 《狼狽の嵐》 1 《自然の要求》 1 《呪文貫き》 1 《造反者の解放》 1 《テフェリーの反応》 1 《意志の力》 1 《墓掘りの檻》 1 《真髄の針》 -サイドボード(15)- |
MTG Training Grounds Legacy’s AllureのコンテンツプロデューサーであるZachary Kochは、今大会でも自身の得意としているInfectを使用し見事に優勝を飾りました。GP Las Vegasでも初日全勝、トップ32(12-3)という好成績を残しておりTom Rossと並んでアメリカのトップクラスのInfect使いです。
「感染」クリーチャーと強化スペルを組み合わせて、相手に「毒カウンター」を10個乗せることで勝利を目指すコンボデッキですが、強化スペルが多数採用されているので《貴族の教主》から通常のダメージでも勝つことも十分に可能です。
☆注目ポイント
《輪作》は追加の《墨蛾の生息地》としても扱えるほか、《不毛の大地》や《ペンデルヘイヴン》といった土地を必要に応じてサーチしてくることが可能で、1マナインスタントという効率性を活かして相手の《不毛の大地》にレスポンスし、キャストすることで疑似的な《もみ消し》のように使うことも可能です。
《狂暴化》 は《激励》と組み合わせて、「感染」クリーチャーに使うことで瞬殺を狙うことを可能にします。トランプルはチャンプブロックも許さず、あまり機会はないと思われますが相手のクリーチャーを対象に使うことで、除去としても機能します。
《巨森の蔦》 は保護スペルとしても強化スペルとしても使えるカードで、カウンターと異なり《突然の衰微》のようにカウンター不能の除去も弾けることが強みです。最近は《顕在的防御》も加わりました。《顕在的防御》はキッカーを払う必要がない分使いやすくなりますが、こちらは+2+2と強化性能はわずかに劣ります。
《テフェリーの反応》は見慣れないカードですが、《墨蛾の生息地》を対象にした《不毛の大地》や《リシャーダの港》といった能力をアドバンテージを取りつつカウンターするだけでなく、《墨蛾の生息地》を対象にした除去や能力に対しても効果があります。
総括
チーム戦のプレミアイベントの告知やSCG Tourにより活気が戻ってきたレガシー。カード資産の問題も仲間と協力することで、ある程度までは解決しそうです。
現在のレガシーのメタはGrixis DelverやStonebladeといった青いフェアデッキが優勢で、コンボが少なくLandsのようにフェアデッキに強いデッキにとっては非常に有利な環境です。この状況がしばらく続くようならANTなどコンボも増えることが予想されます。
以上USA Legacy Express vol.130でした。
それでは次回の連載でまた会いましょう。楽しいレガシーライフを!
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